自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

ゆらり揺られて・・・カワモズク

2011-02-18 20:47:00 | お散歩


カワモズク(カワモズク科)
湧水の多い水路や沼などに生育する藻類で、日本には2属が分布するそうです。RDBの環境省カテゴリーでは、絶滅危惧Ⅱ類(VU)に分類されています。昔は食用にもしたそうですが、今ではそんなこともできない希少種になってしまったようですね。
このカワモズクは、いつも歩く林から流れ出る小川で出会いましたが、この場所では幾つかこのようなカワモズクを見ることができました。この流れはまだきれいなのですね。

2月上旬 横浜市内にて

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冬の白髭・・・

2011-02-17 20:55:00 | お散歩


テイカカズラ[定家葛](キョウチクトウ科)
去年の暮れに訪れた時は、まだ実が割れずにいたテイカカズラ。今では実が割れて、中に詰まっていた種子も風に乗って、どこかへ飛んでいってしまったようです。
そう思って、実の残骸を少し残念な気持ちで眺めていると、下のほうに種髪が葉に引っ掛かって、まだ残っている種子を見つけました。種髪同士が絡み合っているようですね。
このテイカカズラは、立ち枯れた木に絡み付いています。今まで、すぐ隣に同じように立ち枯れた木があって、同じようにテイカカズラが絡み付いていました。でも去年の夏、その木は強風のために倒れてしまい、絡みついていたテイカカズラも枯れてしまいました。
このテイカカズラの未来も、きっと同じようなものでしょう。
今のうちに、種子をどんどん飛ばさないといけませんね。

2009年の種子



センニンソウ[仙人草](キンポウゲ科)
こちらは去年、花の咲いた様子から種子が生ったところまで載せたセンニンソウです。
冬枯れた林際で、まだいくつかの白髭を見ることができました。
今年も、綺麗に花を咲かせてくれるのが楽しみです。

11月の様子

2月上旬 横浜市内にて

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冬の定番・・・トキリマメ

2011-02-16 20:50:00 | お散歩


トキリマメ[マメ科]
関東以西の本州~九州の山野の生えるつる性の多年草。
葉は長い柄のある卵形の3小葉で、小葉の先は急に細くなるのが特徴です。
7~9月、葉のわきから総状花序を出し、黄色い蝶形花をつけます。
この季節、下草などが枯れ、見通しのよくなっている林際では、こんなトキリマメの姿をよく目にすることができます。実が弾ける前は、鮮やかな赤色をしていますが、今ではその赤も褪せてきて、どこかもの悲しさを漂わせています。
とは言え、冬枯れの林ではまだまだ目立つ存在です。何時までも残る赤と黒の色合い。そこにはきっと、トキリマメの戦略があるのでしょうが、私にはまだ分かりません。

2010年の花

2月上旬 横浜市内にて

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森の宝石・・・ジャノヒゲ

2011-02-15 21:10:00 | お散歩


ジャノヒゲ[蛇の髭](ユリ科)
林の中を通る小道を歩いていると、道端でこんな綺麗な実を見つけました。これはジャノヒゲですね。
この林にも、ジャノヒゲがよく生えているのですが、立ち止まって見てみると、幾つもの株がたくさんの実をつけています。この林ではジャノヒゲが豊作だったようですね。
先日、友人宅の庭先で見つけたジャノヒゲを載せましたが、こうやって自生しているジャノヒゲの実を見るのもまた良いものです。ちょっと萎びてしまったものもありますが、艶々に光っている様子は、宝石が輝いているように見えますね。

庭先のジャノヒゲ

1月下旬 横浜市内にて

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高すぎて・・・イチョウ

2011-02-14 20:50:00 | お散歩


イチョウ[銀杏,公孫樹](イチョウ科)
先日、とある住宅街を通るバス通りを歩いていると、街路樹として植えられているイチョウが、見るも無残な姿になっていました。
道路の両側に植えられたイチョウが、太い枝とともに幹の上部までスッパリと切られてしまっています。植えられてから時が経ち、秋には綺麗な黄葉が見られていただけに残念です。
私の記憶では雌株は無く、銀杏特有のにおいもしないと思います。秋から冬にかけての落葉が嫌われたのでしょうか。それともバス通りだけに、葉が繁る頃は、見通しが悪くなるからでしょうか。
これが、イチョウの標準的な剪定なのかは分かりません。こんな風に切られたのでは、今年の葉は何時に無く大きなものになるでしょう。そして落葉がまた嫌われる・・・。そんな悪循環は避けて欲しいと思います。

1月下旬 横浜市内にて

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