ロビンの観劇日記

芝居やオペラの感想を書いています。シェイクスピアが何より好きです💖

ブレヒト作「三文オペラ」

2014-11-02 21:18:14 | 芝居
9月26日新国立劇場中劇場で、ベルトルト・ブレヒト作、クルト・ヴァイル作曲の音楽劇「三文オペラ」をみた(演出:宮田慶子)。

19世紀、女王の戴冠式間近のロンドン。稀代の大泥棒メッキース(池内博之)はロンドン随一の色男。乞食たちの総元締め「乞食の友
商会」社長ピーチャム(山路和弘)の娘ポリー(ソニン)と結婚式を挙げることに。怒ったピーチャムは警視総監ブラウン(石井一孝)に
彼の逮捕を要求する。メッキースの親友でもあるブラウンは、悩みながらも彼を追うことに。昔馴染みの娼婦ジェニー(島田歌穂)の元に
身を隠すメッキース。しかしブラウンの娘ルーシー(大塚千弘)にまで手を出していた彼は、とうとう女たちの裏切りに遭い…。

訳が新しくなった(谷川道子の新訳)。

ポリー役のソニンは、始め、話し声が高過ぎると感じたが、歌は精彩があり、魅力的。演技もうまい。
主人公メッキース役の池内博之は、よくいる悪役という感じで、とても主役とは思えない。セリフ回しがわざとらしい。説得力に欠ける。
ピーチャム役の山路和弘は、ナマで見たのは初めてだが、非常に達者。観客を楽しませる才にたけている。

この芝居を初めて見た時のキャストがよかったので、つい比較してしまう。
あれは吉田栄作、篠原ともえらの共演だった。あの時の印象は強烈だった。
今回で3回目だが、それでも毎回それぞれ新鮮で面白い。
コメント
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