First meeting・8
透明「金子くんひとつだけ聞いていい」
金子「は、はい」
透明「君は、このバンド好き」
金子「はい丸さんも、佐々木さんも
ボーカルの植木さんも、皆さん
凄くて、俺が中に入っていることが
奇跡みたいなもので・・・。」
透明「そっかそれを聞いて安心したよ」
金子「」
透明「金子くんの今の状態から説明するね」
金子「は、はい」
透明「君は、昔のバンド仲間に受け入れて
もらえなかったショックと、大好きな
今のバンドでの初めてのライブを潰すと
脅されたことで、自分でも気づかないほど
大きなストレスを抱えたんだと想う
昔の仲間を信じていた自分に悲しくなり
今のバンドに迷惑をかけるかもしれない
恐怖心を抱き啖呵を切ってしまった
罪悪感に苛まれ自分自身を追いこんで
しまった」
金子「・・・。」
透明「極め付けは、自分以外のメンバーが
上手すぎると想っていること
啖呵を切ってことを構えた手前、
自分が足を引っ張るような演奏はできないと
自分自身を苦しめているんじゃないのかな
それに、そのことで頭がいっぱいで、毎日緊張
してたんじゃない」
金子「・・・は、はい・・・」
透明「でもねそれは間違いだと想うよ」
金子「えっ」
透明「俺は、丸さんと長年友達だけど、あいつは
そんなこと気にしないよ
それどころか、かなり君のことをかっている
気がするんだ
俺もそうだったけど、丸さんは、自分の音と
相性の良い人としかバンドは組まない
それは、技術的なことよりも大切で、バンドの
命と言っていいほどのものなんだ
だから、丸さんや佐々木くん、ここには
これなかったけど、植木くん
彼らを信じてあげてくれないかな」
金子「そ、そんな俺は、皆さんのこと
信用しています・・・ただ、自分が・・・」
透明「金子くん君は、自分に自信が無いのかも
しれないけど、君を選んだ彼らを信じ
られるなら、それだけでいいんじゃない」
金子「」
透明「君はその中で、経験を積めばいい
今の君の想いは、それはそれで大切なことだと
私は思う
その想いがあるからこそ、自分を向上させる
きっかけになるからね
ライブは楽しむもの今の自分を精一杯表現
すればいいんだよ
そこで得られる感動は、必ず君を上手くする
私は、そう想うよ」
金子「・・・そうですよね・・・俺、馬鹿だ・・・。」
少しずつ、彼の心がほどけてゆく・・・。
私はわざと、さっきより小さい声で話をする
透明「そうい言えば、丸さん達遅いね」
金子「ここ、コンビニまでちょっと遠いんですよ」
透明「ニコニコ」
金子「」
透明「さっきより、大分聞こえるじゃん」
金子「そ、そういえば」
透明「これなら、ライブで音をとることぐらいは
出来そうだね」
金子「は、はいありがとうございます
でも、どうして急に・・・」
透明「それはね君が、自分自身に勝ったからだよ
先ずは、そうやって自分自身を受け入れること
そうすれば必ず、耳は聞こえるようになるよ」
彼は、自分自身で自分の苦しみを克服できたみたいだ
まだ、完全ではないけど、後はライブが終わる頃には
治っているだろう
今回のライブは、彼の治療には打って付けだ
次回ファイナル
波乱のライブが幕をあげる
続く・・・。
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透明「金子くんひとつだけ聞いていい」
金子「は、はい」
透明「君は、このバンド好き」
金子「はい丸さんも、佐々木さんも
ボーカルの植木さんも、皆さん
凄くて、俺が中に入っていることが
奇跡みたいなもので・・・。」
透明「そっかそれを聞いて安心したよ」
金子「」
透明「金子くんの今の状態から説明するね」
金子「は、はい」
透明「君は、昔のバンド仲間に受け入れて
もらえなかったショックと、大好きな
今のバンドでの初めてのライブを潰すと
脅されたことで、自分でも気づかないほど
大きなストレスを抱えたんだと想う
昔の仲間を信じていた自分に悲しくなり
今のバンドに迷惑をかけるかもしれない
恐怖心を抱き啖呵を切ってしまった
罪悪感に苛まれ自分自身を追いこんで
しまった」
金子「・・・。」
透明「極め付けは、自分以外のメンバーが
上手すぎると想っていること
啖呵を切ってことを構えた手前、
自分が足を引っ張るような演奏はできないと
自分自身を苦しめているんじゃないのかな
それに、そのことで頭がいっぱいで、毎日緊張
してたんじゃない」
金子「・・・は、はい・・・」
透明「でもねそれは間違いだと想うよ」
金子「えっ」
透明「俺は、丸さんと長年友達だけど、あいつは
そんなこと気にしないよ
それどころか、かなり君のことをかっている
気がするんだ
俺もそうだったけど、丸さんは、自分の音と
相性の良い人としかバンドは組まない
それは、技術的なことよりも大切で、バンドの
命と言っていいほどのものなんだ
だから、丸さんや佐々木くん、ここには
これなかったけど、植木くん
彼らを信じてあげてくれないかな」
金子「そ、そんな俺は、皆さんのこと
信用しています・・・ただ、自分が・・・」
透明「金子くん君は、自分に自信が無いのかも
しれないけど、君を選んだ彼らを信じ
られるなら、それだけでいいんじゃない」
金子「」
透明「君はその中で、経験を積めばいい
今の君の想いは、それはそれで大切なことだと
私は思う
その想いがあるからこそ、自分を向上させる
きっかけになるからね
ライブは楽しむもの今の自分を精一杯表現
すればいいんだよ
そこで得られる感動は、必ず君を上手くする
私は、そう想うよ」
金子「・・・そうですよね・・・俺、馬鹿だ・・・。」
少しずつ、彼の心がほどけてゆく・・・。
私はわざと、さっきより小さい声で話をする
透明「そうい言えば、丸さん達遅いね」
金子「ここ、コンビニまでちょっと遠いんですよ」
透明「ニコニコ」
金子「」
透明「さっきより、大分聞こえるじゃん」
金子「そ、そういえば」
透明「これなら、ライブで音をとることぐらいは
出来そうだね」
金子「は、はいありがとうございます
でも、どうして急に・・・」
透明「それはね君が、自分自身に勝ったからだよ
先ずは、そうやって自分自身を受け入れること
そうすれば必ず、耳は聞こえるようになるよ」
彼は、自分自身で自分の苦しみを克服できたみたいだ
まだ、完全ではないけど、後はライブが終わる頃には
治っているだろう
今回のライブは、彼の治療には打って付けだ
次回ファイナル
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