7月27日映画『トランボハリウッドに最も嫌われた男』観てきました
全国ロードショー“TOHOシネマズ シャンテ”で夫婦で22日映画『トランボ ハリウッドに最も嫌われた男』を観てきました。
<物語>
ダルトン・トランボという脚本家の伝記映画
脚本家トランボはハリウッド黄金期に第一線で活躍していたが、アメリカ共産党員だった彼は冷戦の影響による赤狩りの標的となり、下院非米活動委員会への協力を拒んだために投獄されてしまう。
釈放さ れた後も、反共のマスヒステリアが荒れ狂うハリウッドで、偽名でシナリオを量産し続け偽名を使用して「ローマの休日」などの名作を世に送りだし、アカデミー賞を2度も受賞する。逆境に立たされながらも信念を持って生きた。
トランボの映画への熱い思いと、そんな彼を支え続けた家族や映画関係者らの真実を描き出している。
「ミート・ザ・ペアレンツ」のジェイ・ローチ監督のメガホン。
<私の感想>
第二次世界大戦中、ソ連とアメリカは同じ連合軍。戦争が終わって米ソ冷戦期、共産主義者の弾圧「赤狩り」が始まった、アメリカの恐怖政治の時代である。アメリカ合衆国「自由の国」は奴隷制・人種差別の国、そして奴隷解放してきた国でもある。思想や宗教の異なる人を弾圧してきた歴史を持つ国でもある。今も異なる宗教を軍事力で壊滅し、世界の「警察」を名乗る国である。…そういうアメリカの負の財産をとらえ返す映画ではないのが残念。しかし、脚本家に焦点を合わせ、ハリウッドの現実だったことを淡々とドキメンタリータッチで進行させるジェイ・ローチ監督…俳優の演技も素晴らしい…いい映画を観ました。 124分の長い映画でした。
トランボ公式サイトhttp://trumbo-movie.jp/