老女とショートケーキ

2015年12月24日 11時05分29秒 | コメディのかけら

新宿のルノワール。

隣の席の老女が、ショートケーキを手に戸惑っていた。
イメージしていたものと違ったのだろうか。

すると、店員を呼び止めて、

「ごめんなさい、老眼で・・・どこから剥がしていいか見えなくて」

ああ、そうか。
ケーキのまわりのフィルムの境目がわからなかったのか。

店員は持っていたトレイにケーキの皿を移すと、
フィルムの境目を少しだけ剥がして、老女に返す。

何気ないやりとりだっけど、
ルノワールの店員は好感持てると感じた瞬間だったのだ。