ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

不死鳥墜つ

2016年03月05日 | プロレス・格闘技

きのうの「スーパーJカップ」のエントリーを記しながら、

有明の開会宣言は、この方にぜひやってもらいたいと望んでいた。

決め台詞の「お楽しみはこれからだー!!」を聞きたかった・・・でも、もうかなわない。

ハヤブサ(江崎英治)47歳で逝く

同世代のレスラーの急死はこたえる・・・

ハヤブサの思い出の試合を問われたら、札幌中島で生観戦した2戦を挙げる。

一つは、大仁田引退直後のFMWの95年9月のグラジエーター戦。

全身ボロボロになりながらも、ウルトラ・ウラカン・ラナで3カウントを奪った瞬間の

総毛立つような興奮を今も覚えている。

もう一つは、97年12月の全日本最強タッグ。新崎人生と組んでの三沢・秋山戦。

人生の念仏パワーボムから、ハヤブサの不死鳥スプラッシュが秋山に決まった時は

一瞬、大番狂わせを夢見た。

もはやグラジも三沢も札幌中島もなく、ハヤブサまで逝くとは、時の流れは無情だ。

思えば、これまでプロレスを見てきて、かっこいいマスクマンはたくさんいた。

しかし、ハヤブサほど「色気があるマスクマン」を他に知らない。

イラストが上手く、「変身忍者嵐」をモチーフに自らデザインしたマスクも個性的だったが、

試合後に乱れ髪でリング上にたたずみ、

客席を遠い目で見上げる立ち姿に、背筋がゾクゾクするような悲壮美があった。

写真は2012年8月のみちのく「ふく面ワールドリーグ戦」後楽園大会の開会式。

盟友・人生が見守る中で、介助なしで車椅子から立ち上がり、開会宣言を務めた。

01年のリング禍で、頸椎損傷&全身不随のダメージを負ったことを考えれば、

これだけでも「不死鳥」の異名に恥じない回復ぶりだった。

ドラゲー後楽園大会の後、水道橋界隈でバッタリ出くわし、握手を交わしたこともある。

こちらの手を握り返す力の強さに「鍛えているな。復帰を諦めていないな」と感じた。

ただ、熊本県八代市出身の「火の国の男」で、お酒が大好きだったことが災いしたのかも。

15年近くの厳しいリハビリから解放された今は、天国でゆっくり休んでほしい。

三沢と冬木に「おまえ早すぎるよ」と怒られたら、

「お二人よりは長生きしましたよ」と言い返してやれ。

ああ、それにしても、多くの現役レスラーもさぞショックを受けているだろう。

特に、現役ではないが北斗が心配。

「ハヤブサとレイナ・フブキのメヒコ時代」を考えると・・・がんが悪化しないことを願う。


  • 新日本後楽園大会

ハヤブサ追悼のテンカウント・ゴングに続いて、NJC2回戦。

4強に勝ち残ったのは、内藤・エルガン・後藤・矢野。気が付けばバレット・クラブ全滅。

  • NHKが「受信料長州力」を中止

何がやりたかったんだ、コラ 紙面飾って、コラ

  • なでしこ

日本1対2中国 予選3戦未勝利で勝ち点1。リオ五輪出場はほぼ絶望にorz

  • ホークス

またも阪神に3対3の引き分け。しかし、ギータが2打席連続アーチ。

  • 日本アカデミー賞

大泉洋、最優秀主演男優賞ならず。残念。

まあ、ブルーリボンの主演男優賞を獲ったから、W受賞はないとは思っていたが。