少し遅れて・・・ジャノヒゲ

ジャノヒゲ[蛇の髭]（ユリ科）
先日、オオバジャノヒゲの花を載せましたが、少し遅れて林の中ではジャノヒゲの花が咲いていました。俯いて咲く姿は、似ていますね。
子どもの頃、ジャノヒゲの紺色に輝く種子に一目ぼれをしました。花の咲く姿の印象があまりないのですが、自然の中で、こんなにきれいな物があるのか、という種子への驚きが強かったためでしょうか。
でも今では、控えめに咲くこの花のことも、とても気に入っています・・・・・

オオバジャノヒゲの花

７月上旬　横浜市内にて　

今年の実り・・・ナワシロイチゴ

ナワシロイチゴ[苗代苺]（バラ科）
以前、初めてナワシロイチゴを撮った場所で、久しぶりに赤い実と出会いました。
初めて撮ったナワシロイチゴの実は、丸々としてきれいな赤い色をしていましたが、今年の実は、色艶が今ひとつ悪い感じです。実の形も大きさもあの時より物足りないです。
一昨年の秋に草刈りにあって、一度この場所では見られなくなりましたが、そのせいでしょうか。
それとも、受粉の役割を担う昆虫の数が少なく、十分に受粉ができなかったのでしょうか。
せっかく出会った実りですが、不満と心配が残りました・・・・・

2007年の実り

７月上旬　横浜市内にて　

県花・・・ヤマユリ

ヤマユリ[山百合]（ユリ科）
今年もこの花が咲き始めました。少し匂いがきついかもしれませんが、私はこの花がとても気に入っています。
子どもの頃、ユリの花といえばこのヤマユリでした。裏山に行けばそこかしこで強い匂いを放ちながら、大きな花を咲かせていたものです。
最近は、その姿を見る機会が減った気がします。
きれいな花ですから、盗られてしまう事も多いのでしょうか。でも、ヤマユリの咲く環境が減ってしまったことも、大きな原因でしょう。
いつも歩く雑木林で見つけたヤマユリ、一株だけひっそりと咲いていました・・・・・

2007年の花

７月上旬　横浜市内にて　

水の中には・・・

田んぼの脇の道を歩いていたら、田んぼの中やその脇を流れる水路の中に何か動くものがいました。
魚でもいるのかと思ったら、それはたくさんのオタマジャクシでした。
すでに後ろ足の生えたものもいましたが、盛んに藻のようなものを食べていました。
そのまま暫らくオタマジャクシを観察していたのですが、水路の中を動く別の生き物を見つけました。
すばやく水中を移動するその生き物を追っかけたら、それはヤゴのようです。
なんというトンボになるかは分かりませんが、こんな所にもヤゴがいるんですね。
無事に羽化できることを祈ります・・・・・

６月下旬　大和市内にて　

花も実も・・・ヒロハノレンリソウ

ヒロハノレンリソウ[広葉の連理草]（マメ科）
今年もまた境川の土手では、この花が咲いていました。
散策をするようになって、こんな花があることを知ったのですが、今年は初めて実の生っているのに気付きました。
果実は豆果です。熟すと果皮が乾燥し、２本の線に沿って裂開する果実のことをいいますが、まだ青々としたこの果実は熟していないということですね。
きれいな花ですが、これ以上拡散するのも考えものです・・・・・

2006年の花　2007年の花　2008年の花

６月下旬　横浜市内にて