鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

シャルケ・篤人、1点取られると、ガラッと雰囲気が変わる

2013年11月24日 | Weblog
先制点を呼び込んだ内田 勝ちきれずがっかり
13/11/24 18:58



「うちは1点取られるとガラッと雰囲気が変わる」

 23日に行われたブンデスリーガ第13節でシャルケはフランクフルトと敵地で対戦し、3-3で引き分けた。フル出場で先制点を呼び込んだDF内田篤人は、試合運びのまずさを感じているようだ。

 代表ウィークを終えて、FWジェフェルソン・ファルファンがケガから復帰後初の先発となったシャルケは、14分に内田のキックが相手のオウンゴールを誘い先制した。その後1点を加えて2点リードで折り返したが、後半は一転フランクフルトペースとなり、逆転を許す。それでも終了間際に追いつき、かろうじて勝ち点1を手にしている。

 内田はペナルティーエリア右手前から左足で中に蹴ると、相手DFに当たったボールがゴールに吸い込まれた。このシーンについて日本代表DFは、「ファーに1人流れているのが見えたので。オウンゴールですけど、入って良かった」と振り返る。

 2点のアドバンテージを生かせなかった試合展開については、「うちは1点取られると、ガラッと雰囲気が変わる。それで前半戦、何度も試合を落としている」と課題に感じているようだ。その原因は「我慢しきれないこと」だと理解しているが、なかなか修正できずに苦しんでいる。

 日本代表での2013年の日程はすでに終了したが、シャルケではリーグ戦にチャンピオンズリーグにと、過密日程が続く。内田とシャルケにとっては、踏ん張りどころになりそうだ。

内田「入ってよかった」先制弾誘発し存在感示す
ブンデスリーガ シャルケ3-3フランクフルト (11月23日)


フランクフルト戦の前半、攻め込むシャルケの内田(左)
Photo By 共同


 右サイドバックでフル出場したシャルケのDF内田が攻守に存在感を示した。前半14分、クロスが相手のオウンゴールを誘って先制し「入ってよかった」と喜んだ。

 2―0の前半41分には相手シュートを滑り込んでブロック。それでもチームは後半に3失点で逆転を許し、終盤に何とか追い付いて引き分け。「1点取られたら、がらっと雰囲気も悪くなる。分かっているのだけど」と、もどかしそうだった。フランクフルトのMF乾はベンチで出番がなかった。
[ 2013年11月25日 05:30 ]


先発フル出場も引き分けに終えたシャルケの篤人である。
先制したものの、逆転され追いつくといった試合展開だった模様。
アウェイとはいえ少々不安定な試合運びであった。
安定した試合を行い上位を目指して欲しい。
期待しておる。

鳥栖戦レビュー

2013年11月24日 | Weblog
【J1:第32節 鹿島 vs 鳥栖】レポート:公式戦3連勝だった鳥栖が相性の良い鹿島を撃破!鹿島は痛恨の敗戦で7年連続タイトル獲得が遙か遠くに(13.11.24)
11月23日(土) 2013 J1リーグ戦 第32節
鹿島 1 - 2 鳥栖 (14:04/カシマ/17,030人)
得点者:64' 金民友(鳥栖)、84' 青木剛(鹿島)、90'+5 金民友(鳥栖)

静かに流れる涙は、拭っても拭っても止まらない。鳥栖の先制点に絡んだ青木剛は、つめかけたサポーターに挨拶する間、あふれる涙を押しとどめることができなかった。首位の横浜FMが勝利したことで、勝点差は6に開き、さらに得失点差は12。まだ可能性は残されているが、ヤマザキナビスコカップを逃し、天皇杯も敗れている鹿島にとって、7年連続のタイトル獲得が遠のく痛恨の敗戦となった。

序盤から相手ゴールに迫ったのは鹿島だった。鳥栖の攻撃を阻止すると、鋭い攻撃を繰り出す。多くの選手が同時に動き出す攻撃は迫力があった。守備の要である菊地直哉を欠いた鳥栖は、前半の比重を守備に置き粘り強く守ることを選択する。そして、背後を取られることを徹底的に抑えてきた。
とはいえ、それでもチャンスをつくる鹿島。11分には遠藤康がゴール右の得意の位置からミドルシュートを放つ。惜しくもバーに弾かれたが、そこに詰めたジュニーニョがハーフボレーを放つも今度は林彰洋の正面を突いてしまう。さらに21分には決定的チャンス。ジュニーニョのクロスに大迫が抜け出し林もかわしたが、バランスを崩しながら放ったシュートはゴール横へとそれてしまう。その4分後にはジュニーニョがネットを揺らすもオフサイドの判定。バイタルエリアから大迫が立て続けにシュートを放つも林が弾き出し、圧倒的な前半で得点を奪えなかった。

結果としては、これが後に響いてしまう。チャンスはつくるものの攻撃パターンが少ない鹿島は徐々に攻め手が少なくなり、後半に入ると鳥栖にエンジンがかかってくる。前半は、ほとんどできなかったポゼッションも、鹿島の守備に鋭さがなくなってくると落ち着きを取り戻し、相手を後追いさせるパスワークさえ見せるようになる。
すると64分、高い位置で青木剛からボールを奪った金民友が、そのまま左サイドをドリブルで駆け上がり体勢を崩しながらゴールに突き刺すシュートを見舞う。鹿島としては絶対にやりたくない先制点を奪われ、スタジアムの雰囲気が異様なものに変わっていった。

反撃に出たい鹿島だったが、勢いを増す鳥栖にビルドアップさせてもらえない苦しい状況に追い込まれる。疲れが見える遠藤康、中田浩二に代えて、土居聖真、西大伍を相次いで投入して流れをイーブンに戻すと、84分にフリーキックから青木が頭でねじ込みようやく同点に追いつく。しかし、前掛かりになったところ逆に狙われ、90+5分に再び左サイドを突破した金が決勝点を奪うのだった。

「まずは1回リフレッシュして、頭を切り替えること、まず休むことを考えなければならないと思います」
試合後、セレーゾ監督は切り替えることを強調した。それだけ受け入れがたい敗戦だったことは確かだろう。「自分たちが準備してきたものがうまくできていました」というとおり、練習してきたバイタルエリアを使った攻撃で形でチャンスはつくれていた。しかし、ゴールが奪えなかった。前半抑え気味だった鳥栖のプランが奏功したのも、前半の決定機を逃し続けたからこそ。

天皇杯の広島戦に続いて、公式戦ホーム2連敗は想定していなかっただろう。両方のタイトルが遠くなる敗戦だ。ただ、あと2試合の結果如何では来年のシーズンが大きく変わる。ACLへの出場権を逃すわけにはいかない。

以上
2013.11.24 Reported by 田中滋


青木の涙を書き連ねる田中氏である。
このような試合は「悔しい」という感情を通り越して「無念」と言えよう。
勝てた試合であった。
勝つべき試合であった。
しかし、結果は異なった。
これがサッカーという球技の妙である。
このような結果がしばし起こるが故、民衆は熱狂し、熱くなるのである。
今季は残り二試合、熱い試合を楽しみたい。

山形・中島、最後まで攻撃的サッカーを出したい

2013年11月24日 | Weblog
【山形】今季最終戦で中島決める、奥野監督「惜別弾」

シュート練習でクロスに飛び込みゴールを決めた山形・中島

 J2山形のFW中島裕希(29)が今季限りで退団する奥野僚右監督(45)の“山形最後の戦い”に花を添える。J2山形はきょう24日、東京Vと今季最終戦をホームで迎える。23日は軽めのシュート練習などで最終調整した。負傷中のFW林と並びチームトップの12得点をあげる中島は、「最後まで攻撃的サッカーを出したい。1点取られても2点、3点と取る。最後は自分で点を決めて終わりたい」。奥野流攻撃的サッカーの中心で躍動した男が、2季連続でチーム得点王となり、前回完敗(0―2)した相手に借りを返す。

 奥野監督が就任した昨季に山形に期限付き移籍し、今季完全移籍した。昨季41試合、今季はチーム最多の39試合に出場するストライカーは、「僕が来たときに、監督も来た。J1に一緒に行きたかった。最後は勝って、みんなで楽しく終わりたい」と、笑顔で締めくくることを誓った。
(2013年11月24日06時02分 スポーツ報知)


2013年シーズンJ2最終節に挑む山形の中島である。
悲願のJ1昇格こそ成し得なかったが、奥野監督の目指した攻撃的サッカーは根付いたはず。
強い気持ちで勝利を目指し、ゴールを決めて欲しい。
良い報を待っておる。

鳥栖戦コメント・報道

2013年11月24日 | Weblog
2013Jリーグ ディビジョン1 第32節


鹿島アントラーズ:トニーニョ セレーゾ
・残り2節だが、シーズンが終わったわけではない。しっかりと最後まで戦い抜くのは当たり前のこと。次はC大阪との直接対決で、その次は広島戦。ただ、今日考えるべきことではない。今はリフレッシュして、頭を切り替えること、休むことを考えるべき。

・試合に関しては、前半はチャンスを多く作っていた。数字だけを見れば、相手の方が上回っていたということになるかもしれないが、内容的には(そんなことはなかった)。強がるわけではなく、客観的に評価をしなければならない。自分たちが準備してきたものをやっていた。ハーフタイムには(選手たちに)言うこともあまりなく、「持続」ということを伝えた。相手の対策として準備してきたことはできていたと思うし、相手の武器の1つであるロングスローに対しても、しっかり対応できていたと思う。練習で想定したことを、選手たちは実行できていた。

・サッカーの試合の中で、勝ちに値するプレーをして勝つ時もあれば、内容的にひどい中で、運が味方して点が入って勝つこともある。内容が良くても、相手が事故のような形で点を取って敗戦することもある。シーズンの中ではそのようなこともある。

・1失点目については、ビルドアップのミスから、青木選手に対するファウルがあったかどうかというところでその部分から喫してしまった失点だった。1失点目の後、少し慌ててしまって、急ぎ過ぎた時間もあった。だが、その後は落ち着いて、引いた相手に対してサイドチェンジを多くして、スライドさせてそこを使うという部分を落ち着いて出せた。同点に追いついた後は、勝たなければいけない状況だったから、選手たちが前へ行ってしまって、競り合いのところからカウンターを食らう形になった」

・内容を総合的に見て、得点が入ったかどうかの部分が結果に影響したと思う。試合によっては、内容が悪くても、「蹴ったら入った」というようなこともある。今回、痛い敗戦であることは間違いないが、誰かのミスや、選手1人が起こしてしまった敗戦だとは捉えていない。勝った時はみんなで勝ったわけだし、負けた時は、自分たちで改善できた部分があったかもしれない。勝っても負けても、うちのチームはみんなで責任を取る。

・率直に言って、一番ひどかった選手を聞かれたとしても、浮かばない。チームとして良かった。もしかしたら、本来の、あるいは今以上のパフォーマンスを見せられたと思われる選手はいるかもしれないが、基本的には全員が動いて全員が戦って全員が走って、チームのためにプレーを続けたという事実は残っている。チームとして、機能的な部分は(やることは)やった。あとは効率というところで、あれだけ作ったチャンスで(ゴールを)決めていれば状況は変わった。

・相手の戦い方は称えなければいけない。ロングボールを使ってセカンドボールを拾うというのは、かなりの運動量を必要とする。それを彼らがやり続けたことは称えなければいけない。ただ、全てが彼らの思い通りに機能したわけではないと思う。我々も彼らの良さ、やろうとしているサッカーを防ぐことができた。決めるべきところ、チャンスで落ち着いてやれれば、違う状況になったと思う。

・相手よりも、チャンスやシュートの数、ポゼッションでも上回ったが、それでも勝てないのがサッカーの不思議な部分だと思う。



【青木 剛】
勝てなくて申し訳ない気持ちでいっぱい。たくさんのサポーターが応援してくれた中、勝ちで答えられなかった。前半は良い内容だったし、後半も継続して、勝ちに結び付けたかったが上手くいかなかった。最後まで試合に対して、勝ちを目標としてやる事は変わらないので、最後まで戦いたい。

【柴崎 岳】
残り2試合に勝つ事が大事だと思う。前半にチャンスはあった。運の無さも少しはあるかもしれないけど、嫌な流れだった。カウンターから決められ、1点返したが前がかりになり過ぎた。もう少し気配り出来れば良かった。まだチームとしてやる事が浅い。やるべき事がまだあると思う。

【遠藤 康】
決められる所で決められない。自分たちで苦しい状況にしてしまった。先制を許し、チームがドタバタになった。空いたスペースもあったので、上手くつければ良かった。内容は良かったと思うが、勝ちきれない。勝ちきれないのは、アントラーズらしくない。悔しい試合だった。

2013年11月23日(土)

本日行われたJ1第32節鳥栖戦は、1-2で負けを喫しました。

【J1:第32節 鹿島 vs 鳥栖】トニーニョセレーゾ監督(鹿島)記者会見コメント(13.11.23)
11月23日(土) 2013 J1リーグ戦 第32節
鹿島 1 - 2 鳥栖 (14:04/カシマ/17,030人)
得点者:64' 金民友(鳥栖)、84' 青木剛(鹿島)、90'+5 金民友(鳥栖)

●トニーニョセレーゾ監督(鹿島):

Q:前半はリズムよく攻めていましたが、攻めあぐねたことの評価をお願いします。あと残り2節をどのように戦いますでしょうか?

「残り2節と言ってもシーズンが終わったわけではないので、しっかり最後まで戦い抜くことは当たり前のことであり、やり抜くべきことだと思います。次はセレッソとの直接対決でもありますし、最後はサンフレッチェ戦のあります。ただ、それは今日考えるべきことではないと思いますし、まずは1回リフレッシュして、頭を切り替えること、まず休むことを考えなければならないと思います。また改めてお話しできる機会があれば、それに関してはお話ししたいと思います。

試合に関しては前半はチャンスを多くつくっていました。結果だけ、数字だけを見れば我々はひどい内容で、相手が上回っていたようになるかもしれません。ただ、内容を見れば、強がることではなく客観的に自チームの評価をしなければいけない立場ですのでそうではなく、自分たちが準備してきたものがうまくできていました。ハーフタイムで言うこともなかったですし、逆に『持続』ということを話さなければなりませんでした。今週、相手の対策でやってきたことができていましたし、相手のもう一つの武器であるロングスローに対しても良い対応ができていたと思います。練習で想定したことを選手たちが実行できていました。試合のなかで、勝つに値するプレーをして勝つこともあれば、全然内容がひどくて運や何かが味方して勝つこともあります。あるいは内容が良くても相手が事故から点を取って終わってしまうこともあります。その時は敗戦という見出しやレッテルが貼られるだけです。ただ、僕はそういう時もサッカーのシーズンの中ではあることを理解しています。1点目は、詳しく映像を見てませんが、青木選手へのファウルがあったのかなかったのかというところは、また後で見なければいけませんけれど、そういった場面から起きてしまった失点でした。1失点した後から慌ててしまった時間帯が失点した直後にありましたけれど、そのあとは落ち着いて、引いた相手に対してはサイドチェンジを多くして、横にスライドしたところを使うということを、僕はずっと言っていたので、落ち着いてからは徐々にその形ができるようになりました。同点に追いついた後は、どうしても勝たなければいけない状況ですので、選手たちがどうしても前へ行ってしまって、競り合いのところからカウンターを食らうことになりました。内容を総合的に見ても、得点が入るか入らないか、入ったかどうかの部分で試合の結果に影響しました。試合によっては内容が悪くても蹴ったら入ったということもあります。今回、痛い敗戦であることは間違いないですが、誰かのミスとか、選手一人が起こしてしまった敗戦とは捉えていません。勝ったときもみんなで勝ったわけですし、負けた時ももう少し何らかの形でもう少しよくできたことが、その場面においてはあったかもしれませんし、勝っても負けても、うちのチームはみんなでその責任をとってやり続けなければならない。

率直に、皆さんから『一番ひどかった選手は誰ですか?』と聞かれても、そう簡単には浮かばないし、それだけチームとしてよかったところがあります。当然、皆さんから見ても、一人か二人、ちょっと本来のパフォーマンスを考えると、今日以上のものを見せられたかもしれないと言うかもしれませんが、基本的に全員が動き、全員が戦い、全員が走って、チームのためにありつづけたことは事実として、映像にも残っています。チームとしてやるべき機能的な部分もしっかりやりました。あとは最終的な効率という部分で、あれだけ前半も後半もつくったチャンスのなかでゴールを決めれば状況は変わっていました。あとは讃えなければいけないのは相手の戦い方です。ロングボールを蹴ってセカンドボールを拾うというのは、彼らの運動量も要するし、それをやり続けたことは讃えないといけないと思います。ただし、だからと言って全てが彼らの思い通りに機能したかと言えば、そうではないと思いますし、我々も彼らの良さという部分、やろうとしている部分は防げたと思います。決めるべきところ、数多くあったチャンスを、もう少し落ち着いてやれれば恐らく違う状況になっていたと思います。相手よりもシュートの数では上回りましたし、チャンスの数、ポゼッションでも上回りました。ただ、それでも試合には勝てないというのが、サッカーの不思議な部分でもあります」

Q:今日、野沢選手、本山選手がベンチに入っていませんでした。いろいろな理由があってのことだと思いますが、その理由をご説明頂けますか?

「本山選手は先週の試合で内転筋などを怪我をしたので、今週に入ってからも練習はやっていましたが本来のパフォーマンスではありませんでした。シーズン終盤に怪我をさせるわけにはいかないので、大事をとっての選択でした。良いコンディションであれば、試合に出場できる選手、力を持っている選手です。野沢選手に関しては、たぶんチーム一のチャンスをもらった選手です。試合によっては期待した最低限の部分をやってくれた時もあれば、うまくできなかったときもありました。僕はチームを再建するという目的で招聘されたので、そこで豊川選手や中村選手という、今季加入したり新人の選手がいたりして、彼らに少しずつチームになれさせる、あるいはこのクラブの伝統に慣れさせることを考えてやっていかなければいけません。クラブはそういう方針で進んでいくことは紛れもなく隠しようがない事実で、入れ替えていかなければいけません。若い選手で、上を目指し、あるいは成功を手にしたい者が、そのチャンスをもらうべきだと思います。
日本の場合は、試合のメンバーは18名と決まっているので、私がその週のパフォーマンスや姿勢、そのシーズンの姿勢を含めながら、ベンチ入りの選手を決める権利があるので決めさせてもらいました」

以上

【J1:第32節 鹿島 vs 鳥栖】試合終了後の各選手コメント(13.11.23)
●大迫勇也選手(鹿島):
「チャンスはあった。あとは決めるだけだった。申し訳ないと思います」

●柴崎岳選手(鹿島):
「優勝についてはしようがない。ACLはまだ可能性がある。次のステップに進むためにあと2試合勝つことが大事と思います。前半はチャンスが多かった。運のなさもあった。嫌な流れだなとは感じていました。1点返しましたけど、ちょっと前掛かりになっていたのでああいうケースはあると思っていました。もう少し気を配れば良かったと思います。ちょっと前、前になり過ぎていた。後半途中からそういう部分もありました。まだまだチームとして、やるべきことが浅い、というかやるべきことがあるんじゃないかと思います」
●遠藤康選手(鹿島):
「優勝は厳しい状況になった。悔しいです。でも、次の試合もあるんで切り替えないといけない。ACL圏内もあるので、それを目指して切り替えないといけない。
(どこがうまくいかなかった?)
点を取るところで取り切らないと、というのがあった。相手もすごい頑張るチームなので、決めきれなかったことでヤバイとは思っていた」

[ J1:第32節 鹿島 vs 鳥栖 ]

優勝のためには負けられないホームの鹿島は84分、青木剛の今季2点目のゴールで試合を振り出しに戻す。

鹿島、土壇場の失点で逆転Vは絶望的に…
13/11/23 16:37

[11.23 J1第32節 鹿島1-2鳥栖 カシマ]

 4位鹿島アントラーズはホームでサガン鳥栖に1-2で競り負けた。逆転Vへ痛恨の黒星となり、連勝は2でストップ。順位も5位に後退し、首位・横浜FMとの勝ち点差は残り2試合で「6」に開いた。

 日本代表のオランダ戦で1ゴール1アシストを記録したFW大迫勇也。前半22分、MFジュニーニョからの左クロスを受け、フィニッシュまで持ち込んだが、シュートは大きく上へ。再びジュニーニョのクロスに左足ボレーで合わせるチャンスもあったが、今度はGKにキャッチされた。

 0-0で折り返した後半6分にも大迫がドリブルから右足ミドルを放つが、枠を捉え切れず、5戦連発とはならず。逆に鳥栖は後半19分、高い位置でDF青木剛からボールを奪い、MF金民友が一気にドリブルで駆け上がる。DFからプレッシャーを受け、体勢を崩しながらもPA内まで切れ込むと、そのまま左足でシュート。電光石火のカウンターで先制点を奪った。

 鹿島も後半39分、MF小笠原満男のFKに青木がヘディングで合わせ、1-1の同点に追いついたが、後半アディショナルタイムにまさかの結末が待っていた。鳥栖はシンプルなロングボールからこぼれ球をMF藤田直之がつなぐと、金民友がゴール前に抜け出し、左足でゴール右隅に流し込んだ。

 劇的ゴールで公式戦4連勝を飾った鳥栖は順位でも大宮を抜き、13位に一つ上げた。一方、5位に後退した鹿島の逆転優勝は絶望的となったが、残り2試合の相手は4位C大阪と3位広島。直接対決2試合を制し、来季のACL出場権獲得となる3位以内浮上を目指す。

【鹿島】大迫無得点「申し訳ない」/J1

前半、鳥栖DF坂井(左)にボールを奪われる鹿島FW大迫(右)(撮影・たえ見朱実)

<J1:鹿島1-2鳥栖>◇第32節◇23日◇カシマ

 鳥栖に敗れ、逆転優勝が絶望的になった。前半から再三チャンスを作ったが得点が遠く、逆に後半19分に先制を許した。

 同39分、この日400試合出場を達成したMF小笠原満男(34)のFKにDF青木剛(31)が頭で合わせて同点に追いついたが、終了間際に決勝ゴールを決められ万事休す。無得点に終わった日本代表FW大迫勇也(23)は「チャンスは作れたので、あとは(得点を)決めるだけだった。チームに申し訳ない」と反省しきりだった。
 [2013年11月23日20時14分]

鹿島大迫不発…7年ぶり無冠決定的/J1
<J1:鹿島1-2鳥栖>◇第32節◇23日◇カシマ

 鹿島は鳥栖に敗れ、優勝は絶望的になった。後半19分に失点。DF青木のゴールで追いついたが、後半ロスタイムにカウンターから決勝弾を許し万事休す。首位横浜との勝ち点差は6に開いた。07年から毎年獲得していた国内3大タイトルに手が届かず、7年ぶりの無冠が決定的となった。

 エースFW大迫勇也(23)は、不発に終わった。2トップの一角で出場し、前半22分に角度のない所から放った左足シュートはゴールをかすめた。同24、35、43分にはいずれもゴール右隅を狙ったが、相手GKの好セーブに阻まれた。日本代表の欧州遠征で得た自信を、Jリーグでの結果につなげることができなかった。

 試合後、テレビ取材にだけ応じて「チャンスは作れた。あとは決めるだけ。点が欲しい時に決めきれる選手になりたい。今日は本当にチームに申し訳なかった」と悔しさをにじませ、足早にスタジアムを後にした。セレーゾ監督は「1失点目の後にあわててしまい、同点後は前がかりになりカウンターを食らってしまった。痛い敗戦には間違いないが、1度休んでリフレッシュしなければ」と敗因を分析し、気持ちを切り替えた。

 FKから青木のゴールをアシストしたMF小笠原が史上12人目の400試合出場を達成したものの、勝利を飾れず、5位に後退した。青木は「勝ちを目指してやるということは変わらない。優勝は遠のいたが、ACLを目標にして最後までしっかり戦えたら」と前を向いた。残る可能性に、全力を注ぐしかない。【桑原亮】
 [2013年11月24日7時34分 紙面から]


鹿島7年ぶり無冠危機!頼みの大迫不発「本当に申し訳ない」

鹿島は痛い黒星で無冠の大ピンチ。鳥栖GK林(中央上)の果敢な飛び出しに大迫(右)、ダビ(左)もたじたじ

 J1第32節(23日、鹿島1-2鳥栖、カシマ)とぼとぼと引き揚げる鹿島イレブンには悲壮感が漂った。絶対に負けてはいけない試合を1-2で落とし、優勝は極めて難しくなった。

 「チャンスはあった。本当に申し訳ない」

 日本代表の欧州遠征で結果を残し、リーグでも4戦連発中と好調だったFW大迫は7本のシュートを打ったが不発。0-1の後半39分にFKからDF青木のゴールで追いつきながら、同50分に相手MF金民友にこの日2点目を決められ、力尽きた。

 5位に転落し、残り2試合で首位の横浜Mとの勝ち点差6、得失点差は11も開き優勝は絶望的。2007年以降J1、天皇杯、ナビスコ杯の主要タイトルのいずれかを獲得し続けてきた鹿島が7年ぶりの無冠危機。大迫は「残り2試合、全員で勝ちたい」と声を絞り出した。(伊藤昇)


鳥栖に敗れ、肩を落として引き揚げる大迫ら鹿島イレブン=カシマ

(紙面から)

鹿島 小笠原400戦出場飾れず黒星…7季ぶり無冠決定的に
J1第32節 鹿島1―2鳥栖 (11月23日 カシマ)


<鹿島・鳥栖>手痛い敗戦にガックリの大迫(左手前)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島はホームで競り負けて7季ぶりの無冠が決定的になった。前半11分にMF遠藤の左足シュートがバーを直撃。同27分はFW大迫の左足ボレーがGKの好セーブに阻まれるなど相手の2倍となる18本のシュートを放ちながら決定力を欠いた。

 後半19分に自陣深くでボールを失うミスから失点。同39分にはリーグ通算400試合出場となったMF小笠原のFKを青木が頭で合わせて同点としたが、前掛かりになったロスタイムにカウンターから決勝弾を許した。大迫は両チーム最多7本のシュートを放ったが、不発。5試合連続弾を逃し「自分が決めていれば勝てた試合。本当に申し訳ない」と振り返った。

 2試合を残して首位・横浜との勝ち点差は6。得失点差で12下回っているため、優勝の可能性が事実上消滅した。07~09年にリーグ3連覇、10年天皇杯、11、12年ナビスコ杯連覇とタイトルを積み上げてきたが、今季は天皇杯も敗れており、無冠が決定的。それでも来季続投が確実なセレーゾ監督は「まだシーズンは終わっていない」と訴えた。残り2戦はC大阪、広島との上位対決で連勝すれば自力での来季ACL出場権獲得が可能。常勝軍団のプライドを懸けて3位以内を死守する。
[ 2013年11月24日 05:30 ]

【鹿島】ロスタイム被弾!大迫「悔い残る」7年ぶり無冠濃厚

前半、ゴール前に飛び込む鹿島・大迫(右)

 ◆J1第32節 鹿島1―2鳥栖(23日・カシマスタジアム) 横浜Mが9年ぶりリーグ制覇に王手をかけた。DF中沢佑二(35)が後半24分に今季初ゴールを決めて磐田を1―0で下し、勝ち点62に伸ばした。同1差で追っていた2位・浦和をはじめ、3位の広島、4位・鹿島がすべて敗れたため、30日の次節・新潟戦(日産ス)で勝てば優勝となる。

 ロスタイムの被弾は、鹿島の“終戦”を意味した。日本代表FW大迫もショックを隠しきれなかった。「優勝争いの生き残りをかけた一戦だった。本当に勝つしかなかった」。痛恨の敗戦で5位に後退。残り2試合で首位・横浜Mとは勝ち点6差。得失点差は12も離されており、4年ぶりのJ1制覇が遠のき、天皇杯、ナビスコ杯を含む3大タイトルで7年ぶりの無冠が濃厚となった。

 リーグ戦で対戦した27クラブで唯一、勝利がない鳥栖相手に試合開始から決定機を何度も作った。前半10秒でシュートを放つなど、両軍最多の7本のシュートを放った背番号9だったが、クラブ日本人最多タイの5戦連発はならず。代表で結果を残し、欧州からも注目を集める存在になった。自信を得て合流したものの「決めるチャンスがたくさんあった。決めるところを決めていれば勝てた。悔いが残る。申し訳ない」と唇をかんだ。

 誰もがこの一戦の重要性を理解していた。J1通算400試合出場を達成した主将のMF小笠原は試合後、無言でスタジアムを後にした。後半39分に一時は同点となるゴールを決めたDF青木は試合後、悔しさで涙を流したという。

 わずかに残る可能性を信じるサポーターからは試合後、何度も「鹿島アントラーズ」コールが起きた。「全員で勝ちたい」と言う大迫がけん引し、残り2戦で常勝軍団の意地を見せる。
(2013年11月24日06時03分 スポーツ報知)


勝てた試合を落としたということで、落胆の感情はある。
しかしながら、それを引き摺るようでは常に勝利を狙う鹿島の伝統を受け継いでいくことは出来ぬ。
「まずは1回リフレッシュして、頭を切り替えること、まず休むこと」と指揮官の申すように、リフレッシュして、次なる試合に備えるのだ。
次の勝利を期待しておる。

新潟・岡本、メモリアルデーにて決勝ゴール

2013年11月24日 | Weblog
【J1:第32節 新潟 vs 仙台】試合終了後の各選手コメント(13.11.23)
11月23日(土) 2013 J1リーグ戦 第32節
新潟 1 - 0 仙台 (17:04/東北電ス/32,425人)
得点者:18' 岡本英也(新潟)

●岡本英也選手(新潟):
「ゴールシーンはいいところにボールがこぼれてきた。ミートを心がけて、ファーを狙った。サイドハーフをやるようになって、やっと決められた。今までは、守備の方に意識がいっていたが、今日はゴールに近いところでプレーしようと思っていた。ただ、チャンスがあったのだから、2、3点目を決められるようにならないと。10周年の試合だったが、スタンドの文字(アイシテルニイガタ)を見て鳥肌が立った。記憶に残る試合になると思っていたので、形を残せてよかった」

[ J1:第32節 新潟 vs 仙台 ]


ホームの新潟にとってはこの日は「J1昇格決定10周年のメモリアルデー」。
0-0で迎えた18分、新潟は岡本英也の今季6点目のゴールで先制に成功する。

[ J1:第32節 新潟 vs 仙台 ]


試合は新潟が岡本英也のゴールを最後まで守り切り1-0で勝利。見事「J1昇格決定10周年のメモリアルデー」を勝利で飾った。

[ J1:第32節 新潟 vs 仙台 ]WOWプレーヤーズアワード:岡本英也選手(新潟)


本日の試合で決勝点をあげた岡本英也選手(新潟)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。

【新潟】岡本また本拠弾「何で…」/J1
<J1:新潟1-0仙台>◇第32節◇23日◇東北電ス

 新潟がホーム8連勝を完封で飾った。前半から鋭い出足で仙台を圧倒。

 18分には左からのFKをFW田中達也(30)がニアで競り、こぼれ球をMF岡本英也(26)が左足で豪快に蹴り込んで先制。その後も激しいプレスからのショートカウンターでゴールに迫り続け、完勝した。今季6得点がすべて本拠地という岡本は「何でですかね…。アウェーでも決めたいと思ってるんですけど」と苦笑い。

 次節は優勝に王手をかけている首位横浜戦とあって「今日も2点、3点と決められるチャンスがあった」と気を引き締めていた。
 [2013年11月23日21時9分]

岡本メモリアル弾!!新潟 J1昇格10周年を3連勝で飾る
J1第32節 新潟1―0仙台 (11月23日 東北電ス)


<新潟―仙台>前半18分、岡本がゴールを決めて川又(20)と喜ぶ
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 新潟は03年11月23日にJ1昇格を決めてから10年となる“メモリアルデー”にホームで仙台と対戦し、MF岡本英也(26)のゴールで1―0と勝利。今季2度目の3連勝をマークするとともに、ホームでは8連勝と記録を伸ばして勝ち点49。駆けつけた3万2425人のサポーターとともに記念日を勝利で祝うことができた。

 前半18分。MF田中亜が蹴ったFKを相手DFがクリアしたこぼれ球がゴール中央のペナルティーエリア付近にいた岡本のところへワンバウンド。岡本は「ファーのコースが見えたのでミートすることを考えました」と左足で左隅に鮮やかにゴールを決めた。「やっとサイドハーフ(SH)で点が取れました」。

 本来はFWだが遠い距離からでも打てるシュートセンスを買われて10月27日のホーム湘南戦からSHにコンバート。「今まで守備をする意識が高くてゴール前のプレーが少なかった」とSHになってから2試合でシュートはわずか1本しか打ててなかった。SHとして先発して3試合目のこの日は「ゴールに絡むプレーができればと思っていたし、きょうはJ1昇格10年の記念日。記憶に残る試合になるので形を残せればいいと思っていた」と積極的にゴール前でプレーしたことが奏功した。

 岡本をはじめ、この日は前線からの守備で仙台を圧倒したほか、パスをつないでしっかりと攻撃の形をつくることができた。柳下監督も「非常に集中していた。いいプレーがたくさん見られた。言うことはない」と普段は厳しく苦言を呈する指揮官がこの日はにこやかだったほど。そして「何人かの選手が本来のポジションではないが、こなしている。それぞれのポジションの役割が分かって修正できるようになった」とボランチからサイドバックで出場している三門や岡本らチームとしての成長を感じ取っていた。

 次節はアウェーで優勝が懸かっている横浜と対戦。ホーム横浜戦で決勝ゴールを決めている岡本は「相性がいいので、自分たちのプレーをすれば勝てる。目の前で優勝はされたくない」と優勝を阻止するつもりだ。
[ 2013年11月24日 05:30 ]


決勝ゴールを決めた新潟の岡本である。
MFとしてレギュラーポジションを掴み、このメモリアルマッチにて勝利に貢献する姿はサポーターの心に刻み込まれたのではなかろうか。
岡本の活躍は素直に嬉しい。
これからも良い報を待っておる。