ロビンの観劇日記

芝居やオペラの感想を書いています。シェイクスピアが何より好きです💖

オペラ「修道院での結婚」

2012-02-03 20:50:33 | オペラ
1月15日新国立劇場中劇場で、プロコフィエフ作曲のオペラ「修道院での結婚」をみた(指揮:飯坂純、演出:八木清市)。

日本初演。珍しい作品の時お世話になるネットのオペラ辞典にも載ってなかった・・。
全4幕。原語(ロシア語)上演。

18世紀のセヴィリア。貴族ドン・ジェロームは金持ちの船主メンドーザと取引している。彼はメンドーザに、娘のルイーザ
との婚約を承知する。だがルイーザには既にアントニオという恋人がいた。
一方、ルイーザの兄フェルディナンドはクララという娘と愛し合っている。彼女は厳しい継母のいる家を出て修道院に
籠る。
またルイーザの乳母ドゥエンナは、金目当てにメンドーザとの結婚をもくろむ。
この3組のカップルが織りなす楽しい物語。原作はR.B.シェリダン。

冒頭、様々な魚のお面を頭につけた女性たち登場。メンドーザがドン・ジェロームに「マスを食べてみて」とか「クルマエビ
をかじってみて」とか勧めると、何と彼女らが本当に魚の役を演じる。このように、全体に学芸会のようなにぎやかさと軽さ
が支配する。

演出がいい。衣装もいい。(オケはあまりうまくない)

メンドーザ役の村田孝高は芝居っ気たっぷりで楽しい。声もよく、動きに切れがある。

初めてみるオペラで、予備知識もなかったが、楽しく分かり易い話だった。
めったに上演されないロシアオペラのために、ロシア語と格闘(?)してくれた歌手の方々に拍手!
皆さん、お疲れさまでした。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする