有機・無農薬菜園ブログ!団塊の世代が!!武蔵村山で野菜づくり

笠間KGで有機・無農薬菜園・陶芸等を4年。定年後に武蔵村山市の畑に移転、週末農業を中心に野菜づくりを楽しんでいます。

岩波ホール映画『パプーシャの黒い瞳』を観てきました

2015年04月09日 07時00分00秒 | 映画・観劇等

岩波ホール映画『パプーシャの黒い瞳』を観てきました

この映画結構「重い映画」でした。そして、映像と音楽に「間」が多く…訴えているんですョ…何言っているか判りませんネ

冬に逆戻りして寒い。朝から雨、そして霙から雪になった。畑の野菜の苗は先日まで水枯れ状態、この寒さにビックリしているでしょう。

解説より――抜粋

書き文字を持たないジプシーの一族に生まれながら、幼い頃から、文字に惹かれ、言葉を愛し、こころの翼を広げ、詩を詠んだ少女がいた。ブロニスワヴァ・ヴァイス(1910-1987)。愛称は“パプーシャ”。ジプシーの言葉で“人形”という意味だ。彼女は成長し、やがてジプシー女性として初めての「詩人」となる。しかし、その天賦の才能は、ジプシーの社会に様々な波紋を呼び、その人生を大きく変えることになった

“激動のポーランド現代史と、実在したジプシー女性詩人パプーシャの生涯”

わずか15歳で年の離れたジプシー演奏家と結婚したこと、彼女の才能を発見した詩人イェジ・フィツォフスキとの出会いと別れ、古くから伝わるジプシーの秘密を外部にさらしたと彼らの社会を追放されたこと・・・・・・。『パプーシャの黒い瞳』は、ひとりのジプシー女性の物語であり、同時に第二次世界大戦前後にジプシーたちが直面した史実を伝える。それはまた、20世紀から21世紀へ、世界が何を得て何を失ったのかを私たちに問いかけている

私の感想

私はジプシーのことを殆ど知らない「移動型民族」「移動芸人」?現代では差別用語らしい。映画では差別され、迫害され。戦時下では放浪・逃亡も居場所も許されない現実が映されている。ポーランドはヒットラーに迫害・弾圧され虐殺されている、ソ連圏に統合されスターリンに蹂躙・隷属・虐殺されている。激動の現代史のそんな中でジプシーは更なる差別を受けている。私は映画のモノクロの映像は美しさと重苦しさを同時に表現していると感じた。

次の詩はパプーシャ(1910~1987年)

いつだって飢えて いつだって貧しくて
     旅する道は 悲しみに満ちている
とがった石ころが はだしの足を刺す
     弾が飛び交い 耳元を銃声がかすめる
すべてのジプシーよ 私のもとへおいで
     走っておいで 大きな焚き火が輝く森へ
     すべてのものに 陽の光が降り注ぐ森へ
そして私の歌を歌おう 
     あらゆる場所から ジプシーが集ってくる
私の言葉を聴き 私の言葉にこたえるために

コメント
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