以下に綴るのは、極私的感想文です。
評論でも、批評でもありません。
と、最初に但し書きをしておきます。
今期は医療ドラマまみれである。
そのいくつかを観て、
この手のドラマに対する自分の好みがわかってきた。
僕が好きなのは…
「患者やその家族を丁寧に描いたドラマ」
現実世界では、
医者と患者、どちらが先に生まれたかといえば、
患者である。
しかしながら、
ドラマ世界では、医者が先に生まれる。
そのためなのか、
患者が医者を引き立てるための道具や、
ドラマを劇的に見せるための道具になることが多い。
僕はそこに、
しばしば引っかかるものを感じる。
それはおそらく、
僕には患者や患者の家族の経験しかなく、
今後もその立場での経験しかすることがないからだろう。
もちろん、
ヒーローを引き立てるために、
それ以外の者が引き立て役となる、
というエンターティメントの方程式もわかっている。
だけど、医療ドラマだと、僕はそれが、楽しめないんだよなあ。
もう少し患者を丁寧に描いてくれ!と思ってしまう。
繰り返しになるけど、これはあくまで極私的な見解。
ドラマの質について語ったものではありません。
それはさておき、
今期の医療ドラマの中に、
僕の好みにあうものはあるかなあ。
今のところ、残念ながら出会えていない。