2月25日クラシックSPRINGコンサート
久しぶりのコンサートに夫婦で行ってきました。バイオリンとピアノのクラシック演奏。聞き覚えのある判りやすい演奏と解説付き・・・心あらわれる時間を過ごしてきました
演奏は12曲とアンコール演奏でした
コロナが収束して”映画””演奏会””演劇・ミユージカル””寄席”ets行きたい・・・コロナ禍の2年数か月人生の中時間を損した気分です・・・感染しないで良しとしなければネ私は3回目のワクチン副反応は結構ひどかった(悪寒・嘔吐・発熱は2日間)・・・
2月25日クラシックSPRINGコンサート
久しぶりのコンサートに夫婦で行ってきました。バイオリンとピアノのクラシック演奏。聞き覚えのある判りやすい演奏と解説付き・・・心あらわれる時間を過ごしてきました
演奏は12曲とアンコール演奏でした
コロナが収束して”映画””演奏会””演劇・ミユージカル””寄席”ets行きたい・・・コロナ禍の2年数か月人生の中時間を損した気分です・・・感染しないで良しとしなければネ私は3回目のワクチン副反応は結構ひどかった(悪寒・嘔吐・発熱は2日間)・・・
12月10日区と東京藝大提携コンサート
昨年・今年はコロナ禍で映画・観劇・コンサートに行けませんでした。今日は久しぶりに洋楽器三重奏・津軽三味線ソロコンサート…日暮里サニーホールで楽しい時間を過ごしてきました。畑を土曜日出発に変更して、昼に準備を完了、6時半からのコンサートです。
フルート・クラリネット・ピアノのアンサンブル…C・ドビッシー/小組曲はか3曲
津軽三味線ソロコンサートは山下靖喬さん・・・津軽よされ節・日本の四季(全国民謡メロデー)・・・津軽じょんがら節等
演奏写真禁止の為開演前に会場写真
9月7日東京都美術館に山岳写真展の鑑賞
コロナ感染緊急事態宣言下。電車等に乗らず自転車で自宅から夫婦で展覧会を見に行ってきました。
東京都美術館
会場内は写真禁止ですから出口で”パチリ”
日本の山の写真も海外の山も圧巻の写真です
美術館では書道展が数会派開かれていたので少し覗いてきた。これも2年ぶりかな・・・
週末の畑と病院等の不要不急の用事以外は出歩かないことにしているが・・・サイクリングで出かけた・・・「日本山岳写真協会展」はコロナ禍前は鑑賞に行ったがネ
3月20日(土)jazzバンド定期演奏会
2月27日に続いて「荒川さくらswingLive7」ジャッズコンサートを聴きに行きました。この日は畑を昼に引き上げ4時の開場に間に合うように支度してets・・・コンサートは楽しく聴かせてもらいました。
ソーシャルデスタンスもったいないほどに席は離隔がありました
アマチアのビックバンドです
11曲演奏しアンコールに応じてもらい4時半から6時15分くらいまで
このバンドの昨年3月の定期演奏会は中止今回も100人の限定でソーシャルデスタンスを確保、練習も大変だったそうです。私達夫婦昨年からほぼ一年映画・観劇・落語等を封印してきました。先月からソーシャルデスタンスを厳密に守っている公演に徐々に参加してます。
3月5日springコンサート~弦楽四重奏の夕べ~
当初は7時開演が緊急事態宣言下で2時間繰り上げ5時開演になりソウシャルデスタンスをしっかりとった演奏会でした。畑行を土曜日からにして夫婦で聴きに行きました。
第一部 ・カノン ・グラズノフ2楽章・・・ここで演奏者・楽器紹介・・・ ・ドレミの歌 ・ポロディン13楽章 ・アメリカ1楽章
第二部 ・ミザール ・アンダンテカンタービレ ・威風堂々 ・情熱大陸
・アイネクライネナハトムジーク *アンコール曲ハアルゼンツンリベルタンゴでした
素晴らしい演奏者です
ケーブルテレビの放送は時間繰り上げにより参加できない方が多く出たらしく後で見れるように・・・とか 椅子の配置は完璧なソウシャルデスタンスですね・・・もったいないくらい両隣・前後があき且つ空席がありました。
<こぼれ話>
休憩時間受付の方と雑談・・・私知っている曲は「ドレミの歌」だけでしたハハハ・・・受付の方第二部から知っている曲出てきますよ・・・疲れたらいねむりOKですからだって・・・優しいね。ドレミの歌以外に ・威風堂々 ・情熱大陸・アイネクライネナハトムジーク等知っている曲がでてきました・・・又、なんとなく聞いた曲もありました
2月27日AM・JaZZminiLIVEとPM・ダニエルカールさん講演会
申し込んだミニコンサートとダニエルカールさん講演会が同じ日だった
午前11時からの演奏会。演奏曲はAオール・オブ・ミー、ビギン・ザ・ビギン、素敵なあなと他・・・アンコールにも答えてもらい50分の演奏。楽しい時間でした。
ソウシャルデスタンスも徹底演奏者と参加者も十分離れているが・・・お客どうしもすごく離れている。演奏者17~8人関係者5~6人、客25~6人です。演奏会は昨年の2月以来だそうです。私たちも演奏会や映画鑑賞を1年コロナ禍封印してきたが「対策徹底・・・」で申し込んだ。3月20日も演奏会予定だそうで3月8日までの緊急事態宣言しだいだそうですが・・・行きたいナ
午後2時からはダニエルカールさん講演会「がんばっぺ!オラの大好きな日本」彼が日本に初めて留学してきた時から方言豊かな各地で学び・働いた経緯、日本の文化・社会形態・ふうぞく・・・すばらしい日本・・・あれこれをめいっぱい語ってくれました
すげー離れているゾ大きい会場に50人のみ・・・
12月17日岩波映画「リンドグレーン」を観てきました
岩波ホール映画夫婦で観に行くのは7月の「田園の守り人たち」以来。10月の前回上演の「エセルとアーネスト」は一人で観に行っので、妻とは5か月ぶりである。岩波映画は上演のたびに新聞で紹介されるが今回の「リンドグレーン」は児童文学・絵本作家であることやその作品・絵本は妻が知っていた。
<まえふり>
『長くつ下のピッピ』『ロッタちゃん』などの著書が世界中で愛読されている児童文学作家、そんな彼女の知られざる少女時代を描く人間ドラマ。母国スウェーデンのみならず日本を含め世界中で愛され、読み継がれている児童文学作家、アストリッド・リンドグレーン。数々の著作は、全世界100か国以上で翻訳され、世界中の子どもたちに大いなる影響を与え続けてきた。本国スウェーデンでは紙幣になるほどの存在だが、実のところ、リンドグレーンの若き日々を知る人は少ない。どんな経験や環境が、あれほどの名作の数々を生み出す力と才能を花開かせたのか、リンドグレーンの人生で最も激動といえる若かりし日々を描いたのが本作である。
<あらすじ・ストーリー>
兄弟姉妹とスウェーデンのスモーランド地方の自然の中で伸び伸びと育ったアストリッドは、思春期を迎え、より広い世界や社会へ目が向きはじめる。
教会の土地で農業を営む信仰に厚い家庭で育ちながら、“率直で自由奔放”な彼女は、次第に教会の教えや倫理観、保守的な田舎のしきたりや男女の扱いの違いに、息苦しさを覚え始めていた。
そんな折、文才を見込まれ、地方新聞社で働き始めた彼女は、才能を開花させはじめる。しかしその矢先、アストリッドの人生は、予期せぬ方向へと進んでいく――。これ以上はねたバレになるが。・・・私生児を産む
故郷に子供を連れて・・・
読者の子供からの手紙を読みながら回顧するリンドグレーン
公式サイト:http://lindgren-movie.com/
<私の感想>
我が妻曰く、自由を求め、自立を求め保守的な倫理観の下で男に頼らず“私生児”を産み、迎えに来た男にも寄り添わなかった。仕事をしながら子供を育てる・・・時代の先駆的な彼女に共感する「こんな分かりやすいい岩波の映画」はなかった…と言う「感想」でしたが・・・私は「リンドグレーンは閉鎖社会にあって艱難辛苦を乗り越えて、その生き様を愛情に替えて“絵本作家”になった、自立した女性・女性解放の先駆者ダな~」と・・・この映画に描かれている時代から作家になる過程が知りたかったナ~・・・とか。この夫婦の感想は何か“ズレ”ている。何?共感するところが何となく俺とは違うナ~
<おまけ>
住まいの近くに「ら・ピッピ」という靴下の専門店があった・・・今もあるかは不明ですがリンドグレーンの絵本『長くつ下のピッピ』からとったのか?と思ったと・・・云うその程度の知識でした
10月10日岩波ホール”「エセルとアーネスト」 ふたりの物語”を観てきました
<解説>は勝手に抜粋
「スノーマン」「風が吹くとき」などで有名なイギリスの絵本作家レイモンド・ブリッグズのグラフィックノベルを原作に描かれたアニメ。原作者の両親をモデルに、40年にわたる夫婦の日々が映し出されてる
どんな時代にも、ありふれた日々の暮らしの中で、些細なことを笑いあえる時間を大切に生きたエセルとアーネストの姿が、これほどまでに愛おしいのは、この物語が世界中のどこにでもいた多くの父母の物語でもあるから。
絵本が動き出したかのような温かな質感の手描きアニメーション。
エンディング曲を、ブリッグズの大ファンだというポール・マッカートニーが、自身の母への想いを込めて曲を書き下ろし、自ら歌い演奏している。
<あらすじ>
1928年、牛乳配達人のアーネストとメイドのエセルは結婚し、ウィンブルドンの小さな家で暮らし始める。かけがえのない息子のレイモンドが生まれ、世界中を巻き込んだ第2次世界大戦中も夫婦は助け合い、笑顔を絶やさずにいた。そして戦後を迎え、経済が急速に発展する中、二人も年老いていく。
<私の感想>
何処にでもある生活、どこにでもある苦労した時代、戦争・生活苦・子育てetsイギリスで真面目に生きる両親と子供への愛情が悲しいほどにじみでてくる、この時代は自分たちの親の時代。日本の時代とは少しずれるが一生懸命に生きるあの時代1953年頃(S33)私達団塊の世代が子供の時代を描いた「Always三丁目の夕日」を思い出した!懐かしい電化製品がでてくる。政治腐敗と金満の今の時代にコツコツと真面目に生きている人を力づける作品だ。・・・私はそんなに真面目ではないが”愛おしい家族愛”に心打たれた。
8月3日(土)「音楽で旅する声楽とピアノのコンサート」を聴いてきました
荒川区・東京芸大連携事業のコンサートに申し込んだら当選したので妻と行ってきました。日暮里サニーホールは300名入る地元の会場。テノールとメゾソプラノ、ピアノのコンサート。曲は、ジュ・トゥ・ヴ、オー・ソレ・ミオ。後半はピアノノナタ第32番ハ短調作品111番(ピアナ演奏)、うたうだけ、小さな空、マイ・フェア・レディから”踊り明かそう”ウェスト・サイド・ストーリーからトゥナイト
生のテノール、メゾソプラノはすごいですね会場いっぱいにマイクなしで声をひろげる。一番前に座った私たちは”堪能”しました。
7月15日のマリンバとピアノ、サックス&フルートのきらめきコンサートに続いてのコンサートです。畑・ハイキング・映画もいいが音楽もいいですネ…
7月18日岩波ホール「田園の守り人たち」を観てきました
ブログ掲載が遅れてしまった、畑も忙しいがコンサートやいろいろ用事が立て込んでしまった。妻も忙しく今回は私一人で鑑賞してきた。平日だが岩波ホールは相変わらず素敵なジジ・ババでいっぱいでした。
あらすじ(勝手に引用・抜粋)
第1次世界大戦を背景に、夫や息子を戦場に送り出した女たちの静かな戦いと、渦巻く思いを描いた人間ドラマ。
1915年、第1次世界大戦下のフランス。
2人の息子を西部戦線に送り出した農園の未亡人オルタンスと、同じように夫が戦場にとらわれている娘のソランジュ。
冬を前に種まきに備えなければならない2人は、若い働き手のフランシーヌを雇う。誠実なフランシーヌはすぐにオルタンスらの信頼を得て、家族同然に暮らし始める。
やがて前線から一時休暇で帰ってきたオルタンスの次男ジョルジュも、フランシーヌにひかれていく……そして。
農民たちの姿を描いた19世紀フランスの画家ミレーの絵画を彷彿させる田園風景の中、
<私の感想>
1911年~この頃のフランスの農業が映し出されている“手刈の麦刈り”“手撒の肥料散布”“手蒔の種まき”“牛馬を使った農業”…牛を使ったコンバインのようなもの!その後、初期のエンジン耕運機等が出てくるが当時の農業は「人力」が頼り。まさに、大正・昭和初期の日本の農業である。戦争に男手を取られた農業は女と子供でしのいできたのは日本もフランスも同じである、この映画の中で農園の未亡人オルタンスは「家」を守るために、身ごもっているフランシーヌを放逐してしまう、こんなところも日本と似ている…ラストシーンが見ものだが、戦争は悲劇しか生み出さない。
7月15日 きらめきコンサート「trio TORAM」を聴いてきました
海の日(祭日)の朝市にもかかわらず野菜は早めに完売、午後は妻とコンサートに行くので急いで片づけと会計記帳?(年間の野菜売上統計をだしています)をして出かけた。マリンバ・ピアノとサックス&フルートの演奏です。60人程しか入らない小さいライブ会場は生音、知っている曲の演奏です「心豊か」になりました。
門天ホールという小さいライブ会場です
演奏者はマリンバ・ピアノとサックス&フルートの三人。生音の演奏です
<演奏曲>
・LIBETANGO(リベルタンゴ)バンドネオンやアコーデオン又はバイオリンが入らないタンゴです、マリンバの演奏いいですネ
・ジャズメロデーは6曲をあれこれ…妻とこれ知っているネ…と
・OBLIVION(オブリピオン=忘却)…映画の挿入歌、甘く・暗い曲はフルート演奏が心を落ち着かせてくれました
・グラナダ…荘厳で勇ましく…その中に演奏者の“たおやかさ”が加わりいいですネ…
・OverThaRainbow(オヴァー・ザ・レインボー)
・愛の夢…聞きほれているうちに…おっと!寝ちゃいそうに、穏やかダぜ…
・ずいずいずっころばし
―――休息―――15分
・剣の舞…アラム・ハチャトリアンの曲。昨年、シルバー大学のジジ・ババ器楽教室で先生のピアノと友人の鍵盤ハーモニカの生演奏を聴いた。私もいつかは鍵盤ハーモニカでこんな曲を演奏してみたいとひそかに決意したが…いまだにおぼつかないのだ!
・宵待草…心が洗われるネ
・Jupiterは平原綾香のジュピターではなく、三人の曲になっていました
・Jealousy(ジェラシー)…難しい曲だな~
・情熱大陸
<アンコール曲>
・ゴンドラの唄…映画“志村喬のブランコでおなじみ!…中山晋平の曲”いのち短し恋せよ乙女…“を三人の女子が奏でてくれました
・テイク・フアイブはおなじみのスイングジャズで盛り上がっておひらき
*帰りには「心豊かになり」…夕食は腹いっぱい食べました?
http://www.tomokkin.com/草刈とも子の公式ホームページ
プロの演奏はいいですネ、久しぶりの音楽演奏会は”明日の活力”ですマリンバとサックス、ピアノの組み合わせもいいですネ。また聴きたいですネ。週末の野菜づくり、朝市、書道教室、器楽教室、料理教室、時々映画鑑賞・観劇、キャンプ、ハイキング、あれこれ当番、ets遊びに忙しいのだがコンサートも行きたいョ
6月19日岩波ホール「ニューヨーク公共図書館 エクス・リブリス」をみてきました
<解説を勝手に引用・削除>
ニューヨーク公共図書館の舞台裏を、フレデリック・ワイズマン監督が捉えたドキュメンタリー。
19世紀初頭の荘厳なボザール様式の建築物である本館と92の分館に6000万点のコレクションを誇るニューヨーク公共図書館は、地域住民や研究者たちへの徹底的なサービスでも知られている。
ドキュメンタリーの巨匠ワイズマンが監督・録音・編集・製作を手がけ、資料や活動に誇りと愛情をもって働く司書やボランティアの姿をはじめ、観光客が決して立ち入れない舞台裏の様子を記録。
同館が世界で最も有名である理由を示すことで、公共とは何か、そしてアメリカ社会を支える民主主義とは何かを浮かび上がらせていく作品。
この映画の図書館はただ本を貸すだけの場所ではなく、いろんな可能性を持っていることがよくわかる。
就職支援に起業セミナー、家にネット環境のない家庭にWiFIルータを貸し出し、シニアのダンス教室に演劇、音楽コンサートに作家のトークショー。全てのサービスが無料で、社会の重要なインフラとして機能している。
フレデリック・ワイズマンが映すのは、図書館に集う人と働く人。エキサイティングなミーティングシーンの様子が長く映されている、多彩なサービスを提供するため、いかに予算を募るのか、実践的な議論がなれ。さらにホームレス対策にも悩むシーンも興味深い。ハーレムの分館での黒人の歴史についての議論も非常に印象的。3時間半のドキュメンタリーだが、全く飽きない。知的刺激に満ちた傑作。
<感想>
奴隷解放を成し遂げた米国、黒人差別問題を引き続き抱える米国、移民問題、貧困・・・米国が一つ一つ乗り越えてきた課題をこの図書館が体現しているかのよう見えた。この映画でリンカーンとマルクスが「奴隷解放」「労働者の解放」について”論議”していたことを知りました。そして、現在のトランプ大統領にこの国の築き上げてきた民主主義や差別をなくす戦いを形骸化することなかれ!と訴える映画に見えた。我が地域の図書館でもホームレスの入館、寝に来る区民等問題はあるようだが「排除」で解決してしまっている悲しい現実がある・・・図書館の役割・大切さを痛感した映画だった。
4月30日岩波ホール「12か月の未来図」を観てきました
TVは「平成最後の日」「平成から令和へ」等の特番の目白押し。今日はハイキングの予定だったが天候が悪く中止。そこで、岩波ホールでの映画鑑賞。
<ストーリー>
名門で水準の高い高校で国語を教えるベテラン教師フランソワ・フーコー(ドゥニ・ポダリデス)。父は国民的作家、妹は彫金作家として活躍する知的なブルジョア一家に育ってきた。
ある日、フランソワはパリ郊外の貧困の生徒が通うバルバラ中学校へ1年間限定で派遣された。
“空き地にたむろする若者たち”…“荒廃した光景が次々に”…生徒たちは教師への敬意など全くなく大声でしゃべり続け、若手教師たちは、問題児はさっさと退学させればいいと笑みを浮かべる。初日から想像以上の問題の山にフランソワは価値観を覆される。
エリート校でいわゆる生粋のフランス人を相手にしてきたフランソワにとって、様々なルーツを持つ生徒たちの名前を正確に読み上げるのも一苦労。カルチャーショックに打ちのめされる、
クラスの問題児は、反抗的でお調子者のセドゥ(アブドゥライエ・ディアロ)。トラブルを繰り返すセドゥは、教師の間では退学候補者のひとりとして目をつけられていたが、実はセドゥは母親が病気で、不安定な心を抱えていた。
もしセドゥが学校を中退させられたら、一生社会から落ちこぼれ這い上がることは不可能だと感じたフランソワは、強い使命感と父性に駆らた、移民、貧困、保護者の無関心、不幸な環境の中で過ごしてきた彼らに、前任校と同じ指導は通用しないと悟ったフランソワは、生徒自身が自らの能力と未来を信じられるようにと意識改革を開始。
勉強しても意味がないと無力感の塊だった生徒たちは、フランソワの熱意ある指導で知的好奇心と自信を取り戻し、『レ・ミゼラブル』全編を読み込むほど成長を見せ始める。他の教科でもクラス全体の成績が上がるなど“フランソワ効果”はてきめんで、生徒の心を掴めず苦しんでいた社会教師のクロエ(ポリーヌ・ユリュゲン)は、フランソワに尊敬以上の感情を抱くようになっていた。そんなある日、遠足で訪れたベルサイユ宮殿でセドゥがトラブルを起こしてしまう。指導評議会で猶予なしの退学を宣告されるセドゥ。フランソワは大切な教え子の未来を守るため、事なかれ主義の校長と戦うことを決意する……。
<私の感想>
フランス版「金八先生」かな?フランスが抱える移民問題や財政危機下の教育問題etsにエリー先生が取り組む姿は”真面目な先生””熱血先生”でした。日本では今も続く”いじめ”はSNS等を通じた新たな領域に入り、教育の貧困格差…取り組まねばならない課題は山積しているにもかかわらず教師の未熟と過労・負担増。この映画以上に大変なのは日本かも。
原題 |
LES GRANDS ESPRITS |
元フォトジャーナリストのオリヴィエ・アヤシュ=ヴィダルによる長編監督デビュー作。
3月26日岩波ホール『こどもしょくどう』を観てきました
23日から始まった岩波ホールでの『こどもしょくどう』上映を観てきました。パンフレットの案内・解説を引用しました。
豊かに見える今の日本社会のひずみを受け、満足な食事をとることのできない子ども達の姿を、同じ子どもの視点から描いた映画『こどもしょくどう』。『火垂るの墓』で戦禍の中精一杯生きる兄妹と向き合った日向寺太郎監督と、2014年『百円の恋』(武正晴監督)で日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞した足立紳の脚本で、弱者に不寛容な現代社会であっても、子どもの純粋な気持ちは、社会を変えていくことができるかもしれないという希望が見える作品。ダブル主演の藤本哉汰、鈴木梨央らの瑞々しい姿、食堂を営むユウトの両親を演じる吉岡秀隆と常盤貴子の温かい眼差しが心を打つ。
<ストーリー>
小学5年生の高野ユウト(藤本哉汰)は、食堂を営む両親と妹と健やかな日々を過ごしていた。
一方、ユウトの幼馴染のタカシの家は、育児放棄の母子家庭で、ユウトの両親はそんなタカシを心配し頻繁に夕食を振舞っていた。
ある日、ユウトとタカシは河原で父親と車上生活をしている姉妹に出会った。ユウトは彼女たちに哀れみの気持ちを抱き、タカシは仲間意識と少しの優越感を抱いた。
あまりに“かわいそう”な姉妹の姿を見かねたユウトは、怪訝な顔をする両親に2人にも食事を出してほしいとお願いをする。久しぶりの温かいご飯に妹のヒカルは素直に喜ぶが、姉のミチル(鈴木梨央)はどことなく他人を拒絶しているように見えた。
数日後、姉妹の父親が2人を置いて失踪し、ミチルたちは行き場をなくしてしまう。これまで面倒なことを避けて事なかれ主義だったユウトは、姉妹たちと意外な行動に出始める
サイト:https://kodomoshokudo.pal-ep.com
<私の感想>
あの『火垂るの墓』を観ている時の様な感覚に陥った。起こしてしまった戦争、残された戦争孤児、社会が作り出した子供の悲劇・・・「こどもしょくどう」は格差社会、貧困、育児・養育放棄、いじめ等の現代社会の現実にあってこれらに“目をつぶる”大人達、そんな感覚を自然に身につけてしまう子供たち。あわれみ、優越感からではない“救いの手”を…できることからやるそれが“こどもしょくどう”ではないのか・・・と訴えている映画ダと思った、社会の歪を少しでもただそうョそんな映画だった。
2月10日岩波ホールにイタリア映画ナポリの隣人を観てきました
8日に降雪対策の為に緊急畑行き、9日は岩波ホールに映画を観に行きました。前回上演の「葡萄畑に帰ろう」を観に行けず今日は初日ナポリの隣人。館主の舞台挨拶や初日抽選プレゼント(イタリアコーヒー)があり、なんと当選してしまった。
初日の挨拶,先代の代表者の○○周忌とか上映映画の招致のets…
抽選のプレゼント当たりました
渋い映画だヨ
<物語は>
母の死が原因で不仲になっていた父と娘が、父の隣家の家族に起こった事件をきっかけに、関係を見つめなおしていく姿を描いた人間ドラマ。南イタリアのナポリで、かつて家族と暮らしたアパートに、いまはひとりで暮らす元弁護士のロレンツォ。
娘のエレナはアラビア語の法廷通訳で生計を立てるシングルマザーだが、母の死が父による裏切りのせいだと信じ、いまも父を許せずにいた。
ロレンツォは気難しいところがあるものの、最近は隣家の若い夫婦と彼らの子どもと仲良くなり、
擬似家族のような関係になっていた。しかし、そんな平穏な日々が、事件によって突然幕を閉じてしまう。
「家庭の幸福は諸悪の根源である」と嘯いた太宰治は、家族制度への止みがたい、激しい愛憎を抱えており、結果として、この一見、辛辣なエピグラムも〈家族〉という最小単位の共同体への逆説的なアイロニーに満ちた礼讃のように映る。この映画は、「諸悪の根源」と思えたものが、実は、「帰る家」そのものであったことを静かに、説得力を持って告げているのだ。(高崎俊夫)氏の解説引用この解説文もおれの脳みそでは難しいナ~
<感想>
リタイアした老弁護士が“反権力を押し通すが故のアウトロー弁護”そんな弁護士を背景に家族を取り巻く“絆”を失ってきた過去、隣人の事件をきっかけに“心のよりどころ”と“正義”を貫こうとするが・・そんな勝手な解釈をしながら…・突然の事件=「死」。弁護士として・・・ではなくともいろいろな形でありそうな“絆”のストーリーだが「うまいね」・・・“人生を振り返り、家族・家人を見つめ直す”・・・そんなきっかけの映画でした。
元弁護士のロレンツォ(レナート・カルペンティエリ)憂いある顔いいね。