3月6日新国立劇場小劇場で、ジョン・パトリック作「ミセス・サヴェッジ」をみた(演劇研究所公演、演出:山下悟)。
アメリカのとある施設に、未亡人ミセス・サヴェッジが3人の子供に連れられてやって来る。3人は先妻の子で、未亡人が莫大な遺産を「メモリアル
基金」として気前よく支援に使うことを阻止するために、施設に入所させたのだった。
施設の入所者たちから温かく迎えられるミセス・サヴェッジと、彼らをも巻き込んで起こる子供たちとの駆け引きは…。
この作品は、2008年文学座で日本初演をみた。
少し変わった話だが、ラストは思いがけぬ展開に涙が止まらなかった。
今回は筋を知っていたせいか、残念ながらそういうことはなかった。
ひょっとしたら、女性職員ミス・ウィリーを、文学座の某女優のように、気の強そうな威張った感じの人が演じた方が、意外さによる驚きで、
胸を打たれるのかも知れない。
当時のブログを見ると「役者は皆、それほどうまくなかったが、涙が止まらなかった。初めてみる芝居ではそういうことも起こる」と書いている。
今回は卒業公演なので、何と言っても年齢的に制限がある。
題名役の女優は、評者が演出家だったらメイクでしっかり老けさせるところだ。
アメリカのとある施設に、未亡人ミセス・サヴェッジが3人の子供に連れられてやって来る。3人は先妻の子で、未亡人が莫大な遺産を「メモリアル
基金」として気前よく支援に使うことを阻止するために、施設に入所させたのだった。
施設の入所者たちから温かく迎えられるミセス・サヴェッジと、彼らをも巻き込んで起こる子供たちとの駆け引きは…。
この作品は、2008年文学座で日本初演をみた。
少し変わった話だが、ラストは思いがけぬ展開に涙が止まらなかった。
今回は筋を知っていたせいか、残念ながらそういうことはなかった。
ひょっとしたら、女性職員ミス・ウィリーを、文学座の某女優のように、気の強そうな威張った感じの人が演じた方が、意外さによる驚きで、
胸を打たれるのかも知れない。
当時のブログを見ると「役者は皆、それほどうまくなかったが、涙が止まらなかった。初めてみる芝居ではそういうことも起こる」と書いている。
今回は卒業公演なので、何と言っても年齢的に制限がある。
題名役の女優は、評者が演出家だったらメイクでしっかり老けさせるところだ。