鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

岳vs.興梠

2011年08月18日 | Weblog
2011年08月18日(木)

C大阪戦にスタメン出場した選手たちは室内でリカバリートレーニングを実施しました。その他のメンバーはミニゲームを行っています。

ビブスの岳である。
負傷も癒え、そろそろベンチ入りもあるのではなかろうか。
過密日程を乗り切るためには、岳のプレイが重要と言えよう。
期待しておる。

セレッソ戦レポート

2011年08月18日 | Weblog
【J1:第9節 鹿島 vs C大阪】レポート:苦手とするC大阪から2連勝をおさめた鹿島。リーグ戦4連勝で順位も6位へ!(11.08.18)
ワンフェイント入れて中後雅喜の体重をずらしたあと、大迫勇也はすぐにボールを右へ持ち出した。そして、相手の足が届く前に鋭く右足を振り抜く。ペナルティエリア外から放たれた力みの少ないシュートは、ゴール左隅へ一直線に飛び、キーパーのキム ジンヒョンが一歩も動けない圧巻の同点弾となった。
「あの1点でペースを取り戻せた」
キャプテンの小笠原満男も手放しで賞賛するビューティフルゴール。相手に退場者が出ながらも先制点を許していただけに、鹿島が息を吹き返す貴重な得点だった。

試合は、基本的には鹿島が攻め、C大阪が守るという形で始まった。しかし、自陣からカウンターを狙うアウェイチームの守備を鹿島は崩せない。大迫勇也のオーバーヘッドシュートや、遠藤康のドリブルからのミドルシュート、増田誓志の前線への飛び出しなど、多彩な攻撃で攻め立てるもなかなかゴールを割ることができない。逆にシュート数は1本だったものの、サイドから攻めに入るC大阪の鋭利なカウンターがあわやという場面を作る。ポゼッションは鹿島が握ったものの、どちらが優勢とも言えない展開が続いた。
それは、38分に茂庭照幸が退場処分を受けても変わらない。むしろ、一人少なくなったことで守りを固めてカウンターを狙う戦いをより鮮明にしたC大阪に対し、鹿島は攻撃の枚数を増やさなくてはならず、守備に安定感のあるC大阪の方がこのままのやり方を続ければ、自ずと得点機が生まれる気運があった。

そこで、オリヴェイラ監督はハーフタイムに「相手が10人になっているので、後半の入り方、10人になったところでの試合の進め方を確認」する。しかし、「起こりうることが起きた」(岩政大樹)と言うように、52分に狙い通りのカウンターからキム ボギョンが先制点を奪ったのである。

惜しいところまでボールを運ぶも、あと一歩でゴールを割れていなかった鹿島にとっては痛恨の失点。守備が安定している相手から2点を奪うのは難しいと思われた。しかし、一つのプレーが戦況を変えた。先述したとおり、大迫がペナルティエリア外から目の醒めるようなシュートを決めて、同点に追い付いたのである。
前回、C大阪と対戦したとき、大迫は中田浩二からアドバイスを受けて気が楽になったと話していた。
「『取られても良いから仕掛けろ』と言われてだいぶ楽になったところもあります。前は、ちょっと失わないようにしすぎたというところがあって。仕掛ける分はよかったですけど、あとは点ですね」
「あとは点」、と話していた得点についても山形戦でゴールを決め、仙台戦でも良いプレーを続けていた。それだけに、圧巻のゴールとはいえ納得度は高い。74分には、高い位置でパスカットした増田誓志からパスを受けると、相手を十分に引きつけ、ゴール前に走り込んだ増田へラストパス。これを冷静に増田が流し込み、試合を決定づける逆転弾も導いたのである。
1ゴール1アシストの活躍を見せた大迫に対し、オリヴェイラ監督は「もっとポテンシャルが高い選手だと思っている」と、さらなる飛躍を期待した。しかし、その鍵を握るのは「持続できるかどうか」と続けた。ただし、大迫本人も「続けていくしかない」と同じことを課題と捉えている。今後の活躍に期待したい。

厳しい試合となってしまったC大阪だが、一つの光明はリーグ戦初出場だった扇原貴宏がまずまずのプレーを見せたことだろう。杉本健勇とともに「彼ら二人が間違いなくセレッソの将来を背負って立つ選手だと思うし、レギュラーの座を取る日もそう遠くはないのではないかと思う」と、レヴィークルピ監督の期待度も高かった。

一時は降格圏目前まで順位を下げていた鹿島だが、4連勝で順位も6位まで戻してきた。首位の名古屋とは勝点12差とまだまだ先は長いが、大迫の活躍が続けば、さらに順位をあげていくことも可能なはずだ。また、怪我をしていた興梠慎三、田代有三も戻ってきた。大迫の活躍を目の当たりにして黙っているはずがない。チーム状態は上向きつつある。


以上
2011.08.18 Reported by 田中滋


レビューもまた大迫である。
それだけのインパクトを残した。
しかしながら、監督からもっと高いポテンシャルを期待され、持続性を要求されておる。
本人も信頼を得るためには続けるしかないと語る。
大迫の活躍は興梠、田代の尻に火を点けた。
チーム内の競争激化で、更なる飛躍が期待できよう。
六位で満足する鹿島ではない。
さらなる上昇を楽しみにしたい。

セレッソ戦報道

2011年08月18日 | Weblog
鹿島初4連勝 大迫弾で6位浮上/J1

後半、同点ゴールを決め抱き合って喜ぶ鹿島FW大迫(中央)

<J1:鹿島2-1C大阪>◇第9節◇17日◇カシマ

 鹿島FW大迫勇也(21)が、1得点1アシストでチームを今季初の4連勝に導いた。相手に先制されて迎えた後半10分、右足ミドルで同点ゴールを挙げた。同29分にはゴール前で相手DF2人を引きつけ、ゴール右でフリーで待つMF増田誓志(26)にラストパスを送った。U-22(22歳以下)代表でもレギュラーの座をつかみつつある若きエースが、ロンドン五輪最終予選前に調子を上げてきた。

 大迫は、右足に全神経を集中した。後半7分に先制される厳しい展開。シュート後に体が浮かび上がるくらい、思いきり右足を振り抜いた。「練習パターンでもあるし、狙ってました。相手は前半退場者を出したし、負けるわけにはいかなかった」。右足ひと振りで沈滞ムードを一掃すると、同29分には決勝点をアシストした。

 マルキーニョスが退団し、エースFWの重圧を感じていた。しかし、7月31日のC大阪戦の前にベテランMF中田から「まだ3年目なんだから、チームのためとか考えなくていい。それはオレらが考えればいいことだ」と助言を受けた。それ以来、吹っ切れたかのようにゴールに向かう姿勢が強くなり、U-22代表でも存在感を高めている。

 大迫の活躍でチームは今季初の4連勝で6位に浮上。「鹿島はこの順位にいるチームじゃない」。若きエースが、さらにチームを引き上げる。
 [2011年8月18日9時20分 紙面から]

鹿島・大迫、練習通りの華麗ミドル弾!!
2011.8.18 05:02

 J1第9節最終日(17日、カシマスタジアムほか)首位の名古屋は2-2でG大阪と引き分け、勝ち点43とした。連勝は7で止まったが、連続負けなしは16試合に伸びた。G大阪は勝ち点41で2位浮上。鹿島はFW大迫勇也(21)の得点などでC大阪に2-1と逆転勝ちし、4連勝で勝ち点31の6位に上がった。C大阪は同25で14位。

 鹿島はU-22代表FW大迫が0-1の後半11分、目の覚めるような右足ミドル弾。同29分にはゴール前でDFを引きつけMF増田の決勝ゴールを導いた。1得点1アシストと全得点に絡む活躍に、「あのシュートは練習していた」としてやったり。前半戦は消極的なプレーが目立ったが、6日の山形戦前にMF中田に「ボールを取られたらオレらが取り返すから自由にやれ」と言われて吹っ切れた。4連勝で6位浮上。21歳のストライカーが逆転Vの旗印となる。
(紙面から)


1得点1アシストで勝利に貢献した鹿島・大迫(右)だが、試合後にオズワルド・オリベイラ監督(左)に髪をつかまれまるでお説教?(撮影・大橋純人)


後半、同点ゴールを決め祝福される鹿島・大迫(中央)=カシマ


後半、同点ゴールを決める鹿島・大迫(右)=カシマ


前半、鹿島・大迫(右)の突破をC大阪・茂庭(左)が後ろから倒し一発退場に=カシマ(撮影・大橋純人)


前半、鹿島・西と競り合うC大阪・清武=カシマ(撮影・大橋純人)


逆転でC大阪に勝利し、サポーターにあいさつする鹿島イレブン=カシマ


大迫1得点1アシスト!鹿島4連勝で6位浮上
J1第9節 鹿島2―1C大阪 (8月17日 カシマ)


<Jリーグ 鹿島・C大阪>勝利に喜びながら引き上げる大迫(中央手前)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 J1リーグは17日、ACLで未消化だった2試合を行い、鹿島はホームでC大阪に2―1で逆転勝ちした。U―22日本代表FW大迫勇也(21)が1得点1アシストの全得点に絡む活躍で勝利に貢献。チームは今季初の4連勝で6位に浮上した。

 迷いはなかった。退場者を出して10人のC大阪に1点リードを許して迎えた後半10分、大迫はフェリペ・ガブリエルからのパスを受けると、DFをかわして右足を振った。ゴール正面、約22メートルの距離からのミドル弾は、試合前日の奥野コーチとの居残り練習と同じ位置からの一撃。6日の山形戦以来2試合ぶりの今季4点目に「いいタイミングで打てた。練習していたので決められて良かった」と胸を張った。

 7月31日のC大阪戦以降チームは4戦全勝。一時は16位に沈むなど開幕から低空飛行を続けたが、6位まで浮上してきた。それでも大迫は「鹿島が6位ではまだまだダメ。もっと上に行けるように全部、勝ちたい」と満足していない。目標はあくまで2季ぶりのリーグ制覇。12年ロンドン五輪のエース候補とともに、鹿島が息を吹き返してきた。
[ 2011年8月18日 06:00 ]

大迫 復調のきっかけは先輩DF「あの言葉で楽になった」
J1第9節 鹿島2―1C大阪 (8月17日 カシマ)


<Jリーグ 鹿島・C大阪>勝利に喜びながら引き上げる大迫(中央手前)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島のU―22日本代表FW大迫勇也(21)が1得点1アシストの全得点に絡む活躍で勝利に貢献。チームは今季初の4連勝で6位に浮上した。

 一時はボールを失うことを恐れて消極的になり、調子を落とした大迫。復調のきっかけは、尊敬する先輩DF中田からのアドバイスだった。7月31日のC大阪戦前に「まだ若いんだからチームのことは考えずに、どんどん仕掛けていい。ボールを失っても俺たちが取り返すから」との言葉を掛けられた。「あの言葉で楽になった」。積極的にゴールに迫る本来のスタイルを取り戻した。
[ 2011年8月18日 07:04 ]

大迫 大車輪の活躍 小笠原は「単純なヤツだからどんどん良くなる」
J1第9節 鹿島2―1C大阪 (8月17日 カシマ)


<Jリーグ 鹿島・C大阪>勝利に喜びながら引き上げる大迫(中央手前)ら鹿島イレブン
Photo By スポニチ


 鹿島のU―22日本代表FW大迫勇也(21)が1得点1アシストの全得点に絡む活躍で勝利に貢献。チームは今季初の4連勝で6位に浮上した。

 後半29分にはゴール前でDFを引きつけて右サイドに絶妙のパスを送り、増田の決勝弾をアシスト。前半38分には最終ラインの裏に抜け出して後方から反則を受け、相手DF茂庭を退場に追い込んでいた。後半37分に途中交代するまで大車輪の活躍。小笠原は「単純なヤツだから試合で点を取ればプレーもどんどん良くなる」と独特の表現で評価した。
[ 2011年8月18日 07:11 ]





大迫、1ゴール1アシストで今季初4連勝…鹿島

前半2分、鹿島・大迫(左)のオーバーヘッドシュートをセーブするC大阪・GKキム・ジンヒョン

 ◆J1第9節 鹿島2─1C大阪(17日・カシマ) アジアチャンピオンズリーグ参戦のため、未消化だった2試合が行われた。鹿島は、C大阪に2―1で快勝し、4連勝。

 FW大迫が今季初の4連勝に導いた。1点を追う後半10分、ボールを受けると、相手DFを半身だけかわして、右足を振り抜く。矢のような弾道で約22メートル先のゴール左に突き刺した。同29分には決勝点をアシスト。ボールを持てば仕掛け、前を向けばシュートを放つ。鹿児島から駆けつけた祖父母、母が見守る中、出場82分で放ったシュートは6本。真のストライカーの姿があった。

 後押しがあった。7月下旬、DF中田から「もっと仕掛けろ。取られてもいい。取り返してやるから」と言われ「楽になった」と積極性を取り戻した。さらにゴールを決めたミドルは、試合前日に奥野コーチの勧めで練習した位置。「練習通り」と笑った。鹿島は4連勝で8チームをごぼう抜きし、6位まで浮上。「鹿島が6位じゃ、まだまだダメ。もっと上を目指す」。MF小笠原の「残り全勝」宣言に、大迫も続く。
(2011年8月18日06時01分 スポーツ報知)

鹿島4連勝 6位浮上

【写真説明】
鹿島-C大阪 後半10分、ゴールを決め喜ぶ鹿島・大迫(左から3人目)=カシマスタジアム、撮影・鹿嶋栄寿


サッカーJ1の鹿島は17日、カシマスタジアムでC大阪と対戦。2-1で勝ち、4連勝を飾った。鹿島の通算成績は9勝4分け8敗。前節の9位から6位へ一気に浮上した。

C大阪が前半で退場者を出し、鹿島は優位にボールを支配しながらも0-0で折り返し、後半7分に先制を許した。しかし、3分後に大迫のゴールで同点に追い付き、さらに勝ち越しを狙ってFWの興梠、田代を投入。29分、増田が勝ち越しゴールを決めて逃げ切った。


各紙大迫一色である。
それだけの活躍をしたことは紛れも無い事実と言えよう。
この試合だけでなく、ここ数試合、興梠・田代不在の穴を確実に埋めておった。
その努力が集約した試合だったように思える。
エースの覚醒で更なる上を目指したい。
楽しみである。

JEF・深井、敗戦の弁

2011年08月18日 | Weblog
【J2:第3節 札幌 vs 千葉】試合終了後の各選手コメント(11.08.17)
●深井正樹選手(千葉)
「やはり、試合の入り方がすべてだったと思う。相手はホームゲームで勢いを持っているのに対し、こちらは少し受け身になってしまっていた。相手よりも強い気持ちで試合に入っていかなければならなかったのに、それができていなかった。途中で林(丈統)が入り、彼がいろんなポジションに動いてくれることでリズムを作りかけたが、得点につなげることができなかった」

JEFの深井が敗戦について語っておる。
今季はJ2で得点を重ね、JEFに深井有りと名を轟かせておる。
また、来年には対戦できるよう精進を積み重ねて欲しい。

セレッソ戦コメント

2011年08月18日 | Weblog



鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
正直言って、11人対11人の方がダイナミックな試合になると言いたいところだが、相手が少ない方が有利なのは確か。しかし、今日に限って言うと、やりにくい時間帯があったことも確かだ。ただ選手たちが自ら修正してやってくれたので、このような結果になったと思う。C大阪は退場者が出る前からやってくることは同じだった。2列目にスピードのある選手が多いので、しっかり守ってカウンターという攻撃を繰り返しやってきて、それは10人になっても変わらなかった。ハーフタイムでもそこを気をつけるように言ったが、失点してしまった。しかし先ほども言ったように選手たちが自分たちで修正したり、やったことのないポジションでもしっかりとその役目を務めようとする気持ちなり、状況を変えようとする気持ちが良く出た試合だったと思う。選手たちに賞賛を送りたい。(大迫に関して)良かったと思うし、まだまだ成長する選手。この成長を持続して欲しいし、ここ数試合は間違いなく成長していると思う。

【大迫 勇也】
茂庭選手が退場になった場面は、PKだと思った。同点に追いついたシュートは練習していた。浩二さんにアドバイスされるまでは消極的だった。今は前に行けている。もう1点取って楽にしたかった。タクさん、ヤスさん、フェリペの4人で流動的に動いて、プレーできるのでやりやすい。まだ監督の信頼を得ているわけではないので、試合に出続けてもっと点を取りたい。

【小笠原 満男】
1試合1試合、勝っていく。一人少ないのに先制されるのは良くない。もっと上手い試合運びをしないと。これから勝っていくためにも修正しなくてはいけない。良いところは大事にしたい。サコのは良いゴールだったし、誓志も良いプレーだった。

【野沢 拓也】
(試合消化が他チームと並ぶこの試合で)勝てたのは良かった。最後の目標は優勝。そのために上位に近づくためにも一つ一つ勝ちたい。攻守の切り替えとか、自分たちらしいサッカーができるようになったし、コンディションも上がってきた。

【西 大伍】
今日はかなり疲れた。次の広島戦が大事になる。先制されたが、あれは防げた失点だった。4連勝の前も勝ったことはあるが、今とは違っていた。今は皆の意識が一つになっている。

【岩政 大樹】
今は結果が出る時期にいるだけ。失点場面はルーズボールが流れたので、どこかで切るという選択肢もあったかもしれないが、結果論。夏場の苦しい時期なので、少しでも前に出てカットすれば、チームの流れが良くなる。夏場は意識をしてやっている。昨年はW杯で夏場の調整で苦しんだので、今年はコンディションを作れるようにした。


2011年08月17日(水)

本日行われたJ1第9節C大阪戦は、2-1で勝利しました。

【J1:第9節 鹿島 vs C大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.08.17)
8月17日(水) 2011 J1リーグ戦 第9節
鹿島 2 - 1 C大阪 (19:04/カシマ/11,251人)
得点者:52' キムボギョン(C大阪)、55' 大迫勇也(鹿島)、74' 増田誓志(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:今日は序盤からペースもあったと思いますが、相手が退場してからの方がやりにくさというのがありましたか?
「正直に言いますと、11対11の方がおもしろみのあるフルコートを使ったダイナミックな試合展開になったのではないかとは思います。ただ、当然ながら相手が一人少ない状況のほうがやりやすいので、どちらを好むかと言われればそうなりますけど、ただ今日に関しては10人になってから、自分たちがやるべきこと、普段出来ていたことが出来なかったということが、ある一定の時間にはありました。選手たちが位置的に不安定になっていたところを、全員でチカラを合わせて修正しようという意識を持って取り組んだので、早い時間帯でゲームの運び方やマネジメントができたのではないかと思います。
失点の場面は、ハーフタイムに相手が10人になっているので、後半の入り方、10人になったところでの試合の進め方を確認していました。退場者が出る前から戦法が明確になっていました。それは、2列目にスピーディーな選手がいますので、どうしても守備を固めてカウンターを狙うようになっていたので、それが一人退場になったからといって変わりません。自分たちの持っている駒の特徴を生かすということで、2列目の選手の飛び出し、スピードを生かしてきました。そこが我々の失点場面にも繋がりましたが、そういったことはハーフタイムに、リスクマネジメントの徹底、カウンターのケアということを言った矢先にやられてしまったので、反省材料としてはあります。ただ、不安定だった状況、相手が一人少ない時の状況やうちが少ない時の状況、いろんなことを考えながらやるということに関して、もう一度自分たちで意識して取り組んだ結果、安定感を取り戻し、やるべき戦法や作業をやり続けたことは、非常に評価できることです。
他にも、ベンチから入った選手についても、ハードワーク、献身的にチームのために機能性を発揮しようと努力したこと、あとはピッチ内で普段慣れてないポジションを要求した時に、それなりに機能性を発揮してくれました。今日の試合に関しては、幅を広げ、狙いを増やすことができたと思います。一時的な不満はありますが、選手たちの状況を良くしようという意識を持って取り組んだ成果としては、喜ばしいことですし、選手を讃えたいと思います」

Q:大迫選手がゴール前で落ち着いたプレーを見せていましたがその評価と、同点になった場面でFWを二人投入されましたが、あそこがポイントだと思われたのでしょうか?
「同点に追い付いたところですが、当然チャンスということもありますし、退場者が出ているチームにすればできるだけ失点をしない時間帯を先延ばしして、ホームのチームであればなおさら得点をしなくてはいけない、追い付かなくてはいけない、勝たなくてはいけないという心理的な焦りにも繋がり、それがプレーに影響してきます。同点に追い付いたところで、いろんな策を取りました。一つは足下から侵入していく。もう一つは空中戦からセカンドボールを狙う、もしくはサイドから徹底してなかに入れる。要は選択肢の幅を増やしていかないといけませんでした。どうしても相手は中盤の4枚と前の1枚で、ときおりボールにプレッシャーをかけて、ボールが奪えたらカウンターを仕掛けるという狙いが明確になっていました。ですから後ろに人を多く抱えたとしても効果的ではない、という思いで興梠選手のスピードも生かせますし、田代選手の空中戦の強さも発揮することもできます。試合というのはサッカーですので、当然ながらパスを繋ぎながら攻めますが、足下がダメだったらスペースをに出したり、それがダメだったらハイボールを試したり、セカンドを狙ったり、いろんなやり方があるわけです。その選択肢の幅、打開する幅を増やすことで、選手たちがうまくゴールにたどり着けるのではないかという狙いを持ってやりました」

Q:大迫選手のゴールについてですが、今までペナルティエリアの外からのゴールというのはあまりなかったと思いますが、積極性という部分では変化を感じられていますか?
「僕は、単に今回が成長を示したわけではなく、確か1年目のデビュー戦で左足でシュートを打ったと思いますし、去年のサンフレッチェ広島戦でもアディショナルタイムに左足でミドルシュートを打って同点に追いつけたことがあります。ただ、そのミドルシュートを打つ、あるいは狙う、練習するというのは、意識を持って取り組んでいます。ただ、サッカーはそれだけではなく、動き出しの部分や、ドリブル、シュート、特に動き出しの部分では良いタイミングで動いていく、頭を使いながら相手の弱点を突いていくということに関しては、だいぶ良くなったところがあります。ですが、ここから大きな課題が出るわけであって、それは持続できるかどうかです。僕はもっとポテンシャルが高い選手だと思っていますし、もっと今以上の能力があると思います。ただ、本人が成長し続けたいという意志と忍耐力を持って取り組めるかどうかが、大きな課題であり、それを持続することが出来たら、本当に誰が見ても頼もしい選手に成長していくのではないかと思います」

Q:今日で4連勝ですが、好調の原因は?
「やり方というか、調子という部分についてはそんなに悪いと言うことではないと思います。確かに今シーズン、結果が出なかった時期はありますけど、引き分けたり負けたりした時期もありましたけど、相手が一方的にうちを抑えてなにも出来なかったという試合はほとんど無いに等しいと思います。ただ、ゲームコントロールしたり、内容的にも圧勝しているにも関わらず、結果が伴わないことはあったかと思います。おおまかにいえば、例えば自分たちが勝っている試合のなかで、決定的なチャンスを何度もつくりながらゴールに結びつけることが出来ず、逆に失点してしまうことがありました。あとは失点の場面にしても、ここ、というところで自分たちの力、集中力や注意力の欠如なのかはわかりませんが、それを発揮できず引き分けたり負けたりすることはありました。いま見てもらえばわかるとおり、決定的なチャンスをつくったときそれを得点するかどうかで、良い状態にある時にそれを得点に結びつけるかどうか出、状況は変わってしまいます。一瞬の不注意から失点することもあるわけです。ただ、今シーズン始めからいまに至るまで、何かやり方を変えたかと言えば、何も変えていませんし、就任当初からのやり方をやり続けているだけです。先ほどから言っているとおり、自分たちの流れになった時に得点できたか、できないか、あるいは悪い流れの時間帯で踏ん張れるかどうかであって、それがいまは少しはできているのではないかと思います」


以上

【J1:第9節 鹿島 vs C大阪】試合終了後の各選手コメント(11.08.17)
●小笠原満男選手(鹿島):
「先制はされたくなかった。一人少ないなかで先制されてはいけない。もっとうまく試合を運ばなくてはいけない。勝ったからそれでよし、ということではなくもっと良い内容でやりたい。
大迫は単純。点を取ればいいプレーが出来る。考えさせちゃダメ。あいつの使い方は俺がよく知っている。『シュートを打て』って言いました。シュートを打っていくなかで覚えていくこともある。あの1点でペースを取り戻せた。良いゴールだったと思いますよ。2点目も誓志がいいプレスをかけてとれた。ああいう位置でボールを取れてなかった。良いプレーだったと思います」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「10人に相手がなって助けられた部分もあったけど、そのなかで失点してしまった。それでも取り戻せたのは良かったと思います。慌てるということはなかったけれど、やられてはいけないことだったし、相手の狙い通りのカウンターだった。そこから落ち着いて出来たことはよかった」

●西大伍選手(鹿島):
「次ですね。みんなの意識が一つになってる。その前も勝ってはいたけど、一つになって勝ったのはなかった。それを感じるんです。
(清武選手との1対1は?)
良い形での1対1は無かったと思います。それは前の選手が頑張ってくれたおかげ。タッチの部分とかでミスを誘えた」

●大迫勇也選手(鹿島):
「(清武は)意識してないけど、一緒にできるのは良いこと。
(退場を誘った場面は)もうちょっと自分で行きたかった。PKだと思ったらPKじゃなかった。
浩二さんに『取られても良いから仕掛けろ』と言われたのが大きい。前はボールを失わないようにしていた。今は前にいけてる。そこが一番大きい。
(試合途中に監督から指示を受けていたが?)
サイドに行けということでした。そこで起点になれということだった。うまくできたとは思います。けど、まだ点を取れたので。今は前の4人が流動的にやれている。ヤスさんもタクさんもすごく走れているし、そこが良いんだと思います。
(監督からの信頼は?)
まだまだです。続けていくしかないです」

●岩政大樹選手(鹿島):
「セットプレーのカウンターで、ルーズボールが2度相手に行ってしまった。どこかで切ればよかったのかもしれないが、うちは11人ですのでしっかりまわしたかった。起こりうることが起きたんだと思います。

(前でパスカットする場面が多いが?)
相手がワントップで中盤が出てくることも無かったので多少やりやすい部分もあった。ただ、相手も裏に走って単発になるのが嫌なので、チームが苦しいときには敢えて前に出るということを特に意識してやっているところもあります。ただ、自分のコンディションが良くないとできない。去年はW杯があったことで、この時期は悔しかった。+αを出せるように意識はしています。

(大迫選手が素晴らしいゴールを決めたことについては?)
すばらしいゴールでした。それ以外にも良いプレーをしていた。ただ、今日のゴールで彼はまだ4得点。9番という番号を背負って、それに相応しい選手として引っ張っていくにはもっとゴールを決め続けていかないといけない。この間の仙台戦でも、みんなは良いプレーだったと誉めていたけれど、点を取るという基準で考えて欲しい。Jリーグの中でもそういう力を持っている選手だと思うし、内容だけで評価するのではなく得点で見て欲しい。ただ、今日は両方ともあったので、とても良かったと思います」


[ J1:第9節 鹿島 vs C大阪 ]

先制されたホームの鹿島は直後の55分、大迫勇也(写真)がドリブルで切れ込み、右足で豪快なシュートを突き刺して、同点に追いつく。

[ J1:第9節 鹿島 vs C大阪 ]

同点に追いついた鹿島は74分、増田誓志のゴールで逆転に成功する。増田誓志は今季4点目のゴールとなった。

[ J1:第9節 鹿島 vs C大阪 ]

試合は増田誓志のゴールが決勝点となり、2-1で鹿島がC大阪に逆転勝利。今季初の4連勝を飾り、順位を6位に浮上させた。
写真は試合後、サポーターに挨拶する鹿島の選手たち。

[ J1 第9節 鹿島vsC大阪 ] WOWプレーヤーズアワード

本日の試合で決勝点をあげた増田誓志選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


小笠原主将に操縦される大迫である。
満男からサッカー観を伝授されさらなる成長を遂げていくのだ。
それを共に分かち合える我等は幸せである。

Talent Cup U-17 2011 R.マドリード戦

2011年08月18日 | Weblog
ユース:ルーマニア遠征「Talent Cup U-17 2011」3日目
アントラーズユースのスタメンは須賀・飛田・植野・鈴木・飛田・徳野・宮内・橋本・中川・込山・鈴木(歩)。

試合は開始直後の3分、鈴木(歩)の素晴らしいミドルシュートが決まり、先制。20分過ぎからはレアルに押し込まれる時間帯が続きますが、そのまま前半を1-0で折り返しました。後半に入っても攻め込まれる時間が続きますが、20分にカウンターから出た縦パスを中川のサイドからクロスを上げ、途中出場した清永がヘディングを決め、2-0。宮内が後半30分過ぎに2枚目のイエローカードを受けて退場し、その後、怒涛の反撃に出るレアルに対して、鹿島ユースは斉藤を入れて守りを固めます。30分過ぎにレアルはPKを得ますが、バーにはじかれて得点になりません。後半40分に1点を返されますが、アディショナルタイムでの猛攻を抑え、2-1でレアルマドリードから勝利しました!!

キッカ監督:

「世界でもとても有名なチームに勝てることができ、選手におめでとうと言いたい。選手は試合の中で、常に全力でプレーし続けて、相手へのマークもしっかりとできていた。試合後半には退場者を出して数的不利になったが、勝利に向かって、最後までとてもよく戦ってくれた」

世界に名高きR.マドリードのユースチームに勝利した鹿島ユースである。
これは誇らしい。
退場者を出しながらも、守りきったメンタリティはトップチームに準ずる。
素晴らしい結果と言えよう。
次戦にも期待したい。