自然大好き《道端観察記》

植物などの身近な自然を通して
季節を感じていたい

しっかり根付け・・・コナラ

2007-12-26 22:09:00 | お散歩
コナラ[小楢](ブナ科)
各地の日当たりのよい山地に生える落葉高木。葉は互生し、葉先に近い部分で葉幅が最大になります。若葉を広げると同時に花を咲かせます。秋に生る果実は、ドングリとしてよく知られていますね。
樹液にはカブトムシなどがよく集まります。子供の頃は、夏休みになるとよく林に入ってカブトやクワガタを探しました。そんな林も少なくなりましたが、秋にはドングリも生るし子供にとっては魅力ある木ですね。
今の時期は、林の中は落ち葉が降り積もって、地面を覆っています。落ち葉の音を楽しみながら歩いていた時、ふとドングリを捜してみたくなりました。軽く落ち葉を掻き分けると、こんなドングリに出会ったのです。小さな根が地面に向かって伸びていますね。
この新たな命が、未来の林を支えていくのでしょうね。。。。。

12月中旬 横浜市内にて 
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ツクシではなく・・・トクサ

2007-12-25 22:24:00 | お散歩
トクサ[砥草](トクサ科)

水辺や湿地に生え、庭などにもよく植えられています。夏に茎先に胞子嚢をつけるそうですが、これは胞子嚢の名残でしょうか。スギナと同属なので胞子嚢の様子がツクシに似ていますね。葉が無いように見えますが、節の部分に俗に「袴」と呼ばれる鞘状の葉(葉鞘)が付きます。これは輪生した小さな葉が、お互いに合着してできているそうで、この葉に入る葉脈は1本しかないそうです。
トクサの仲間は、多量の無水珪酸を含むため表面がザラザラしています。昔から塩類とともに煮て乾燥したものを、木や角などの工芸品を磨くのに使ったそうです。
このトクサは、境川のとある支流の源流域に群生していました。道端にフェンスがあり、群生の中まで入っていけませんでした。近くには畑が広がっているのですが、このトクサが自生しているものかよく分かりませんでした。。。。。

12月中旬 横浜市内にて 
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赤く実った・・・マサキ

2007-12-24 17:39:00 | お散歩
マサキ[柾](ニシキギ科)
日本各地の海岸近くに生える常緑低木。生垣として庭や公園などにも植えられます。このマサキは、畑と道の境界に植えられていました。
葉は対生し、縁には鋸歯があり、やや枝先に集まってつきます。
若い枝は緑色をしています。
初夏に小さな花をつけ、今頃マユミに似たこんな赤い果実をつけます。
以前にも載せましたが、マサキは子供の頃に住んでいた家の庭にも植えたありました。私にとっては子供の頃から知っている親しみのある木のひとつです。

今日はクリスマス・イヴですね。子供たちは今、ケーキ作りに励んでいます。
どんなものが出来上がるのか楽しみです。。。

12月中旬 横浜市内にて 
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綿毛・・・ブタナ

2007-12-23 17:04:00 | お散歩
ブタナ[豚菜](キク科)
ヨーロッパ原産の多年草で、空き地や道端などに生えます。花茎に葉はなく高さ20~60cm。茎先にタンポポに似た黄色の頭花をつけます。根生葉は鋸歯のある長楕円形で表裏とも毛が多いです。果実は円柱状のそう果で、こんな冠毛をもちます。
ブタナ(豚菜)とは面白い名前ですが、フランス語の「ブタのサラダ」という意味の俗名を訳したものだといわれています。別名を「タンポポモドキ」というそうですが、花はタンポポに似ています。
このブタナは、畑際の道端に生えていました。近所にある桜の名所で知られる道路沿いの空き地には、群生しているところもあります。その繁殖力の強さから要注意外来生物リストにも記載されていますね。
花はかわいいですが、あまり増えては困る植物のひとつです。。。。。

12月中旬 横浜市内にて 
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根性もの・・・タマサンゴ

2007-12-22 22:38:58 | お散歩
タマサンゴ[玉珊瑚](ナス科)
ブラジル原産の常緑小低木。葉は互生し、樹高50センチ前後。明治中期に観賞用として導入されたものが野生化したそうです。
花期が長く、果実も冬まで楽しめます。緑色から橙色までいろいろな色の果実がありますね。
別名をフユサンゴというそうですが、この鮮やかな色の果実を珊瑚に見立て名付けられたそうです。
上の子がまだ小さい時、散歩をしていると知らないうちにこの赤い実を手に持っていました。
その頃は近所に、アスファルトの隙間から生えているタマサンゴが幾つかありましたが、最近はこのひと株だけになってしまったようです。
同じように見えていても、道端も変化しているのですね・・・・・

12月中旬 横浜市内にて 
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