しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

魔王の宮殿への供物

2015-09-24 17:17:23 | 海人

季節が秋っぽくなって、それまでの南風が北に回りはじめ、宮古島のダイビングは洞窟巡りシーズンに入る。

その中でも代表的なポイントが「魔王の宮殿」なのである。

爺の画策するイベントの一つが昨日実現した。

これを達成するのにはいくつか条件がある。

1.晴れた日の正午前後、太陽が真上に来るあたりに宮殿のホールに立てること。

2.宮殿の扉の近くに船をつけ、できるだけ無駄なエアを使わずに長い間潜水できること。

3.他の船のダイバーがいないのがベストだが、いても同時に宮殿内をめざしていないこと。

4.以上の条件を理解してくれる船長とガイドに恵まれること。

5.そして何よりここが肝心で、お供物が準備できていること。

その条件が昨日満たされた。

     

この穴から差し込む光が水深20メートルの海底に届くとき、儀式が始まった。

     

それはこの「魔王の宮殿」にあの銘酒「魔王」を奉納すること。

     

儀式は時を忘れて数分に渡り、ついにエア残量の危険を告知するホーンが鳴り渡った。

     

他のダイバーの邪魔をすることなく、エア切れまでは行かず、無事にイベントは終了したのであーる。

Dream Believer

協力いただいた皆様に感謝する。とりわけお供物提供者には、再度お願いする次第である。