ふくろたか

札幌と福岡に思いを馳せるジム一家の東京暮らし

ビフォーアフター特番

2013年06月04日 | プロレス・格闘技

2日夜放送の「闘魂燃え尽きそうな寮」。期待以上の面白さだった。

プオタ以外の方のために、少し説明を入れておくと、

新日本プロレスの寮は、レスラーや記者には「上野毛」と呼ばれている。

本当の住所は世田谷区野毛だが、ファンにもすっかり定着した通称で、

プロレス雑誌「KAMINOGE」の誌名の由来にもなっている。

その「KAMINOGE」第9号では、今回の依頼者のライガーが寮への愛着を語っている。

上野毛バンザイ! 上野毛はボクのオアシス

練習場が、大きな風呂が、ちゃんこがある。洗濯も乾燥もできる。あと何が要る?

ちなみに、道場について「冷暖房完備!」と豪語したことも。「夏暑く冬寒い」という意味だが

なお、「福岡の自宅は居心地が悪いのかな」と誤解した視聴者がいるかもしれないが、

柔術の道場があるし、ウエートできる場所もあるし、釣りもできるし、物価も安い

ともライガーは語っている。要は上野毛と福岡の往復生活を楽しんでいると考えてほしい。

まあ、福岡にいる時は「千景夫人の下僕」と自嘲しているが・・・(注1)

そんなライガーが丁寧に紹介していた「ビフォー」の寮の風景。

「これが船木とみのるが理想のプロレスを語り合った二段ベッドか」

「うお、これがライガーが新弟子を沈めた浴槽か」(注2)

「うおお、これが今は亡き橋本真也がセミだらけにした寮長部屋か」(注3)

番組前半で、プオタには伝説の場所が次々に出てきて胸いっぱいになった。

それにしても、「ビフォー」の寮のずさん過ぎる造りには口あんぐり。

一昨年の3・11の震災によく耐えたな・・・良く言えば豪快。悪く言えばいい加減。

昭和新日本の大らかさ、ぶっちゃけ猪木の性格をそのまんま反映していた感があった。

「アフター」の寮については、練習・入浴・ちゃんこ番・洗濯その他の雑用に配慮した

新弟子向けの動線にまず感心した。歴史あるロッカーや階段を残したことにも感激。

ただ、あの階段は、確かに多くの名レスラーが踏みしめたことは間違いないが、

その10倍、20倍も夜逃げした新弟子たちが踏みしめたとも思う。

さて、この番組を見た寮出身のレスラーたちの思いをネット上で拾ってみた。

  • 棚橋弘至:寮に戻りたい・・・
  • 小島聡:入門志望が増えそうでうれしいが、練習や上下関係の厳しさは変わらない
  • 鈴木みのる:懐かしかったのは一瞬。後半は「え~、いいな~」の嵐

まず棚橋。番組にも出演していたのに改めて? 家で何かあったか、逸材よ?

続いて小島。入門志望者へのもっともな念押しである。寮が新しくなっても、

トイレがキレイになっても、そこに血の小便を流すのが新日本の新弟子の通過儀礼だろう。

そしてみのる。みのると言えば、リングインの際に、ロープを開けて待機している若手を

蹴り飛ばすのが恒例だが、今後は蹴りの威力が嫉妬で2倍増し、3倍増しになりそうな。

みのるのみならず、今後の団体対抗戦では、もっと劣悪な環境にいる他団体の選手が

ヤングライオン相手にムキになる事態も考えられる。

若獅子たちには、そんな試練も糧にして乗り越えてほしい。

下手な試合をしたら、かの山本小鉄さんの霊がキャデラックに乗って化けて出るぞ

エンジン音が聞こえただけで、日明兄さんも直立不動だ

最後にライガー。「甘やかし批判は必ずあるが、見返すことを期待している」

語ったのは、さすがファン目線の持ち主と感心した。

なお、ライガーの入場曲「怒りの獣神」には、一番に「廃墟の中から立ち上がれ」

二番に「瓦礫の中から甦る」という歌詞があり、今回の番組と妙に符合している。

新しい部屋を得たライガーも、まだ老け込むことなく、開催中のスーパーJrで暴れてほしい。

注1)我が家が福岡でライガーと同じ糟屋郡に住んでいた時、夫人の買い物に付き合って

荷物持ちをしている素顔のライガーを2号が目撃した<気づく2号もかなりのツワモノだ

注2)この件になると、ライガーは「沈めたのは船木(誠勝・現全日本)で、

オレはフタをして上に乗っかっただけ」と言い訳を始める<世間はそれを同罪と呼ぶ

注3)大の虫嫌いだった小島に橋本が仕掛けたイタズラ<ライガー&橋本の新弟子への

イタズラはシャレにならないものだらけで、天山は今も「思い出したくない・・・」と語る


  • ホークス

13安打12得点の猛攻で前日のリベンジ。阪神との戦績も2勝2敗の五分に。

元タカのスタンリッジから、4回に四球を挟んで5連打を浴びせたのは痛快だった。

5回の4打者連続二塁打というのは、パ・リーグのタイ記録だそうな。