占い師の日記

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真夏の怪談・・・三話目(事故物件)・10

2022年10月03日 08時00分00秒 | 鑑定133(へんてこ神主)-鑑定134(霊能村長さん)-鑑定135(真夏の怪談)
真夏の怪談・・・三話目(事故物件)10


風呂場の前でヘタリ込む二人をよそ目に

私は部屋の方へ


部屋に入る扉を開け、周囲を観察する


透明「(う~ん・・・)」


いたるところに気配だけが感じられるが、

皆、隠れているのか姿は視えない。


そう思った瞬間


邪霊「(お・ま・・え・・・だれだ~)」

透明「


私の中にいた邪霊がいきなり叫びだす

邪霊の視ているであろう方向をよ~く視ると

真っ黒い塊がヌッと立ち上がった


私は咄嗟に身構える


透明「(こいつ・・・やばいな・・・)」


目の前にいるその黒い塊は、私の中の邪霊とは

比べ物にならない程の危険な存在

宵蠧霊(よつれい)と呼ばれるもの

宵蠧は闇の霊として、多くの霊を自分に

取り込み、霊格を上げる化け物
として

霊からも恐れられる存在・・・。


透明「(こんなのに目をつけられたら

   生きている人間ですら、魂を

   取り込まれかねないこいつは

   ここで何とかしないと・・・んっ
)」


宵蠧の周りに何かいる


透明「(1・2・・3・4・・5・・・

   ・・・おいおい

   どうなってるんだこの部屋は
)」


宵蠧の左右に複数の霊影

うち三つは思念体だが残りの二つは霊体


透明「(お前、何人巻き込んだ)」

邪霊「(ち・・がう・・・おれ・じゃ・・ない

   おれ・・のせい・・・じゃ・・ない
)」


何となくだが、ここで起こったことが理解できてきた


これは、私の憶測だが

最初、邪霊となったこの人は風呂場で自害をし

霊道が迎えにきたにも関わらず、この場に

留まっていた・・・。しばらくすると霊道から

思念体もこの場に寄り憑くようになる
 



そんな状態で、次の入居者が決まり

何人かは、この霊に取り憑かれ、

命を削られたのだと思う・・・。

霊本人は、ただ人の身体を懐かしく想い、

その人達に触れたり憑いて行っていただけだと

思っているようだが、生きている者からすれば

生気を吸われ続け、病気や精神を病み

自ら命を断つこともある・・・・・・

ここで亡くなった人の魂は、疲弊し

上手くあの世に帰れなくなることから、

原因となった邪霊の側で、ただ漂う存在になり

成仏できないことが多い・・・


こういった連鎖を起こしたことで、

この霊は邪霊となり、今でも罪意識なく

人に取り憑いていたのだろう



そして、この場所に霊的な存在が多数

集まっている今の状況を察知した宵蠧は、

この部屋の霊を取り込もうと、この場所への

潜入を目論むが、邪霊に気づかれると、

その場を掌握している邪霊のテリトリー能力で

部屋には入れない可能性があるため、

様子を見ながら近くを徘徊していたのかもしれない

そんな矢先、この部屋をテリトリーとしていた

邪霊の気配が消える・・・後は、窓が開き

迎え入れられれば、残った霊を取り込める

(ちなみに宵蠧は、霊量が高いため壁を

 すり抜けることができなく、華原さんが

 窓を開けるのを待っていたと推測されます)


そして、霊道がここに走っていないのは、

宵蠧が霊道に入ってきてしまわないように

霊道自らがこの場から道をズラしたもの

と考えられる
・・・。


透明「(やれやれ・・・複雑すぎるだろう)」


とにかく、まずは宵蠧を何とかしなければ・・・。



           続く・・・。



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コメント (8)
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