虹の架け橋

2004年の44歳から綴ってきたブログ。塾長として、男として、父親として、そして爺として、感じたことを記した記録。

親父の庭に新しい風が…

2021-04-22 | 古民家再生
最終章。
親父が作った庭に新風を…。












美しい木と石。
これからもわが庭で、
生き抜いて欲しい。
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私が伝えたいこと ②

2021-04-22 | 塾長日記
車に行くと、車内で泣き叫んでいる一朗がいた。
「もう塾に行かない!」と。
私が「夜の遅い時間だ。外で話すことはできない。教室に来なさい」と。
なかなか動こうとしなかったが、
「大事な話だから来なさい」と諭すように話す。
泣きじゃくっていたが、車から教室に向かう動きをした。
お母さんが「連れていきますから」と仰られたので私は教室に戻った。
一朗とお母さん、そして私の話が始まった。

私 :「今日先生は嬉しかったんだ」
   「一朗は自分で手を上げて発表できたじゃないか」
一朗:「・・・」
私 :「何がお前を苦しめている?何が嫌なんだ」
一朗:「・・・」
   「・・・周りのみんなのやるのが速くて付いて行けない・・・」
私 :「一朗、スタートした時期が違うのでそれは仕様がないことだ。
    人と比べない・・・。
    前の自分と今の自分を比べて成長があればそれでいい。
    人には成長速度の違いはある。時間を掛けないとできない子もいる。
    時間を掛けないといけない者は、時間を掛けてやり切ることなんだ。
    誰しも同じ様に行かない。自分が納得できるまでやり切る。
    そして自分の前の壁を飛び越える。
    そういった小さな成功体験の積み重ねを続けて行くこと。
    この繰り返しが大切なんだ」

私の話を聞いていただいていたお母さんが、
わが子に向けて言葉を掛けていただいた。

母:「今日のあなたは自分から手が挙げれたんだよ。すごいことじゃない!
   今まで英語なんて何もやって来てない一朗が手を挙げれた!
   一歩も二歩も進んだよ。先生が一朗の姿を見て涙をながされたんだよ。
   野球でも一緒じゃない。最初からできる子なんていないじゃない」

私:「一朗、先生な、来週の水曜日大腸検査があるが、明日キャンセルする。
   大腸にポリープがあるとそれを切除すると1日検査入院となる。
   そうするとお前たちの授業に来れない。
   一朗の本気の頑張りが見れなくなる。
   来週の努力の結果(小テスト)、頑張って来いよ!」

一朗:小声で「はい」と・・・。


そして1週間後、一朗がやって来る日を迎えた。

(続く)








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