御在所岳
歩き甲斐のある一ノ谷新道
& 今日のもう一つの話題
この山の大木もかわいそう
(この日記の掲載期間:9月2日~9月8日)
大気の状態が不安定・・、なので御在所岳のご厄介に
8月の初のこと。高峰を縦走の計画が、天気予報はさらにあと数日の
悪天候を伝える。梅雨は明けたが2000m、3000mの山では私には
手に負えず、延期に。ならば近場で。御在所岳に結構タフなコースが
あると聞く。でー、天気の具合を見て、この日に挑戦です。
麓の駐車場から御在所岳を見上げます 山頂にはガスが
白く見える鉄塔は、御在所岳ロープウェイの支柱
滋賀県から鈴鹿スカイラインを三重県側に向います。武平峠のトンネル
をくぐり峠を下ること10分ほど。今回選択の登山道駐車場に到着です。
結構タフな登山道でした
登山口から山頂まで2時間強、最後まで悪路、急坂 この通り
たまにはこんな急坂登山もええやないかと、頑張って、でも余裕で登り
きりました。 日頃の登山の山、三上山に感謝です。
大木の根っこの土が流れてしまい、この山の樹木もかいわいそう
いつまでこの ” しがみつき ” を我慢できるのだろうか?
上の写真は三上山です
御在所岳と同じ光景が三上山 (滋賀県野洲市)にも
毎週何度か登る我が町の三上山。 御在所岳と共通する部分があり
ます。大丈夫かい? との思いで普段は使わない別の登山道にある
この大木を時々訪ねています。
御在所岳 もう一枚 やせ尾根にこの根っこ群
なぜ、こんなかわいそうな姿に?
両方の山は共に巨岩の集まりかと思えるほど大きな岩が露出している
山です。その上、共通するのが花崗岩、風化を受けた花崗岩はもろく
なっているそうです。 そのため根元の土が流されこんな事になります。
花崗岩の典型です
岩の表面が滑らかになっています
三上山の土は、この御在所よりも少し粘り気があるようですが、
とはいっても流され易さは変わらないのだと思います。
ついでながら、滋賀県南部には天井川が何本もありますが、これは
鈴鹿山系から流れた出た砂の堆積による現象だと聞いたことがあり
ます。
(ご参考) 天井川は流れ来る土が川底に溜まりだんだん川底が持ち上がります。
そこで底に溜まる土を浚渫(しゅんせつ)、昔は人海戦術で両岸に積み
あげるものの、川底と堤が徐々に上昇して出来た川のことだそうです。
御在所登山、登山道
今回の登山ルート:一ノ谷新道
一ノ谷新道を登りました
この一ノ谷新道は、後で得た情報では、御在所岳の登山道では最も急
で、その分、短距離だそうです。
アクセス
鈴鹿スカイライン、武平峠 峠を越えると三重県菰野町(こものちょう)
予定の中登山道は山頂付近で崩落があり、登山道が閉鎖
鈴鹿の山々では崩落した跡が沢山あります。武平峠からのコース、
鎌ヶ岳の山頂部の崩落現場は見ているだけで怖さを感じます。
では出発です:8時20分
一ノ谷新道登山口
中登山道 から道路を武平峠へ30m程の事務所、売店の所
いきなりの直登です
見晴らし台 といっても樹木で展望はありません
急な岩場登りです
むき出しの根っこを足場に尾根を直登です
ところどころにロープや梯子が設けられています
根っこを伝って登るしかありません
根は地面から70,80cmの高さを宙ぶらりんです
鷹見岩 5m? もっと?
ロープウェイと山頂付近の奇岩が見えてきました。 山頂近し
御在所岳山頂到着:10時20分 2時間で登頂
山頂部はスキー場、スキーゲレンデです 前方の山はゴンドラ駅
観光客に混じってバックパック登山者も
大気の状態が非常に不安定・・・、山頂からの展望
今日もご覧くださいましてありがとうございました