しょう爺あーっと宮古

宮古島ではじめたサードライフ。気が向くまま不定期に面白いことあったら伝えます。

はきものとヤシガニ

2010-08-04 17:26:15 | 旅先
先ほど震度3と発表された地震がありました。地震だと騒いで5分もしないうちに名古屋から心配メールが届きました。

うれしいけど気象関係の仕事でもないのに何やってんでしょうかね。幸い、被害はないようです。

亜熱帯では前触れなくスコールがきます。あっという間もありません。でもすぐ上がるので路上には人がいなくなり、雨が上がると湧き出てきます。

        

そんな雨の日、この少年は雨上がりの歩道を靴を抱えて歩いています。きっと急の雨で靴の中まで濡れたんだと思いますが、爺は大事な靴を濡らさないよう裸足になって靴を守っていると思いたいです。

昭和20年代までほとんどの子どもが裸足で通学し、小学校の卒業写真でも裸足の子が何人かいるのを見たことがあります。今も、キビ畑で裸足で作業しているオジイを見かけます。

そんな中、アダンの葉で作ったゾーリを買いました。尼崎のO家のA夫人が販売店を教えてくれたもので、時々使用しますが指の間がすぐ痛くなります。裸足の方がぜったい楽です。

              

キビ畑の中に、今入っていったような生々しい脱ぎ去られかたをしてるじゃありませんか。どこへ行ってしまったんだろう持ち主は。


得意の関連連飛び火シリーズに行きます。

このゾーリの親元のアダンはこんな木で葉を乾燥させて編んだものです。実は熟すとオレンジ色になりますが、宮古島のパイナップルと騙されて帰る人がいますが違います。昔は食べたようですが今はいません。手榴弾のようなかたちをしています。

       

このアダンの実は落ちてヤドカリ、オカガニやヤシガニのえさになります。

       

ヤシガニは大きいもので40センチを超え、宮古の居酒屋でも食べられますが、島の古い人はあまり好まないようです。

それは、前にも書いた風葬の習慣があった頃人肉をくらっていたという事からきているらしいのですが、このヤシガニは死んだ動物の腐肉でもなんでもおよそすべてのモノを食べるといわれておりまして、毒性もあるようです。

ただ、ヤドカリの仲間だというのにあまりの図体の大きさにサイズの合う貝がなく、仕方なく甲殻の強化を図ったというところやそのためか水に入ると溺れるというスットボケたところもありなんとなく憎めないのであります。

ヤシガニは夜に行動し、夏の夜には海辺の民家の周りでもガサゴソと歩き回るということですが、夜は晩酌が大事なのでまだ会うつもりはありません。