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何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



東京に命の洗濯へなり〜







昨日から東京に来てて、また新幹線の中です。
もちろんここです。
今回はマリ造と一緒だったので、美味しいもん食べて珍しく銀座をブラブラして買い物をしたりしとりました。
心配してた雨も夜の部を見ている間に線状降水帯去ったようで、それほど濡れずにホテルに帰れましたわ。
そして、今日はここです。
相変わらず、刀剣乱舞のことは1mmも知りません。(笑
が、開演前に時間遡行軍と言う人達に遊んでもらっておりました。
「一緒に写真を撮って下さい」とお願いして、マリ造とツーショット。
何故か客席から大爆笑をもらってました。
ふふふ、調子に乗った我ら、「横に座って下さい」とこんな写真まで撮ってもらいました。
おばちゃんになるって素晴らしいことよね。
前回も観てるのに、この時間遡行軍の方達が何をやる人達かも忘れてたわ。
なのに、写真だけお願いするってねぇ。
ハハハ。
残された時間はあと20年、恥ずかしさより思い出よ。
あー、楽しかった〜。
詳しい話はまた後日ね。
若い友達を呼び出して、夕飯を一緒に食べてこの旅は終了しました。
美味しいもんだけ食べて、楽しいことだけする!が遂行出来た〜。
たった2日だったけど、ええ気晴らしになったわ。
当分頑張れそうです。


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六月大歌舞伎を観たなり〜







昨日は歌舞伎座の夜の部見るために上京していました。
歌舞伎を見る前にブログ友・ちー太郎さんとご飯を食べて、いつもの三越銀座テラスでお喋りをしとりました。
「そろそろをお弁当でも買いに行こうか」と、腰を上げたらこんなものが。
音羽屋さんの襲名関連で、連獅子や衣装や巨大アクスタが展示がされてました。
ザザーッと見て地下でお弁当を買って、ちー太郎さんとお別れして1人歌舞伎座へ。
夜の部をケリーさんと観劇しました。
演目は「暫」「口上」「連獅子」「芝浜革財布」
私、暫を観るのは初めてだと思う。
↑團十郎さんの公演を観る機会が少ないため。
大したストーリーがあるわけじゃない様式美の演目なんだけど、とにかく團十郎さんが格好いいのよ。(笑
鎌倉権五郎だから格好良ければいいのよね。
先月もそうだったんだけど、なんつうか圧倒的に華があるの。
姿がいいのよ。
本来彼の声はあまり良い声じゃないんだけど、昨日はよく通って迫力あったわ。
やれば出来るんじゃん。
彼、宗家らしく十八番を極めたらいいんじゃないかなぁ。
そうそう。
席は最前列だったんだけど、團十郎さんの大粒の唾が飛んで来そうなときがあって思わず仰け反ってしまったわ。
「ヒィ」と声が出たかも。(笑
あの衣装を着て立ってる團十郎さんを見られただけでも元が取れたと思う。
次は口上。
口上はねぇ、七代目八代目、菊之助さん、松緑さん仁左衛門さん、梅玉さん團十郎さん。
音羽屋さんの大名跡の襲名の口上なのに人数が少ない気がする。
仁左衛門さんが吉右衛門さんの当たり役の演目、俊寛が出て来なくて苦労してはったわ。
團十郎さんは八代目と中学のとき一緒だったバスケ部が弱小だったんだけど、自分達の代で都大会に出たと言ってた。
↑都大会だったか、とにかく少し強くなったと。
お弁当は久しぶりに弁松さんの白詰にした。
たこ飯にしたかったんだけど、二段あるのと例の甘い豆が入ってるので止めた。
落ち着くお弁当だったー。
結局、こういうお弁当に戻っちゃうね。
おやつはケリーさんにいただいた「なか又」のあんバターどら焼き。
どら焼き言うても、フワフワのパンケーキ(幸せのパンケーキと同じ感じのやつ)にあんことカルピスバターが挟んでありました。
私、あのフワフワのパンケーキの生地好きなのよね。
めっちゃ美味しかった〜。
何個でも食べられそうだったよ。
ありがとうございました。
次は連獅子ね。
まぁお上手ですよ。
なんだろうねぇ、お上手だから「好きか?」聞かれたら、そういうことじゃないんだよねー。
私は下手でも、情熱っていうか、訴えてかけるものがあるものに惹かれる。
最後は芝浜。
もうね、松緑さんがいいの!
彼の世話物は絶品ね。
七代目の跡を引き継ぐおつもりなんでしょう。
↑八代目はニンじゃないもの。
朝からの宴会のシーンも「プライベートまんまじゃん」と思わず突っ込みそうになったわ。
女房おたつの萬壽さんもよかったし、松緑とその仲間たちも息がぴったり。
最後ほっこりした気持ちで劇場を後に出来る演目だったなぁ。
暫から始まって連獅子、芝浜で終わる。
歌舞伎を観たーって感じ。
ただ残念だったのは、帰りの新幹線に飛び乗るためにピューと劇場を飛び出したこと。
せっかくケリーさんとご一緒したのに、感想を言い合うことも出来なかったのよね。
夜の部のみとは言え、日帰り弾丸観劇はキッツイなぁ。


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菊五郎襲名披露公演を観たなり〜







長袖をしまってしまったのに、サブいやないかーい!
、ロンTを引っ張り出して出勤して行きましたわ。
先週暑くてこのまま夏になるんかと思ったのになぁ。
この変な気候、体調も悪なるわ。

さて、忘れないうちに、先日の襲名披露公演の観劇記録を残しておきますね。
チケット代がいつもより5000円も高かったので、さすがの私も昼夜両方を観るわけには行きませんでした。
昼の部の三番叟ダンスバトルも勧進帳も3人花子の道成寺も評判がよかったんだけど、悩んで夜の部を選択しました。
演目は「義経腰越状 五斗三番叟」と口上、「弁天小僧」
弁天小僧は浜松屋見世先、稲瀬川、極楽寺の屋根まで。
音羽屋の襲名披露なんだもの、やっぱり弁天小僧を観ないとね!
まずは松緑さんの三番叟。
松緑さん五斗兵衛は軍士に取り立ててもらうはずだったのに、勧められた酒を飲んでしまって泥酔。
萬壽さん義経を怒らせてるのに、何故か踊り出して奴達と愉快なやり取りをし出すのよ。
ええーっ!?
なんでご主人の前で失態を犯した人間が踊ってんねん。(笑
そして、奴を馬にして五斗兵衛は去って行く。
なんちゅう演目なんやろ。
楽しい演目言うてええんかなぁ。
ただ、松緑さんがめっちゃ目座ってる酔っ払いを演じて楽しく踊ってみえたけど。
次は口上。
七代目菊五郎さんが所謂司会役だったのかな。
團十郎さんが運動会でお互いの親が代理で走ってくれた話をしていた記憶。
↑七代目が言ってたんだっけ?
松緑さんは簡素だったな。
梅玉さんは七代目に夜の作法や粋を教えてもらったことを強調してた気がする。(笑
玉三郎さんは、新菊之助さんの(花子の)指導に関われたことが嬉しかったみたいな話じゃなかったかな。
楽善さんは相当練習なさったんじゃないかな、どこも噛まずにご挨拶なさってた。
もし、ここに菊五郎劇団の一員でもあった左團次さんがいらしたら、きっと楽しい口上になったでしょうね。
聞いてみたかったなぁ。
祝幕の箱も展示されていました。
いつもに増して華やかな雰囲気の歌舞伎座でしたな。
さ、弁天小僧。
南郷が松也さんだったのは意外だったけど、松緑さんの鳶頭、團十郎さんの日本駄右衛門もそれぞれニンでした。
團十郎さんの日本駄右衛門、胡散臭くてよかったわよ〜。
どの役もソツなくこなすタイプじゃないけど、彼が舞台にいるだけで華やかになるのは事実。
主役じゃなくても、今後も他所のお家の人達とニンのお役だけやったらいいのにな。
新菊五郎さんの菊之助は、お家芸だけあって安心して見ていられましたよ。
次はちびっ子達の稲瀬川。
席は最前列センター。
新菊之助が菊之助さん、南郷を眞秀さん、忠信利平を亀三郎さん、赤星十三郎を梅枝さん、そして日本駄右衛門を新之助さん。
みんな可愛かったなぁ。
傘を持って名乗りの場面はキツイから、皆んな手がプルプルしてて可哀想だったわ。(笑
新之助さんはお父さんと筋トレに励んでるのか(笑、彼が一番体幹がしっかりしてた。
菊之助さんは鼻が詰まってたのか、ズルズル鼻を啜ってたわ。
しかし、考えてみたら、彼らが次の大名跡を継ぐ頃には、私はもうこの世にいないのよ。
なんだか、ちょっと悔しい気がしたわ。
日頃、「いつ死んでもいい」と言ってるくせにね。
貴重なものを観せてもらいました。
三幕目は極楽寺の屋根。
これはねぇ、2階から観なきゃいけないのよね。
目の前に結構な高さの衝立があって、殺陣の下半分がほぼ見えない。
↑前に観た時こんなのあったかな。
ちょっと驚いたのが最後の最後、橘太郎さんがトンボを切ってた。
ええーっ!?あの方、おいくつ?
すごいよねー。
極楽寺のがんどう返しと言うんだっけ?
あのセットも久しぶりに見られて嬉しかった。
最後は七代目菊五郎さんも出て来て、楼門五三桐っぽくちゃんちゃん。
いやー、無理してでも観に来てよかったわ〜。
さすがに襲名披露だけあってゴージャスだったし、思った以上に楽しかったよ。
まだ当分この趣味は止められそうにない。
ホホホ。


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東京お喋りの旅なり〜







昨日から上京しておりました。
ケリーさんじゃんぼおかんとランチして、早めにホテルにチェックインしてお部屋でお喋りしてました。
結局4時間半ほどノンストップで喋り続けたのかな。
まぁ、どんだけ喋ることがあんねん!って感じ。(笑
その後、七代目菊五郎襲名披露公演の夜の部をケリーさんと一緒に観ました。
詳細は後日また残しますが、襲名披露にふさわしい華やかでええ舞台でした。
どちらも贔屓じゃなかったんだけど、やはり團菊は特別なんだと思った。
夕飯はじゃんぼおかんとお部屋でデパ地下惣菜。
楽しかったわ〜。
には「君らのホテル遊びは、睡眠不足解消会だね」と言われてるんだけど、じゃんぼおかんは11時半にはもう夢の中よ。
おーい!
その代わり、朝は早いわよ。(笑
7時前には目が覚めて、チェックアウトの時間までウダウダお喋り。
この無駄な時間がいいのよねぇ。
お昼は広尾に移動して、友も加わって3人でメキシコ料理を食べて、有栖川公園に場所を移して喋り、寒くなって来たのでSAWAMURAに移動してまた喋り。
12時から18時まで喋り続ける。
ったく、ほんまにどんだけ喋るネタがあるねん。
それがあるんだよねー。
1ヶ月分は喋ったと思う。
自分の声で頭がガンガンする。
ハハハ。
帰りは浜松までひかりだったので、調子に乗ってかったいアイス注文したよ。
↑こだまでは注文出来ない。
期間限定のシャインマスカット。
これがシャインマスカットかぁ。
シャインマスカット自体香りが弱いせいか、シャインマスカット感はあまりなかったわ。
ふふふ、かったいアイス、止められないわ〜。


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古式顔寄せ手打式に行って来たなり〜







昨日と打って変わっての晴天、今日も富士山がキレイに見えました。
10日前にも富士山見てるやないかーい!
今日は「手打式」が歌舞伎座であったので来ちゃった。
だってさぁ、次に大きな襲名披露って、いつあるかわかんないじゃない?
新之助さんが海老蔵になるとき?
いやいや、團十郎や菊五郎みたいな大名跡じゃなきゃ手打式なんかしない?
だったら、彼らの方が年下なんだから、私が生きてる間はないってことじゃん。
ちょっと見ておいてもいいよねー。
とブログ友・ぷぅさんに付き合ってもらって行って来ました。
こんな幕も作ったのね?
当然だけど初めて見た。
なんだかいつもとは違うロビーでした。
お祝い事に溢れてたよ。
ただー、席はセンターだけど、16列目だったの。
チケット取りね、1秒の無駄もない(嘘!)操作でやったのにこんなクソ席しか取れなかったのよ。
良席は後援会に回されたのね。
また前のおばちゃんが恰幅がええ上に頭が盛ってあってねー、余計に頭がデカくて見辛かったわ〜。
演目というか、番組は映像で振り返る音羽屋と先月のお練り映像と手打式、その後菊五郎菊之助で舞踊。
映像を見ているとき、途中何度か記憶が飛んだ。
昨夜はよく寝たはずなのに、めっちゃ眠かったのよ。
映像のあとは手打式はだったの。
私は初めて見たんだけど、七代目菊五郎と八代目菊五郎と菊之助が挨拶をするだけだったのよ。
100人くらい舞台上に並んでる幹部はただ座ってるだけ。
↑双眼鏡で誰がどこにいるか確認してた。
ええーっ!?人間国宝だけでもスピーチしたらええのに。
もったいないのう。
最後は「七福神」を踊って幕。
10分ほどの短い舞踊。
團十郎さんのときは勧進帳をやってたのになぁ。
お芝居を観せて欲しかったなぁ。
あ、祝幕も初めて公開されました。
自分の目で見たときは、「つまんない絵だなぁ」と思ったんだけど、写真で見ると立体的で悪くないのよね。
しかし、期待が大きすぎたのか。
パンフレットくらい付けてくれるのかなと思ってたら、ペラのリーフレットみたいなもんでした。
記念品とかもないのね?
少しガッカリしたわ。
もらえると思っとったんかーい!
ふふふ、このイベント、そういう意味ではめっちゃコストパフォーマンスが悪いね。(笑
ちゃうちゃう。
雰囲気を味わうものなのか!?
大勢の歌舞伎役者を見られて、珍しいイベントに参加出来た貴重な体験だったのかもなぁ。


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仮名手本忠臣蔵を通しで観たなり〜







今日東京では雪が降ってたって?
めっちゃ降ってるやん。
今日歌舞伎座で観劇する人は、めっちゃええタイミングの忠臣蔵やなぁ。
1週間なんてあっという間、忘れないうちに記録だけ残しておきます。
昼夜で通し、Wキャストでした。
昼の部は「大序」「三段」「四段」「道行」
私たちは、Aプログラムの勘九郎・判官&仁左衛門・由良助を選択しました。
大序は判官が師直・松緑を切りつけることになる原因の話ね。
最初、師直の標的は判官じゃなくて若狭之助・松也の方だったんだよね。
松緑さんの師直は、本当に陰険で憎たらしくてよかったわ〜。
血の気の多い若狭之助が師直をやっちゃおうとするんだけど、シゴデキの家老の裏工作で止められるの。
師直は袖の下をもらっちゃったから、しょうがなく若狭之助にちょっかいを出すのを止める。
その代わり、判官の奥さんにも気があったし、気持ちの持っていきようがなかったから標的を若狭之助から判官に変更するのよね。
ぶっちゃけ、この話、判官が家臣たちのために堪えろよ、つう話なんだけど、この段を観るとしょうがないよなぁとなるのよね。
「そもそも勘平が恋人との逢瀬を優先したからやん!」なんだけど、そのエピソードは全カットされてた。
判官の不運は仕事の出来ない家臣を持ったことよね。
シゴデキ家臣を持った若狭之助との運の違い。ー
2016年に国立劇場(一部 二部 三部)で観たものと比べると、シゴデキ家臣の苦悩の場面なんかもカットされてたな。
三段目は例の松の廊下のエピソードで、四段目が切腹の場面ね。
四段目がさぁ、劇場全体めっちゃ緊張感に包まれてて、息をするのも忘れちゃうくらい。
勘九郎さん判官はなんつうか、めちゃくちゃ高貴というか、気高い判官だった。
客席はとにかく無音でシーンとしてて、舞台の上での音しかしないの。
お喋りおばちゃんやビニールガサガサおばちゃんはどこに行った?
やれば出来るんじゃん。(笑
その雰囲気に疲れて、私ったら!ええ場面睡魔が襲って来た。
事もあろうことか、判官が由良助に耳打ちする場面でカックンとなっちゃった。
一番カックンしたらあかんとこやーん!
マリ造は焼香のところで記憶が飛んだって。
席は花道ブロックの最前列。
ここでカックンなるの、めっちゃ格好悪いで。(笑
ハハハ。
勘平・隼人とおかる・七之助、伴内・巳之助。
巳之助さんは何でも出来るのね?
御曹司がやる役じゃないかもだけど、彼にぴったりだったわ〜。
ただやっぱりおかるは、タチの悪い女だよ。
あんたたちのせいでこうなってるのに、一旦実家に帰ろってその感覚がおかしいで。
結局、山崎での悲劇もこの業の深い女のせいちゃうやろか。
ふぅ〜、しかし、いつもより集中して観たせいか、めっちゃ疲れたわ。

夜の部は「五・六段目」「七段目」「十一段目」
私たちは由良助・仁左衛門、勘平・勘九郎、おかる・七之助、平右衛門・松也のBプログラムを選択しました。
定九郎は隼人さんでした。
五六段は、勘平が間違って人を撃って、死んだ人の懐から財布を盗んだことから始まる悲劇。
撃ってしまった人は舅ではなく定九郎だったんだけど、窃盗犯には違いないからね!
切腹まではせんでもええけど、何の罪もない人とはちゃうよと。
だいたい、娘を売って娘婿に忠義を果たさせてやろうって、親としてどうかしてるから。
とお約束の突っ込みもしときました。(笑
席はセンターブロック最前列。
七段目の一力茶屋は、真ん中でお芝居が続くので眼福だった〜。
なんだろう、私の中では七段目の由良助は吉右衛門さんなんだよね。
吉右衛門の抜けてる由良助の方が私の解釈と合ってる気がするんだ。
酔って遊んでるときにでも仁左衛門さんの目が笑ってないところがね、あざとい気がしてねぇ。
好みの問題なんだけど、私はアホウを演じてる感が出ない方が好きなんだよ。
平右衛門・松也さんは、実直でちょっとワイルド感の少ない色気のある平右衛門だったな。
相変わらず滑舌がいいよね。
安心して見ていられる。
ふと、疑問思ったんだけど、おかるはあのあとどうなったんだ?
由良助、身請けしてやったんかなぁ。
ラストの十一段目は、幕が開いて仁左衛門が現れたときに思わず声が出そうになった。
めっちゃ格好良かった!
立ってるだけで絵になるんだよな。
絵になると言えば、菊五郎さんよ。
最後馬に乗って出て来て〆のセリフを言うだけなのに、美味しいところ全部持っていっちゃうの。
橋之助さんなんか雪の池に落ちて大変やったのに。(笑
あれはズルいよねー。
ハハハ。
しかし、えらいことスピードアップされて、殺陣は随分カットされてた。
うーん、益々全段完璧な形で観たい気持ちが強くなったよ。
生きてるうちに叶うかなぁ。
生きてても通しで観る体力があるかどうか。
やっぱり今観ておいてよかったのかも〜。


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充実した東京ご飯なり〜







一昨日昨日とまた歌舞伎座に行っておりました。
全段ではなかったんだけど、仮名手本忠臣蔵の通しを観にね。
もうね、「残された時間は少ないからこの機会を逃すまじ」マリ造も一緒に行ってきましたよ。
次はいつになるかわからないからね。(笑
↑私は2016年に国立劇場で一部二部三部と3ヶ月かけて全段を観た。
風邪はまだ引きずってて万全でない体調の中、昨夜はマジで危なかったわ〜。
帰りののぞみに酔った上に、お腹が壊れて乗り換えた在来線の中で冷や汗もんだった。
また嫌なことに、駅に着いたら波が治まってんのよね。
結局家まで我慢したわよ。
ふぅ〜、間に合った。
忠臣蔵の感想はまた後日にしますが、とりあえず食べたものの記録だけ残しておきます。
1日目の昼の部の幕間のお弁当。
さいき家さんの鯛の漬け弁当。
うーん、私はやっぱり和久傳さんがいいわ。
ま、値段もちゃうやんかー!やけどね。
この日は昼の部だけだったので、終演後乗り気でなかったマリ造を引っ張って「観音山フルーツパーラー」でパフェを食べました。
「コーヒーで付き合ってよ」と言ったのに、何故かマリ造もパフェ食べてた。
食べるんかい!
真ん中にいる生き物は紀州犬だそうです。
なんかマニアックやなぁ。
夜は早い時間に行けそうだったので、新しい方の「鳥ぎん本店」に行って来た。
おまかせ8種みたいなのを注文して、ベーコンアスパラと砂肝を追加で食べました。
ついね、がいないと、鳥を食べがちです。(笑
パフェを食べていたので炭水化物はパスして、鶏肉に専念しました。
くーっ、お腹いっぱい。

昨日は午前中に歌舞伎の展覧会をやってる「静嘉堂文庫美術館」へ。
知ってる名跡や場面があるから楽しく見られるよね。
5代目菊五郎のoffショットの水着姿が可笑しかったわ。
ポストカードもショップで売ってて、買うかどうしようかめっちゃ迷ったよ。(笑
迷っただけで買わんかったんかい!
北斎の忠臣蔵ね。
最後の討ち入りの場面、11段目ね。
仁左衛門さん、幕が上がった瞬間から素敵だったわ〜。
点数が少なかったのかな、1時間ほどで回れたよ。
その後丸の内のお菓子屋さんを2軒ほど回って、お昼はマリ造が予約してくれたアルマーニでアフタヌーンティー。
イースターが近いのでうさぎのキャロットケーキがあったり、さくらのムースがあったり目が楽しかった。
一個一個が小さいから飽きることもないし、どれも手が掛かってて美味しかった。
ほら、アフタヌーンティーって、甘々攻撃で最後消化試合になりがちじゃない?
ただ、残念だったのはスコーンがなかったこと。
お茶の種類があまり多くなくて、美味しくなかった普通だったな。
エスプレッソはWでもらったんだけど、これはめっちゃウマだった。
しかし、我ら、倦怠期の夫婦みたいなもんで(笑、そう話すこともないしで1時間半でお暇したわ。
頑張ったんだけどねぇ。
ハハハ。
夜の部のお弁当は、三越で買ったからす鰈の西京漬とアサリ飯。
お魚は銀ダラがよかったんだけど、銀ダラのご飯は白いのしかなかったんだよね、
からす鰈も美味しゅうございました。
最後はのぞみのアイスコーヒーで〆でした。
こうやって見ると、アホほど食べてないし、三河では食べられない東京っぽい食事だったなぁ。
充実しとりました。
今回は相棒もいたし、楽しかった〜。
芝居の感想をすぐに言い合えるのは本当に嬉しい。
体調が万全だったら言うことなかったのになぁ。
いやいや、少々無理してでも、楽しいを取ったもん勝ちだよね。


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猿若二月大歌舞伎を観たなり〜







今朝方の夢は、二本立てでした。
1本目は私が安藤サクラ的な個性派女優になってて、サイコパス役が「怖いから嫌だ」と泣いてる夢。
女優になりたかったんか私。
2本目は博多座に行こうかどうしようか迷ってる夢で、「資さんうどんが食べたい食べたい」言うてました。
そんなに資さんうどんが食べたかったんか私。
ハハハ。

さて、先週の観劇からもう1週間、日が経つのがめっちゃ早いわ。
忘れないうちに記録を残しておきます。
久しぶりに昼夜ぶっ通しの観劇プラス睡眠不足で、正直、完走出来る自信はありませんでした。
無理せず観れる演目だけ観ようと思ったんですけど、なんでしょう、貧乏性なんですな。
全部観てきました。
しかも記憶を失わずに。(笑
やれば出来るじゃん私。
昼の部は「鞘当」「醍醐の花見」「きらら浮世伝」の3演目。
まず鞘当は不破伴左衛門・巳之助さんと名古屋山三・隼人さん。
鞘当自体よーわからん演目(見取り)だけど、隼人さんはええ男やし、巳之助は声がええし何をやらしても器用やねぇ。
仲裁役の茶屋女房児太郎さんは、ただひたすらゴツかった。(笑
なんやろ、ゴツ過ぎて色気がないんだよね。
醍醐の花見は秀吉が催した京都の醍醐寺の花見の宴。
豪華絢爛、美しくて贅沢な舞踊劇だったなぁ。
睡魔が来るかと思ってたんだけど、全然大丈夫だったー。
席は花道ブロックの最前列。
さすがに寝れないよね。
きらら浮世伝は、大河でやってる蔦屋重三郎の青春群像劇。
これは大丈夫だと思ってたんだけど、この演目が一番苦しかったわ、
幕間のお弁当と、隣りのおばちゃんのロクシタンのローズのハンドクリーム匂いにやられて吐きそうだったよ。
幸い一幕と二幕の間に20分の休憩が入ってたので、目を瞑ってじっとしてたら何とか持ち直した。
危なかったわ〜。
演目自体は評判が良かったんだよね。
でも、私にはあまり刺さらなかったわ。
勘九郎さんの重三郎はニンだと思うけど、ストーリーが青臭くてちょっとクサイかったの。
こっちが恥ずかしくなって、この手のものが苦手なのよ。
もっと熱いなら熱く、泥臭かったらよかったのになぁ。
ストレートプレイなのか、歌舞伎なのか、どこか中途半端だったんだよね。
歌舞伎の世界の人じゃない演劇人が作ったー!という演目だった。
あ、芝翫さんと息子達は軽くてめっちゃよかった。
隼人さんは歌麿をやってたんだけど、ああいう憑依型のちょいワル天才の役もいいわね。
色気もあったし、彼のビジュアルが最大限に生かされていたと思う。
最後、花吹雪がガサーッと落ちて来たんだけど、まぁこれがすごい量で払っても払っても残ってたよ。
昼の部と夜の部の間、頭はもちろん服にも花吹雪を付けたまま松屋と三越で買い物してたみたい。
恥ずかしい。
夜の部で後ろの人に払ってもらった。(笑

夜の部は「阿古屋」「江島生島」「文七元結」
阿古屋は絶対に寝ると思ってたんだけど、玉三郎さんの美しさに寝てる場合じゃなかったよ。(笑
阿古屋の世界に入り込んで、客席にいることも忘れて演奏に聞き入っちゃった。
玉三郎さんの阿古屋が観られてよかったー。
これを観られただけでも、無理して出て来た甲斐があったと思う。
いくらでも観ていられそうでしたわ。
次は江島生島。
歌舞伎役者の生島新五郎と大奥中臈江島が恋仲になって、咎められてそれぞれ流罪となり離れ離れになる。
生島は江島との逢瀬を忘れられず、その面影を求めて彷徨う切ない恋を表現した舞踊劇。
隅田川の恋人版?二人椀久をもう少しでリアルにした感じ?
退屈はしなかったけど、入り込むほどでもなく無で観ちゃった。(笑
席はセンターブロック3列目。
ふふふ、発売日にちょっと失敗して最前列が取れなかったの。
前の人の頭がちと邪魔だったけど、舞台全体は見やすかったな。
最後の演目は文七元結。
これはもうね、退屈しないよね。
突っ込みどころは沢山あるけど、ハッピーエンドだし。
勘九郎さん七之助さん長兵衛夫婦がいいのはもちろんだけど、鶴松さんの文七が思いの外よかった。
あんなに存在感のある文七初めて見たかも。
そして、何故か、客席が大爆笑の連続だったの。
確かに可笑しい演目ではあるけど、ずーっと客席全体に笑いが起こってて不思議でした。
あんなに笑えるもんか?
何回か観てるけど、こんなの初めてよ。
特別な夜の部だったのかなぁ。
でも、劇場全体が幸せな空気で満たされてた。
お陰で最後にほっこり演目で〆られて、ええ気分で劇場を出ることが出来ました。
私にはこの非日常が必要だわ〜。


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歌舞伎昼夜日帰り観劇して来たなり〜







また新幹線の中です。
今日も富士山は綺麗でした。
もちろん行き先は歌舞伎座です。
体調が万全でない中今回は昼夜ぶっ通しで観れるのか?と不安だったんだけど、やり切りました。
途中、マジでヤバかった。(笑
なんだろう、観劇前の夜はいつもに増して眠れなくてねー。
遠足の前の日の子供かい!
ハハハ。
昼の部で眠いのを我慢してたら、我慢し過ぎて吐きそうになったよ。
夜の部になったら、すっかり持ち直して最後まで観れたー。
帰りはのぞみに乗ったので、かったいアイスも食べてきました。
疲れたけど、行ってよかったわ〜。
ときどき、ここでないどこかに身を置くことは大事ね。
やっぱり私はお芝居を観るのが好きだし、気分転換が本当に必要だったんだと実感したよ。
今晩はよく眠れそう。
詳細はまた明日にでも。


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国立劇場初春歌舞伎公演に行って来たなり〜







明日は大雪のおそれって?
「不要不急の外出は控えろ」言うけどさぁ、明日お出掛けの予定なんだよね。
「不要不急か?」言われたらちゃうけど、買ったチケットを無駄にせえということなんかなぁ。
こういうとき払い戻しもしてくれへんしのう。
いやいや、お金の問題やなくて安全の問題だし、交通がマヒしたらどうするの?
うーむ、悩むなぁ。

さて、先日の観劇、最後の国立劇場。
初めて行く場所でめっちゃドキドキしたー。
演目は「通し狂言 彦山権現誓助剣」
「2020年11月」に六助・仁左衛門さんで毛谷村の幕を観たことがあるけど、通しは初めて。
人の良くてちょっと抜けてる六助、菊之助さんぴったりだった。
私は仁左衛門さん六助より好きだったな。
京極内匠・彦三郎さんも悪くてよかった。
ゾクッとするほど悪いやつだったよ。(笑
彦三郎さん、本当に声がええなぁ。
惚れ惚れする。
あと、なんと言っても時蔵さん。
私、彼の顔があまり好みじゃないんだけど、舞台での彼は文句のつけようがない。
「通しで長いし大丈夫かな」と思ってたんだけど、最初から最後までダレずに観られて大満足な演目だった。
まぁ、今回の目玉はお坊ちゃん方かな。
妹お菊の息子役の秀乃介さん(歌昇さん次男)は長い出番、ガッツリ頑張ってた。
最後に真柴方の若武者で亀三郎さん(彦三郎さん息子)、眞秀さん、丑之助さん、種太郎さん(歌昇さん長男)が出て来て大立ち回りも可愛らしかった。
登場のさせ方はちと強引だったけど(笑、お客さんへのお年玉だったんじゃないかな。
あー、お年玉と言えば...
最前列のど真ん中にいながら手拭いがもらえなかったって、いったいどういうこと?
あの外人(2本も持って帰ったやつ)、ほんまにムカつくわ〜。
1月で観た中で一番よかっただけに、手拭いのことが最後に来て思い出しては悔しいよ。(笑
って!手拭い1本でいつまでもひつこいわい!
ハハハ。


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1月の歌舞伎座に行って来たなり〜







今日は卒論の〆切の日、間に合ったんだろうか。
朝から学生から「研究室の大型ホッチキスが壊れた」と焦って電話が入って来てねー。
↑製本するために卒論(紙の束)をホッチキスで留める。
は10時から西尾で会議が入ってるから、午前中は大学に行けないんだよぉぉ。
かなりテンパってる学生に「事務に借りに行け、貸してもらえなかったら買いに行け」と指示してたわ。
「買いに行け」言うけど、徒歩で行ける文房具屋があらへんやん。
しゃあないなぁ、貸してもらえなかったら、うっさんが買いに行ってあげるから自宅に電話しておいでよ。
言うて電話を切ったんだけど、無事事務で借りられたらしい。
やれやれ、朝から焦ったよ。
ったく、ホッチキス一つで一年留年したらシャレにならへんでなぁ。
なんと言っても、卒論の〆切の時間は絶対だからね。

さて、先日の観劇の記録の続きね、
2日目は歌舞伎座の夜の部を観ました。
演目は「熊谷陣屋」「二人椀久」「大富豪同心」
なんでそんなことのために自分の子殺すねんとか、奥さん置いて出家とか身勝手やん!といつも通り突っ込んどりました。
元々熊谷陣屋は好きやないんだけど、芝翫さんの義経が酷過ぎた。
滑舌もそうだけど、品がないんだよねー。
歳を重ねてどんどん下手になるのは何故?
どうしちゃったんだろ。
相模が萬寿さん、藤の方を雀右衛門さんとおじいちゃん達がやってるのもなぁ。(笑
薹が立ちすぎてるで
松緑さんと吉右衛門さんを比べるのも詮無いことだけど、やっぱり物足りないよね。
「2013年」吉右衛門さんの熊谷陣屋を観てる。
眠気を抑えるのに苦労したわ〜。
「次の二人椀久は暗くなるから絶対に寝ちゃう」と思ったんだけど、これがまぁ!良くてねー。
なんだろう、フラメンコを見てるようだったよ。
壱太郎さんと右近さん、めっちゃ情熱的だったの。
強く深く愛し合う2人、この世では触れ合うことの出来ない切なさ。
もう涙もんだった。
二人椀久でこんなに感動したのが初めてかも。
ええもん見せてもらった。
席はセンターの最前列で臨場感たっぷりだったけど、引きで見たらもっと幻想的で美しかっただろうな。
最後の大富豪同心はテレビの設定、ストーリーをそのまま使ったみたい。
卯之吉が彼にそっくりな将軍の弟の幸千代と入れ替わって、そこに許嫁が訪ねて来てピンチ!という回の話でした。
清少将を巳之助さんが演ってみえたんだけど、もう清少将は彼しかいないよね。
再現率も高くて、めっちゃニンだった。(笑
あとは皆んなが一所懸命ふざけてて(特に笑三郎さん!)、観てる方も楽しくなる演目だったのよ。
後ろのおばあちゃん2人が茶の間のようにお喋りをしながら観てて、イラッとしつつも「さぞ楽しいだろうな」と思っちゃった。
本音は私もやりたいと思ったのよね。
ホホホ。
応援上演じゃないけど、昔の芝居小屋のように上演中お喋りお弁当OKの日があっても楽しいだろうなぁ。
「そういう砕けた観劇もいいじゃないの?」と思えた演目でした。
太鼓持ちの銀八は右近さんだったんだけど、「コレ、猿之助さんだったらなぁ」とちょっと思ったことは内緒。
最後は中途半端な感じで「続き」で終わって、テレビのエンディングのダンスを皆んなで踊ってたの。
↑一緒に踊りたかった!
皆さんキレキレッだったよ。
面白いラストだったわね。
お客さん、皆んな幸せな気持ちで帰れたんじゃないのかな。
幸四郎さんは弥次喜多の代わりにしたかったのかも。
ふふふ、続きは納涼歌舞伎だったりして。
何にしても続きを楽しみにしてる〜。


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浅草歌舞伎に行って来たなり〜







埼玉の道路陥没、えらいことになってますね。
トラックの運転手の方、何とか助けられないもんかしら。
時間だけがどんどん経って、ご家族はお辛いよね。

さて、先日の観劇の記録を忘れないうちに残しておきたいと思います。
↑知らんおばちゃん、ずっと写真撮っててどいてくれなかった。
まずは初日に昼夜通しで観た「浅草歌舞伎」
世代交代の1年目。
橋之助さんが座頭になって、鶴松さん・莟玉さん・鷹之資さん・玉太郎さん・染五郎さん・左近さんの7人の公演でした。
えらく若返りましたな。
染五郎さんと左近さんは10代というから、松也さんの半分の年齢やん。(笑
お年玉のご挨拶は鶴松さんで、勘三郎さんへの感謝と、自分が参加出来ると思ってなかったとおっしゃってたな。
昼の部の演目は、「絵本太功記」と仮名手本忠臣蔵の「道行旅路の花聟」
「絵本太功記」は夜キャストを替えて上演されました。
面白い試みだと思うけど、私はどうにもこの絵本太功記が好きになれんのです。
昼は武智光秀を染五郎さん、十次郎を鷹之資さん、初菊を玉太郎さん、佐藤正清を左近さん、操を鶴松さん、真柴久吉を莟玉さんが演ってました。
だいたい、久吉と間違って竹槍で母親を刺す?
着物着てんのに、竹槍が貫通する?んで死ぬ?
んなバカなやで。(笑
光秀ダサいしさぁ、旅の坊主に扮する久吉も怪しさ満点やん。
↑染五郎さんの光秀はサイコパス味もあってニンだと思った。
眠気を誘うんだよねー。
必死で我慢してたら、頭が痛くなったよ。
唯一、十次郎と初菊の恋は微笑ましくていい。
鷹之資さんの十次郎、まっすぐでよかった。
席は最前列の下手側通路でした。
片方に人がいないだけでストレスが随分違うのね?
花道も見やすいし、ええ席でした。
二幕目は「道行旅路の花聟」という舞踊劇。
勘平が職務を怠っておかると密会してたばっかりに、主人が殺傷事件を起こしちゃったんだよねー。
主人は切腹、お家断絶となったわけだからさぁ、ここはあんたも切腹のところやんな。
それをお軽が上手いこと言うて、里に連れて行くんだよね。
とんだあばずれだよ。(笑
つうか、結局、悲劇に巻き込まれんねんから、潔く切腹しておいたらよかったんちゃうんかーい!
おかる役の莟玉さんは美しかったし、橋之助さんの他人の意見に流されやすい弱い勘平も“らしくて”よかった。

夜は「春調娘七種」「絵本太功記」「棒しばり」
お年玉のご挨拶は、玉太郎さんで浅草グルメについて話してみえました。
去年のお兄さん達に比べたら、トークはまだまだね。(笑
「春調娘七種」は曽我十郎五郎と静御前が春に七草にちなんだ踊りを披露し合う舞踊劇。
まぁ、コレはただただ美しかったわね。
夜の絵本太功記」は光秀を橋之助さん、十次郎を鶴松さん、初菊を左近さん、佐藤正清を鶴松さん、操を莟玉さん、久吉を染五郎さんが演ってみえました。
橋之助さんが光秀?と私の中でイメージじゃなかったんだけど、狂気の部分も上手く表現してたと思う。
初菊は断然左近さんの方が好きだったな。
↑熟すだけで精一杯でカクンカクンした所作になっちゃうみたい。
ふふふ、美しいものが好き。
最後の演目「棒しばり」
これはねぇ、若い人がやる方がスピードもパワーもあっていいよね。
席は最前列のど真ん中。
汗がかかるんじゃないかと思うほど間近で、ええもん観せてもらいました。
↑ 鷹之資さんは一度も扇を取れなかったけど。(笑
所作台の振動まで伝わって来たよ。
迫力あったなぁ。
2人の滑稽な踊り、観てる者も楽しい気持ちになったわ。
特に染五郎さんのアホ顔は秀逸だったよ。
役の幅を広げて吸収して、どんどん引き出しを増やす時期なんだろうね。
この1年ほどの成長は、目を見張るものがあるわ。
先月のシュテンも本当によかったもんなぁ。
ええねぇ、多少拙くても若い人の一所懸命はそれだけで尊いね。
おばちゃん、少し元気がもらえたよ。
寿命が30分くらい延びた気がする。
ハハハ。


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お腹いっぱいの3日間なり〜







また新幹線の中です。
一昨日から東京に来てました。
めっちゃ晴れてて、富士山の全体が見えてキレイだったー。
まずは浅草へ。
浅草歌舞伎観るために来たんだけど、とりあえずお参りだけしなくちゃいけないかなぁと思って仲見世に突撃した。(笑
午前中だったこともあり、割合空いてたのかな。
恐々行ったんだけど、思ったより大丈夫だったわ。
夜、じゃんぼおかんと合流することになっていたので、「亀十」のどら焼きを買って行ってやろうと思ったのに臨時休業でした。
残念。
昼の部と夜の部の間が1時間ほどしかないんだけど、「完全入れ替え制だから一旦外に出ろ」と言われたの。
↑去年までロビーにいてもよかった。
ええーっ!?座らせてよ。
浅草の街は混んでて、ちょっとお茶をするのも難儀だしねぇ。
この中途半端な時間をどう潰せばいいのよ。
困ったー。
悩んだ挙げ句、久しぶりに合羽橋まで行ってみることにしたの。
ま、1時間じゃお買い物は無理ね。
お菓子の袋なんかを買うのが精一杯だった。
あー、消化不良だわ。
今度時間を取ってゆっくり来ようと思う。
無事昼夜の演目も眠らずに観られて(怪しい?)、急いで銀座のホテルへ。
チェックインをしてたらちょうどじゃんぼおかんも来て、グッドタイミングだった。
今回のホテル遊びは2泊にしたのよ。
まぁ、お互いいろいろあって、めっちゃ疲れてたからええデトックスになったわ。
さすがに2晩喋り倒したら、少しは気が晴れるよね。(笑
解決するわけでもないし、またすぐに現実に引き戻されはするんだけど、キレイ事だけじゃない本音を聞いてもらえて楽になったよ。
肯定も否定もして欲しくない、ただ聞いて欲しいだけのときってあるじゃない?
そういうときだったのよね。
じゃんぼおかんの存在がありがたかった。
お部屋に荷物を置いて、さぁ、夕飯を食べに行こう。
泣いたり笑ったり忙しく、台湾料理をお腹いっぱい食べた。
本当に気持ち悪くなるくらい。
ホテルに帰る途中どこからかカレーの匂いがして来て、その匂いに「ウエッ」ってなって吐きそうになったもの。(笑
あんなにお腹いっぱいになったの、何年かぶりよ。
アラ還のおばはんらが何してんねーん!
ハハハ。

昨日のランチは豪華ランチブッフェに行って、またお腹がはち切れるまで食べた。
そんなはち切れるほど食べてないのに、ヤキが回ったよ。
ランチのあとは三越バレンタインの催事を見たかったのに、ホテルに戻ってゴロゴロしちゃった。
1時間ほど休んだあと、1人で歌舞伎座へ。
↑その間、じゃんぼおかんは六本木に図録を買いに行ってくれた。
熊谷陣屋で記憶を失いそうになりつつ楽しく観て、ホテルに戻ってじゃんぼおかんが三越で買って来てくれたお寿司やらお惣菜で夕飯。
外で美味しいご飯も好きだけど、気兼ねなく食べられるお部屋ご飯も好き。
食後はまたどうでもええ話をループしながら喋り倒したー。
ったく、どんだけ喋ったら気が済むねん。(笑
お陰ですっと睡眠に入っていけて、気が付いたら朝の6時だった。
久しぶりに一度も目を覚さずに6時間くらい眠れたわ。
あー、すっきり。

今日は私が新国立劇場のお芝居を観るため12時頃に銀座を出る必要があったから、早めに「添好運」でランチ。
ここでもまたお腹がはち切れるほど食べたー。
この3日で何回目のお腹いっぱいだろ。
おばはん達、お転婆さんやわ。(笑
ついでに日比谷のシャンテで「Patchi」のチョコレートも買えてめっちゃ嬉しい。
じゃんぼおかんとは駅で別れて、1人新国立劇場へ。
初めて行く劇場でドキドキしたけど、乗り換えもスムーズで迷わず行くことが出来た。
今回の上京で、一番よかったのが新国立劇場のだったんだけど、残念なことに手拭いをGETできなかったのよ。
隣りの席の外人が2つも取って、分けてくれなかったのよね。
ったく、作法を知らんのかい!
「1つちょうだい」と言いたかったけど、さすがに言えなかったわ。
あー、悔し。
ま、厄を外人さんがもろてくれたと思うことにする!
ちゃう、ちゃーう。
ハハハ。


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顔見世に行って来たなり〜







今日は久しぶりに散歩に行って来ました。
寒くて外に出るのは嫌だったけど、歩き始めたらええ気晴らしになったわ。
ねぇやんは緊急用じゃない個室に移って、ほぼ心配はないのね。
ただ私はあの事故がトリガーになったようで、ザワザワが止まらなくなってしまってねぇ。
ちょっと困ってる。
気持ちを上手く切り替えなきゃね。
ふぅ〜。

先週、南座に行った話でも思い出しますかね。
夜の部だけ観る予定だったので、お昼頃に京都に着くように出ました。
まずは腹ごしらえ。
どこも混んでるので、伊勢丹の地下の「やま六」のイートインで銀だら定食を食べました。
だし巻き玉子、きのこといくらのマリネ、鰤の南蛮漬け、きゅうりとエノキと昆布のお浸し(みたいなもんだったかなぁ)と赤だし。
1人で食べるにはちょうどいい雰囲気のお店で、待たずに食べられました。
銀だらの西京漬も好みの味だったし、期待してなかった鰤の南蛮漬けがすこぶる美味しかった。
今度、また1人で来ることがあったら寄ろうと思う。
歩いて高島屋まで行って買い物をして、少し時間があったので八坂さんにも行って来た。
ねぇやんの回復を祈って、徳を積むために外国人カッポーに声を掛けて写真を撮ってやりまくった。(笑
何ポイントか溜まったと思う。
溜まらへん、溜まらへん。
ハハハ。
四条大橋のところにあると知っていたけど、初めて阿国の写真も撮ったよ。
軽ーく観光した感じになったかな。
迷いながら、こんなときにもやって来た顔見世。
↑チケットが高額で買うときにもめっちゃ悩んだ。
竹馬もありましたよ
あー、これを見ると「顔見世に来た〜」と思うね。
愛之助さんのは片付けられてたのか、見当たらなかったわ。
演目は「元禄忠臣蔵」「色彩間苅豆」「曽我綉俠御所染」「越後獅子」の4演目。
元禄忠臣蔵は最後の一日の話で、討ち入りの詳細を仙石伯耆守に報告するんだけどさぁ。
大石内蔵助の仁左衛門さんのセリフがものすごいセリフ量なのよ。
80歳超えてあれがスラスラ出てくるって!?
どんな脳をしてるんだろ。
大石主税を鷹之資さんがやってて、これまたいいのよ。
最後は親子の情愛にもらい泣きしちゃった。
仙石伯耆守の梅玉さんも穏やかで、それでいて威厳があって見事な配役だったと思う。
笑三郎さんが珍しく立役をやってみえて、意外に良くてびっくりした。
立役でもお美しかったよ。
いやー、しみじみええ演目で、好きだわ。
もうこれだけ観て帰ってもいいとさえ思った。
セコイから最後まで観たけど。
席は最前列だったから、空けるわけにいかないしね。(笑
次は「かさね」
愛之助さんの休演で萬太郎さんが与右衛門をやっていたの。
かさねは萬寿さん。
なんだろう、萬太郎さんが気の毒だった。
色悪をやる人じゃないし、全然ニンじゃない。
以前、幸四郎さんと猿之助さんで観たことがあって、私の中では2人がベストなのよ。
萬太郎さんを観てるのがちょっと辛かったな。
仁左衛門さんは無理でも隼人さんはダメだったのかなぁ。
いやいや、隼人さんは次の「曽我綉俠御所染」の主役じゃん。
この曽我綉俠御所染というのが、鞘当てと伊勢音頭?封印切り?を合わせたようなまぁまぁ胸糞の悪い話だったわ。
仁左衛門さんの監修らしいんだけど、隼人さんは仁左衛門さんをまんま写したみたいでした。
お弁当は、顔見世の時に食べる和久傳の鯛ちらし。
野菜の炊いたんも本当に美味しかった。
もうこれは間違いないわ。
ちょっと贅沢だけど、止められない。
最後の演目は越後獅子。
鴈治郎さんと鷹之資さんと萬太郎さんだったんだけど、鴈治郎さん若い人と同じように踊ってみえた。
あの体でびっくりしちゃう。
一歯下駄で軽やかにタップダンスを踊るのよ。
心臓発作を起こさないか心配しちゃった。
ハハハ。
最後は新体操のリボンのように布を波に見立てて、美しく幻想的に幕が下りた。
めっちゃ楽しい気持ちになって、やっぱり無理してでも行ってよかった〜。
一生忘れない顔見世になったと思う。


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観劇のハシゴをして来たなり〜







また新幹線の中です。
昨日は歌舞伎座で一部と三部観て、今日は新橋演舞場で「朧の森に棲む鬼」を観て来ました。
昨日の一部の「あらしのよるに」の劇中で、國矢改め精四郎さん襲名披露口上に泣いた〜。
ええスピーチだったのよ。
また獅童さんが劇中感極まってセリフが詰まるところがあったんだけど、そこにももらい泣きよ。
↑勘三郎さんの命日で彼の言葉とシンクロするセリフだった。
つい「自分、どうかしてる」と突っ込んじゃった。
こんなに感動するとは思っていなかったので、びっくりしたよ。
三部は三部で、「天守物語」はとんでもな演目でびっくり。
初めて観たんだけど、奇想天外なストーリーだったのよ。
50歳差カッポーのまぁ美しいこと!
とんでもな話だったけど、嫌いじゃなかった。(笑
むしろ好きでした。
そして、今日。
新橋演舞場は満員御礼でした。
幸四郎さんのサイコパスぶりもサイコーだったし、染五郎さんも素敵でした。
いつの間にかあんな美しい殺陣が出来るようになってたのね?
思わず「染五郎さんやるじゃん!」と声に出しそうになったよ。
金太郎時代から知ってるおばちゃんは感慨深かったわ。
右近さんはめっちゃ美味しい役だったー。
面白かったなぁ。
休憩を挟んで4時間、あっという間だった。
時間があれば、幸四郎ライでもう1回観たいくらい。
しかし、今回は奮発して3回観てどれも外れがなくて、本当にええもん観たって感じ。
詳細はまた後日にしますが、充実して2日間でした。


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