鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

真の意味で、石井監督によるチーム改革が行われた初年度、どこまで驚きを与えらえるか期待したい

2016年02月22日 | Weblog
アグレッシブにボールを奪う“石井改革”元年
今季のみどころ

昨季途中からトニーニョ セレーゾ監督からチームを引き継いだ石井正忠監督は、低迷していたチームを2ndステージ制覇まであと一歩のところまで立て直し、ヤマザキナビスコカップではすばらしいゲーム内容で3年ぶりのタイトル獲得を成し遂げた。

今季はスタートから指揮を執る初めてのシーズンとなり、キャンプから“石井色”を強く打ち出した。トレーニング内容を従来の内容からがらりと変え、初日からボールを使った練習を積み重ねる。戦術練習に取り組みながら、フィジカルの負荷も上げていくやり方で、チームを率いてから取り組み続けてきたアグレッシブにボールを奪う姿勢をさらに推し進めた。より高い位置からチーム全体が連動して奪う形は、今季から加入した新メンバーにも浸透したと言えるだろう。

昨季の中心だった金崎夢生の電撃復帰が発表されたほか、柴崎岳もクラブに残留。さらに湘南から永木亮太を獲得しており、中盤の選手層はリーグ随一の厚さを誇る。永木の持ち味は、石井監督が求めるものにピタリと合致するだけに、彼が鹿島でどのようなパフォーマンスを残すか注目だ。さらに、最前線にはジネイが復活、身長がありながら足下の柔らかさも持つ彼の存在は、ケガをした昨季の分までリーグ全体にインパクトを与えることだろう。

また、U-23日本代表としてアジア制覇を成し遂げた植田直通と櫛引政敏、三竿健斗も自信を深め、若い彼らの突き上げがチーム力を総じて押し上げた。攻守にアグレッシブに戦うスタイルは、選手への負荷が高いが、それだけの選手層が揃ったと言えるだろう。

真の意味で、石井監督によるチーム改革が行われた初年度、どこまで驚きを与えらえるか期待したい。

Reported by 田中滋

開幕時の予想布陣



中盤の選手層は厚いが、キャンプでは思わぬほどケガ人が多くなってしまった。ボランチの競争を激化させ、調子の良さも伺わせていた永木亮太が途中離脱。カイオと土居聖真もケガで練習を休まざるを得ず、人選としては昨季と変わらないメンバーがピッチに立つと予想される。ただ、それだけに石井正忠監督のやろうとするサッカーの浸透度、相互の連携と理解度は高い。中盤の選手が流動的にポジションを変える鹿島本来の攻撃の形が見られそうだ。ここに絡んでくるとすれば2年目の鈴木優磨。キャンプを通じて元気な姿を見せただけでなく、果敢に相手と向き合いゴールへと突き進んでいく姿は、なにかが起きる期待感を持たせてくれる。昨季よりもさらに身体は強くなり、突破力にも磨きがかかった。猪突猛進するだけでなくチャンスメイクもできるだけに、監督は様々なポジションで起用してくるだろう。

また、ボランチと共に競争が激しいセンターバックは、植田直通が揺るぎない自信を携えてドーハから戻ってきた。キャンプでは、ファン ソッコが足底筋を痛めて別メニューでの調整が続いたこともあり、ベテランの青木剛や新加入のブエノがその座を狙っている。U-23日本代表では不動のレギュラーだった植田としても気が抜けない状況だ。特に、ブエノは加入後著しい成長を見せており、シーズンのどこかで先発争いに食い込んでくるだろう。

GKも櫛引政敏が加わって競争は激化したが、キャンプを通じて曽ヶ端準がすばらしいパフォーマンスを見せたため、開幕は曽ヶ端のままだと予想する。

Reported by 田中滋

※予想スタメンは2月8日時点のものです。



チンチロリン


Jリーグ公式サイトにて2016シーズン予想を行う田中滋氏である。
昨季終盤を継続し、新加入選手、負傷選手の復帰にてJリーグに驚きを与えてくれるであろう。
開幕スタメン予想は、2月8日ということで、夢生不在に岳がいるという少々古いものとなっておる。
とはいえ、昨年の終盤のメンバーで戦うことが予想され、遠からずと言ったところ。
2TOPの継続、4バックのDFラインは、鹿島の象徴として、Jリーグの歴史に刻み込まれるであろう。
夢生の相棒は、ジネイなのか赤なのか、聖真がどのタイミングで絡んでくるのか。
また、優磨がどれだけ結果を出し続けるのか、攻撃陣の組み合わせは石井監督の頭を悩ませるところ。
DFラインについては、脩斗と西は固定されようが、CBの組み合わせは楽しみになっておる。
ファン・ソッコこそ負傷離脱しておるが、鉄壁の守備を構築してくれよう。
いよいよ開幕が近付いてきた。
楽しみである。


チンチロリン

櫛引、まずは一つひとつ、自分の改善点を克服しながらやっていきたい

2016年02月22日 | Weblog
【鹿島】誇り高き常勝軍団で定位置を掴むために――若き守護神・櫛引政敏の誓い
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年02月22日


連係の構築には「少し時間はかかると思う」。


水戸とのプレシーズンマッチでは先発フル出場。1失点を喫したものの、安定感のあるパフォーマンスで勝利に貢献した。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


試合前には、リオ五輪アジア最終予選で活躍した3選手に花束が贈られた(左から植田、櫛引、三竿)。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


 毎年恒例の水戸とのプレシーズンマッチ(2月21日)で、鹿島はジネイと鈴木優磨のゴールで2-1の勝利を収めた。

 幸先良く序盤にリードを奪うも、その後は水戸のアグレッシブなサッカーに手を焼き、思うように追加点が奪えない。すると36分、精度を欠いた自陣からのミドルパスが簡単に相手にカットされると、ドリブルで中央から切り崩され、最後はロメロ・フランクに同点弾を許してしまった。

 イージーなパスミスとルーズな寄せが重なった失点シーンを、GKの櫛引政敏は自戒の念を込めて次のように振り返る。

「失い方が悪くて、慌ててしまう場面ですけど、落ち着いて、チーム全体で外に追いやっていけば、ああいう失点もなくなっていくと思う。そこはチーム全体で改善していきたいし、自分としても、中を切らして、相手を外に行かせるような指示をもっと明確に伝えられればよかった」

 今季から鹿島の一員となった櫛引にとって、DF陣との密な連係を築くうえでも、コーチングは課題のひとつになる。「(連係は)まだ足りていない部分はある」と本人が言うように、短期間で構築できるものではなく、本人も「少し時間はかかると思う」と言う。

 前所属の清水や、世代別代表で実績のあるGKだけに、コーチングには自分なりの確たる方法論があると思われたが、「チームによってコンセプトが違うので、コーチングも変わってくる」ということらしい。

「(鹿島の)戦術を深く理解して、どういう場面で誰がどこにいなければいけないとか、後ろからしっかり伝えられるようにしていきたい。それができれば、チームも個人としても良くなっていくと思う」

アピールを続ければ「自ずとチャンスは巡ってくる」。


GKとしてのポテンシャルに疑いの余地はない。曽ケ端という高い壁を超えるために、今はアピールを続けるのみだ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 新戦力でありながら、U-23代表の活動でチームへの合流が遅れただけに、今はとにかく、新天地の戦い方を吸収し、身体に馴染ませる作業が優先される。

 実戦を通じて気になる点があれば、すぐさま解決するための行動も怠らない。水戸戦の後半が始まる前、ピッチ上でボランチの三竿健斗と話し込む櫛引の姿があった。

「チームとしてSBが攻撃的に行くので、前半はカウンターを受けた際、最終ラインがセンターバックの2枚だけになる状況があった。だから、できるだけボランチのどちらか一枚が、中央でアンカー気味にスペースを埋めながら、チャレンジ&カバーの連係をとってほしい、と。それはハーフタイムに(昌子)源と話していて、あとは三竿に伝えるだけだったので」

 こうした作業を地道に積み重ねていくことで、正GKへの道を着実に前へと歩んでいく。今はまだ、その途上に櫛引はいる。

 開幕スタメンはいけそうか、と水を向けると、「まずはしっかりとアピールしていければ、自ずとチャンスは巡ってくると思います」と泰然として構える。リーグ優勝を現実的な目標に掲げるチームのたったひとつしかないポジションを奪うために、若き守護神は、焦ることなく、足もとを見つめて、成長を誓う。

「鹿島は常勝軍団の誇り高いチーム。そこで出られれば、自信がついてくると思う。まずは一つひとつ、自分の改善点を克服しながらやっていきたい」

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)


定位置奪取のためには、昌子(3番)らDF陣との連係を築き、信頼を勝ち取らなければならない。コーチングの質をどれだけ高められるかが重要だ。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)



チンチロリン


櫛引の現在地について綴るサッカーダイジェスト誌の広島氏である。
これまで所属したチームとの戦術の差、やり方の差について埋めていく段階の様子。
「少し時間はかかると思う」と櫛引本人も語る。
とはいえ、時は待ってくれぬ。
1試合でも早くクリアして欲しい。
どのタイミングにて、公式戦で起用されるか注目しておる。


チンチロリン

ファン・ソッコ一時帰国

2016年02月22日 | Weblog
ファン ソッコ選手の一時帰国について
2016年02月22日(月)

標記の通り、ファン ソッコ選手が足部(右)の治療のため、本日より韓国に一時帰国することとなりましたのでお知らせいたします。

帰国日: 2月22日(月)
※再来日については、現時点では未定のため、追ってお知らせいたします。



チンチロリン


足部(右)の治療のため一時帰国したファン・ソッコである。
これは痛い。
昨季終盤のレギュラーCBであったファン・ソッコを欠いて開幕を迎えるのは心許ない。
しかしながら、負傷が長引いた以上、致し方のないところ
幸いなことにCBは源、青木、植田、ブエノ、町田と粒ぞろいである。
三竿もプレイ可能と聞いておる。
チーム一丸となって、この危機を乗り切ろうではないか。
結束する時である。


チンチロリン

練習試合 明治学院大学戦

2016年02月22日 | Weblog
練習試合


10時30分より行われた明治学院大学との練習試合は、高崎選手の2ゴールで2-0と勝利しました。



チンチロリン


明治学院大学との練習試合に出場した高崎である。
2ゴールを記録し、アピールした。
前日のPSM水戸戦では、途中出場とはいえシュート0に終え不安にさせられたが、大学生相手であれば脅威の戦力であることが伝わる。
ヘディングの強さ、そしてPKを冷静に決める精神力など、高崎の良さがよく分かる。
今季は背水の陣。
高崎の頑張りに期待である。


チンチロリン

三竿、緊張とは無縁のプレイで中盤を制す

2016年02月22日 | Weblog
【J1記者推し】鹿島・三竿健斗“心臓”になるため加入した強心臓

今季、J2東京Vから鹿島に加入したU―23日本代表MF三竿
Photo By スポニチ


 今季、J2東京Vから加入したU―23日本代表MF三竿が中盤の定位置争いを活性化する。「まずはスタメンを獲ること」と、目標を口にする19歳だが、いきなり28日のG大阪との開幕戦でチャンスが回ってきそうだ。

 ボランチのポジションでは日本代表MF柴崎が急性虫垂炎を患い出場は厳しい状況。湘南から加入したMF永木はケガのため別メニュー調整が続いており、元日本代表MF小笠原とコンビを組む可能性が高い。21日のJ2水戸とのプレシーズンマッチでも先発。チーム全体が低調で、特に前半は押し込まれる場面が多く「前半はボールに触っていない。でも、これより低いことはない」と前向きに開幕を見据える。

 持ち味は守備面では、1メートル80の体格を生かした球際の強さとしつこさ。攻撃面では長いパスで局面を大きく変える展開力だ。U―23日本代表の手倉森監督はその将来性に大きな期待をかけており、1月にカタールで行われたリオ五輪アジア最終予選メンバーにも選ばれた。しかし、チームは五輪切符を獲得し、アジア制覇を成し遂げた一方で、三竿自身はわずか1試合の出場にとどまった。「もう終わったことなんで全く考えていない。今は悔しさしか残っていない」と、クラブでさらなる成長を遂げ、本大会出場を目指す考えだ。

 U―23日本代表でも好評を博した一発芸を武器にチームに溶け込むのに時間はかからなかった。12日に都内のホテルで行われたスポンサー向けのパーティーでも壇上で「右膝が好きな人」というネタを披露。右膝にはキスをし、左膝は叩きながら叱責(しっせき)するというシュールさに場内は微妙な雰囲気が漂ったが、スポンサーの前でも普段と同じスタイルを貫く強心臓ぶりは本物。ピッチ上でも緊張とは無縁のプレーで中盤を制す。

 ◆三竿 健斗(みさお・けんと)1996年(平8)4月16日、東京都生まれの19歳。東京Vの下部組織を経て14年4月に2種登録。15年にトップチームに昇格。昨季はJ2で39試合に出場し無得点。各年代別代表に選出されており、13年U―17W杯に出場した。1メートル80、71キロ。血液型B。利き足は右。
[ 2016年2月22日 10:36 ]



チンチロリン


スポニチ記者推しに挙げられる三竿である。
水戸戦では満男と組み、中盤を担った。
離脱者が相次ぐボランチにて、開幕先発が期待される19歳である。
守備に特徴を持つが、ボールを持ちすぎず、長短のパスで局面を変えるプレイが持ち味。
水戸戦では、その良さを魅せることこそなかったが、才能は折り紙付きである。
また、明るいキャラクターであり、「右膝が好きな人」はやべっちFCでも披露された。
なかなか面白いネタと言って良かろう。
なによりも、やりきるメンタリティこそ注目すべき点である。
プロ二年目という若手ではあるが、フィジカルは強く、精神も強い。
あとはコンビネーションと言っても良い。
今週の練習で、満男との連携を深め、攻守の要と成長するのだ。
期待しておる。


チンチロリン

優磨、結果を残してやっていくしかない……頑張ります

2016年02月22日 | Weblog
【鹿島】エース金崎に「ゴール」という挑戦状を叩きつけた19歳。2年目の鈴木優磨は開幕スタメンを勝ち取れるか
サッカーダイジェスト編集部
2016年02月22日


「この時期に点が取れたのはアピールになったはず」


ジュニアユースから鹿島一筋。クラブが大きな期待を寄せるストライカーは、「このチームで今年、絶対に3冠を獲りたい気持ちがすごく強い」と並々ならぬ決意を胸に、プロ2年目のシーズンに臨む。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 87分、小笠原満男のCKは一度は撥ね返されたが、こぼれ球に素早く大橋尚志が反応し、再び、小笠原に預ける。

 パスを受けた小笠原が鋭いクロスを供給すると、エリア内でスタンバイしていた背番号34は巧みにヘッドで合わせて、ゴールネットを揺らしてみせた。

「相手の前に入っていくのが、一番(DFが)嫌がる。それをやろうと思っていたら、良いボールが来たので良かったです」

 勝利の立役者が自らのゴールシーンを振り返る。1-1で迎えた終了間際のビッグチャンスを確実に仕留めた鈴木優磨のこのゴールによって、鹿島は水戸とのプレシーズンマッチで勝利を収めた。

 鹿島ユースから昇格した2年目の俊英FWは、この日は途中出場からピッチに立ち、大仕事をやってのけた。「途中出場で満足している選手はいないと思うし、スタメンで出たい」と意気込む鈴木には、期するものがあった。

「自分にとっても、前線の選手にとっても、みんな危機感を持ってやっている」

 その背景には、今オフに一度はレンタル元のクラブに戻ったが、紆余曲折を経て、完全移籍での獲得が決まった金崎夢生の“電撃復帰”があった。

 日本代表に名を連ね、昨季のナビスコカップ制覇の原動力にもなったエースの帰還に、鈴木はライバル心を激しく燃やしている。

「正直、あの人が帰ってきて、(スタメンで)出るみたいな雰囲気になっていますけど、俺はそれに納得がいっていない」

 このモヤモヤとした気持ちはどうすればいいのか――。鈴木の中で答えはひとつしかなかった。「結果を残すしかない」。そして、水戸戦で欲しかったゴールを奪ってみせた。

「今日、結果を残せたのは、自分にとってデカいし、この時期に点が取れたのはアピールになったはず」

基本技術やペース配分でスタメン組との差を痛感。


小笠原の正確なクロスにダイビングヘッドで合わせる。DFとの駆け引きを制したファインゴールだった。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)

 改めて記すまでもないが、鈴木と金崎が険悪な仲というわけではない。

 事実、鈴木が囲み取材を受けていると、通りかかった金崎が足を止め、しばらく鈴木の受け答えを笑顔で見守りながら、「堅いなぁ」と茶化して去っていったぐらいだ。

 強気な発言でFWとしてのプライドを垣間見せた鈴木だが、自分が置かれている立場を真摯に受け止め、なにをしなければいけないかを理解しているのも、また事実である。

「自分とスタメン組を比べて、なにが足りないのかを考えたら、ボールを止めるとか、蹴るとか、単純なところで、自分はまだまだ足りていない。今はまだ途中出場の立場で、15分とか30分ならなにも考えず飛ばし続ければいいけど、スタメンから出るとなれば、ペース配分も考えなければならない。そういう部分でも差を感じている」

 やるべきこと、学ばなければいけないことはたくさんある。目の前にある克服すべき課題に、鈴木はギラギラした眼差しを向けているかのように言う。

「とにかく今は、ちょっとずつでも出場機会をもらえるように、結果を残してやっていくしかない……頑張ります」

 鹿島の開幕戦は2月28日(日)のアウェーG大阪戦。鈴木はいかなるシチュエーションでピッチに足を踏み入れるのか、楽しみに待ちたい。

取材・文:広島由寛(サッカーダイジェスト編集部)



チンチロリン


夢生への挑戦状と優磨をたきつけるサッカーダイジェスト誌の広島氏である。
優磨自身が、夢生のスタメン確約の雰囲気を「納得がいっていない」とコメントしたことに対する記事である。
確かに、夢生の実力は疑うところがない。
しかしながら、ジネイの負傷が癒え、赤もキャンプから好調を維持しておる。
誰が起用されるのかは、注目の的と言えよう。
そして何よりも、優磨は結果を出し続けておる。
この旬な男を使わずして、誰を使うのか。
とはいえ、優磨自身も自分の弱点、足りない部分を理解しておる様子。
石井監督、柳沢コーチの指導を賜り、更に成長するのだ。
どのような強力なFWが来ようとも、レギュラーを譲らぬ強烈な個を磨き上げよ。
楽しみな若手である。


チンチロリン

ジーコ、石井監督は長い間ともにプレイしてきた素晴らしい友人だ

2016年02月22日 | Weblog
ジーコ氏「日本代表で最注目は香川」…鹿島の石井監督は「素晴らしい友人」

バルサや日本代表、鹿島について言及したジーコ氏 [写真]=FIFA via Getty Images

 元日本代表指揮官のジーコ氏がバルセロナの公式HPでインタビューに応じ、同クラブや日本代表について語った。

 ジーコ氏は同胞であるブラジル代表FWネイマールについて「ネイマールが今、世界一になったとしても、驚くことは全くない。バルセロナとブラジル代表の両方でプレーをして、数字(として結果を)残している」と、コメント。後輩を称賛し、現在のバルセロナについて、「偉大な選手がいても、うまくフィットしないことがある。だが、ここでは全てがうまく適応していて、何と言っても選手たち全員がチームのためにプレーしている」と、語った。

 また、かつて所属した鹿島アントラーズについて、「鹿島では長い間、働いていた。今、監督を務めている石井(正忠)さんは、住友時代から長い間ともにプレーしてきた素晴らしい友人だ」と明かし、「心から成功を祈っているし、彼が素晴らしい仕事をしていることも知っている」と話した。

 さらにジーコ氏は、かつて自身が率いた日本代表について言及し、「ヨーロッパで活躍している多くの選手が日本代表にいる。テクニックや創造性の面を踏まえると、香川(真司)が最も注目される選手なのは明らか。彼はその重要性を意識して、日本代表にもっと関わる必要がある。最近の大会では本田(圭佑)がその役割を果たしていたようだが、香川はあらゆる人から敬意を受けている。代表でのその役割は香川が担うべきだ」と、語った。



チンチロリン


バルセロナ公式サイトにて鹿島アントラーズについて語ったジーコである。
「鹿島では長い間、働いていた。今、監督を務めている石井(正忠)さんは、住友時代から長い間ともにプレーしてきた素晴らしい友人だ」、「心から成功を祈っているし、彼が素晴らしい仕事をしていることも知っている」と石井監督の功績を称えておる。
ジーコにもっと良い報を届けるため、今季もより多くのタイトルを掴み取ろうでは無いか。
石井監督と共に戦う。
優勝を信じておる。


チンチロリン

水戸戦報道

2016年02月22日 | Weblog
鹿島が水戸に辛勝、鈴木V弾「いいボール来た」
[2016年2月21日19時4分]


水戸とのプレシーズンマッチで決勝点を挙げ、取材を受ける鹿島FW鈴木(撮影・木下淳)

<プレシーズンマッチ:鹿島2-1水戸>◇21日◇カシマ

 今年で12回目を迎える「いばらきサッカーフェスティバル」で鹿島がJ2水戸に辛勝し、通算成績を10勝1分け(14年は天候不良で中止)とした。

 先制は鹿島。前半8分、自陣の右サイド深くから素早くボールをつなぎ、最後は左サイドのMF遠藤康(27)の足元へ。すぐ左足でクロスを上げると、FWジネイ(32)が頭で合わせてゴールに流し込んだ。

 このプレシーズンマッチ初勝利を目指す水戸も追いつく。前半36分、FW佐藤和弘(25)の左クロスが反対サイドに流れたところに、MFロメロフランク(28)が走り込む。腰を大きく回し、右足で豪快にニアサイドへ蹴り込んだ。山形から復帰した攻撃的MFの一撃で、追いついた。

 後半は水戸が優位に試合を進めたが、鹿島のスーパーサブが試合を決めた。FW鈴木優磨(19)が、途中出場から11分後の後半42分、MF小笠原満男(36)の右クロスにダイビングヘッド。土壇場でゴールネットを揺らした。14日のプレシーズンマッチ、J2讃岐戦(2-1)に続く決勝弾。「満男さんからいいボールが来たので、相手の前に入って合わせるだけでした」と胸を張った。

 今季3冠を狙う鹿島は28日のJ1開幕戦(対G大阪、吹田スタ)に向けた最後のプレシーズンマッチを勝利で締めくくった。水戸は敗れはしたが、格上相手に内容では上回った時間帯もあり、同日のJ2開幕戦(対京都、西京極)へ手応えをつかむ一戦となった。

U23鹿島三竿開幕先発だ 柴崎ら故障で可能性十分
[2016年2月22日7時2分 紙面から]

<プレシーズンマッチ:鹿島2-1水戸>◇21日◇カシマ

 東京Vから新加入のU-23日本代表ボランチ鹿島三竿が開幕スタメンに近づいた。

 水戸戦に主将の小笠原とともに先発。「今日は何もしてない」と持ち前のボール奪取こそ少なかったが、合流から3週間で「遠慮なくやれてます」と手応えもある。柴崎が急性虫垂炎の手術で開幕絶望、湘南から加入した永木も右太もも裏を痛めており、可能性は十分ある。同い年のFW鈴木と名門を突き上げる。

鹿島19歳FW鈴木優磨リオへ逆転選出アピール弾
[2016年2月22日7時3分 紙面から]


水戸とのプレシーズンマッチで決勝点を挙げ、取材を受ける鹿島FW鈴木

<プレシーズンマッチ:鹿島2-1水戸>◇21日◇カシマ

 鹿島のU-23(23歳以下)日本代表候補FW鈴木優磨(19)が、開幕前最後の実戦で決勝点を挙げた。J2水戸戦に途中出場し、1-1の後半42分に決勝ヘッド。チームを2-1の勝利に導いた。8月のリオデジャネイロ五輪メンバー18人への逆転選出を狙う加入2年目の活躍で、今大会通算成績を10勝1分けとした。28日のJ1開幕戦はG大阪と対戦(吹田スタ)する。

 リオで輝く可能性を秘めた原石が、一撃で劣勢を覆した。格下のJ2相手に同点で迎えた後半42分、途中出場のFW鈴木が初シュートを決勝弾に結びつける。MF小笠原の右クロスにゴール正面で反応し、ダイビングヘッド。土壇場でネットを揺らし「(小笠原)満男さんが顔を上げた瞬間、相手(マーク)の前に入ることだけ考えた」。投入されてから11分後、恐れることなく頭から飛び込んだ。

 リラックスのため、初めて試合中にガムをかんでみた。得点後、口の中で動かしながら味方の祝福を受け「ガラは悪いけど、疲れなくなると聞いたので試してみた。でも反対に息が上がった感じがする…」。逆効果だったが、結果は出た。

 8月のリオ五輪を目指す加入2年目の19歳。手倉森ジャパンには昨年9月と11月に招集された。11月は左足関節の負傷で辞退も、最終予選の予備登録メンバー入り。それでも、先月のテレビ中継は「ゴールシーンくらいしか見てない」と言う。チームの宮崎キャンプと重なり「代表よりチームが最優先。鹿島で結果を出すことで周りの見る目も変わってくると思う」と集中した。

 その結果が、14日のJ2讃岐戦に続く2試合連続の決勝弾に表れた。好調を維持するが、チームには日本代表FW金崎がポルトガルから電撃復帰。仲のいい先輩に対し「遅れて合流してきたのに、すぐ試合に出る雰囲気になっていて納得いかない。簡単に開幕スタメンを渡さないためにも、こうやって結果を残していきたい」と強気に挑戦する。五輪イヤーの初戦となる28日のG大阪戦に向けて、常勝軍団の期待のホープが開幕から飛ばす。【木下淳】

 ◆鈴木優磨(すずき・ゆうま)1996年(平8)4月26日、千葉県銚子市生まれ。小学1年の時にサッカーを始め、鹿島ジュニアユースからユース。高校3年時のJユース杯で優勝した。14年に2種登録され15年にトップ昇格。同年9月12日G大阪戦でJ1デビュー戦ゴール。J1通算7試合2得点。利き足は右。180センチ、68キロ。血液型B。

鹿島・優磨がV弾!リオ五輪FWサバイバルに新星殴りこみ
 Jリーグ・スカパー!ニューイヤー・マッチ(21日、カシマスタジアム)J1鹿島がJ2水戸との“茨城ダービー”に2-1で勝った。8月のリオデジャネイロ五輪に出場するU-23日本代表の候補、FW鈴木優磨(19)が決勝弾。28日のリーグ開幕戦・G大阪戦(吹田)を前に、定位置確保をアピールした。

 1-1の後半42分。FW鈴木が、元日本代表MF小笠原の右クロスに頭を合わせた。会心の決勝ゴールだ。

 「(小笠原)満男さんからいいボールが来たので合わせるだけだった。(攻撃の)動きが止まっていたので、起点になろうと思っていた」

 後半31分から途中出場で結果を出し、石井監督も「期待通りのプレー」と合格点をつけた。

 昨年11月のU-22日本代表候補合宿に招集されたが、左足関節の負傷ので辞退。1月のリオ五輪アジア最終予選では、予備登録メンバーの50人に入ったものの落選した。

 「チームで出るのが最優先。そこで結果がついてくれば、自然と周りの目も変わってくる」

 2-1で勝った14日のJ2讃岐戦に続く2戦連続の決勝弾。期待の19歳が今年の鹿島、そして日本サッカー界を席巻する予感だ。 (一色伸裕)

鈴木 優磨(すずき・ゆうま)
 1996(平成8)年4月26日生まれ、19歳。千葉県出身。小学校1年でサッカーを始め、鹿島ジュニアユース、ユースでプレー。2014年に2種登録され、15年にトップに昇格。昨季はJ1リーグ戦7試合に出場し、2得点を挙げた。1メートル81、70キロ。

19歳鹿島FW鈴木 途中出場で決勝弾も「五輪意識してない」
プレシーズンマッチ 鹿島2―1水戸 (2月21日 カシマ)


水戸戦後半42分、決勝ゴールを決め雄たけびをあげる鹿島・鈴木(右)
Photo By スポニチ


 U―23日本代表候補の鹿島FW鈴木が決勝点を決めた。1―1の後半31分に途中出場すると42分、MF小笠原の右クロスに反応。ゴール前で相手DFの前に入り込み、倒れ込みながら低空ヘッドを決めた。

 「チームのために動き回る役目だった。その結果、ゴールが取れてよかった」と振り返った。

 リオ五輪切符を獲得した1月のU―23アジア選手権では予備登録メンバーに入ったが、最終的には選外。8月には本大会が控えるが「あんまり意識していない。チームで出場するのが最優先、今年は絶対に3冠を獲りたい。結果を残していれば、周りの目も変わってくる」。チームで結果を残しブラジル行きを目指す。


水戸との試合後、ヒーローインタビューを受ける鹿島・鈴木
Photo By スポニチ


[ 2016年2月22日 05:30 ]

鹿島、水戸に競り勝つ 茨城ダービー

鹿島-水戸 前半5分、水戸・船谷(左)と競り合う鹿島・小笠原=カシマスタジアム、嘉成隆行撮影

リーグ戦開幕を前に、J1鹿島とJ2水戸が対戦するプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2016」が21日、鹿嶋市神向寺の県立カシマサッカースタジアムで行われ、鹿島が2-1で接戦をものにした。鹿島と水戸のプレシーズンマッチは鹿島の10勝1分け。

試合は前半8分にジネイが頭で押し込み鹿島が先制。水戸は同36分にロメロフランクが得点し追い付いた。後半42分、鹿島の鈴木がヘディングシュートで決勝点を奪った。

明治安田J1第1ステージは27日に開幕し、鹿島は28日、大阪府の市立吹田スタジアムでG大阪と初戦を戦う。同J2は28日に開幕し、水戸は同日、京都市の西京極陸上競技場で京都と対戦する。(長洲光司)

▽プレシーズンマッチ
鹿島 2-1 水戸
1-1
1-0

[PSM]昨季のうっ憤を晴らせ! 怪我に苦しんだ鹿島FWジネイが先制弾
16/2/21 20:06

[2.21 プレシーズンマッチ 鹿島2-1水戸 カシマ]

 2016Jリーグプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル」が21日、カシマスタジアムで行われ、鹿島アントラーズと水戸ホーリーホックが対戦し、鹿島が2-1で競り勝った。


前半8分に先制点を挙げたFWジネイ


長身を武器とし、ヘディングの強さを持つストライカー


カウンターの流れから遠藤のクロスをヘッドで押し込んだ


マークを外してフリーで飛び込んだ


先制点を挙げて、ベンチのメンバーとも喜びを分かち合った


昨年、右膝半月板損傷のため一度は契約が取り消されたが、5月に再加入した


しかし、右膝前十字靭帯と右膝半月板の損傷で8か月離脱し、出場は4試合にとどまった


今季はうっ憤を晴らすシーズンにしたい


[PSM]開幕1週間前…常勝軍団・鹿島が地力の差見せ水戸に競り勝つ


開幕戦でG大阪と対戦する鹿島


いばらきサッカーフェスティバルでは水戸に無敗中


コーチとして8年ぶりの古巣復帰となった柳沢敦氏


アピールチャンスを狙う


跳躍力を活かした空中戦の強さが武器のDF昌子源


安定したフィードも持ち合わせる


後半36分から途中出場し、守備を引き締めたDF青木剛


DF山本脩斗は90分走り切るスタミナが売り


1対1でも負けなかった


今季、清水から完全移籍で加入したDFブエノ


千葉国際高ではカイオとチームメイトだった


オーバーラップのタイミングの良さが持ち味のDF西大伍


3年目を迎え、今季の活躍が期待されるFW赤崎秀平


シュート技術の高さに定評がある


山形からレンタル復帰したFW高崎寛之は後半18分にピッチへ


MFカイオは抜群のスピードを持つドリブラー


強引にシュートを放てるメンタリティーもある


MF中村充孝がPA内でキープ力を発揮し、自ら強引にシュートを放つ場面も


サイドチェンジから左足で正確なクロスを上げ、先制点をアシストしたMF遠藤康


Jリーグ屈指のレフティ


昨季トップ昇格したMF大橋尚志は後半39分から途中出場


卓越したサッカー眼で中盤に君臨するMF小笠原満男


全身全霊で闘う姿勢をその背中で若手に伝える


鹿島が水戸に競り勝った


[PSM]今季の爆発に期待! 途中出場の鹿島MF鈴木優磨が勝ち越しダイビングヘッド


途中出場で結果を残したMF鈴木優磨


後半31分に赤崎と代わって入った


昨季は鹿島で2得点を挙げていた


36歳小笠原の右クロスをからヘッドで合わせた


気持ちの入ったダイビングヘッドだった


DF昌子源から祝福を受ける


勝ち越しゴールも落ち着いた表情


今季の活躍が期待される


[PSM]リオ五輪出場に向けてスタメン定着目指す鹿島のU-23代表トリオ


リオ五輪出場権獲得に貢献したU-23日本代表のGK櫛引政敏、DF植田直通、MF三竿健斗


U-23日本代表の守備を支えた櫛引と植田


ゴール前で体を張った三竿


東京Vから完全移籍で加入した三竿


物怖じしない、落ち着いたプレーが魅力


守備の激しさとパスセンスがある


中盤の底でボールの中継地点となった


「何もしてない」と猛省の三竿


大先輩・小笠原の助言に感謝した


清水から期限付き移籍で加入した櫛引


シュートへの反応の良さでチームを救った


キックの精度も高く、攻撃の起点にもなれるGK


最後尾からコーチング


1つしかないポジションでのスタメン獲得を狙う


後半32分にブエノと代わって入った植田


力強いフィジカルが魅力



チンチロリン


優磨一色の各紙である。
讃岐戦に続き、途中出場での決勝弾は大きく取り上げるべき結果と言えよう。
常に準備し、研ぎ澄まされた感覚でゴールを奪う。
今季の注目選手として、公式戦でも結果を出し続けるのだ。
期待しておる。


チンチロリン

サッカーダイジェスト 水戸戦寸評

2016年02月22日 | Weblog
【PSM|採点&寸評】鹿島2-1水戸|鹿島が持ち前の勝負強さを発揮。食い下がる水戸を鈴木のダイビングヘッドで退ける
広島由寛(サッカーダイジェスト)
2016年02月21日


鹿島――途中出場から決勝点を挙げた鈴木がMOM。2得点に絡んだ小笠原も高く評価。


【警告】鹿島=カイオ(26分) 水戸=佐藤祥(26分)、伊藤(86分)
【退場】なし
【MAN OF THE MATCH】鈴木優磨(鹿島)


2得点に絡んだ小笠原は、シンプルだが効果的なプレーで味方の良さを引き出すなど、期待どおりの活躍を見せた。写真:佐藤 明(サッカーダイジェスト写真部)


【チーム採点・寸評】
鹿島 6
前半と後半、それぞれでゲームの入り方が上手くいかず。ただ、攻守のメリハリは明確にして、最後は勝利を掴み取る勝負強さはさすがだった。

水戸 5.5
鹿島に比べて、やろうとしているサッカーはできていた印象。内容を結果につなげるには、フィニッシュワークの精度を上げる必要がある。

【鹿島|採点・寸評】
GK
1 櫛引政敏 5.5
1失点を喫したが、以後は守備陣の奮闘もあり、ピンチもなく無事に試合を終える。DF陣との連係も特に問題はなかった。

DF
22 西 大伍 6
タイミング良く中盤をサポートし、攻撃に厚みをもたらす。状況に応じた攻守の配分は見事だった。

17 ブエノ 5.5(77分OUT)
相手に寄せられても慌てず、冷静に処理。大きなミスはなかった反面、味方に届かないフィードなどビルドアップは今ひとつだった。

3 昌子 源 6
最終ラインの軸として及第点のパフォーマンス。入ってくるボールに対しても力強く撥ね返した。

16 山本脩斗 5.5(81分OUT)
無理だと思えばすぐにやり直すなど、リスクを冒さず、後方から丁寧に組み立てる。ただ、攻撃面での迫力不足は否めなかった。

MF
20 三竿健斗 5.5(84分OUT)
効率良くパスを捌いたが、前半はインパクトを放てず。後半は時間の経過とともにアグレッシブさを表現し、高い位置で好プレーを見せた。

40 小笠原満男 6.5
無駄のないシンプルなプレーで効果的に周囲を動かす。先制点の起点となるパス、決勝弾をアシストと2得点に絡んでみせた。

25 遠藤 康 5.5(72分OUT)
正確なクロスでジネイの先制点をアシスト。後半にも決定的なチャンスを演出したが、いつもより見せ場は少なかった。

7 カイオ 6
軽快なプレーで攻撃の起点となる働きぶりを披露。多くのチャンスを作り出すなど、コンディションの良さを感じさせた。

FW
18 赤秀平 5.5(76分OUT)
素早い動き出しでパスを引き出し、ボールのないところでも精力的に走り回った。ただ、エリア内での仕事が少なかったか。

9 ジネイ 6(63分OUT)
ファーストチャンスで見事にゴールを決める。ポストプレーもまずまずで、2列目との連係も悪くなかった。

交代出場
FW
15 高崎寛之 5.5(63分IN)
シュートゼロと不本意な結果に終わる。思うようなボールが届かず、実力の半分も示すことができなかった。

MF
13 中村充孝 6(72分IN)
チームのリズムが悪いなかで投入されたが、高い技術を駆使して局面を打開し、好機を創出。勝利への流れを作ったひとりだ。

MF
34 鈴木優磨 6.5(76分IN)
小笠原のクロスをダイビングヘッドで押し込み、決勝弾。相手の裏を突く動きや頻繁にサイドに流れるなど、前線を活性化させた。

DF
23 植田直通 ―(77分IN)
球際の強さは相変わらず。CBでコンビを組んだ昌子と強固な壁を築き、相手につけ入る隙を与えなかった。

DF
5 青木 剛 ―(81分IN)
山本と交代し、左SBでプレー。ベテランらしく落ち着き払った対応で守備を引き締め、敵の反撃を抑え込んだ。

MF
30 大橋尚志 ―(84分IN)
可もなく不可もなくといった出来。短い出場時間のなかで、周囲を納得させるような活躍は見せられなかった。

監督
石井正忠 5.5
課題のひとつである試合の入り方を修正できず。6人を交代させるなどテスト色が強いゲームで、最後に勝利を掴めたのは収穫だ。

※MAN OF THE MATCH=取材記者が選定するこの試合の最優秀選手。
※採点は10点満点で「6」を平均とし、「0.5」刻みで評価。
※出場時間が15分未満の選手は原則採点なし。

水戸――R・フランク、船谷の両アタッカーは平均点に値するプレーも、前線の踏ん張りが足りなかった。

【水戸|採点・寸評】
GK
1 本間幸司 5
痛恨の2失点。それぞれ反応はできていたが、防げなかった。ハイボールの処理では能力の高さを見せつけた。

DF
5 伊藤槙人 5
序盤にリードを許す展開も、すぐに安定感を取り戻し、相手の侵入をブロック。健闘を見せていただけに、終盤の失点が悔やまれる。

30 ソン・ジュフン 5.5
戻りながらも確実にクリアするなど、フィジカルの強さを発揮。「個」としての可能性は示した。今後のテーマは組織的な守備の構築だ。

3 佐藤和樹 5.5(73分OUT)
小笠原を抜きにかかろうとするなど、積極的にチャレンジする姿勢は評価したい。あとはクロスの精度を高められれば。

14 佐藤 祥 5.5(84分OUT)
同サイドのカイオや山本との勝負では懸命なディフェンス。粘り強く食らいついたが、相手を押し込むまでには至らなかった。

MF
8 ロメロ・フランク 6
角度のないところからでもしっかりと枠に収めるシュートで同点弾をゲット。身体の強さを活かしたキープも安定していた。

22 内田航平 5.5
徐々に運動量を増やしていき、中盤の攻防で存在感。ボランチの位置から前に出て行き、圧力をかけたがゴールには届かなかった。

7 兵働昭弘 5.5
前を向いてボールを収める場面は少なくなかったが、パスの成功率には不満が残る。本来の実力を考えれば、物足りない内容だった。

10 船谷圭祐 6(87分OUT)
要所でプレーに絡み、攻撃に勢いをもたらした。ミドルゾーンでの身を挺したディフェンスでも高い貢献度を示した。

FW
11 三島康平 5
昌子とのマッチアップで苦戦を強いられたか。フル出場を果たしたが、1本もシュートを打てなかったのは反省材料だ。

26 佐藤和弘 5.5(75分OUT)
10分の決定機はポストに嫌われ、直接FKも決まらず。後半はトーンダウンしたが、チャンスに顔を出していただけに、結果が欲しかった。

交代出場
DF
2 田向泰輝 5(73分IN)
サイドで奮闘を見せたが、脅威を与えることはできず。思い切りの良さが出てくれば、勝負を左右するようなプレーにつながるはずだ。

FW
9 萬代宏樹 5(75分IN)
オフ・ザ・ボールで決してサボらず、ゴールを目指したが、チャンス自体が少なく、不発に終わった。

DF
20 今瀬淳也 ―(84分IN)
形成が逆転されつつある時間帯にピッチに立つ。難しいシチュエーションのなか、特筆すべきプレーはほぼなかった。

DF
24 細川淳矢 ―(87分IN)
2点目を奪われた直後に投入される。1点を追う展開では、DFとしてできることは限られていた。

監督
西ヶ谷隆之 5.5
攻守両面で積極的に挑むスタイルは垣間見せた。最後は力負けしたが、内容はそこまで悪くなく、小さくない手応えと自信を得た敗戦だったはず。



チンチロリン


サッカーダイジェストの広島氏による水戸戦の寸評である。
優磨と満男に高い評価が与えられておる。
特に決勝点の優磨はMOMにも挙げられており、特に目に付いた様子。
優磨のアグレッシブなプレイは観る者を熱くする。
今季はかなりの結果を出してくれるであろう。
その優磨にアシストした満男も、実績通りのプレイを魅せた。
まさに大黒柱と言って良かろう。
PSM5試合を終え、チームの軸が見えてきた。
今季もいよいよ開幕する。
気持ちの良いシーズンにしようではないか。
楽しみである。


チンチロリン

鹿島、金崎夢生と4年契約

2016年02月22日 | Weblog
ポルティモネンセ、金崎夢生の鹿島との4年契約の締結を発表!保有権の80%を売却へ
ポルティモネンセが土曜日、金崎夢生の鹿島アントラーズ移籍に関して交渉が締結したことを正式に発表した。金崎は鹿島と4年契約を結ぶ。ポルティモネンセは、同選手の保有権を80%売り渡し、残りの20%を保持することになる。おそらく、同選手が鹿島からさらに移籍をする際に、移籍金の一部を手に入れる目的があるのではないか。

ポルティモネンセは日本へ渡ったクラブディレクター、サンパイオ氏と金崎、そして鹿島のディレクター鈴木満氏の3名が仲睦まじく写った写真をホームページに掲載。公式ページには、「ポルティモネンセと鹿島アントラーズの良い関係」を明記した。また、同クラブは金崎の今季末までの残留を望んだものの、同選手が帰国に関して抱いていた固い決意を動かすことはできなかったと記載している。

最後に、ポルティモネンセは公式ページで、金崎と鹿島アントラーズの成功を祈り、発表を締めくくった。昨年末のポルティモネンセ復帰報道からわずか2ヶ月での鹿島への電撃復帰。日本とポルトガル間を往復した金崎の移籍騒動は、これにてひとまず幕を閉じそうだ。

©FutePor -ふとぽる-



チンチロリン


金崎夢生と4年の長期契約を結んだ鹿島である。
これは朗報。
今季のリーグ優勝、そしてアジアの頂点を共に目指すのだ。
夢生の活躍が楽しみである。


チンチロリン

水戸戦コメント

2016年02月22日 | Weblog
2016Jリーグプレシーズンマッチ いばらきサッカーフェスティバル2016




鹿島アントラーズ:石井 正忠
今日の試合はJリーグ開幕前の実戦形式の最後の試合ということで、最終的なテストという位置づけで試合に臨んだ。内容的にはあまりよくなかったが、しっかり勝ちきることができたことは、よかった。しかし、自分たちのミスから簡単に失点してしまったことは、かなり改善が必要だと感じた。

Q 開幕までの仕上がり具合、足りないと感じている部分は?

A 選手個人個人の戦術理解度というものは、かなり上がってきている。そこをどう組み合わせていくか。これまでは、昨年のベースにいろいろな選手を加えてやってきたので、不安定なゲーム展開が続いていた。そこがしっくりと収まれば、昨年と同じようなパフォーマンスは出せると思う。それぐらいの仕上がりにはある。この2試合、簡単なかたちで失点しているのでそこは修正が必要。攻撃の部分でもチャンスは作っているがゴールにはつながっていない。そこも修正が必要。

Q 三竿選手の評価は?

A 彼は守備の能力が高い選手。もっとコンビネーション、コーチングをやっていかなくてはいけない。攻撃の部分ではフィードの精度をもう少し上げていく必要を感じている。

Q 開幕までの一週間をどう過ごすか?

A 週のはじめから、開幕戦で対戦するG大阪の対策になる。ある程度メンバーを固定してフォーメーションの練習をやっていきたい。

Q ジネイに縦パスが入ってうまくいった時間帯と、うまくいかなかった時間帯があったが要因は?

A 本人のプレーの質の部分だと思う。収まりがいいとそこから他の選手も前を向いたプレーができるので、非常にいい攻撃につなげられた。本人の焦りなのか、うまく収まらないときは相手にボールを奪われてカウンターをくらうケースがあった。ハーフタイムにも、まずはあそこでボールを収めてほしいと要望した。うまくいかなかったのは、周りのサポートのタイミングだったり、本人の単純なミスだったのではないかと感じている。

Q ボランチの層が厚くなったが、ボランチの選手を前目のポジションで試すことも考えているか?

A それは、考えている。少し形を変えたりすることも考えなくてはいけない。選手、個人個人、すごく能力があるので、その能力をうまくひきだすために、どういうスタイルでやるのがいいのか。どういう組み合わせがいいのかということを考えている。

Q 今日の水戸の評価は?

A 前からプレッシャーをかけてきて、そこで多くのミスが出てしまったので、非常にいいプレッシャーだったのではないかと思う。西ヶ谷監督はS級ライセンス取得のとき一緒だったので、対戦を楽しみにしていたが、かなり苦しめられた。





【大橋 尚志】
緊張はなかった。自分がやれることを全力で出そうと思っていた。出場時間も短かったので、アップから高めることを意識していた。ボールタッチの機会が少なかったのは反省点。あとパスミスが1つあったので、そこは反省して次に生かせればと思う。数字での結果がほしいので、紅白戦でもゴールやアシストをねらっている。今日は残せなかったが、どん欲にいきたい。

【鈴木 優磨】
(ゴールという)結果につながっているのはいいこと。それよりも結果がついてこないときにどうするかが重要。点が入らなくても、動き出しを続けていけば相手も嫌がる。これからも続けていきたい。だんだん良くはなっているが、もっとそのスピードを上げないといけない。サッカー選手である以上、途中出場で満足する人はいない。僕自身も今の立場に甘んじるつもりもない。パスやトラップなど基本的なことの質を上げつつ、いいところを伸ばしてスタメンとして出られるようにしたい。

【櫛引 政敏】
(失点は)チームとして、ボールの失い方がよくなかったので改善していきたい。一瞬のコミュニケーションやコースの限定などが試合で出せていない。細かい部分での対応は、もっとコミュニケーションをとって詰めていきたい。そこは継続してやっていかないと、個人としてもチームとしても良くない。試合を通じて出た課題を、練習を通して改善していきたい。

【三竿 健斗】
今日は自分の良さを出せなかった。ボールに寄せるとか奪うとか、地味なことが自分のできることだと思うので、そこに集中してできることをやりたい。チームコンセプトは理解しているが、ボール回しのときの距離感や立ち位置をまだつかめていない部分がある。自分から要求していくことも必要かなと思っています。カシマスタジアムはすごく雰囲気がよく、たくさんのサポーターが応援してくれて、プレーしていて素晴らしい環境だった。

【ジネイ】
点をとれたことはうれしいが、一番重要なのは全員で取り組んで勝利できたこと。チームが勝利に向かって団結していることは見ていて伝わったのではないかと思う。開幕に向けて準備をするなか、いい試合ができた。いいところもあれば悪いところもあった。悪いところは、これから取り組むべき点が分かってよかった。今季初のホームでの試合ということで、多くのサポーターの前でプレーすることができて、また、重要な勝利という結果を示せてよかった。

プレシーズンマッチvs水戸


本日行われたプレシーズンマッチ 水戸戦は2-1で勝利しました。

[PSM]櫛引&三竿のU-23コンビも先発、鹿島が水戸に競り勝つ
16/2/21 15:55



[2.21 プレシーズンマッチ 鹿島2-1水戸 カシマ]

 2016Jリーグプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル」が21日、カシマスタジアムで行われ、鹿島アントラーズと水戸ホーリーホックが対戦し、鹿島が2-1で競り勝った。

 鹿島は今季から加入したGK櫛引政敏(←清水)、MF三竿健斗(←東京V)のU-23日本代表コンビが先発したほか、DFブエノ(←清水)もCBで先発し、DF昌子源とコンビを組んだ。U-23日本代表DF植田直通はベンチスタートで、急性虫垂炎のため今月9日に手術したMF柴崎岳、前日20日に加入が正式発表されたばかりのMF金崎夢生はメンバー外だった。
 水戸は新戦力のDF伊藤槙人(←千葉)、DF佐藤和樹(←名古屋)、MF佐藤祥(←千葉)、MFロメロ・フランク(←新潟)、MF兵働昭弘(←大分)、FW佐藤和弘(←金沢)の6選手が先発した。[スタメン&布陣はコチラ]

 水戸は前半2分、佐藤弘のFKにDF宋株熏が頭で合わせたが、ヘディングシュートはわずかにゴール左へ外れる。すると同8分、水戸の右CKから今度は鹿島がカウンターを仕掛け、MFカイオが右サイドを駆け上がり、大きくサイドチェンジ。MF遠藤康が左サイドから素早くアーリークロスを入れ、FWジネイが頭で叩き込んだ。

 カウンターから先制を許した水戸だが、その後も積極的に前へ出る。前半10分、GK本間幸司のロングキックをFW三島康平が昌子に競り勝ってヘディングで流し、ゴール前に佐藤弘が抜け出したが、GKとの1対1から狙ったシュートは惜しくも左ポストを直撃した。

 水戸は前半11分にも佐藤弘の左CKから伊藤がヘディングシュートを放つなどセットプレーからチャンスをつくる。前半22分には高い位置でボールを奪い、佐藤弘から左サイドをオーバーラップした佐藤樹にパスが渡り、折り返しをロメロ・フランクが狙ったが、シュートは櫛引にキャッチされた。

 攻勢に出る水戸は前半36分、ついに同点に追いつく。佐藤樹がドリブルで左サイドから中央に切れ込み、2人をかわしてスルーパス。PA内左に飛び出した佐藤弘の折り返しはファーサイドに流れたが、右サイド角度のない位置からロメロ・フランクが強引に右足を振り抜き、ニアサイドのゴールネットを揺らした。

 1-1の同点で後半に折り返すと、徐々に鹿島が押し込んでいくが、なかなか決定機をつくれない。後半18分、ジネイに代えて期限付き移籍から復帰したFW高崎寛之を投入。同27分からは遠藤に代わってMF中村充孝がピッチに入った。水戸は後半29分、左SBの佐藤樹に代えてDF田向泰輝、同30分には佐藤弘に代わって山形から加入のFW萬代宏樹を送りこんだ。

 両チームが次々と選手を入れ替え、鹿島は後半31分にFW赤崎秀平に代えてFW鈴木優磨、同32分にジネイに代えて植田を投入。同36分からはDF山本脩斗に代わってDF青木剛、同39分からは三竿に代わってMF大橋尚志が入った。

 すると迎えた後半42分、MF小笠原満男の右CKは一度はクリアされたが、こぼれ球を大橋が拾って右サイドに展開。小笠原のクロスを鈴木が豪快なダイビングヘッドで叩き込んだ。途中出場の19歳が劇的な決勝点。鹿島が2-1で競り勝ち、土壇場で地力の差を見せた。

(取材・文 西山紘平)

[PSM]鹿島でスタメン定着目指すGK櫛引「五輪の選考にも関わる」
16/2/21 17:36



[2.21 プレシーズンマッチ 鹿島2-1水戸 カシマ]

 開幕前最後のプレシーズンマッチで鹿島アントラーズのゴールを守ったU-23日本代表GK櫛引政敏は1失点の結果に満足しなかった。

「失点シーンはチームとしてボールの失い方が悪くて、そこからマークがズレた。チームとして改善しないといけない」

 鹿島の1点リードで迎えた前半36分、水戸は自陣でルーズボールを拾ったDF佐藤和樹がドリブルで一気に駆け上がり、DF西大伍、MF三竿健斗をかわすと、DFブエノを引き付けてスルーパス。PA内左に抜け出したFW佐藤和弘の折り返しは逆サイドへ流れたが、MFロメロ・フランクが角度のない位置から蹴り込んだ。

 守備の人数は足りていたが、三竿、ブエノという新加入選手の連係不足を個人技で突かれると、左右に大きく振られた櫛引も対応が間に合わず、ニアサイドを破られた。

「ゲームを通してまだコミュニケーション、連係のところがうまく出せていない。コミュニケーションのところは今もやっているけど、しっかり継続してやっていかないといけない」

 櫛引、三竿、DF植田直通の3人はU-23日本代表としてAFC U-23選手権に出場し、鹿島への合流は今月1日と遅れた。特に今季から加入した櫛引、三竿の2人にとってはチームに適応するための時間も限られている。櫛引は「代表選手は仕方ない。与えられた時間の中でコミュニケーションを取って、自分のプレーを出していければいい」と貪欲に取り組むが、チームとして連係不足の課題も見えた。

 今月4日のニューイヤー杯・千葉戦(0-1)でプレシーズンマッチ初先発。14日のプレシーズンマッチ讃岐戦(2-1)はGK曽ヶ端準がゴールを守ったが、この日は再び櫛引にチャンスがめぐってきた。プロ19年目の大ベテランとのポジション争いは激しさを増している。

「個人として勉強しながら、(曽ヶ端の)いいところを見て自分自身をいい方向に持っていければ。スタメンを勝ち取れば、自分の自信にもなる」。そう意気込むリオ五輪の守護神候補は「鹿島で試合に出ないと、オリンピックの選考にも関わってくる。しっかりと自分のプレーを出していきたい」と力を込めた。

(取材・文 西山紘平)

[PSM]「何もしてない」と猛省の三竿、小笠原の助言に感謝
16/2/21 18:04



[2.21 プレシーズンマッチ 鹿島2-1水戸 カシマ]

 反省のカシマスタジアムデビューとなった。今季、東京Vから鹿島アントラーズに完全移籍で加入したU-23日本代表MF三竿健斗は「今日は悪いところが出たというか、特に前半は何もしていない。ボールにも触ってないし、ボールを受けてもいない」と猛省した。

 U-23日本代表の一員としてAFC U-23選手権に出場し、カタールから1月31日夜に帰国すると、翌1日から鹿島の宮崎キャンプに合流した。2日のニューイヤー杯・熊本戦(2-0)にいきなり先発し、前半の45分間プレーしたが、その後は14日のプレシーズンマッチ讃岐戦(2-1)の後半10分から途中出場しただけ。この日は後半39分までプレーしたが、最後は疲労の色も見えた。

「環境が変わって、練習メニューも初めて。そういうところから来る疲れもある」。コンディションは1週間後の開幕に向けて合わせている段階。新チームでの戦術理解や連係面もまだまだ発展途上にある。

 それでも試合中にチームメイトとコミュニケーションを取り、改善できた部分もあった。「予測、決断力が足りなかった。後ろとの距離感を気にし過ぎて、前に行くのを一瞬迷って、少し遅れたところもある」。そんな三竿に声をかけたのがダブルボランチを組むMF小笠原満男だ。

「後ろはセンターバックの仕事。前はつぶしに行っていい」。大先輩の言葉で迷いを断ち切ってからは徐々に自分の持ち味も出すことができた。自身のパフォーマンスについて納得しない三竿だが、逆に「これより下がることはない」と、良い意味で開き直ってもいた。MF柴崎岳は急性虫垂炎の影響で28日のJ1開幕戦・G大阪戦(吹田S)は欠場が濃厚。19歳と36歳のダブルボランチが、開幕戦白星のカギを握っている。

(取材・文 西山紘平)

[PSM]リオより鹿島…2戦連発の鈴木「スーパーサブに甘んじない」
16/2/21 18:30



[2.21 プレシーズンマッチ 鹿島2-1水戸 カシマ]

 スーパーサブがプレシーズンマッチ2試合連続となる決勝点を奪った。鹿島アントラーズは1-1で迎えた後半42分、右CKの流れからMF小笠原満男の右クロスにFW鈴木優磨がダイビングヘッドで合わせ、豪快にゴールネットを揺らした。

 土壇場の勝ち越しゴールは、14日のプレシーズンマッチ讃岐戦(2-1)の後半40分に決めた決勝点に続く2戦連発弾。いずれの試合も途中出場で結果を残した鈴木は「いいボールが来たので、相手の前に入って当てるだけだった」と淡々と振り返った。

 ルーキーイヤーだった昨年9月12日のG大阪戦(2-1)。後半29分から途中出場し、J1デビューを果たすと、試合終了間際の後半45分にヘディングで決勝点を決めた。鮮烈なJ1デビュー弾を叩き込んだ19歳は昨年10月17日の柏戦(3-2)でも途中出場ながら後半アディショナルタイムに劇的な決勝点を奪った。

 “スーパーサブ健在”をアピールするプレシーズンマッチ連発となったが、本人はあくまでスタメン奪取を狙っている。「サッカー選手をやっている以上、途中から出ることに満足する選手はいない。自分自身、この立場に甘んじるつもりはない」とハッキリと言い切った。

「スタメンの選手と比べて、単純なパスや単純なトラップ、単純なところが足りてないからスタートから出られていないと思うし、そこを補いつつ、自分の良いところを伸ばしてスタメンになりたい」

 今夏のリオデジャネイロ五輪世代でもあるが、「鹿島で試合に出たい気持ちが強い。そこはあまり意識していない」と、あくまで鹿島でのポジション獲得に集中している。闘志を前面に出したプレースタイルと抜群の得点感覚は鹿島でも屈指の存在。結果を出し続ければ、その先の“未来”もおのずと付いてくるはずだ。

(取材・文 西山紘平)

【PSM】鹿島が鈴木優磨の決勝ヘッドで恒例の茨城ダービーを制す!
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年02月21日


鹿島のゴールはいずれもFW陣のヘディングシュート。


先制点を決めたジネイ。遠藤からのクロスをヘッドで合わせてゴールネットを揺らした。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)

 プレシーズンマッチの「いばらきサッカーフェスティバル」鹿島対水戸は2月21日、カシマスタジアムで14時にキックオフされた。

 試合は立ち上がりの8分に、鹿島がカウンターからカイオがドリブルで持ち上がると、逆サイドの遠藤へ展開。遠藤のクロスからジネイが頭で合わせ、ゴールネットを揺らした。

 一方、水戸は三島の高さを起点に攻撃を展開すると、抜け出した佐藤和弘がシュートを放つもこれはゴールポストを直撃。惜しくもゴールならなかった。

 しかし36分、水戸はカウンターからSBの佐藤和樹がドリブルでうまく抜け出してチャンスを広げ、最後は佐藤和弘からの折り返しをロメロ・フランクが難しい角度から身体をひねりながらのシュートでねじ込んだ。水戸が試合を振り出しに戻す。前半は1-1の同点で折り返した。

 後半に入ると、鹿島が攻撃の手を強める。56分、カイオがカットインから右足のシュートを放つもGKの正面を突いた。

 その後も遠藤のクロスから高崎が、カイオとのコンビで中村がゴールを狙うが枠を捉えきれない。

 そしてドローも見えてきた87分、CKの流れから小笠原のクロスに鈴木がヘディングで叩き込み、勝ち越しに成功。鹿島が2-1とリードする。

 結局、試合は2-1で終了。鹿島が終盤に勝負強さを発揮して、恒例の茨城ダービーを制した。


87分に鹿島の鈴木優磨が決勝ヘッドを叩き込む。写真:佐藤明(サッカーダイジェスト写真部)



チンチロリン


守備と攻撃の改善点について述べる石井監督である。
修正点は見えておる。
開幕までの1週間でチームを仕上げてくれるであろう。
また、カシマスタジアムにて初めてプレイした三竿は、「プレイしていて素晴らしい環境だった」とコメントしておる。
プレシーズンマッチとはいえ、多くのサポーターに囲まれた環境を喜んでおる。
ただ、前半に何もしてなかったを反省しておる。
しかしながら、満男の助言にて後半は積極性が出た。
石井監督が申すように、コンビネーションやコーチング、フィードの精度を上げていくことで大きく成長してくれるであろう。
そして、頼もしい発言を行う優磨である。
「サッカー選手をやっている以上、途中から出ることに満足する選手はいない。自分自身、この立場に甘んじるつもりはない」と言い切る。
自分の弱点を克服し、そして良い点を更に伸ばしてレギュラーポジションを奪い取るのだ。
期待しておる。


チンチロリン