ラジオ業界・昔の修行

2008年01月31日 10時10分15秒 | 業界のかけら

まだ、ラジオ番組が、
レコードとテープが主流だった時代の話である。

ディレクター見習いが、
先輩から、わざと傷をつけたレコードを渡され、
それをテープに録音するよう言われる。

そして、その後、こう命じられるのだ。

「この傷の音をカットしろ」

もちろん、100%カットすることは無理だろうが、
なんとか放送に耐えられる状態にまで加工する。

ラジオに、まだ手作り感覚が残っていた時代の、
修行である。