

「代わって~~~~っ


代わって




足にしがみつき、もの凄い力で私の足を引っ張る
女性を見下ろし、私は・・・。
透明「・・・・これっ


「ポカッ



霊「あうっ


頭にチョップをする透明先生・・・。
透明「いつまでも、足にしがみつくな~


ちょっと帰る準備で結界を外したからって

油断も隙もない

話があるなら、ちゃんと髪をかき上げて
目をみて話す

霊「ううっ・・・。」
正直、貞子バリに顔の見えない状態はいただけない

私はその場に座り込んで、相手のかき上げた髪の先に
ある目をしっかりと見つめて話しはじめた

透明「な~んだ


もっと自信をもって顔をだしなよ

彼女の顔は焼けただれ、右耳から頬にかけて
皮膚がとけている状態だった

霊「ううううっ・・・・。」
透明「それで


話してみてごらん

霊「ひさ・・だ・・・とも・・・こ・・・。」
透明「久田 友子さんていうんだ

よろしくね

友子「・・・くるしい・・・の・・・。」
透明「そっか


それじゃ~


先ずは、生きていたときみたいに、深呼吸

吸って~~~


呼吸はできなくても、するつもりでね

次に、自分が一番綺麗だったときの姿を
想像してごらん

友子「・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・・・・・・・・。」
彼女の姿が徐々に変わってゆく

私も、少しお手伝いをする・・・。
透明「(オン・ギニ・ヤタ・・・・・・・。)」
友子「・・・・・・・・・・・・・・・
・・・・・・・あ、あれっ

・・・くるしくない


わ、若いな~

姿を取り戻した彼女の姿は、見た目的にも
10代の少女だった

透明「もう大丈夫だね

改めまして


名前を告げる危険性はあるが、彼女の場合
もう大丈夫だろう

友子「あ、あの・・・ごめんなさい・・・

透明「大丈夫だよ

とらわれていたようだったから、
逆に一番苦しいときの姿のままに
なっていたんだと想うよ

友子「・・・・・・・・。」
透明「友子さん

とらわれていたように思えたのだけど

・・・話してくれないかな

友子「・・・わたし・・・ころされたんです


透明「えっ

衝撃の告白

次回、全容が明らかに

続く・・・。
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