鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

アジアチャンピオンになって帰ってきた植田直通の姿には、溢れ出る自信が感じられた

2016年02月05日 | Weblog
【鹿島】植田直通から溢れ出る自信。アジア制覇がもたらした昨季とは段違いの安定感
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年02月05日


「五輪出場を決めても韓国に負けていたら全然違っていたと思う」(石井監督)


優勝を飾ったU-23アジア選手権を終え、チームに合流早々の先発フル出場。疲れも見せず、プレーからは昨季とは異なる自信が垣間見えた。 (C) J.LEAGUE PHOTOS

 昨季までなら慌てて縦に蹴ってしまっていた場面だ。落ち着いてボールをコントロールしてビルドアップし直す一連の動作に成長の跡が見られた。ピッチ上での落ち着きが視野を広くし、プレーに余裕を持たせる。アジアチャンピオンになって帰ってきた植田直通の姿には、溢れ出る自信が感じられた。

 カウンターから1点を失ったことは課題として残されたが、多くの時間でボールを支配し、ゲームをコントロールできたことは、キャンプで狙いとしてきたことがチームに浸透しつつあることを物語る。しかも、2月1日に合流したばかりの植田にとっては、わずか4日しか経っておらず、それでもチームコンセプトを忠実に実践できたことは昨季からの大きな違いだ。

 鹿島全体で言えば、昨季はヤマザキナビスコカップを制覇したことが、若い選手たちを大きく成長させた。それまで良い試合はするものの大事な試合を落とし続けた苦い経験が、選手たちに少しの気後れと劣等感を生んでいた。

 しかし、タイトルを賭けた戦いで完勝を収めたことにより、やってきたことが間違いではなく、それだけのチームになった自信は選手を文字通り大きくしていた。

 ただし、ヤマザキナビスコカップを優勝したところで、当時CBの控えに過ぎなかった植田にとって、なにかを勝ち得た感覚はなかった。試合に出て、自分の手で勝ち取った栄誉でなければ意味がなかった。

 だからこそ、U-23日本代表としてアジアを制覇したことは、底知れない自信を植田に与えた。帰ってきた植田を見た石井監督は、そこにいちばんの変化を感じるという。
「自信がついたな、という感じはします。それこそタイトルを獲ることはすごく大きいんじゃないかと思います。あれで出場権は取ったけれど韓国に負けていたら全然違っていたと思います。タイトルを獲った自信はすごくあるはずです」

 とはいえ、鹿島でのポジション争いはこれから。植田自身もそのことは重々承知していた。

「鹿島でなにかを獲ったわけではないですし、僕自身はここでしっかりスタメンを取って、タイトルを獲りたいと今年は思っている。そのためにも最初からガンガン行きたいと思っています」
 
 予選を通過したとはいえ、リオ五輪のメンバーにもすんなり入れる保証はない。今季鹿島でスタメンを勝ち取ることは、植田にとって多くの意味を持っている。



チンチロリン


植田の自信あふれるプレイについて記すサッカーダイジェストである。
U-23アジア選手権にて優勝し、植田に大きな変化がもたらされた。
自分がCBとしてチームの軸となることの意味を身体で理解したように思える。
U-23日本代表とは異なる戦術の鹿島でも、合流4日で問題なくこなす姿は風格を感じさせる。
今季の植田は一味違う。
かなりの大仕事をやってのけるであろう。
植田の躍動を楽しみにしておる。


チンチロリン

サッカーダイジェスト JEF戦寸評

2016年02月05日 | Weblog
【鹿島 0-1 千葉|寸評】千葉が狙いどおりのカウンターで勝利。鹿島はゴール前の崩しに課題を残す
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年02月05日


鹿島――終始ボールを支配して押し込むも相手の守備を崩しきれず。


【警告】鹿=櫛引(52分)、小笠原(74分) 千=なし
【退場】なし


遠藤は多くの決定機を演出。今季も攻撃の中核として存在感を放ちそうだ。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)



【試合内容】
立ち上がりから鹿島がペースを掴み、チャンスを量産。千葉は鹿島の素早いプレスと巧みなポゼッションに終始劣勢だったが、76分にカウンターから最後はエウトンが決め先制。守っても新加入の近藤を軸とした最終ラインの粘り強さが光り、1点差を逃げ切った。

【鹿島|チーム寸評】
 よくボールを支配して相手を押し込んだが守りを固めた千葉の守備を崩し切ることができずに時間が過ぎていく。すると76分にカウンターから先制点を許してしまう。逆転を狙って前がかりに攻めたが最後までゴールをこじ開けることができなかった。

【鹿島|選手寸評】
GK
1 櫛引政敏
裏に出たパスに飛び出たが、ファウルに。公式戦なら退場だった。

DF
22 西 大伍
クロスの精度はまずまずだったが、中1日ではさすがに重かった。

23 植田直通
アジア制覇の自信を引っ提げ、プレーにも余裕が見られた。

3 昌子 源
疲労で身体が重く、ハイボールの競り合いでは跳べなかった。

16 山本脩斗
試合勘も戻りパスミスは減ったが、コンディションはまだまだ。

MF
10 柴崎 岳
キュッと前に出る動きに鋭さがあり、インターセプトも多かった。

40 小笠原満男
ボールを奪われてピンチを招くなど、少し疲れが見えていた

25 遠藤 康
直接FKでゴールを狙ったが、クロスバーに嫌われてしまった。

13 中村充孝(80分OUT)
ボックス内に侵入したが、シュートの決定力が低かった。

FW
18 赤秀平(71分OUT)
ジネイとの連係は良かったが、シュートゼロでは勝てない。

9 ジネイ(HT OUT)
コンディションは上がっており、今後に期待を抱かせる

交代出場
MF
32 杉本太郎(80分IN)
短い時間ながらシュート2本。左足のシュートは決めたかった。

MF
34 鈴木優磨(71分IN)
相手を追い、パスも引き出したが、反転してゴールを目指したい。

FW
15 高崎寛之(46分IN)
ファーサイドでクロスを待つことが多く、得点の匂いがしなかった。

監督
石井正忠
主導権を握ったものの、ゴールをこじ開けるのに一手足りなかった印象。

千葉――粘り強い守備から鋭いカウンターがハマる。

【千葉|チーム寸評】
相手の巧みなポゼッションに主導権を握られた前半は思うようなプレーができず、なかなかゴール前に入り込めなかった。しかし後半、運動量を発揮してパスをつなぐ場面も。1-0の勝利を収めたが、守備では危険な場面が多く、攻撃もさらに精度を高めていきたい。

【千葉|選手寸評】
GK
23 佐藤優也
安定した守備を見せ、ビッグセーブでチームを救う。

DF
27 阿部翔平
クロスの回数は多くなかったが、守備では粘り強さを発揮。

3 近藤直也
ディフェンスラインをコントロールし、しっかりとまとめた。

4 イ・ジュヨン
高さで特長を発揮した。スピードも見せた。

5 多々良敦斗
右サイドバックで出場。安定した守備とオーバーラップも見せた。

MF
10 長澤和輝
前半はゴール前に顔を出せず、運動量でチームを助ける。

22 アランダ
第2戦の福岡戦ほどのインパクトはなかったが、ゴールの起点となるプレー。

6 山本真希
中盤でボールを散らし、前線へ上がって攻撃参加にも顔を出した。

16 小池純輝
スピードは見せたが、思うように攻撃につなげられなかった。

FW
9 エウトン
ポストの役割を果たし、1ゴールも記録。

11 船山貴之
スプリントを繰り返しゴール前に入り込んだ。ポスト直撃のシュートも放った。

交代出場
DF
28 乾 貴哉(90+3分IN)
パワープレーヤーとして前のポジションに入った。

MF
4 北爪健吾(68分IN)
右サイドハーフで出場。運動量では存在感を発揮。

MF
7 佐藤勇人(HT IN))
後半から出場。的確な指示でチームを落ち着かせた。

MF
8 井出遥也(HT IN)
前半は停滞していた攻撃に勢いをもたらした。

FW
18 吉田眞紀人(87分IN)
終盤からの途中出場。前線で動き出しを見せたが時間が短かった。

監督
関塚 隆
前半は攻め手を欠いたが、後半開始から佐藤勇 、井出を投入し、前への推進力が出た。その後は勝負にこだわった交代策で、鹿島を完封した。



チンチロリン


サッカーダイジェスト誌によるNYC・JEF戦の寸評である。
「立ち上がりから鹿島がペースを掴み、チャンスを量産。千葉は鹿島の素早いプレスと巧みなポゼッションに終始劣勢」と記しておる。
守りを固めた相手を崩しきれず、カウンターに沈むのはサッカーによくあること。
そうならぬ為のリスクマネージメントと、強烈な攻撃力、それがこの試合ではもう一つ足りなかった。
中1日が続いた大会日程や、負傷者が多く選手起用に難があったことなど、いくつかの要因があろう。
また、この3試合にて選手に見極めが出来たのではなかろうか。
ジネイは試合を重ねるごとにコンディションが上がって行くことが見て取れ、開幕に向けてきたいが持てる。
植田はU-23アジア選手権優勝を経験し自信を持っておプレイしておる。
岳の前への動きは大きな武器となっていこう。
ヤスのセットプレイも魅力的である。
大会連覇は逃したが、チーム作りが順調に進んでおることが伝わって来た。
開幕が楽しみである。


チンチロリン

植田、鹿島で何もつかんでいない

2016年02月05日 | Weblog
【鹿島】植田、U23で自信も「チームで試合出ないと」
2016年2月5日6時0分 スポーツ報知


前半5分、先発出場し、激しく空中で競り合う鹿島・植田

 ◆Jリーグ・スカパー! ニューイヤー・カップ宮崎ラウンド最終日 千葉1―0鹿島(4日・宮崎)

 U―23代表DF植田直通(21)=鹿島=が4日、ニューイヤーカップの千葉戦(宮崎)でフル出場し、J1開幕のG大阪戦(28日・吹田ス)スタメンに前進した。試合は0―1で敗れ千葉に優勝を譲ったが、インターセプトからの攻撃参加や持ち前の展開力を発揮。石井正忠監督(49)を「自信や落ち着きのようなものを感じる。(代表で)タイトルを取ったことが大きいのではないか」とうならせた。

 植田は主力として1月のU―23アジア選手権(カタール)優勝に貢献した。昨季は鹿島のセンターバック陣で3、4番手だったが、主力DFファン・ソッコが負傷で出遅れていることもあり開幕スタメン候補に浮上。「アジアでタイトルを取ったけど、鹿島で何もつかんでいない。鹿島で試合に出られなかったら、リオ五輪でも選ばれない」と強い自信と覚悟で五輪を目指す。



チンチロリン


開幕スタメン候補に浮上した植田である。
石井監督が「最終戦では現時点でのベストメンバーで戦う」と言って挑んだ昨日のNYC・JEF戦にて先発起用されておる。
その石井監督は植田を「自信や落ち着きのようなものを感じる。(代表で)タイトルを取ったことが大きいのではないか」と評しており、評価しておる様子。
U-23アジア選手権にてひとまわり大きく成長した植田がポジションを掴み取るのであろうか。
植田本人は「アジアでタイトルを取ったけど、鹿島で何もつかんでいない。鹿島で試合に出られなかったら、リオ五輪でも選ばれない」と語っており、レギュラー奪取に燃えておる。
ファン・ソッコは負傷で出遅れており、ブエノはまだ若く荒削りである。
しかしながら、ファン・ソッコには実績が、ブエノには強烈な身体能力がある。
そして、ベテランの青木にDFリーダーとしての源がおるCBは激戦区と言えよう。
熾烈なポジション争いに勝ち抜いた選手が開幕のピッチに立つ。
2月28日のガンバ戦でDFラインを形成するのか。
非常に楽しみである。


チンチロリン

明治大学・室屋くん、FC東京入り

2016年02月05日 | Weblog
明大DF室屋がプロ契約へ 長友、武藤の道!リオメダルへ決断
 明大のU―23日本代表DF室屋成(21)が今季からFC東京とプロ契約を結ぶことが4日、分かった。室屋の能力を高く評価するFC東京が、アジアCLにも出場できるプロ契約を提示。室屋も明大との話し合いでサッカー部を退部し、プロとしての第一歩を踏み出す決断を下した。1月のリオデジャネイロ五輪アジア最終予選で活躍した右サイドバックが、FC東京から五輪本大会出場を目指す。

 室屋がプロとしてブラジルの地を目指す。リオ五輪アジア最終予選には、唯一の大学生として出場していたが、関係者によれば、この日までに今季からFC東京とプロ契約を結ぶことが正式に決まったという。

 高い運動能力を誇る右サイドバックをめぐっては昨季、特別指定選手として参加したFC東京を含めた複数のクラブが争奪戦を展開。その中でFC東京はACLにも出場できるプロ契約を今季から結ぶよう提示。「より高いレベルでやりたい気持ちもあるけど、大学の先生と話して決めたい」としていた室屋も大学側との話し合いにより、明大サッカー部を3年で退部し、プロ契約を決めたという。

 リオ五輪アジア最終予選では、1月13日の1次リーグ初戦の北朝鮮戦で先発を果たすと、その後も豊富な運動量でチームの勝利に貢献。同22日の準々決勝イラン戦では、左足クロスで豊川の先制弾をアシストするなど活躍し、終わってみれば全6試合のうち5試合に出場。6大会連続本大会進出を決めた立役者の一人となった。

 プロ契約を結ぶことで、チームが9日のチョンブリ(タイ)とのプレーオフを突破すれば、今季のACLにも出場が可能になる。クラブレベルで国際経験を積めば、リオ五輪を目指す室屋にとってもさらなる成長を遂げる大きなチャンス。大学サッカー部をやめてプロ契約を結んだDF長友、FW武藤らと同様に、室屋もまずはFC東京でレベルアップを目指し、自ら大きな可能性を切り開く。

 ◆室屋 成(むろや・せい)1994年(平6)4月5日生まれ、大阪府出身の21歳。5歳でサッカーを始め、地元クラブでは現ザルツブルクのMF南野とチームメート。青森山田に入学し、11年にはU―17日本代表としてU―17W杯に出場して8強入りに貢献する。13年に明大に進学し、昨年はFC東京に特別指定選手として登録された。1月にはU―23日本代表としてリオ五輪出場権獲得に貢献。1メートル74、65キロ。利き足は右。

 ≪長友、武藤に続け!≫長友は明大3年でサッカー部を退部し、08年からFC東京とプロ契約した。1年目から定位置をつかみ、J1通算72試合5得点。10年7月にチェゼーナへ期限付き移籍した。武藤は慶大3年でサッカー部を退部し、14年からFC東京とプロ契約。J1で通算51試合23得点と活躍し、慶大在学中の14年8月には日本代表に初選出され、アギーレジャパンの1号ゴールも記録。15年7月にマインツへ完全移籍した。
[ 2016年2月5日 05:30 ]

U23室屋、明大サッカー部退部してF東京へ…退学せず現役大学生Jリーガーに
2016年2月5日6時0分 スポーツ報知

 U―23日本代表DF室屋成(21)=明大3年=が、所属する明大サッカー部を退部してF東京とプロ契約を結ぶことが4日、分かった。退学はせず現役大学生Jリーガーとしてプレーする。近日中にも正式発表される。

 クラブは昨年に特別指定選手としてプレーしていた室屋のスピードあふれる動きを高く評価。昨年同様に特別指定の選択肢もあったが、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)など国際大会に出場できないことから、4月で4年生になる室屋にプロ契約のオファーを出していた。本人も1月のU―23アジア選手権でリオ五輪出場を決め、より高いレベルでのプレーを希望。大学とも話し合い、プロ入りを決断した。すでに同代表で条件を満たしており、A契約となるもようだ。

 クラブでは過去に日本代表DF長友佑都が、同じく明大から4年生になる直前に入団。同代表FW武藤嘉紀も慶大在学中に加入した。両者ともその後は日本代表の主力に成長して海外へと羽ばたいており、室屋にも同様の期待がかかる。

 ◆室屋 成(むろや・せい)1994年4月5日、大阪府生まれ。21歳。ゼッセル熊取FCでサッカーを始め、小6までザルツブルクFW南野拓実とチームメート。青森山田高から明大に進学し、11年U―17W杯(メキシコ)で8強入り。U―23アジア選手権では右サイドバックで5試合に先発し、優勝に貢献した。174センチ、65キロ。



チンチロリン


FC東京とプロ契約した明治大学の室屋くんである。
これは残念。
とはいえ、室屋くんには室屋くんのサッカー人生がある。
鹿島とは縁が無かったということ。
対戦を楽しみにしたい。


チンチロリン

JEF戦コメント

2016年02月05日 | Weblog
2016Jリーグプレシーズンマッチ 2016 Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ


鹿島アントラーズ:石井 正忠
(選手たちに)自分たちからボールを奪いにいこうと話したが、思った以上に出来ていたし、シュートも増やしていこうという話もした。クロスのバリエーションをつけて狙っていこうと言ったが、キャンプであまりやっていなかったし、イメージが出来なかったと思う。シュート練習もあまりやっていないので、そこをしっかりやっていきたい。前からボールを奪いにいくスピードはあったし出来ていたが、ゴール前やペナ付近でのスピードがなかった。クロスを上げる前のスピードやアッタキングサードのでスピードもなかったと思う。色々な形で崩せるようにやっていきたいし、ミドルシュートの練習も行っていきたい。



【植田 直道】
試合には出たかった。櫛引くんとアントラーズで一緒にやるのは、不思議な感じだった。でもチームメイトなのでこれから合わせていきたい。U-23日本代表とやっているサッカーは違うけど、合わせる時間はたくさんある。代表で既に6試合やってコンディションは良いのでポジション争いでも差をつけられればいい。

【櫛引 正敏】
結果は負けてしまったが、チームのコンセプトはある程度、理解できた。細かいところを理解していけば、チームに入っていけると思う。ソガさんとの競争で勉強するところがある。スキルアップして試合に出るチャンスを勝ち取っていければよい。

【山本 脩斗】
相手も同じ条件だけど、中1日は楽ではない。これまでのキャンプとやり方は違うけど、シーズンに入ってみないと良いかどうかはわからない。開幕までに時間はあるので、細かい所を詰めていきたい。

ニューイヤーカップ vs千葉


本日行われた2016Jリーグ・スカパー! ニューイヤーカップ千葉戦は0-1で負けを喫しました。

Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ 宮崎ラウンド 
2016年2月4日(木)14:03KO 宮崎県陸

[ 石井 正忠監督 ]
「結果は残念でしたが、1試合目や2試合目と同じように自分たちからボールを奪いに行く姿勢を見せることができた。前からのプレッシャーと、相手陣内で奪われた時の切り替えは3試合とも続けていこうと話していたので、そういった部分は今日の前半でもすごくできていたと思いますし、キャンプ前に想定していた以上のものはできたんじゃないかと見ています。今日はジェフさんが引いてブロックを作る守備をしてきたので、シュートの本数を増やしていこう、クロスのバリエーションをつけて得点を狙っていこうと話しました。ただ、ここまであまり攻撃のトレーニングを積んでこなかったので、口頭で説明してもなかなかイメージできなかったのかなと。攻撃面ではいろいろな組み合わせでそれぞれ形ができてくると思いますが、ペナルティボックス付近でのコンビネーションの部分はまだまだでしたし、シュート練習をあまりやっていないこともあって、今日のウォーミングアップでも相手チームのほうがミドルシュートの勢いがあったりしていました。

本当は得点を狙いたかったですが、ペナルティボックス付近でスピード感がなかった。3人目の動きで崩していこうとも話しましたが、そこができなかったのは残念です。チーム全体でボールを奪いに行くスピードはありましたが、クロスを上げる前のスピード、ゴール前へ入る迫力など、点を取りにいくためのスピード感が足りなかったように思います。昨シーズンからたくさん試合に出ている選手以外でも、すごく連動性を出せていたので、守備の部分では予想以上に成果が出たキャンプでした。ここからケガ人が戻ってくる予定なので、攻撃面はここからしっかり取り組んでいきたいと思っています」

Jリーグ・スカパー!ニューイヤーカップ 宮崎ラウンド 
2016年2月4日(木)14:03KO 宮崎県陸

[ 植田 直通 ]
「試合をやりたかったので、90分フルでやれて良かった。後ろに櫛引(政敏)がいるのは少し違和感がありましたけど、もうチームメートなんだという自覚もしました。鹿島のサッカーは、U-23日本代表でやっているサッカーと違う部分もあるので、これからもっとプレー面も合わせていかなければと思いました。まず今シーズンは鹿島で試合に出ることが一番。あの厳しい大会(AFC U-23選手権カタール 2016)で6試合を戦って、チームとしても個人としても成長した部分はあるので、そういったところで周りとの差を出していかなければいけない。優勝して帰ってきた時は、空港でたくさんの人に『おめでとう』と言ってもらいました。チーム合流後もホテルで年配の方に声をかけていただいたりしたので、本当にたくさんの方が応援してくれていたんだとびっくりしています」

[ 櫛引 政敏 ]
「試合は負けてしまいましたけど、それでもチームのコンセプトはプレーしながらある程度はできました。あとは細かいところを繰り返していければ、しっかりチームに入り込める。コンセプトに関しては今日出た課題を練習で改善していければいいと思います。まずは鹿島で試合に出ること。個人としてのスキルアップや細かいところの技術を上げていけば、今後につながっていくと思うので、楽しみながらやっていきたいです。U-23選手権で経験したことを自分の中でいい方向に持っていきたいですし、見えた課題を一つひとつ改善していければ自分のスキルアップになる。それが試合に出る上で大切なことだと思います。ベテランのソガさん(曽ヶ端準)との競争で勉強することも多いと思うので、一つずつ勉強したことを成長につなげて、試合に出るということを勝ち取っていきたいです」


[ 西 大伍 ]
「相手がああいう形で来ることは分かっていたので、その中で点を取って、カウンターを失点しないようにしなければいけなかった。相手のほうが一枚上手だったということですね。今シーズンはこの大会が最初の試合で、1試合目よりも3試合目のほうがチームとして良くなってきたと感じています。昨シーズンから取り組んできたように相手の陣地でボールを奪った瞬間に切り替えもそうですし、ボールも長い時間持つことができていたので、そういう部分は良かったと思います。でも、僕らはどんな試合でも負けてはいけない。この3試合の中ではやっぱり点を取ることや、チャンスをもっと増やすことが必要でした。今日に限っては、少ないチャンスで相手にやられてしまったので、そこはしっかりと守らなければいけなかったと思います」

[ニューイヤー杯]新戦力11人先発の千葉がGK櫛引&DF植田先発の鹿島に勝利、宮崎R優勝!!
16/2/4 16:12

[2.4 ニューイヤー杯宮崎R 千葉1-0鹿島 宮崎県陸]

 ニューイヤー杯の宮崎ラウンド第3戦が4日にKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場(略称:宮崎県陸)で行われた。全勝対決となった一戦はジェフユナイテッド千葉が鹿島アントラーズに1-0で勝利。宮崎ラウンド3連勝を果たし、優勝を決めた。

 互いに4-4-2システムを採用。U-23日本代表の手倉森誠監督がスタンドで見守る前での一戦。鹿島はリオ五輪最終予選を兼ねたAFC U-23選手権を制したU-23日本代表のGK櫛引政敏とDF植田直通が先発。DFラインは右から西大伍、植田、昌子源、山本脩斗でダブルボランチは柴崎岳と小笠原満男。2列目右に遠藤康、左に中村充孝。2トップをFW赤崎秀平とFWジネイが務めた。

 対する千葉は先発11人の全員が新戦力。GK佐藤優也、DFラインは右から多々良敦斗、イ・ジュヨン、近藤直也、阿部翔平。ダブルボランチをMFアランダとMF山本真希が務め、2列目は右にMF小池純輝、左にMF長澤和輝。2トップはFWエウトンとFW船山貴之が組んだ。

 前半は鹿島が主導権を握る。前半16分には西の右クロスから走り込んだ中村が右足シュートを打つも枠外。前半34分には赤崎から受けた遠藤がゴール前へ入れるが、GK佐藤にクリアされる。ファーサイドで拾った中村が前進してのシュートを放つも枠を捉えることはできなかった。同45分には西のスルーパスから赤崎が右サイドへ展開。詰めた中村がシュートを狙うがサイドネットに外れた。

 対する千葉は押し込まれる場面が続くも、45分間を耐え切った。中盤で小笠原が保持したボールをエウトンが奪取。横パスを受けた長澤がドリブルで持ち込みシュートを狙うが枠を外れるなど、少ないチャンスをものにすることはできず。0-0で前半を終えた。

 後半開始とともに互いに選手交代。千葉は小池と山本に代わり、MF井出遥也とMF佐藤勇人を投入し、鹿島はジネイに代えて、FW高崎寛之をピッチへ送る。

 後半に入り、徐々に攻勢を強めたのは千葉。後半6分には右サイドライン際のパスに船山が抜け出すも、飛び出てきたGK櫛引のファウルを受けて転倒。このプレーで櫛引は警告を受けた。同14分にはPA右で仕掛けた佐藤勇が後方へ戻し、受けた多々良が中央へ折り返す。ファーサイドに詰めていた船山が放ったシュートはDFの背中に当たった。同21分には長澤に代わり、DF北爪健吾を投入する。

 後半24分には鹿島がセットプレーで決定機。PA手前右から遠藤のFKはクロスバーを叩く。直後のFKでは遠藤の横パスに走りこんだ植田がミドルシュートを放つも枠を大きく外れていった。

 すると後半31分についに試合は動く。中央で受けたアランダが右サイドへスルーパス。抜けた船山がドリブルで上がり、中央へ折り返す。詰めていたアランダがシュートを放つと、ゴール前左のエウトンがわずかに触り、ネットを揺らす。千葉が1-0と先制に成功した。

 鹿島は後半26分に赤崎に代えて、19歳のMF鈴木優磨を投入。失点後の後半34分には中村に代わり、MF杉本太郎をピッチへ送る。後半アディショナルタイム2分には味方が競ったボールを拾った杉本がPA左からシュートを打つも枠外。同3分に千葉は船山に代え、DF乾貴哉を投入。そのまま試合は終了し、千葉が1-0で勝利した。

【New Year Cup】鹿島 0-1 千葉|ほぼベストで臨んだ鹿島、主導権握るもカウンターに屈す
サッカーダイジェストWeb編集部
2016年02月04日


U-23代表の櫛引、植田が先発フル出場。


【鹿島 0-1 千葉】ボランチで先発フル出場した小笠原は健在をアピール。攻守に安定感溢れるプレーを見せた。写真:滝川敏之(サッカーダイジェスト写真部)

「Jリーグ・スカパー! New Year Cup」の宮崎ラウンドは2月4日、福岡対熊本、鹿島対千葉の2試合がKIRISHIMAハイビスカス陸上競技場で行なわれた。

 第2試合は、ともに2連勝で迎えた鹿島と千葉の一戦。鹿島はU-23日本代表のGK櫛引とCBの植田がスタメン出場した。

 立ち上がりからボールを支配して攻勢に出たのは鹿島で、ボランチの小笠原、柴崎、両ワイドの遠藤、中村を中心にポゼッションを高めて千葉ゴールに迫る。しかし、再三チャンスを迎えるもののゴールネットを揺らせず、前半を0-0で折り返す。

 後半に入っても鹿島の攻勢は続き、55分にはワンツーから遠藤が抜け出し決定的なシュートを放つが、惜しくもゴール右に外れる。さらに68分、FKのチャンスを掴むと、再び遠藤が狙うが、これもポストに嫌われた。

 一方、鹿島の攻勢を凌ぎ続ける千葉も、今季新加入の船山などがたびたびスペースへ抜け出し、チャンスを窺う。すると76分、千葉はカウンターを発動し、アランダが中央から右サイドへ走る船山へ展開。船山の折り返しにアランダがシュートを放つと、そのボールをゴール前にいたエウトンがコースを変えてゴールに流し込んだ。終始押し込まれていた千葉が先制する。

 リードした千葉は、その後も好守を連発したGK佐藤と近藤、イ・ジュヨンを中心とした最終ラインが粘り強く対応し、鹿島にゴールを許さずタイムアップ。千葉が1-0で勝利し、宮崎ラウンド優勝を決めた。

 鹿島は90分を通じてゲームを支配したものの、相手ゴール前の守備を破る打開力、フィニッシュのクオリティに課題を残した格好だ。後半に入ってからはむしろ、ボールの出所を限定した千葉のクレバーな守備が目立ち、勝負どころでの速攻がうまくハマった展開となった。

鹿島U23コンビ櫛引、植田フル出場「少し違和感」
[2016年2月5日7時52分 紙面から]

<スカパー!ニューイヤー杯・宮崎ラウンド:千葉1-0鹿島>◇最終日◇4日◇KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場

 U-23(23歳以下)日本代表の手倉森誠監督(48)が見守る中、鹿島のGK櫛引とDF植田がフル出場した。

 清水から移籍の櫛引は新天地で初出場。「まず試合に出て、個人としてもスキルアップを」。植田は同僚になった代表守護神とのプレーを「少し違和感はありましたが(連係を)合わせていかないと」と話した。

鹿島・植田、フル出場も敗戦…「この試合は出たかった」
 Jリーグ・スカパー! ニューイヤー・カップ宮崎ラウンド最終日(4日、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場)2試合が行われ、J2の千葉がJ1鹿島を1-0で破り、3連勝の勝ち点9で優勝した。賞金は300万円。鹿島が勝ち点6で2位。J1福岡とJ2熊本は0-0で引き分け、ともに同1で得失点差により熊本が3位、福岡が4位となった。

 U-23日本代表DF植田が、フル出場。0-1で敗れたが「フル出場は予定通り。この試合は、出たかったんで」と涼しい顔。先月31日に五輪アジア最終予選を戦ったカタールから帰国。翌1日に宮崎入りし、2日の試合にも途中出場した。「目標は鹿島でセンターバックのレギュラーを取ること」。五輪本番に向けてもアピールし続ける。
(紙面から)

U23代表 植田、櫛引「出続ける」
2016年2月4日

 「スカパー!ニューイヤー・カップ、千葉1-0鹿島」(4日、KIRISHIMAハイビスカス陸上競技場)

 鹿島DFの植田直通(21)が、カタールで行われたU-23アジア選手権から帰国後、所属チームでの試合に初めて出場した。

 また、今季加入のGK櫛引政敏(23)にとっては、クラブでのデビュー戦となった。ともに「疲れは大丈夫。鹿島で試合に出続けることが今季の目標」と口をそろえた。



チンチロリン


「ゴール前やペナ付近でのスピードがなかった」と語る石井監督である。
フィニッシュに関してもう少し速さが必要だったという考えである。
シュート数やボール保持など、チームとして出来る型は見えてきた。
攻撃の精度であったりコンビネーションの熟成を練習にて突き詰めていくところと言えよう。
また、西は「1試合目よりも3試合目のほうがチームとして良くなってきたと感じています」とNYCを総括する。
チームとしては出来上がっていることを口にしておる。
試合の結果は残念であり、修正部分もあった。
しかしながら、開幕に向けて順調に仕上がりつつあることが見て取れる。
このメンバーに怪我人が戻ってくれば、1年を通じて戦う戦力となろう。
楽しみにしておる。


チンチロリン