建設中の伊良部大橋。2013年3月完成の予定が、突然ですが1年遅れると沖縄県が発表。
昨日の伊良部大橋です。
主航路部橋梁(船を通すため海底から40メートルの高さの橋げたをかける部分のことです)の実施設計が1年遅れたために桁の製作が遅れたのがその理由と説明しております。
実は、この主航路部、当初は「鋼中路式アーチ橋」で設計されていたのですが風洞実験で耐久性に問題アリと判明。平成9年度に実施設計をやり直したのです。その設計提案競争には、当時在籍していたPC社中部支社が参加、他社に敗れていたという因縁があります。
2年前から設計の遅れはわかっていて、工事方法を工夫して何とか追いつこうとしていたらしいのですが、世の中の状況が変わり工事費の増額が難しく隠し通せなくなったというところでしょうか。
主航路部の橋脚が徐々に高くなっているのがわかります。
地元期待の橋ではありますが、関連して計画されていた民間の事業スケジュールも狂うこととなり厄介なことになりそうです。
たーけ―が現実味を帯びてきたという事にならなければよいのですが。
桁下から見上げた橋です。
台風2号(ソングダー:ベトナムの川の名)が1号と同じ経路で北上を続けています。
今度のは強烈そうです。週末は荒れますぞ!