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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



なみちゃんと映画を観に行って来ましたなり~







今日はなみちゃん「さざなみ」という映画を観に行って来ました。
結婚45年を迎えた夫婦の元に、夫の元恋人の遺体が発見されたという手紙が届くの。
↑元恋人はアルプスで滑落して、そのまま氷で固められたみたい。
そこからの1週間、夫婦の感情の温度差みたいなものが徐々に傷を広げていく。
妻の傷はどんどん化膿して、治療できないところまで来ているのに夫は気付かない。
なんつうんだろう、男はええ意味でロマンチストなのね。
悪い意味で鈍感。
氷で固まった思い出はいつまでも美しい。
深く考えずに発した言葉で妻を傷つける。
妻は妻で開けてはいけないパンドラの箱を開けて、傷口に塩どころか、雑菌を塗っていく。
相手の気持ちや事実を無視して、悪い妄想を勝手膨らませてるの。
両方とも愚かなんだよねー。
第三者から見たら、幸せはいつも自分の手の中にある、何故それがわからない?と不思議に思う。
当事者になったら、冷静ではいられないのかなぁ。
うーーーん、私は自分からパンドラの箱を開けたりしない。
開けてしまえば、後戻りが出来ないもの。
知らなかったものは、ないことだもの。
知らないでいた方がずっと心穏やかにいられるでしょ。
50年も前の自分の知らない恋人、しかも死んでしまった恋人のことを知ってどうする?
そんな不毛なことはしたくないよなぁ。

ラストの45周年記念パーティーで、夫は「今の選択が正しかった。彼女を選んで幸せだった。感謝してる」
みたいなことを言うんだけど、妻には響かなかったみたい。
夫婦はダンスを踊る。
そして、最後に妻は夫の手を激しく振り払う。
45年の信頼も愛も、1週間で簡単に壊れてしまってたんだ。
ひぇぇぇぇ~、怖いよ~。
サスペンスい映画じゃないのに、ただ手を振り払うって動作がめっちゃ怖かったよ。
そこに至るまで激しい感情のぶつかり合いもなく、淡々と進むだけに余計にその動作が印象に残る。
インパクトあったなぁ。
あの夫婦は、その後どうなるのかのう。
何とも後味の悪い映画だったよ。
とりあえず、いくら夫婦と言えども、相手のことを全部知ろうなんて思っちゃダメ、わかり合ってるなんて過信しちゃダメ、ってことかしら。


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