観劇:『カラフト伯父さん』

2015年05月10日 10時05分36秒 | エンタメのかけら

渋谷駅、山手線の改札を出たところに、
升毅さんと松永玲子が写った巨大なポスターがあったのを見た時は、
かなり驚いた。

その後、案内を頂いたが、
日々の雑事に追われ、返事をするのをすっかり忘れていた。
申し訳ない話だが、
作品名も『エトロフ伯父さん』『ナホトカ伯父さん』とおぼえ間違っていた。

公演が始まり、再度、連絡が来た。
もうすぐ楽日ではないか。
慌ててスケジュールの隙を見つけ、なんとか観に行くことができた。

ひさしぶりに観る升さんは、C調な演技とシリアスな演技の振り幅が素晴らしい。

松永さんは、『ブレノスアイレス午前零時』の娼館の女将に続いて、
今回は腹ボテの元ストリッパー。最近、ビッチがはまり役の様子。

そんなベテラン舞台役者二人を相手に主演の伊野尾慧は、
正直なところ、かなり押されている印象だった。

しかし、最後にどんでん返しが待っていた。
それまでの印象をすべてひっくり返すような圧巻の長台詞。

松永さんが、
「初舞台の青年が、舞台役者へと羽化した瞬間を目撃した」
とFacebookに書いていたが、あのシーンを観ると、まさに納得。

え、伊野尾慧って初舞台だったのか!
だったら、尚の事、あの長台詞はスゴい!
 
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