カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



東京食い倒れの旅2なり~



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1日目
2008.04.11

先週、りんちゃんケビンの訪問により怒涛の1週間を過ごし、バタバタとお土産も持たずに旅立ちました。
「疲れているから」とグリーン車で(こだまなのに!)行ったのですが、私の乗った車両には静岡まで誰もいなかったのぉ~。
静かでいいと思うでしょ?
コレがねぇ、静か過ぎて怖いのよ。
車掌さんや通り過ぎるだけの人が通る度にビクビクする。
「もし、ここで強盗に遭ったらどうしよう」とかいかんことを考えて、落ち着かないったらありゃしない。
昼間にこだまのグリーン車になんか乗るもんじゃないよ。
そんな訳で、疲れを増幅させて無事新横浜に着きました。トホホ。
さくちゃんとは、6時に横浜駅で待ち合わせ。
ラッシュの中ズタボロになりながら、何とか横浜駅に着く。ふぅ~。
さくちゃんも同じくズタボロになりながらやって来た。(笑)
おばちゃんには、このラッシュ時はキツイよ。
しかし、のっけからそんなに面白い話でもないのに大笑いして、かなりのハイテンションの私たち。
ホテルまでタクシーで移動したんだけど、乗った途端、三重弁でギャーと話し始めたのよ。
そしたら、タクシーの運転手さんが「お嬢さんたちは、関西の方ですか?」って聞いて来たの。
うむ?この「お嬢さん」って私たちのこと?
「ギャーッ!お嬢さんだって。お嬢さんよ。マドモアゼルよ」と大騒ぎ。
「あんたは、みのもんたかい!」と突っ込むのも忘れて、「お嬢さん」に素直に喜んじゃったわよ。

そうこうしている間にホテルニューグランドに着きました。
この階段を見ると、何故かユーミンの「時のないホテル」を口ずさんじゃうんだよねー。
ココに初めて泊まったのは、24歳のときだから18年前ですか。
↑毎年、さくちゃんと夏に来てた。
確か最後に泊まったのが29歳のときだから、13年ぶり。
本館のフロントもブライダル専用の受付になってて、ロビーも椅子が沢山置かれて、結婚式の打ち合わせに使われているみたい。
寂しいけど、時間は経っているのね。
すっかり忘れてたけど、このロビーに来ていろんなことを思い出した。
あの頃、本当に芯から疲れていて、何時間もこのロビーに座ってボーッとしてたことや今日みたいにさくちゃんと大して面白くもない話で大笑いしてたことなんかが次々に出てきた。
そうそう。
18年前、東京に就職した大好きだった友に「横浜に来てる」と言ったら、わざわざホテルまで会いに来てくれたのよ。
それなのに!私ったら!彼の御髪が寂しくなってるのを見て、彼の顔をマトモに見れなかったことなんかも思い出した。
↑私、御髪が寂しい方が苦手なの。ごめんなさい。
何だかんだ言ってもまだまだ若かったのねー。(笑)
お部屋の方も改装したりして随分変わってたよ。
猫足のバスタブも小さい頃に外国の映画を見て憧れてて、実物を初めて見て感激したのになぁ。
もうなかったよ。

さて、夕飯はホテル内のイル・ジャルディーノ
もっと美味しくて安いお店もあるんだろうけど、最後に来たときに食べた「子牛のミラノ風カツレツ」さくちゃんがいたく気に入っていたので、今回は思い出を巡る旅、またココでカツレツを食べようと。
アラカルトで選んだ前菜2種。
コレは、特別書くこともないわね。
普通のスモークサーモンですわ。
次は、モッツラレラチーズのフリッター。
モッツラレラの中にアンチョビーが挟んであるのと、ズッキーニの中にモッツラレラが挟んであるのと2種類。
コレはなかなか美味しかった。
特別難しい調理法でもないので、家でもやってみようかなー。
↑って!?あんた揚げ物をしないでしょ!
次はパスタ。
2人でぺペロンチーノとトマトソースを頼んだんだけど、給仕のお姉さんが非常に気の付く人で「シェアして召し上がられますか?では、事前に1つのお皿に2種類を載せてきましょうか?」と聞いてくだすったの。
もちろんお願いすることにしたわよ。
こういうことをさりげなく聞いてくれるのは、とっても嬉しい。
次はメイン。ラムと子牛のカツレツ。
これも事前に取り分けてくれた。
あんなに食べたかったカツレツはねー、フツーだった。(笑)
前回はチーズが挟んであって、トマトソースが掛かっていたと思うの。
私はハーブだけで揚げたのより、そっちの方が好きかな。
で、デザートは、コレ。↓
さくちゃんがパリブレストで、私がフランボワーズのムース。
確か2種類しかなかったと思うんだけど、選択肢が少ないつうのはちと寂しいやね。
味?フツー。ご想像通りの味です。(笑)
あ、そうそう。パン。
さくちゃんったら!エライ勢いで食べてて、私の分まで手を出しそうだったのよ。
確かにパンは美味しかった。
が!何もそんなにムキになって食わいでもぉ~。
まぁ、全体の感想としてはですなぁ。
料理は可もなく不可もなくです。(笑)
それなりのお値段だから、「この料理にそれだけ出す価値はあるか?」と聞かれたら、正直ちょっと困る。
↑アラカルトで頼んだので、コースより割高になってしまった。
しかし!私たちの目的は果たせたし、何より給仕の皆さんも慇懃でなく、フレンドリー過ぎず心地よい接客をしてくれたし、気分よく食事をすることが出来ましたよ。
美味しい料理も大事だけど、食事の時間を楽しく過ごすってことも私にとっては大事だからねぇ。
あの時間にこの金額を払ったと思うと妥当だと。
寛いで、すっかりええ調子になってます。
同じ料理でも、誰とどんなところで食べるか、で価値は全然変わってきますよね。
ほんと気持ちのいい夜でした。

そうそう。
部屋に戻ってから、キーの入ったカードの中に「レストラン10%OFF」の割引券をみつけたのよ。
ありゃ~。もったないことをしたわ。
10%OFFって結構大きいじゃないのよぉ~。
とセコイ私はめっちゃ悔しかったの。
↑しかも結構引きずるのよね。(笑)
で、あとでよくよく明細を見たら、ちゃんと10%OFFになってるのよ。
フロントで予約してからレストランに行ったから、何も提示しなくても割り引いてくれたみたい。
当たり前のことかもしれないけど、こんなちょっとしたことが気持ちも財布も嬉しかった。

部屋での私たちは、いつもに増してダラダラ~。
何だかしんみりしたり、どうでもいいようなことで笑ったりと忙しかったわ。
「箸がこけてもおかしい年頃」って、きっと私たちのようなおばちゃんのことを言うのよね?(笑)
中でもさくちゃんの部屋着がサイコーにおかしかったの。
彼女のママが「うきちゃんとホテルに泊まるなら、コレ軽くていいわよ」と持たせてくれたらしいのね。
それが黒地にバラかなんかの小さい花がプリンとしてあるテラテラに光ってるヤツなのよ。
こうやって文字にするとおかしくも何ともないんだけど、黒地に小さい花柄のテラテラの生地を想像してみてください。。
↑さくちゃんに「写真を撮らせて」って言ったら「絶対に嫌!」と断られた。
「THEおばはん」なのよ。
これを着て大須辺りをウロウロしてるおばはんが目に浮かぶ~。
私は想像しただけで、もうダメ~。ハハハ。
これを普段清楚でいいところの奥さん風のさくちゃんが襦袢を出して着てるもんだから、彼女の姿が目に入る度に私は悶絶よ。
はぁー。おかしかった。
「来年もまた来ようね」と約束したから、来年もあの部屋着を持って来て私を笑わせて欲しいなぁ。


コメント ( 4 ) | Trackback ( )




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コメント
 
 
 
そうなんですよね~~ (ケリーちゃん)
2008-04-27 22:53:14
若い頃の思い出の味を焦がれて焦がれて、食べてみたら「ありゃ?」ってこと、私も結構あります。
自分の舌が肥えたのか、味が落ちたのか、両方なのか、まーいずれにしても「思い出は美しすぎて」ってことですかな。
横浜のあのヘンは私もしょっぱい思い出がたくさんございます。
たまにはセンチメンタルジャーニーもいいですね。
 
 
 
イル・ジャルディーノ (じゃんぼおかん)
2008-04-28 14:51:36
こちらはずーいぶん前にウチの一族郎党でお食事したけど、やっぱコレと言って特徴がないお店なんだよなぁ。
あと、ニューグランドのコーヒーハウスはドリア発祥のお店ってことで、ドリアを食べに行ったけど、お味もさることながら、接客があかんかった。
お料理が普通でも、心地よい思いができたら、それはそれでとてもバリューがあることだよね。
 
 
 
ケリー様 (うっきーマウス)
2008-04-29 11:57:00
ふふふ。そうなんですよ。
思い出は風化しないし美しい。
でも、現実は厳しいですな。(笑)
まぁ、雰囲気や接客は気持ちよかったので、
プライスレス!と自分に言い聞かせています。ホホ。

ケリーさんのしょっぱい思い出・・・
気になりますぅ~。
 
 
 
じゃんぼおかん様 (うっきーマウス)
2008-04-29 12:04:02
そうなんだよね。
特別な思い入れがなかったら、フツーのレストラン。(笑)
コーヒーハウスは接客ダメダメだったの?
そら残念!
接客1つで、そこにいる時間の価値が変わってくるのにぃ~。
特別なことを望んでるわけじゃないけど、最低限、客に
そこにいる時間を快適に過ごしてもらおうという、
気概が欲しいよね。
って!?向こうも毎日変な客相手に疲弊してるんだろうなー。
きっと私たちみたいな文句の多い客にもうんざりだよね。(笑)
 
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