鹿島アントラーズ原理主義

愛する鹿島アントラーズについて、屈折した意見を述べていく場です。

セレッソ戦コメント

2011年08月18日 | Weblog



鹿島アントラーズ:オズワルド オリヴェイラ 監督
正直言って、11人対11人の方がダイナミックな試合になると言いたいところだが、相手が少ない方が有利なのは確か。しかし、今日に限って言うと、やりにくい時間帯があったことも確かだ。ただ選手たちが自ら修正してやってくれたので、このような結果になったと思う。C大阪は退場者が出る前からやってくることは同じだった。2列目にスピードのある選手が多いので、しっかり守ってカウンターという攻撃を繰り返しやってきて、それは10人になっても変わらなかった。ハーフタイムでもそこを気をつけるように言ったが、失点してしまった。しかし先ほども言ったように選手たちが自分たちで修正したり、やったことのないポジションでもしっかりとその役目を務めようとする気持ちなり、状況を変えようとする気持ちが良く出た試合だったと思う。選手たちに賞賛を送りたい。(大迫に関して)良かったと思うし、まだまだ成長する選手。この成長を持続して欲しいし、ここ数試合は間違いなく成長していると思う。

【大迫 勇也】
茂庭選手が退場になった場面は、PKだと思った。同点に追いついたシュートは練習していた。浩二さんにアドバイスされるまでは消極的だった。今は前に行けている。もう1点取って楽にしたかった。タクさん、ヤスさん、フェリペの4人で流動的に動いて、プレーできるのでやりやすい。まだ監督の信頼を得ているわけではないので、試合に出続けてもっと点を取りたい。

【小笠原 満男】
1試合1試合、勝っていく。一人少ないのに先制されるのは良くない。もっと上手い試合運びをしないと。これから勝っていくためにも修正しなくてはいけない。良いところは大事にしたい。サコのは良いゴールだったし、誓志も良いプレーだった。

【野沢 拓也】
(試合消化が他チームと並ぶこの試合で)勝てたのは良かった。最後の目標は優勝。そのために上位に近づくためにも一つ一つ勝ちたい。攻守の切り替えとか、自分たちらしいサッカーができるようになったし、コンディションも上がってきた。

【西 大伍】
今日はかなり疲れた。次の広島戦が大事になる。先制されたが、あれは防げた失点だった。4連勝の前も勝ったことはあるが、今とは違っていた。今は皆の意識が一つになっている。

【岩政 大樹】
今は結果が出る時期にいるだけ。失点場面はルーズボールが流れたので、どこかで切るという選択肢もあったかもしれないが、結果論。夏場の苦しい時期なので、少しでも前に出てカットすれば、チームの流れが良くなる。夏場は意識をしてやっている。昨年はW杯で夏場の調整で苦しんだので、今年はコンディションを作れるようにした。


2011年08月17日(水)

本日行われたJ1第9節C大阪戦は、2-1で勝利しました。

【J1:第9節 鹿島 vs C大阪】オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島)記者会見コメント(11.08.17)
8月17日(水) 2011 J1リーグ戦 第9節
鹿島 2 - 1 C大阪 (19:04/カシマ/11,251人)
得点者:52' キムボギョン(C大阪)、55' 大迫勇也(鹿島)、74' 増田誓志(鹿島)


●オズワルドオリヴェイラ監督(鹿島):

Q:今日は序盤からペースもあったと思いますが、相手が退場してからの方がやりにくさというのがありましたか?
「正直に言いますと、11対11の方がおもしろみのあるフルコートを使ったダイナミックな試合展開になったのではないかとは思います。ただ、当然ながら相手が一人少ない状況のほうがやりやすいので、どちらを好むかと言われればそうなりますけど、ただ今日に関しては10人になってから、自分たちがやるべきこと、普段出来ていたことが出来なかったということが、ある一定の時間にはありました。選手たちが位置的に不安定になっていたところを、全員でチカラを合わせて修正しようという意識を持って取り組んだので、早い時間帯でゲームの運び方やマネジメントができたのではないかと思います。
失点の場面は、ハーフタイムに相手が10人になっているので、後半の入り方、10人になったところでの試合の進め方を確認していました。退場者が出る前から戦法が明確になっていました。それは、2列目にスピーディーな選手がいますので、どうしても守備を固めてカウンターを狙うようになっていたので、それが一人退場になったからといって変わりません。自分たちの持っている駒の特徴を生かすということで、2列目の選手の飛び出し、スピードを生かしてきました。そこが我々の失点場面にも繋がりましたが、そういったことはハーフタイムに、リスクマネジメントの徹底、カウンターのケアということを言った矢先にやられてしまったので、反省材料としてはあります。ただ、不安定だった状況、相手が一人少ない時の状況やうちが少ない時の状況、いろんなことを考えながらやるということに関して、もう一度自分たちで意識して取り組んだ結果、安定感を取り戻し、やるべき戦法や作業をやり続けたことは、非常に評価できることです。
他にも、ベンチから入った選手についても、ハードワーク、献身的にチームのために機能性を発揮しようと努力したこと、あとはピッチ内で普段慣れてないポジションを要求した時に、それなりに機能性を発揮してくれました。今日の試合に関しては、幅を広げ、狙いを増やすことができたと思います。一時的な不満はありますが、選手たちの状況を良くしようという意識を持って取り組んだ成果としては、喜ばしいことですし、選手を讃えたいと思います」

Q:大迫選手がゴール前で落ち着いたプレーを見せていましたがその評価と、同点になった場面でFWを二人投入されましたが、あそこがポイントだと思われたのでしょうか?
「同点に追い付いたところですが、当然チャンスということもありますし、退場者が出ているチームにすればできるだけ失点をしない時間帯を先延ばしして、ホームのチームであればなおさら得点をしなくてはいけない、追い付かなくてはいけない、勝たなくてはいけないという心理的な焦りにも繋がり、それがプレーに影響してきます。同点に追い付いたところで、いろんな策を取りました。一つは足下から侵入していく。もう一つは空中戦からセカンドボールを狙う、もしくはサイドから徹底してなかに入れる。要は選択肢の幅を増やしていかないといけませんでした。どうしても相手は中盤の4枚と前の1枚で、ときおりボールにプレッシャーをかけて、ボールが奪えたらカウンターを仕掛けるという狙いが明確になっていました。ですから後ろに人を多く抱えたとしても効果的ではない、という思いで興梠選手のスピードも生かせますし、田代選手の空中戦の強さも発揮することもできます。試合というのはサッカーですので、当然ながらパスを繋ぎながら攻めますが、足下がダメだったらスペースをに出したり、それがダメだったらハイボールを試したり、セカンドを狙ったり、いろんなやり方があるわけです。その選択肢の幅、打開する幅を増やすことで、選手たちがうまくゴールにたどり着けるのではないかという狙いを持ってやりました」

Q:大迫選手のゴールについてですが、今までペナルティエリアの外からのゴールというのはあまりなかったと思いますが、積極性という部分では変化を感じられていますか?
「僕は、単に今回が成長を示したわけではなく、確か1年目のデビュー戦で左足でシュートを打ったと思いますし、去年のサンフレッチェ広島戦でもアディショナルタイムに左足でミドルシュートを打って同点に追いつけたことがあります。ただ、そのミドルシュートを打つ、あるいは狙う、練習するというのは、意識を持って取り組んでいます。ただ、サッカーはそれだけではなく、動き出しの部分や、ドリブル、シュート、特に動き出しの部分では良いタイミングで動いていく、頭を使いながら相手の弱点を突いていくということに関しては、だいぶ良くなったところがあります。ですが、ここから大きな課題が出るわけであって、それは持続できるかどうかです。僕はもっとポテンシャルが高い選手だと思っていますし、もっと今以上の能力があると思います。ただ、本人が成長し続けたいという意志と忍耐力を持って取り組めるかどうかが、大きな課題であり、それを持続することが出来たら、本当に誰が見ても頼もしい選手に成長していくのではないかと思います」

Q:今日で4連勝ですが、好調の原因は?
「やり方というか、調子という部分についてはそんなに悪いと言うことではないと思います。確かに今シーズン、結果が出なかった時期はありますけど、引き分けたり負けたりした時期もありましたけど、相手が一方的にうちを抑えてなにも出来なかったという試合はほとんど無いに等しいと思います。ただ、ゲームコントロールしたり、内容的にも圧勝しているにも関わらず、結果が伴わないことはあったかと思います。おおまかにいえば、例えば自分たちが勝っている試合のなかで、決定的なチャンスを何度もつくりながらゴールに結びつけることが出来ず、逆に失点してしまうことがありました。あとは失点の場面にしても、ここ、というところで自分たちの力、集中力や注意力の欠如なのかはわかりませんが、それを発揮できず引き分けたり負けたりすることはありました。いま見てもらえばわかるとおり、決定的なチャンスをつくったときそれを得点するかどうかで、良い状態にある時にそれを得点に結びつけるかどうか出、状況は変わってしまいます。一瞬の不注意から失点することもあるわけです。ただ、今シーズン始めからいまに至るまで、何かやり方を変えたかと言えば、何も変えていませんし、就任当初からのやり方をやり続けているだけです。先ほどから言っているとおり、自分たちの流れになった時に得点できたか、できないか、あるいは悪い流れの時間帯で踏ん張れるかどうかであって、それがいまは少しはできているのではないかと思います」


以上

【J1:第9節 鹿島 vs C大阪】試合終了後の各選手コメント(11.08.17)
●小笠原満男選手(鹿島):
「先制はされたくなかった。一人少ないなかで先制されてはいけない。もっとうまく試合を運ばなくてはいけない。勝ったからそれでよし、ということではなくもっと良い内容でやりたい。
大迫は単純。点を取ればいいプレーが出来る。考えさせちゃダメ。あいつの使い方は俺がよく知っている。『シュートを打て』って言いました。シュートを打っていくなかで覚えていくこともある。あの1点でペースを取り戻せた。良いゴールだったと思いますよ。2点目も誓志がいいプレスをかけてとれた。ああいう位置でボールを取れてなかった。良いプレーだったと思います」

●曽ヶ端準選手(鹿島):
「10人に相手がなって助けられた部分もあったけど、そのなかで失点してしまった。それでも取り戻せたのは良かったと思います。慌てるということはなかったけれど、やられてはいけないことだったし、相手の狙い通りのカウンターだった。そこから落ち着いて出来たことはよかった」

●西大伍選手(鹿島):
「次ですね。みんなの意識が一つになってる。その前も勝ってはいたけど、一つになって勝ったのはなかった。それを感じるんです。
(清武選手との1対1は?)
良い形での1対1は無かったと思います。それは前の選手が頑張ってくれたおかげ。タッチの部分とかでミスを誘えた」

●大迫勇也選手(鹿島):
「(清武は)意識してないけど、一緒にできるのは良いこと。
(退場を誘った場面は)もうちょっと自分で行きたかった。PKだと思ったらPKじゃなかった。
浩二さんに『取られても良いから仕掛けろ』と言われたのが大きい。前はボールを失わないようにしていた。今は前にいけてる。そこが一番大きい。
(試合途中に監督から指示を受けていたが?)
サイドに行けということでした。そこで起点になれということだった。うまくできたとは思います。けど、まだ点を取れたので。今は前の4人が流動的にやれている。ヤスさんもタクさんもすごく走れているし、そこが良いんだと思います。
(監督からの信頼は?)
まだまだです。続けていくしかないです」

●岩政大樹選手(鹿島):
「セットプレーのカウンターで、ルーズボールが2度相手に行ってしまった。どこかで切ればよかったのかもしれないが、うちは11人ですのでしっかりまわしたかった。起こりうることが起きたんだと思います。

(前でパスカットする場面が多いが?)
相手がワントップで中盤が出てくることも無かったので多少やりやすい部分もあった。ただ、相手も裏に走って単発になるのが嫌なので、チームが苦しいときには敢えて前に出るということを特に意識してやっているところもあります。ただ、自分のコンディションが良くないとできない。去年はW杯があったことで、この時期は悔しかった。+αを出せるように意識はしています。

(大迫選手が素晴らしいゴールを決めたことについては?)
すばらしいゴールでした。それ以外にも良いプレーをしていた。ただ、今日のゴールで彼はまだ4得点。9番という番号を背負って、それに相応しい選手として引っ張っていくにはもっとゴールを決め続けていかないといけない。この間の仙台戦でも、みんなは良いプレーだったと誉めていたけれど、点を取るという基準で考えて欲しい。Jリーグの中でもそういう力を持っている選手だと思うし、内容だけで評価するのではなく得点で見て欲しい。ただ、今日は両方ともあったので、とても良かったと思います」


[ J1:第9節 鹿島 vs C大阪 ]

先制されたホームの鹿島は直後の55分、大迫勇也(写真)がドリブルで切れ込み、右足で豪快なシュートを突き刺して、同点に追いつく。

[ J1:第9節 鹿島 vs C大阪 ]

同点に追いついた鹿島は74分、増田誓志のゴールで逆転に成功する。増田誓志は今季4点目のゴールとなった。

[ J1:第9節 鹿島 vs C大阪 ]

試合は増田誓志のゴールが決勝点となり、2-1で鹿島がC大阪に逆転勝利。今季初の4連勝を飾り、順位を6位に浮上させた。
写真は試合後、サポーターに挨拶する鹿島の選手たち。

[ J1 第9節 鹿島vsC大阪 ] WOWプレーヤーズアワード

本日の試合で決勝点をあげた増田誓志選手(鹿島)が、この試合のWOWプレーヤーズアワードに選ばれた。


小笠原主将に操縦される大迫である。
満男からサッカー観を伝授されさらなる成長を遂げていくのだ。
それを共に分かち合える我等は幸せである。

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3 コメント

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Unknown (まもる)
2011-08-18 11:38:38
小笠原主将のコメントは笑えました。
中田先輩の大迫選手へのアドバイスに感謝です。
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鳥肌 (ぱぱひー)
2011-08-18 11:50:18
大迫ほんと、成長してますね。暑かったのにスーパーミドルが決まった瞬間鳥肌がたちましたo(^▽^)oあれでムードも一変、負ける気がしなかった。みんなが一丸となって闘ってましたね。そういえば2階席で応援していた子供達U+203C応援良かったよ!アントラーズがんばれっていう純粋な気持ちが伝わってきました。選手もサポも一丸となって奇跡を起こそう!こんな時を肌で感じる事ができるのは、なんと幸せであろうか!
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Unknown (α)
2011-08-18 18:39:47
機動戦士オオサコですか。まるでビームのようなシュートでしたね。
一言で人って劇的に変わるものなんですね。
しかし夏に弱いと言われていた鹿島がここに来てこの好調ぶり。勢いに乗って残り全勝を!
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