逆は真なりからして…欲張らなければ…生きているだけで十分となる。

数に限りがある有限の世界でもって欲張ることは弱者を虐める結果になりますが…
皆して欲張らなければ自由平等調和になっていきます。

しかしそれが無理なことであっても…己が欲張らなくなると…

不満と欲は一体ですから…
欲張らなければ不満になることはありません。

その不満がなければ満足を求めませんから…
成り行き任せの自然体・愛になります。

然るに思い思惑のない・感情愛情が伴わない・自然体の愛で生きることになります。

…欲張らなくなると…
見栄世間体プライドが必要無くなり気楽呑気になります。

然るに自縛から解放され自由になります。

と言うことは…欲張るから束縛制限支配されたり否定反発排除されることにもなっているのです。

…欲張らなくなると…
不満やストレスから解放されて…気分転換やで癒される必要も無くなります。

また（見栄世間体プライドが消えていることを含めて）面倒くさいことや余計な苦労をすることや頑張り無理することからも解放されます。

となると変化刺激に富んでいたはずの・自己満足のための趣味嗜好娯楽が次第に色あせ興ざめすることになりどんどん減っていきます。

然るに食って寝て糞をしながら普通に生きているだけで十分となります。

…欲張らなくなると…
見栄なんかで新たな製品を購入したり新品に買い替える無駄なことをせずに…
今あるものを使い尽くしたり創意工夫するようになり…

…その喜び楽しさを味わい気付き…
それが更に素朴さ謙虚さにつながり…
無駄を省く省エネ精神が定着します。

…欲張らなくなると…家族関係を含めて…
人間関係も必然ご縁の後付けの縁となり…一時的な関係で一旦終わり・後腐れがありません。
…拘り執着未練がありません…思い残しにもなりません…

となれば…余計なことで無駄となる…口出しお節介することにもなりませんし、その矛盾裏表を味わうことにもなりません。

…欲張らなければ…
必要とするものが減り続け…判断することも減り続け…
…邪なインチキ詐欺に惑わされることも無くなります…
…誘惑に負けない精神自力が身に付きます…
…不確かなことを信じるか否かにもなりません…
…不信感や敵対意識を持つことにもなりません…

然るに自己満足が無くても…不満・不安・怖れ怒り・感情的にもなりません。

その分だけ…真面目素直になり、臆することにもなりません。

然るに…何の問題も無くなり…

生きているだけで十分となります。