

私は、成実さんの気持ちを落ち着ける
ために、お茶を入れ替えてくる

少し熱めのお茶を成実さんが口にする


成実「おいし~っ・


透明「どういたしまして

成実「せんせい

ました・・・彼が整形を進めたり
してきたのって、彼の趣味なんだと
想っていたの・・・まさか、私の
為だったなんてビックリです

透明「人の気持ちなんて、そんなものですよ

全て相手の気持ちを理解することなんて
無理だし、もし理解出来たとしたら
これほどつまらないことってないですからね

成実「ジ~~~ッ・・・。」
透明「な、なんですか



成実「でも、先生は相手の気持ちなんて
すぐ分かっちゃうんじゃない

透明「いやいや



成実「・・・せんせい


透明「

成実「私が先生を大好きな理由

透明「また~っ



成実「ううん


透明「・・・

成実「私、せんせいの目に映る世界が知りたい

せんせいが何を見て何を感じているのか

きっと、それが凄く知りたいんだと想うの

でも、それが先生の魅力なんだね

私思い出したんです

人の世界が知りたいと想う人だったんだって

透明「あははっ


成実さん、それも真理だと想います

その探究がもしかしたら成実さんの
生きている意味や生き甲斐につながる
ものかもしれませんよ

人は、興味を持ち探求し真理を求める

何を得ようか

興味を持ったモノさえあれば、それを
探求することが出来る

きっと、その興味を見つけ探求する
ということが、人の生き甲斐や
生きている意味を生み出すことに
つながるものなんだと私も想っています

成実「うん

探求してみようかな

今はそれがきっと、答えにつながって
くれる気がするから

さすが、頭のいい人だ

私は、彼女の心の動きを見ながら確信する

彼女は近いうちに必ず旦那様の気持ちを
取り戻せると

そしてもうひとつ・・・。
成実「せんせい


せ・ん・せ・い


透明「へっ

成実「主人の探求が終わったら、
せんせいの番だからね~

透明「あははははっ


やれやれである・・・


完
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