

透明「あ、あの~・・・


八田「



脱いだ方が良いですよね

透明「う、うん


ちょっと待って

脱いだらこの毛布をつかって


八田「



私は八田さんが準備ができるまで外で待つ

八田「先生、準備できました

透明「は、は~い


こういうシチュエーションは気をつかって
しまって苦手だ

でも、こちらが意識しちゃうと八田さんも
気になっちゃうだろうから・・・

私は気を取り直して部屋へ入る

透明「それじゃ~、治療しましょう

八田「さっき、特効薬があるって言っていましたよね

透明「うん


私は机の引き出しから瓶を取り出す・・・


透明「これは、貝母(ばいも)という百合科の植物から
抽出したエキスで作った薬なんだけど、
貝母は通常の植物よりも、念に対しての
分解能力が高い植物なんだ

これに呪を入れておくから、患部に塗って
おいてくれれば、人面瘡は数日で綺麗に
なくなるから安心して

八田「ありがとうございます

・・・あの~

透明「あっ


量と塗り方を覚えておいてね


八田「はい


私は八田さんの人面瘡と飛び火した部分に
呪を入れ込んだ貝母を塗って行く




透明「よし


これくらいの量で毎日一度、患部に塗って
くれれば大丈夫だよ

八田「何だか不思議な感覚

場所の痛みが消えていくのと、凄く温かい・・・

透明「うん


結構早く治りそうだから、安心したよ

八田「先生


透明「くすっ



八田「もう


そんなこと言うんでしたら

結婚は先生にしてもらおうかな


透明「へっ


八田「先生には、全て見られちゃったし・・・

責任とってもらわなくちゃ

透明「なっ


八田「くすっくすっ




透明「う~っ




とかくこの世は、女性の方が一枚上手

念も想いも冗談も

タジタジの透明先生なのでした~


透明「も~~~う


からかわないでくれ~~っ


完
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