ロビンの観劇日記

芝居やオペラの感想を書いています。シェイクスピアが何より好きです💖

アイラ・レヴィン作「デストラップ」

2017-09-13 16:36:09 | 芝居
7月18日東京芸術劇場プレイハウスで、アイラ・レヴィン作「デストラップ」をみた(翻訳・演出:福田雄一)。

舞台はブロードウェイの劇作家シドニー・ブリュール(片岡愛之助)の自宅。彼はかつてミステリー劇を大ヒットさせていたが、今や4作連続の
失敗。妻マイラ(高岡早紀)の慰めにもすっかり気落ちしていた。そんな彼のもとにクリフォード・アンダーソン(橋本良亮)という教え子から
処女作「デストラップ」という脚本が届いた。その作品の質の高さにシドニーはクリフォードを殺害して作品を奪う決意をするのだが、そこに
謎めいた予言をする霊媒師ヘルガ(佐藤仁美)、一癖ある弁護士ポーター(坂田聡)も加わり、事態は思わぬ方向に・・・。どんでん返しに次ぐ
どんでん返し、巧みな伏線と見事な構成。そして物語は衝撃的なクライマックスを迎える(チラシより)。

1978年に発表されブロードウェイでロングラン上演、かつ映画化されてそれも大ヒットだというので期待して出かけたが・・・。

終始、間延びした芝居。演出がいけない。
戯曲自体は、風変わりな登場人物や謎解きの面白さで興味をつないでゆくが。
一番いけないのは、ストーリーと何の関係もないアドリブがやたら長く続き、しかも全然おかしくないこと!
実に腹立たしい。
おそらく演出が違えばもっと面白いものになるのだろう。
コメント
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