昼時の遊水池、何人かの釣り人が、池に向かって釣り糸を垂れています。何が釣れるんだろうと思いながら、釣り人たちの様子を眺めていると、なんかおかしなものを見つけてしまいました。
アオサギ[蒼鷺](サギ科)
そう、釣り人たちに紛れ込んで、アオサギが1羽、池の周りの柵にとまっていたのです。
時折首を伸ばしながら、辺りの様子を見ている姿は、魚捕りの名人が、弟子の釣り人たちを見守っているように見えてきます。なかなか釣り上げられない弟子たちに、少しイラついた表情をしているようにも見えました。
このアオサギを、この釣り人たちの誰かが飼っているとは思えません。
こうして人と野鳥が一緒に佇む姿は、微笑ましい光景ですね。