孤独の自由と欲張らない実践=頑張らない~楽になるブログ

個人意識丸出しながらも、欲張らない、見栄張らない、頑張らない、無理をしないで楽に生きる実践

人の為に尽くすと言う偽善者

2008年10月23日 | Weblog
個人意識の人が「人の為に尽くす」と言うのは嘘偽りで、本心・奥底の思惑には必ず私があり、その私の為にやっていることになります。
・・・だから・・・
世界の為に尽くすと言っている人は世界を牛耳るためです。
国の為に尽くすと言っている人は国を牛耳るために言っていることです。
会社の為に尽くすと言っている人は会社を牛耳るために言っていることです。
家族の為に尽くしていると言っている人は家族を牛耳るために言っていることです。
好きな人に尽くすのは好きな人を束縛支配しておきたいからです。
神仏に尽くすのは自分だけの神仏にしておきたい欲があるからです。

自分の思い通りに事を運びたい思惑から人を騙し偽り、自分を騙し偽り、その言い訳や正当化をしているうちに、やがて嘘が嘘でなくなり本物に思えるようになって、そして私は正しいとなり、私は正しいことをしていると思う自惚れや自己満足から自ずと自己主張や自己顕示をすることになり、それが大なり小なりに名誉名声の肩書きや権力財力を手にする自己拡大を続けることになり、それがやがて相手を自分の思い通りに牛耳る支配力を握り持つことになります。

しかし嘘偽りから始まった儀善だから必ず裏切り関係が成立します。
だから世界・国家・会社・家庭・恋人・宗教の中で必ず裏切りがあります。
それがマスコミ報道に現れている形であり、夫婦親子家族関係の崩壊に見られます。
だから束縛支配欲や不信感が強まっても心が休まる暇もありません。

誰かの為に尽くしていると思う意識には必ず「私」を中心にした思いが込められていますから嘘偽りの偽善者になるのです。
その偽善者が過ぎると今度は特別意識・救世主意識になり、私は正しいから「私は特別」「私は偉い」と思う自己拡大になります。

個人意識は他力になります。
あたり前の普通意識は自力であり、自力は愛になります。
その愛があれば困ったことにはなりません。
困ったことになるのは他力の個人意識を持っているからです。
だから困ったことが多い人ほど個人意識が強い人になります。

普通意識に愛が無ければ・・・雨やんで傘を忘れる・・・感謝の心を忘れた人になります。
特別に感謝できても普通に感謝できないのは特別が大好きな救世主・偽善者になります。

物事をあきらめた末での普通は劣等感になります。
劣等感にはプライド自尊心があるから人の目を気にします。
優越感は人を下に見て哀れ気の毒に思います。
劣等感は思い考え想像するだけで行動・実践はしません。
その実践とは自己縮小のことであり、自己縮小は「良い悪い」で判断しない実践です。