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「水」の開発

2013年06月20日 23時20分51秒 | その他のかけら

ノンフィクション作家の山根一眞さんと打ち合わせした際に、
「企業は”粉末の水”を開発したらいいのに」
というお話を聞いた。

粉末の水。
その正体は、
効率良く空気中の水分を吸収する、
超「吸湿剤」である。

確かにクローゼットの中に、
容器に水がたまるようになっている吸湿剤を置くと、
数ヶ月すると水がかなりたまっている。
あれのスゴい版を作ったら、
水不足で悩む地域でも大活躍するはずだ。

しかし僕が「粉末の水」と聞いて最初に思い出したのは、
昔、たしか星新一さんが書いていた、こんな話だった。

お湯を入れて3分待つと水になる、
インスタントウォーター。

増えてきたインスタント食品を茶化した、
なんともナンセンスなネタであるが、
これを最初読んだ中学時代、僕やまわりのSF仲間は、
その着想に衝撃を受けた。

それで中学時代に仲間内で作っていたSF同人誌のタイトルを、
「インスタントウォーター」と名付けた。

ひょんなところで、なつかしい過去を思い出した。