ミラー:60年代、我々はこの星の支配者を支援するためにスーダラ節を使ったのだ。だから、福田をはじめ、この星の高官たちはニュートラライザーを与えられ、彼らはその影響から除外されていたのだ。ほら、スターン君が身につけているものと同じものだ。スーダラ節は、この星の支配者が、導きやすい大衆を作り出すために、大衆の精神に影響を与えるために使われた。
カーク:影響を受けるのは大衆だけで、支配者はまともな判断力を維持できていた、というわけですね。
マッコイ:おい、ちょっと待ってくれ。それじゃあ、何か、今のヤーパンはどうなっているって言うんだ。
ミラー:君たちは、今日、一緒に食事をするミスター・アソーの評判を聞いたことがあるかね。
スポック:あまり芳しくありませんね。漢字の読み間違い、つまらぬ失言を何度も繰り返しているようです。
ミラー:不思議に思わんかね。どうして止められないのか、と。前任の福田、ジュニアの方だが、彼はどうかね。
スポック:無気力な記者会見を続けていたようです。彼は一年足らずで政権を追われています。
ミラー:なぜ、あのスタイルを改めることができなかったのか。不思議なこともあるもんだね。福田の前任はどうかな。
スポック:ミスターアベも短命に終わっています。彼は国民が生活に重大な不安を抱いた際にも歴史問題に足を取られたまま路線修正ができませんでした。
ミラー:そのとおりだ。何かを思い出さないかね。いずれも、わかっちゃいるけど、
スターン:やめられない。
マッコイ:何だって、じゃあ、ヤーパンのおえらいさんたちは、みんなあのスーダラ節におつむをやられているってのか。そんなこと、いくら連邦でも許されるわけがない。だいたい、・・・
カーク:マッコイ、よせ。提督、アベの前任のコイジュミはどうなのですか。先ほどスターン博士から、二度目のスーダラ節使用は、ミスターコイジュミの支援要請に基づくものだと聞きましたが。
ミラー:もちろん、コイジュミは我々サイドの人間だ。ニュートラライザーを持っておる。そもそもこれはミスター・コイジュミとの取引から始まっているのだ。
スターン:取引ですって? 私は何も聞いていませんわ。何を取引したのかしら。そんなことが政府間でなされていたのですか。
ミラー:これは裏取引なのだ。公式には存在しない。
スターン:大使。私はこれまでのキャリアをヤーパン研究にだけささげてきた専門家です。この任務につく際にもすべてを知らされるべき立場にあると説明されています。しかし、この話はまったく聞いたことがありません。詳しくおうかがいしたいですわ。
ミラー:いずれ君にも話そうと思っていたんだ。よろしい、順を追って話そう。発端はロミュランにあるのだ。
カーク:影響を受けるのは大衆だけで、支配者はまともな判断力を維持できていた、というわけですね。
マッコイ:おい、ちょっと待ってくれ。それじゃあ、何か、今のヤーパンはどうなっているって言うんだ。
ミラー:君たちは、今日、一緒に食事をするミスター・アソーの評判を聞いたことがあるかね。
スポック:あまり芳しくありませんね。漢字の読み間違い、つまらぬ失言を何度も繰り返しているようです。
ミラー:不思議に思わんかね。どうして止められないのか、と。前任の福田、ジュニアの方だが、彼はどうかね。
スポック:無気力な記者会見を続けていたようです。彼は一年足らずで政権を追われています。
ミラー:なぜ、あのスタイルを改めることができなかったのか。不思議なこともあるもんだね。福田の前任はどうかな。
スポック:ミスターアベも短命に終わっています。彼は国民が生活に重大な不安を抱いた際にも歴史問題に足を取られたまま路線修正ができませんでした。
ミラー:そのとおりだ。何かを思い出さないかね。いずれも、わかっちゃいるけど、
スターン:やめられない。
マッコイ:何だって、じゃあ、ヤーパンのおえらいさんたちは、みんなあのスーダラ節におつむをやられているってのか。そんなこと、いくら連邦でも許されるわけがない。だいたい、・・・
カーク:マッコイ、よせ。提督、アベの前任のコイジュミはどうなのですか。先ほどスターン博士から、二度目のスーダラ節使用は、ミスターコイジュミの支援要請に基づくものだと聞きましたが。
ミラー:もちろん、コイジュミは我々サイドの人間だ。ニュートラライザーを持っておる。そもそもこれはミスター・コイジュミとの取引から始まっているのだ。
スターン:取引ですって? 私は何も聞いていませんわ。何を取引したのかしら。そんなことが政府間でなされていたのですか。
ミラー:これは裏取引なのだ。公式には存在しない。
スターン:大使。私はこれまでのキャリアをヤーパン研究にだけささげてきた専門家です。この任務につく際にもすべてを知らされるべき立場にあると説明されています。しかし、この話はまったく聞いたことがありません。詳しくおうかがいしたいですわ。
ミラー:いずれ君にも話そうと思っていたんだ。よろしい、順を追って話そう。発端はロミュランにあるのだ。