お仕事で沖縄県庁を20数年ぶりに訪問してきました。
県庁舎は、1990年に黒川紀章氏の設計で完成したものですから、最初の訪問は完成間もなかったのですね。
その時の印象は、「でかい!!」でした。
当時は、都庁も大阪府庁も、今も変わっていない愛知県庁も古い庁舎で、廊下は暗く迷路、机の下には書類箱が積み上げられ机の端がお腹から遠く離れている状況でしたから、なんて庁舎だと深く嘆息したものでした。
それから20数年、やはりでかい。今度ばかりは嘆息してもいられないので軽く調べましたよ。
2010年沖縄県人口(なんで最新じゃないんだという突っ込みは無視します)は、139万人。
これと近い人口を抱える県は、奈良県140万人、滋賀県141万人、青森県137万人、岩手県133万人。
このうち県庁舎データが得られたのは奈良県と岩手県。
それぞれの県庁舎の大きさは?!
沖縄県庁 敷地面積 44,800平方メートル 延べ床面積 78,200平方メートル
奈良県庁 敷地面積 17,500平方メートル 延べ床面積 30,700平方メートル
岩手県庁 敷地面積 12,300平方メートル 延べ床面積 37,600平方メートル
やはりでかかった。
特に1階のホールの天井高と広さは、大したものだって。それにつけても思い出すのは、愛知県本庁舎正面玄関横の刑務所面会室と揶揄していたあの小部屋。
部屋で待ち合わせていると、中に入っていいる自分か面会に来た自分かが分らなくなったものなぁ。
それはさておき、沖縄県庁の各セクションの机配置密度とその周囲の積み上げ状況は、私が知っていた都庁、府庁、愛知県庁と同じでしたけどね。
離島と基地ばかり抱える県は、それだけの規模が必要ということでしょうかねぇ。