ヤマジョウ建設

岐阜県産木材で外断熱工法の健康住宅!

日本の木材事情は変化するか・・・

2021-04-18 12:00:23 | 山の話

昨日は木材、特に東濃檜の仕入れについて打ち合わせがありまして
萩原、東白川に行ってきました。
あいにくの雨でしたが久しぶりに山を歩いてきました。

これは白川の木材市場ですが山からの木材もたくさんで
出てきますが、買い付けのスピードも速いようで
土場には木材が滞留していない状況です。

このところ外国からの木材輸入量が非常に少ないということ、
また価格も高騰しているということ、などで国産材への
市場からのアプローチが急激に増えています。

ヤマジョウでは普段から国産材、ぎふ県産材しか使用していませんので
なにも状況は変わらないのですが、普段から外国産材や集成材など
採用している方にとっては大きな問題だと思います。

市場が国産材にシフトしていくことについては大筋賛成ですが
外国産材の代わりに国産材を採用するという姿勢では
ちょっと違うな!!!というか面白くありません。

どういうことかというと今までの外国産材のサイズ規定を
国産材に求めて購入したいという方が多いということです。

国産材にシフトするなら国産材製材の規定に合わせて採用すれば
スムースに進むことなのに・・・と当たり前のことを当たり前に
できていない現状にすっきりしない思いがあります。

今後、外国輸入材の価格はそんなには下がらないという予想から
私は国産材に対してもっと目を向けられる状況が続くと予想します。

そうなったときに以前から話をしている‟ストック”の課題がもっと
大きくなってくるのかなと考えています。

山林労働者の高齢化や山という作業条件の過酷さなどから一気に
生産量を増やすことなど難しい状況です。
となれば年間通じて安定して伐採しても流通として安心できる
ストック機能が必要になるのは必至のことです。

今回のような海外事情がスイッチになって日本の木材事情も
大きくいい方向に変わらないかなと期待をしています。


http://www.yamajo-cons.co.jp