イヌマキ[犬槇](マキ科)
以前にも載せたことのある、畑の端に生えているイヌマキです。
久しぶりにたくさんの実をつけている姿に出会いました。果実は青白色で、赤っぽいのは花托です。
この赤い花托は食べることができます。せっかくなのでひとつ採って味見をしました。ほんのりと甘味があって、美味しいですね。
ちょうど朝日新聞の朝刊に載っている漫画に、このイヌマキが採り上げられていました。登場人物(?)達が、イヌマキの「イヌ」の意味を知って怒っているのです。
イヌ好きの私にとっても、この説は心外なものです。
私が思うに、この「イヌ」は、野犬のことを言っているのではないでしょうか。私が子どもの頃には、町にはまだ野犬がいました。野犬狩りという言葉も、今では聞きませんが、その当時は子供でも知っていたものです。
この野犬、悪さばかりして、人々に嫌われていた存在なのではないでしょうか。そう思うと、この「イヌ=役立たない」説は、納得できそうです・・・いや、やはりそう思いたくありませんね。
2009年のイヌマキ
10月下旬 横浜市内にて