カウンターサービスが終了してしまいました。

何か違う企画でうき特製のお菓子をお送りします♪



スペインに行って来たなり~ -最終日-






----------------

最終日
2011.11.24

この日の予定はもう飛行機に乗って帰る以外はありません。(笑
やっぱり遠いな、ヨーロッパ。
マドリードでのチェックイン、手荷物検査はめっちゃ手間取って、搭乗時間まで30分ほどしかありません。
↑ガイドのおっちゃん私達には偉そうなくせに、案外力がなかったのね。
いやーん、お土産も買ってないし、水物のワインとかオリーブオイルとか仕入れようと思ったのに~。
いやいや、出来れば、ロエベのバックなんかを買っちゃおうと思ってたのになぁ。
オイオイ!
しょうがないのでバックとお土産は諦めて、大急ぎでオリーブオイルにワイン、CABAにシェリー酒を仕入れました。
もちろん乗り換えもありますからね、持てる重さの範囲でね。
シェリー酒はワインより風味がよくなるから料理に使うんだけど、何だか日本で買うと高くてとても料理になんか使えないのよ。
あまりの安さにテンションが上がったんだけど、持って帰ることを考えて泣く泣く1本で諦めました。
あー、残念。
どうしても、この辺りでは手に入らないろ過してないフレッシュなオリーブオイルが欲しかったの。
もっとじっくり選びたかったんだけど、時間がなくてねぇ。
「DAURO」が買えただけでも良しとしますか。
↑確か2千円弱だったと思う。重いのを持って帰って来た価値ある?
ふぅ~。
それにしても、こちらは急いでいるのに、スペインの方達はのんびりしててイライラーッ!だったわ。(笑

いよいよ搭乗となったんですけど、誰も遅れてないし、不備が見つかったわけでもなさそうなのに30分以上も遅れて離陸。
はぁ、これでまたヘルシンキでの乗り換えの時間が減るぅ~。
いよいよ友への土産は諦めなきゃなりますまいな。
トホホ。
マドリードからヘルシンキの飛行機はエコノミーだったんですけど、これがまぁあーた、すごいのよ!
狭いのは当たり前だけど、トイレが2つしかないのよ~。
たぶん150人はいたと思うから、150分の2よ。
食事のあとから着陸の寸前まで常に20人弱の人がトイレ待ちの列をなしてんのよ。
こうなると不思議なもんで、「したいときにすぐ出来ないかもしれない」と強迫観念が襲ってきてトイレに行きたくなるのよ。(笑
着陸寸前にお腹まで痛くなる始末よ。
もう子供じゃないんだからって!

ヘルシンキに着いて入国審査を済ませたら、搭乗時間まで30分もない。
何だか時間に追われて、皆殺伐としていました。
ここで事件が起こりました。
私の荷物(オリーブオイルやらワインやら)をねぇやんが持ってくれてて、これまたねぇやんの重い荷物をママが持ってくれてたのね。
↑私は腰が悪いから重い荷物が持てない。
でもさぁ、年老いた親に重い荷物を持たせるのは悪いじゃない?
で、私がママ「持つよ」と言ったら、ママが何か言葉を返してきたのね。
私は皆さんもご存知のように突発性難聴をやってから、左側から、特に天井が高くて響くようなところでは細かいことが聞き取れないのね。
私はてっきり(「(先に歩いてたツアーの人達の)後ろを付いて、ラウンジに行けばいいのね?」と言ったと思ったのよ。
だから、「うん、そうだよ。あの人達の後を付いて行って」と言ったの。
そしたら、ママは件の重い荷物を私に渡して、スタスタと歩いて行ったわけですよ。
この間にねぇやんはトイレに行ってたから、私は彼女を待ちながらお店をブラブラ見てたりしてたの。
で、ママと合流したら、何か知らんけどめっちゃ怒ってるの。
何?何があったの?
そしたら、「あんたは私がそんなに邪魔?そんなにうっとおしい?」
はぁ~?
何を言ってるの?
ママ「あんた、さっき私が『うっとおしい?』って聞いたら、『うん』って言ったやん。そんなに私が邪魔やったん?」
うん?事態がよく飲み込めん。
「ちょっと待て、私がいつそんなことを言った?」
ママ「さっきゆうたやん!」
ねぇやん「こんなところで喧嘩せんといてよ」
「(ねぇやんに向って)ちょっと黙ってて。こういうときは喧嘩でも何でもして、きっちりここで解決しなきゃいけないんだよ」
しばらくやり取りをして、ようやく事態が飲み込めてきた。
私が「うっとおしい」「後ろに付いて」と聞き間違えたんだな。
あああぁぁ~、もう~!!
「さっき左側から話しかけたでしょ?ママは忘れてるかもしれんけど、私は突発性難聴の後遺症で左耳が聞こえにくいんだよ。『うっとおしい』と『後ろに付いて』を聞き間違えたみたいだわ」
ママは半信半疑ながらも、ハッとしたようでした。
やれやれ。
疲れてると集中力が落ちて余計にダメになるみたいですな。
それにしても、我が母、バカじゃないか?
いくら親子でも「うっとおしい?」って聞かれて、素直に「うん」という人間がどこにいると思ってんだ?
もちろんそんなことは思ってなかったけど、例えうっとおしいと思ってても、口には出さんやろ。(呆
ママも自分が悪いと思ったのか、友へのお土産のムーミンのストラップの代金を払ってくれましたわ。
↑決して謝らないけどね。(笑
はぁ、疲れた。
最後の最後でこんな喧嘩するとは!トホホ。

スペインでは時間がなくて欲しいものの10分の1も買って来れなかったんですけど、それでも買って来たものを少し披露しておきます。
市場で買ったサフラン。
3gを10個も買いました。
日本では考えられないくらい安いねー。
もっと買ってくればよかった、と後悔しきりです。
モンセラットで買ったラベンダーの蜂蜜とフルーツの蜂蜜。
左と真ん中が修道院の売店で、一番右が屋台で地元の方が売ってたものです。
地元の人のは味見してしまったので、買わざる負えなかったの。(笑
味見した感じでは、フルーツ(黒っぽい)のはかなり強い蜂蜜です。
フツーの蜂蜜とマヌカ蜂蜜との中間くらいの感じですわ。
値段は忘れちゃったけどかなり安かったので、本当はもっと欲しかったんだけど、持って帰ることを考えると・・・ね。
そして、この旅で一番高価なものと言ってもいいかなぁ、ハサミ。
トレド(刃物で有名な街)で買った手芸用のハサミです。
ツアーで仲良くなったおばちゃん達が「コレ、友達にお土産にもらって重宝してたの。すごく切れるわよ」
と言っていたので、つい調子に乗って買っちゃいました。
って!?私、手芸なんかしたっけ?ハハハ。

最後にママが撮った写真のデーターが届いたのでUPしておきます。
いやーん。コレって、私がことごとく撮るのに失敗してたグエル公園の天井のモザイクじゃん。
キレイに撮れてました。ちょっと悔しいっ。
そして、びっくりしたのがコレ。↓
外尾悦郎さん「ハープを奏でる天使」があるじゃん。
こんなもんいつ撮ったんだ?
私なんか日本に戻ってから「そういや、撮り忘れたな」と思ってたのに。
このアングルもすごいでしょ?
受難のファザードのところで下から撮ってんだよ。
こんなことどうやったら思い付くんだ?(笑
塔が切れずに入ってたら、面白い写真だっただろうねぇ。
↓この写真も私のデーターには全くなかったわ。
モンセラットの礼拝堂かなー、真ん中の中2階に黒マリア様がおります。
こんなキレイな壁画があったのねー。
って!見たんちゃうんかいって!
私よりずっと勉強したみたい。(笑
トレドにあるスペインカトリックの総本山・カテドラルの宝物室にある黄金色の聖体顕示台の写真もありました。
何で台座だけの写真やねん!
確か上の方には高価な宝石がいくつもはまってたはずだよ。
ママの興味の引く被写体がイマイチよくわからん。
よくわからんと言えば・・・。
アルハンブラ宮殿の屋上で、私がグラナダの街を身を乗り出して見てるところみたい。
これのどこに心動かされたんだろ?
娘が落ちる決定的瞬間でも撮りたかったか。
えっ!?落としたかった!?
ハハハ。

とこんな感じで旅は終わりました。
長々と付き合って頂きありがとうございます。
私達らしいと言えば私達らしいでしょ?
きっとまた懲りずに一緒に行くんだよ。
あと何年、続けられるかなー。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



スペインに行って来たなり~ -6日目-






----------------

6日目
2011.11.23

またまた8時前に出発して、まずはスペイン広場へ。
もう、ねぇ、勘弁してくださいな。
ドンキホーテにサンチョ・パンサ、セルバンテスですか。
こんなおっちゃん達の像を見るために早起きとは・・・トホホよ。
そらマドリードに来たらココ!、なのかもしれないけど、めっちゃ危ないところらしいのよ。
↑乱暴なスリが多いらしい。
何もわざわざ、と思わずにはいられない。
はぁ、頭が覚醒しないところに現地日本人ガイドのおっちゃんの物言いがいちいち癇に障る。
何だろ、リタイア後移った元教師かなぁ。
上から目線でしか物を言わないんだよなー。
そら、何の下調べもせずに来てるアホウな観光客相手にイライラするのはわかるけど、だったらガイドなんて職業を選ぶな。
王宮で1人のおばちゃんが「王族の人はココに住んでいるんですか?」と聞いたらさぁ。
「住んでるわけないじゃないですか。ココは迎賓館、げ・い・ひ・ん・か・ん。調べればわかることでしょ!」
もっと他に言い方があるでしょうよ。
いやいや、「王宮に行きます」言われたら、王族の人が住んでるところに連れて行ってもらえると思うじゃん!
写真を撮る位置やらいちいち指示して、その通りに私達が動かないとキレるのよ。
常に「私の顔を見える位置にいて話を聞け」と言うの。
ったく、私達は修学旅行生じゃないっつうの!
その後に行ったプラド美術館でも「好きに見ていい」と言っておきながら、「ハイ、私の顔を見て」と彼の思った順番に見ないと機嫌が悪くなる。
有名なゴヤの黒の時代も私は何点も見たものがあったので、見たことのないものを見ようと団体を離れてウロウロしてたら睨まれた。
ふぅ~。何をしに来たんだろ。
私ゃ、あんまりエル・グレコに興味はないし、どっちかつうとベラスケスをゆっくり見たいんですけどぉ。
いい加減うんざりしたので、1人バックレました。
途中、ねぇやんと合流して、またトイレ探しよ。
↑トイレの場所がめっちゃわかりにくかったの。
もうどんだけトイレトイレなんだよって!ハハハ。
ミュージアムショップで少し買い物をしたら、もう集合時間。
何だろ、食前酒の途中で終わり、みたいな感じ?(笑
こりゃ、ちゃんと見ようと思ったら、1日あっても足りないね。
次はソフィア王妃芸術センター
ここにはあの有名な「ゲルニカ」があります。
おっちゃんは裕に20分は「ゲルニカ」の説明をしてくれました。
オイオイ!それ、ほとんどの人は授業で聞いた話ですぜ。
立ったままで話を聞くのは辛かった~。
ココは写真撮影に比較的寛容で、フラッシュを使わなければ撮っていいものもあったのね。
↑ゲルニカは撮影禁止。
1枚だけ撮ってきたのは、右上に象がいるダリの作品。
有名な「窓際の少女」もあったけど、私はただ「お尻の大きな女だなー」としか思わなかったんだよね。(恥
結構現代アートの収蔵品が多いのかなぁ、廊下にあった巨大メトロノームの作品なんか面白かったわ。

お昼はなんちゃって中華でした。
なんちゃって中華でも何でも、口に合うものが出て来て嬉しくてねー。
写真を撮るのを忘れちゃいましたよ。
人間ってさぁ、不思議な生き物だよね。
だって、あんななんちゃって中華が台湾で出て来たらめっちゃ怒るし、食べもしないとと思うんだ。
それがスペインでは「これよ、コレ。食べたかったのはこれよ~」と涙を流さんばかりになってるんだもん。
フツーのことがとてもありがたいことだったんだって、改めて思った。
ちょっと食べ物に対して考え方が変わった気がするよ。(笑

午後からはまたバスに乗ってトレドへ。
ここもいい街だねー。
街とタホ川を見渡す丘からの景色。
坂の多い街で、車一台が通るのがやっとの狭い道の脇にびっしり家が建ってるのね。
笑っちゃうのがさぁ、この辺りになると写真が全然ないの。
もう撮り疲れてんだよね。ハハハ。
スペインカトリックの総本山の大聖堂があったちゅうに!2枚しか撮ってなかったわ。
そらエライこと豪華なもんだったのに・・・。
ご本尊(オイ!)と礼拝席と間に来賓席なんかがあったりして、そこのパイプオルガンも椅子1つの装飾も凝ってて見事なもんだったんだよ。
まぁ、室内が暗すぎてどっちみちマトモな写真は撮れなかっただろうけど、それでもあとで思い出すきっかけくらいにはなっただろうにねぇ。
よくわからないかもしれないけど、柱の上の方の彫刻よ。
ね?すごいでしょ?
あー、もったいないことをした。
もう1つ今回の反省点、次回はICレコーダーを持って行くこと。
説明されたことをいちいち復唱して録音しておけば「何ちゃらが何ちゃら」なんてことはなくなるはず。(笑
もう私、とんでもなく記憶力が衰えてんのよねー。
トレドではサント・トメ教会にも行きました。
ここにはエル・グレコの「オルガス伯の埋葬」があるんだけど、写真を撮らなかったよ。
もちろん教会内部の写真もね。
←外観と塔の写真だけ。
絵はねー、絵の中にグレコ自身が描かれてたり、自分を蔑ろにした人の顔を酷く描いたりしてあってなかなか面白いもんだったのよ。
だけど、例によっておっちゃんの長い説明に疲れ切ってしまっていたんですぅ。
あーあ、教会の向かいにあるグレコの息子が設計した市庁舎の写真もないよ。
まったくなんてこったい!

マドリードに戻って、市場を見学。
マルシェなんてシャレたもんじゃなくて、名古屋駅前の柳橋市場みたいなところよ。
魚がバーン、肉がバーンと並び、強烈に臭う。
ツアーの皆さんは一周しただけでギブアップ。
↑市場の裏が夕飯のレストランだったのでそちらで待ってもらうことに。
私はサフランと出来ればスペイン産マルコナ種のアーモンドプードルを手に入れたかったので、少し時間をもらってもう半周。
サフランは手に入ったけど、アーモンドプードルなかったー。
日本から「スペイン産のアーモンドパウダーはありますか?」とスペイン語で書いた紙まで持参していたのにね。
まぁ、「NO」ゆう返事が返って来たので、ある意味役に立ったちゅうたら立ったけどね。(笑
ホテルで食べるマンダリンオレンジを仕入れて、皆さんと合流。
夕飯は「セムオ・デル・ハモン」という生ハムの有名なお店で、タパス(小皿)料理。
おおおぉぉぉ、ようやくこれぞスペインつうもんを食べられるぞ~。
スペイン風オムレツに生ハムにチーズ、マッシュルームと生ハムのガーリック炒めにイカリング。
マッシュルームはママが気に入って、バクバク食べてました。
そないに気に入ったか?
近いものなら、コレ、ときどきウチでも作るぞ。
って!?こっちで作ってやってもきっと食べないんだろうなぁ。(笑
クロケッタもあったけど、写真を撮り忘れたわ。
ただこれは「おからのコロッケか?」と口触りの悪いものでした。
↑決して不味くはない。
全体にやっぱり塩気がキツイことはキツイんだけど、それでも口に入れられないって程ではありませんでしたわ。
最後に救われた気がした。
って!?これも旅行社の思惑通り!?
最後にマシなもんを食わして次回の旅行に繋げる、そういうことか?
エゲツないのう。(呆
夕食後、この旅一番のイベントを皆さんに付き合ってもらいました。
そう、23日はねぇやんの誕生日だったんです。
日本からケーキを手配しておきましたの。
ツアーの皆さんに分けられるよう大きくて、そして特別感のある派手なもの、というのが私の希望でした。
が!コ・コレは・・・。
確かに大きいけど、このビジュアルどうよ?(笑
しかもロウソク5本で、ちんまり刺さってるし・・・。
ねぇやんは喜ぶどころか、恥ずかしくて半ば怒ってました。
ハハハ。
ちっちゃいからキレも出来ずに、素直にロウソクの火を消して、皆さんからのお祝いの言葉にお礼を言って・・・。
お気の毒でした。
ふふふ、でも、何年かしたらきっといい思い出になるよ。
ちなみにこのケーキは、見かけはこんなんですが結構イケましたのよ。
クリーム以外は日本で食べても美味しい部類に入ると思います。

さ、いよいよ明日は帰る日です。
ふぅ~、不味いご飯に途中何度も帰りたくなったけど、いざ帰るとなると寂しいもんね。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



スペインに行って来たなり~ -5日目-






----------------

5日目
2011.11.22

この日も8時前に出発。
皆さん、朝ご飯のブッフェをこれでもか!っていうくらいしっかり召し上がっていらっしゃいます。(笑
またまたバスに揺られてロンダヘ。
座り過ぎてもうお尻の皮が剥けそうよ。
谷の上にある街なのかな、谷底に広がる景色を見るのにこんな場所がありましたわ。
おっちょこちょいが先まで行って、私達に手を振っておりました。
もちろん私達のグループでも日本人でもなかった。
おっちょこちょいつうのはどこの国にもおるもんなんですな。
何やらヘミングウェイが愛した街として有名らしく、バラドールの壁にヘミングウェイ通りつう看板がありましたわ。
また近代闘牛発祥の地らしく、闘牛場もありました。
↑右の白い壁が闘牛場。
闘牛に初めて赤い布やあの衣裳を使ったのも、ここのフランシスコ・ロメロちゅう人らしいよ。
写真は撮らなかったけど、立派な銅像が建ってましたわ。
残念ながら、闘牛場の中を見ることは出来ませんでした。
↓この橋は見たことあるんじゃないかしら?
真ん中の窓のあるところは、昔刑務所だったところだそうですわ。
こりゃ、下を見たら怖くて逃げ出せないかもね。
帰りの飛行機の中で織田裕二さんの「アンダルシア」って映画を観たんだけど、そこにも出てきてましたな。
↑恐ろしく下らん映画だった。
確かに絵になる風景だもんね。
ま、実際行ってみたら、田舎のこじんまりした街でイメージが違うかも~。
ただ落ち着いたいい街だよ。
1時間もあったら回れる小さい商店街みたいなのがあって、時間ものんびり流れてる。
時間があるならまた来たいと思ったね。
そうそう。
ツアーで一緒だったご夫婦がね、バラドールの前に座ってみえたの。
めっちゃ絵になると思いません?
偶然ウチの近所に住んでる方達で、奥さんがすごく格好いいの。
身長は私と同じくらいなんだけど、足が長くて姿勢もしゃんとしててモデルさんみたいなの。
もちろん60歳を超えてるのよ。
ユーモアもふんだんに持ち合わせてて、ステキな人だったのね。
「私、主人に『奥さんと言うな。旧姓で呼べ』と言ってるの。貴女も私のことを『マミヤ』って呼んで」
とか言うのよ。
だから、私はずっと「マミヤさん」と呼んでたのね。
そしたら、添乗員さんが「あれ?ウチのツアーの中にマミヤさんって方はいらっしゃいましたっけ?」
と慌てて名簿を見返してたわ。(笑
20分ほど街の散策をして昼食。
ちょっと雰囲気のいいレストランだったから期待したんだけど、大したことなかったですわ。
アホスープ、これはまぁまぁだったと思います。
皆さん「ようやくマトモなものが口に出来た」とおっしゃってました。
が、問題はメイン、またまた豚よ。
私はどっちかって言うと豚肉が好きな方だけど、もういい加減この塩漬けみたいな豚には飽き飽きよ。
こっちに戻ってからもしばらくは豚肉を食べないつもり。(笑

午後からはまたバスに乗ってコルドバへ。
見える景色もずっとこんな感じ。
オリーブの木しか見えない。
バルセロナから3日掛けてようやく来たよ、コルドバ。
バスを降りた途端、仲良くしてたおばちゃん(大きいお姉ちゃま)がトイレを借りに近くのBARに飛び込んでましたわ。
「トイレに行きたい」と言えず、地獄の1時間を過ごしていたらしい。
ハハハ。
この辺りになって来ると、ウォシュレットが恋しくて恋しくてねぇ。
「アレがあれば簡単に出るのに・・・」と何度思ったことか。
私、あれがないと生きられないとさえ思ったよ。(笑
今度ヨーロッパに来るときは、絶対に携帯用を持って来ようと思う。
↑例え気休めでもいい!とにかくお尻が洗いたい。
まずはメスキータへ。
モスクからキリスト教の聖堂に転用されたので、何やらわけのわからんことになってますがな。
入り口にどどーんとそびえるのは、イスラム寺院の尖塔。
写真か何かでご覧になられら方も多いと思います。
こういうのを壊さないところがすごいよなー。
いくら芸術的、歴史的価値があるって言われてもさぁ、我々なら、大浦天主堂に阿弥陀さんを置こうなんて考えないじゃない?
懐が広いのか、それとも気にならないのか。
まぁ、たぶん今のイスラム教とキリスト教の関係とは、ちょっと違うんだろうね。
教会の中もまたすごいことになってましたわ。
古いイスラム様式に継ぎ足し増築し、キリスト教色をどんどん強めていったというか・・・。
自分がどこにいるのかわからなくなりますがな。
ほんまに「あんたさん、なんでこんなところにおりますの?」と聞きたくなっちゃうでしょ?(笑
↑単純な人間はわかりまへんやろな、と言われたりして。
この幾何学模様の天井はそら見事でした。
こんな天井を見ながら眠りに就けたら、どんなにステキだろう。
って!ウチのマンションにこんな天井が来てどうすんねん!
どうやら、私はキリスト教風の建築よりイスラム教風のものに興味があるようで、撮ってきた写真もこんなんでしたわ。
ここより礼拝堂の天井の方がずっとキレイだったのになんでだろう?

メスキータ見学のあとはユダヤ人街へ。
この写真も見たことあるでしょ?
有名な「花の小路」です。
ほっそい路地に土産物屋やレストランがあって、歩くのには楽しそうな道です。
が、映像で見る方がずっとステキに見えますな。(笑
私がちょっと気になったのは、ここの人達って、冷蔵庫を買い換えるときにはどうしてるんだろ?
人力で運ぶのかなぁ。
どっちにしても大変そう。
この建物を生かしてホテルをやってるところもあるようで、ちょっと泊まってみたくなる。
実際泊まってみたら、海があるわけやなし、デパートがあるわけやなし、大したもんはなーんもなくて、「つまらん」とか言いそう。ホホ。
でも、何かここは人が妙なテンションになるところなのよ。
何故か、この白壁に似合う表札を友へのお土産に買っちゃった。
冷静に考えたら、日本家屋に似合わへんで。ハハハ。

さ、ようやくバスとはお別れ。
コルドバから新幹線でマドリードへ。
ママがとっても楽しみにしてた新幹線、写真を撮るのを忘れちゃったよ。
いやー、電車はいいねー。
↑ただ椅子が回転出来ないので、進行方向と反対だったらキツイ。
2時間弱でマドリードに着いちゃうんだよ~。
おまけにいつでもトイレに行けるしね。
カフェテリアに行ったり何だかんだお喋りしてたら、もう着いちゃったよ。
駅からそのままホテルにチェックインして、夕飯はホテルでブッフェ。
まぁ、大したモノはなかったけど、種類があったのは救われたわ。
もちろん皆さんの顔が輝いてました。
あー、しょうもないブッフェがこんなに嬉しいとは!
興奮していたせいか、写真は撮り忘れちゃったわ。ホホ。
さ、明日は最終日です。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



スペインに行って来たなり~ -4日目-






----------------

4日目
2011.11.21

この日は朝の8時前に出発してグラナダへ。
いよいよアンダルシアです。
まぁ、フランスに近いところから、「もうアフリカ大陸のが近いやん!」ってところまで大移動ですわ。
↑ちょっと大袈裟ですが。(笑
午前中は当然バスの中、お昼も途中のドライブインみたいなところで。
バチが当たっちゃうけど、このまっずいパンで遊んじゃったりしてます。
ええ歳して何してんねん!
メニューはまた塩辛いには塩辛かったけどまだ飲めるスープに、何やわからんけど臭いビーフシチュー。
写真を撮るのも忘れちゃったよ。ハハハ。
デザートの写真だけが1枚残っていました。
美しくないけど、これが意外に不味くないのよ。
私の好きなラズベリーのソースが掛かってましたわ。
味の説明はいらないよね?
想像して頂いたものがちょっとばかし甘くなったって感じだと思う。
大量製品っぽい変な味もしないし、デザートだけは日本の安もんのケーキの方がずっと不味いと思ったね。

何時間バスに乗ってたかなー、とにかくアルハンブラ宮殿に着いたのが2時とか3時とかになってたと思う。
もうねぇ、年配の人ばかり(17名)だからさぁ、トイレの間隔が短いのよ。
もちろん私も例外ではございません。
アルハンブラ宮殿に着くまで2時間以上トイレ休憩がなかったもんだから、皆限界に差し掛かってたんですよ。(笑
着いた途端「トイレに行きたいんですぅぅぅ」と。
駐車場から宮殿の入り口まで10分ほどあったかなー、それが長い長い。
走って刺激を与えたらヤバイし、途中で「私、あの森の中で・・・」と言いそうになっちゃったよ。ハハハ。
まぁ、そのくらい切羽詰ってたんです。
添乗員さんを「とにかく急いで!」と急かして急かしてようやくトイレに辿り着いたときには、まずは一拍置かないとズボンを下げてる途中で・・・
なんてことになりかねないくらいだったのよ。(恥
ふぅ~、やれやれ、何とか間に合った!
とスッキリした気分でトイレから出て来たら!
ママが大きな声で誰かとやり合ってる。
何?何?トイレの順番でモメてるの?
が、ママも相手もええ大人なんやし、私が出て行って仲裁するのも面倒くさい憚られてので、その場はスルーしたんです。
オイオイ!んな無責任な!
あとで聞けば、嫌なおばはん(以下メガネばあさん)が添乗員さんに
「私は体が弱いんだから早く歩けないのに、放って先にさっさと歩いた」とエライ勢いで怒ってるのをママ
「皆がトイレに行きたがってたから、急いで歩かなきゃしょうがなかった」
と添乗員さんを庇って怒ってたみたいなの。
ふぅ~。
確かにそのメガネばあさんは、口を開けばネガティヴなことばかり言う不愉快な人だったのよ。
↑飛行機で私達が持ち込んだものを食べてるのを「ズルイ」と言った人。
もう始終文句を言ってる人でうんざりしてたの。
だけどさぁ、何もわざわざ自分が矢面に立たなくても~。
添乗員さんもある意味怒られるのも仕事のうちだろうしねー。
オイオイ!
ハイ、この日、ママはずっと怒ってました。やれやれ。

無事皆さんトイレを済ませていざアルハンブラ宮殿へ。
宮殿の中を見学しながら屋上(?)に上ります。
途中お風呂や何やあって、通路は人がすれ違うのがやっとの広さ。
観光客で一杯だから上るのも一苦労よ。
グラナダの街が一望できます。
右の丘に城壁が少し残っています。
あー、元はイスラムの街だったんだなぁって感じ?
↓コマレスの南柱廊、写真でご覧になったことがあるんじゃないでしょか。
いやいや、とにかく広いし見るべきところが沢山ありすぎて時間が足りませんな。
とは言え、私のカメラに残っていたのは、やはり天井ばかり。(笑
たぶん二姉妹の間と言われる部屋の鍾乳石飾りの天井。
鍾乳洞が家の中にある感じですか。
こんなもんよう持って来たなぁ。
壁の彫刻もすごいでしょ?
そこからニョキニョキと鍾乳石が生えてるように見える。
何だろ、ちょっと触ってみたい気がするね。
私の記憶が正しければ、愛人の部屋の天井だったと思う。
しっかし、正妻の部屋はめっちゃ地味なんだよ、それなのに相部屋とは言え愛人の部屋がこんなに豪華だなんてぇ。
随分な話じゃないのさ。(笑
メスアールの間にはキレイな寄せ木の天井もありました。
この宮殿って、外観が割りに地味だからさぁ、こんな豪華な内部はちょっと想像できないよねー。
何か意味があるのかしら?
たぶん夜になると光ると思うんだよね。
きっとプラネタリウムみたいでキレイだろうね。
それにしても普段、イスラム建築なんて見る機会がないじゃないですか。
メスアールの中庭。
彼らのパターンの豊富さって、ほんまに感心するよね。
ツアーで一緒だったおばちゃんがパッチワークのパターンにするために写真を撮ってたけど、「なるほど!使える」と思ったよ。
あ、そうそう。
例の有名なライオンの噴水(ありゃ狛犬だよね?)は、修復中でライオンはおりませなんだわ。
行く前は「ま、記念に見ておきますか」なんて思ってたんだけど、こうやって写真を見返すともう少し細部まで見たくなったよ。
機会があったら是非また行きたいと思う。

そして、期待外れだったのが、ヘネラリーフェ庭園よ。
前にテレビで見て「なんてステキなところなの!」と思ったのに、実際行ってみたら、ただのキレイな庭でした。
映像の魔力に騙されたよ。ハハハ。
考えてみたら、私、庭だのお花だの、全然興味がなかったんだったわ。
感じるのはキレイ以上でも以下でもない、無粋なヤツです。
とにかく庭園なので歩くしかないんですけど、つまらんのですな。
この日はずっとバスで移動で2時間ほどしか歩いていないのに、お陰で10000歩を超えちゃったよ。

ヘトヘトになって宮殿の近くのホテルに戻って、ホテルで夕食。
ようやくマトモなものが出て来ました。(笑
ヤリイカの墨煮のライス添え(添えか?)です。
ただご飯がアルデンテならアルデンテでよかったんだけど、ところどころめっちゃ柔らかいご飯が混ざってて・・・
いわゆる日本で言う「かんちご飯」なんですよ。
これがちょっと気持ち悪い。
とは言え、イカは柔らかく美味しかったー。
まぁまぁ許せる範囲かなぁ。
もうハードルめっちゃ低いっっ!
日本だったら、文句の1つも言って皿を突き返すレベルなのにね。
ホホホ。
そうそう。
この日の夕飯のテーブルがさぁ、昼間ママとやり合ったメガネばあさんと一緒だったのよ~。
ママは食事の間中ずっと怖い顔をしてメガネばあさんを睨んでるの。
サブッ!
もうあんなしょうもないばあさん相手に怒るなや。
と言いながら、私もプチ意地悪をしてやった。(笑
何かね、メガネばあさんが頼んだオレンジジュースがグラスに並々と注がれてて、飲み切れなかったのよ。
そしたら、「部屋に持って帰りたいけど、言葉が出来ないから頼めない」と言うの。
もちろん目が私に「言ってくれ」と言っていた。
知るか、そんなこと私があんたにしてやる義理はないわい。
だから、わざとママ(同じものを頼んでてやっぱり飲みきれなかった)に
「ママ、部屋に持って帰る?もし、部屋で飲むんだったら給仕の人に頼んであげるよ」
ママが持って帰らないことはわかってたけど、メガネばあさんに聞こえるように言っちゃった。
あー、もう私ったら!めっちゃちっちゃい!
こんなちっちゃいことで溜飲を下げる私、情けない~。(笑


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



スペインに行って来たなり~ -3日目-






----------------

3日目
2011.11.20

午前中はバルセロナを出て南西100km弱の街、タラゴナへ。
地中海のリゾート地なんですなぁ。
海沿いにコンドミディアムが沢山建ってましたわ。
こういうこじんまりした街で老後を過ごせたら、どんなにいいだろう。
いやいや、そんなことは夢のまた夢ですな。(笑
タラゴナはローマ遺跡の沢山残る街で、つうか、遺跡の上に街が出来てるようです。
↓は銀行なんですけど、受付の壁がそのまま遺跡になってます。
わかりますか?
遺跡を残しつつ囲むように、部屋を作ったって感じなんですね。
「ええっ?こんなことしていいの?」と思いますが、あまりに数が多過ぎて発掘作業とかもしないそうですわ。
そらそうだわな、街全体を掘り返すなんて不可能だ。ハハハ。
もちろんローマ時代の競技場もあります。
ちっちゃいなーと思ったんだけど、これでも3万人収容出来るそうですよ。
なんつうか、遺跡もここまであると特別なものではないらしく、別の建物とくっ付いてるんですよ。
ほら、盆栽で松に梅が合体したみたいなヤツがあるじゃないですか。
あんな感じ。(笑
大聖堂は最初ロマネスク様式で建設が始まられたようなんですけど、途中でゴシックに変わったみたい。
私ね、帰ってから写真を見て気付いたんですけど、どうやら全体の写真に興味がないみたいです。
気になった細部の写真や天井の写真ばかりなのよね。
ふふふ、「いったい何が撮りたかった?」と突っ込みながら、写真を整理しています。
ま、ココはローマ遺跡の残るおっきい大聖堂のあるこじんまりした街、としておきましょうか。
オイオイ!一応世界遺産に登録されてます。

またまたバスに揺られて、今度はバレンシアへ。
まぁ、嫌になるくらい遠いですなぁ。
まずお昼はこんなものを食べました。
細くて短いパスタの入ったスープ、これがこの旅で一番ダメダメなものだったのよ~。
塩を一瓶放り込んだんじゃないかってくらい塩辛い。
コレ、もし分量の間違いじゃなかったら、毎日飲んでたら絶対に死ぬ。
こんなんあかんで。(笑
魚はまた鱸でした。うーん。
デザートのプディングは見かけは悪いけど、そう悪いもんじゃないの。
考えてみたら、全体を通してデザートは好き嫌いは別として、そんなに不味いものは出て来なかった気がする。

午後はバレンシア観光。
バレンシアと言えばオレンジ以外思い浮かばなくて、田舎町だと思ってたんだけど、中規模のいい雰囲気の街なんだねー。
まずは世界遺産ラ・ロンハ。
絹取引場で、その当時の羽振りの良さを感じる建物です。
礼拝堂や裁判所まで併設されております。
ねじれた柱はゴシックの特徴かしら。
天井がものすごくキレイだった。
もうねぇ、この辺りになってくると、皆一緒に見えてくるんだよね。
何を見ても、新鮮味がないつうかなんつうか。(恥
こんな写真が残っていたんだけど、私は何を撮りたかったんだろう?
たぶん、突き出てる人(?)を撮りたかったと思うんだけど、ズームにもせずに何がしたかったんだろう?
わからん。
わからんと言えば、コレ。↓
裏から撮ったカテドラル大聖堂かなぁ。
大聖堂にしてはしょぼいよねー。
間違ってたらすんません。(笑
カテドラル大聖堂はちょうど日曜日でミサが行われてて観光客は入れないはずだったんだけど、ミサ前の人の入れの合間にちょこちょこっと入って来ました。
じっくり見たかったけど、信者さんの邪魔をしてはいけないので急いで写真を撮ったらボケボケでしたわ。
確かココは最後の晩餐の聖杯があるところだと思うんだけど、まさかマリア様の下にあるのがそうじゃないよね?
さすがにんなわけないわなぁ。
もっとちゃんと写真を撮ってくればよかったー。
天井画は案外キレイに撮れてました。
に自慢げに見せたら、「そんなに古いもんじゃない」と。
もう~、興ざめするようなことを言わないでよぉぉ。
コレだから古いものを研究してる人は嫌よ。(笑
ビルヘン広場で珍しく記念撮影しています。
このおっちゃんは確か「川の神」だったと思うが・・・。
「『なんちゃら』やね」言われて、そのなんちゃらを忘れちゃったわ。
とにかく鳩に集られて気の毒なおっちゃんでした。
ハハハ。
そうそう。
パフォーマーの人がいたので、ママ「チップを入れて一緒に写真を撮ってもらいなよ」ゆうたら、
「そんなんしたくないわ」と最初嫌がっていたんですよ。
でも、同じツアーの人がさりげなくチップを入れて写真を撮ってるのを見て、ママの負けん気を刺激したらしく・・・。
チップを入れに行ってました。
もう、あんた、めっちゃわかりやすいヤツやなぁ。
内心、慣れないことにビビッてます。
ハハハ。
さすがに古い街、夕方の街並みはほんまにキレイやねー。
バルセロナやマドリードほどの都会じゃなくて、このくらいの規模の街、暮らしてみたいねー。
しばらく散歩に飽きない感じがするわ。

とバレンシアの街を精力的に散策して、ホテルに戻りました。
そして、部屋に入ってビックリ!
なんつうんでしょう、この配置。
ドアから入って、ベッドルームに行く間に右にトイレとバスタブ、シャワーブースがあって、左に洗面所とクローゼットよ。
一応、ベットルームと仕切る引き戸があるんだけど、廊下にバスタブが剥きだしに出てるのよ。
なんちゅう、アバンギャルドな配置やねん!

夕飯はホテルで食べたんだけど、これまた何とも・・・塩辛い。
↑デザートはスイカだったような気がするが、写真を撮り忘れた。
前菜はまた「わしはウサギかよ!」って量のサラダ。
私、決してマヨラーじゃないけど、この時ばかりはマヨネーズを持ち歩いていればよかった、とつくづく思ったよ。
日本のマヨネーズやドレッシングが恋しい~。
メインはチキンのバジルソース掛けにポテトフライの付け合せだったんだけど、チキンは身の中まで塩辛いのよ。
塩漬けにでもしてる?
ほんまにあんたら、どんだけ塩辛いもんが好きやねん。
はぁ、いよいよ朝ご飯しか食べられなくなって来ましたわ。
キツイ。


コメント ( 2 ) | Trackback ( )



スペインに行って来たなり~ -2日目-






----------------

2日目
2011.11.19

前日の夜遅くにホテルに着いてそのまま寝たんですけど、朝カーテンを開けてびっくり!
な・なんと!裏は共同墓地だったようです。
建物はどうやらお墓のマンションのようです。(笑
手前のお墓とマンションとどっちがお高いんでしょう。
が言うには、「手前のは所謂『無縁仏』のお墓なんじゃないか?」と。
私ゃ、手前の一戸建ては英雄や名士が入ってると思ったんだけどなぁ。
ま、そんなもんどっちでもええか。ハハハ。

朝ご飯はブッフェで特に珍しいものもなかったんですけど、ねぇやんは右の瓜みたいなのが「甘くて美味しかった」と言っておりました。
コレはなんざんしょうねー。
ツアーの方々とは実質ココで初顔合わせつうか、初めてお話をしました。
1人で参加してたおばちゃん(58歳)がね、今日の午後の予定を聞いて来たの。
このツアーの自由時間はこの日の午後のみで、あとはずっと観光が付いてるというものだったのね。
私達はその自由時間にモンセラットに行くオプショナルツアーを申し込んでたのよ。
だって、せっかくツアーに参加してるんだから、自分達で行くには大変なところに連れて行ってもらいたいじゃない?
黒マリアも見てみたかったしね。
だけど、おばちゃんはバルセロナの街をブラブラしたかったらしいの。
ツアーの中で2人組のおばちゃん達だけが自由行動をすることになってたんだけど、さすがにそこに「加えてくれ」とは言えなかったんだろうねー。
で、私達がバルセロナをブラブラするなら、「一緒に」と言おうと思ってたのよね。
そしたら、私達もモンセラットに行くつうもんだから、一気に私達に興味を失ったみたいで、それまで私達に向って話してたのに急に向きを変えてご飯を食べることに専念しだしたの。
↑その行動に移る前に一言なんか言えよ!
つまり自分達で街歩きも出来ない田舎もんには用がない、ということだったみたい。
何かめっちゃ感じ悪かったのよねー。
私はツアーに1人で参加する人は自分で何でも出来る人だと思ってたんだけど、どうやら「上手く人に頼れる人」が1人で参加するものなのね。
何だか先が思い遣られるのう。

朝食後はバルセロナの街を一望出来るモンジュイックの丘へ。
サグラダファミリアを背負い「プラムダファミリア」がハイチーズ。
ちょっとモヤっててたのが残念。
次はグエル公園
サントリーのCMのあそこです。(笑
いや、まぁ!あっちもこっちもすごい人でしたわ。
「上が広場になってて」と説明されたんだけど、私、どういう意味かよくわからなかったのね。
上まで上がってようやくわかりました。
つまり屋上に広場つうか、公園があるのね。
モザイクの冷たいけど座り心地のいいベンチが一杯並んでて、バルセロナの街が一望出来るところだったのねー。
単なる「建物」ってだけじゃなかったんだ。
って!かなーりアホなことを言ってます?
そして、あの有名なトカゲ。
人人人でマトモに写真なんか撮れません。(笑
皆あとで写真を見たら、「ふーん」ってなるに決まってるのにね。ハハ。
次はサグラダファミリア。
もちろん上まで上がる時間はありません。
地下の資料室と聖堂を見て終了。
そういやさぁ、ここは去年までは教会じゃなかったんだよねー。
初ミサが行われるまでは、タダの建設中だったつうことなんだね。
当たり前と言えば当たり前だけど、面白いよね。
建設中の建物がこんなにも人を集めるなんてね。
あ、スカイタワーもそうか。(笑

午前の観光はここで終了で、昼食は「マリーナ・モンチョス」つうお店で3種のパエリア。
細くて短いパスタのパエリアとイカ墨、魚介のパエリアでした。
あまりにも重いので、「じっとしてて」とは言えず、ボケボケの写真です。
どれも不味くはなかったけど、塩気がキツイのよ。
んでもって、「わしはウサギかよ!」てなくらい皿に山盛りのサラダが出てきた。(笑
ここではまだ余裕だったんだけど、食事の度にどんどんテンションが下がっていきます。

午後からはバルセロナからバスで1時間半くらいのモンセラットへ。
こんなところによーもこんなもん作りましたなぁ。
何や知らんけど、霊験あらたかなお山らしくてねー。
この修道院には少年合唱団もあるらしいけど、ウィーンみたいに対外的な活動はしなくて、ただただココで歌うだけみたい。
そう言われると、何だろうなぁ、高野山的雰囲気か!?
↑いやいや、全然違うだろ。
こう下界とは閉ざされた不思議な空間である感じ。
信者の方が何日も掛けて巡礼するみたいですよ。
山に沿って参道があったり、宿坊みたいなのも何軒かあるようでした。
ご本尊の(オイオイ!)の黒マリア様は特に病気を治す力をお持ちだそうでしてねぇ、私もしっかりお祈りしてきました。(笑
ツアーで一緒だった71歳のおばあちゃまが祈ってる姿、何だかご利益がありそうな気がするでしょ?ハハハ。
おばあちゃまは「私、お祈りして願いが叶っても、次に『お礼参り』にはもう来れないわ」と言ってらしたのね。
私、その言葉に異様に反応して、馬鹿笑いしちゃったよ。
お礼参りに来ておっ死んじゃったらシャレにならんわよねー。ハハハ。
黒マリア様が持ってる玉を直接触れるように穴が開いてるの。
まぁ、薬師さんと同じね。(笑
このマリア様、木製らしいんだけど、いいお顔をしてるでしょ?
で、このマリア様の裏が礼拝堂になってるのよ。
わかるかしら?
礼拝堂から上を見上げると、マリア様の後姿が見えると。
何やらココも今流行のパワースポットらしいんだけど、本当に「気」が出てる感じがするところよ。
中庭の真ん中で手を広げて天を仰げばより効果があるということで、ママねぇやんにやってもらいました。
さて、いい「気」を吸い込めたかしら。
修道院以外は何にもないところだけど、バスに酔いそうになりながらも来てよかったー。
もし、願いが叶ったら、絶対にお礼参りにまた来ますね。
そうそう。
ここの売店で見かけたこのお菓子、なんて言うのかなー?
直径10cm以上ありそうな巨大メレンゲ。
買って帰りたかったんだけど、壊れるのも湿気るのも嫌だったので断念したのよ。
ちょっと味見に買ってみればよかったなぁ。
重い蜂蜜を3本も買ったのに、何故アレが買えなかったのか。
アホだ~。

夕方バルセロナに戻って夕飯を食べて、その後はフラメンコショーを見に行きました。
もうねぇ、食事は記録に残すのも憚られる感じですわ。
パンにトマトとチーズが乗ったもの、前菜は焼き茄子とパプリカのマリネ。
メインは鱸のサフランソースにピラフが添えてあるもの。
鱸は臭いし、ピラフは油っぽくてなかなか入っていかないものでした。
4分の1も食べられず断念。
デザートはオレンジのムースでこれはまぁまぁイケて完食。
わたくし、初日にして海外で初めて日本食が恋しくなりました。
はぁ、今日のお店が特別不味かったと信じたい。
さ、気を取り直してお楽しみのフラメンコ、フラメンコ。
8時半からのショーで、入場したのが10分くらい前だったのかなー。
団体ということもあるし、ギリギリの入場だからさぁ、当然席は端っこの後ろだったのよ。
そしたら、私の隣に座った「朝の58歳の感じ悪いおばはん」がさぁ、
「何でこんなに後ろの席なのよっ!観光客だと思ってナメてんじゃないのぉぉ?」と怒って私に同意を求めてきたんですよ。
そんなんナメてるに決まってるやん、今更何言ってるの?
だいたいやねー、バルセロナでフラメンコを観せるお店自体観光客相手のお店だっつうの。
そんなに本場のフラメンコが観たいなら、セビーリャの夜中のタブラオに行きやがれ。
あまりにおばはんが五月蝿いから「前の席が空いてるようですので移られたらいかがですか?」
と一応アドバイスしたんですよ。
でも、一向に移動する気配はないし、それどころかいつまでも私の隣で文句をいい続けるんですよ。
さすがに頭に来て、ちょっと意地悪がしたくなったんですねぇ。ホホ。
ハイ、1人席を立って店員に「立ち見でもいいから正面で観させてくれ」と交渉に行きました。
もちろんわたくし、スペイン語も英語も満足に出来ませんのよ。
それでも、「自分がしたいことがあったら、自分の足と頭で動きやがれ!」とおばはんに見せたかったんですよ。(笑
ふふふ、店員は私に前の方の席を用意してくれました。
図らずもあのおばはんのお陰でゆっくりちゃんと観ることが出来ました。
我ながら嫌なヤツだなー、と思うわ。
おばはんも誘ってやればよかったことはわかってたんだけど、どうしてもしたくなかったのね。
↑あんたは子供かよ!
笑っちゃうのが、その後からのおばはんの態度。
どうやらおばはんの中で私は「付いて行ってもいい人」と判断が下されてようです。
わっかりやすなぁ。(呆
もちろん天邪鬼な私のこと、その後の対応はご想像にお任せします。
ホホホ。
そんなこんなで忙しい1日は終わりました。


コメント ( 0 ) | Trackback ( )



スペインに行って来ました-飛行機編-なり~






----------------

飛行機編


昨日の朝無事戻ってきました。
さすがにまだスーツケースは広げたままです。(笑
耳の調子が悪く、また風邪も引いたみたいで・・・
ドロドロですわ。ハハハ
やっぱりヨーロッパは遠いねぇ。
もう当分勘弁して欲しいですな。

ちゃっちゃと旅行記をUPしたいのですが、写真の整理も出来ておりませんのでとりあえず飛行機のことだけまとめておきます。
もうねぇ、毎回思うんだけど、セントレアの桜ラウンジは何とかならんもんでしょうかのう。
狭いし、食べ物(もちろん多くは期待してないけど)は寂しすぎるわ。
おにぎりが数種、お馴染み桜あんぱんにチーズ餡(だったけな?)のパンにクラッカーって!?
↑メロンパンに至っては、いつまでも補充されないまま札だけがあった。
もちろんフレッシュな果物もサラダもありません。
味噌汁もフリーズドライのが置いてあって自分で作るんですよ。
こりゃ、悲しくなりますよ。
旅行前にテンションダダ下がり。(笑
と言いながら、朝ご飯を食べてなかったのでこんなものを頂きました。
我ながら、意地汚いと思います。ホホホ。

さて、機内の食事。
まずお昼(かなー)はこんな感じ。
サーブされたスープは、アスパラのスープ。
ちょっと塩っぱかったけど、まぁまぁ美味しい。
あと例の固まった蕎麦にサラダ、チーズ2種。
実は私、あの固まった蕎麦、嫌いじゃないんだよねー。
アレ、美味しくないのはわかってるけど、つい食べちゃいません?(笑
ねぇやんの分も食べちゃった。(笑
↑ねぇやんはアレを忌み嫌ってるらしい。
前菜はサーモンと鯛のカルパッチョ。
うーーーん、コレは何とも言えんですな。
不味くて食べられんものでもないし、特別言うこともないですな。
チーズはブルーとエダムの熟成させたものだったかなー、コレは美味しかったので全部食べました。
ただパンがどれも美味しくないのはキツかったわ~。
クラッカーもフィンランドの茶色いふすまのヤツだったのよぉぉぉ。
私、アレ苦手なのよね。
さっきの桜ラウンジで盗んで来たらよかったかのう。ホホホ。
メインはラインナップを聞いて、私はパスしました。
ねぇやんママが前に置いてもらってたのはこんな感じのもの。
よーわからんけど、美味しそうじゃないでしょ?
もちろん、彼女達も見ただけで下げてもらってました。
ハハハ。
私は飛行機の中でいらんものを食べることは絶対にしません。
だって動きもしないのに、入れて苦しくなるのは嫌じゃないですか。
だから、デザートにハーゲンダッツがあってめっちゃ食べたかったけど、グッと我慢しましたよ。
お腹が空くのも辛いけど、一杯で詰まってる感じもまた辛いんだもん。
ええ、わたくし、飛行機の中だけは意地汚くないんですよ。
で、次の食事は何に当たったのかな、軽食なのかな。
麺とサラダが選べたので、サラダを選択。
こら、サラダですわね。(笑
麺は焼きそばでええニオイがして、隣の人が食べてるのがめっちゃ美味しそうに見えました。
でも、きっと食べたら、後悔してたと思う。ハハハ。
シナボン(フィンランドでも日常的に食べられるものらしい)が途中で配られたんだけど、アメリカのシナボンを期待してた私は大きく外されました。
甘くないシナボンはシナボンじゃないよ~。
あ、同じく途中で配られたマンダリンオレンジは剥くのが面倒だったけど、めっちゃ美味しかったなぁ。
行きの食事はこんな感じかなー。

席はこんな感じでした。
150度くらいまでいくのかなぁ。
前後のピッチはいいんだけど、幅が狭かったな。
2席が3列並んでる配置だった。
私さぁ、いつも思うんだけど、そら何度倒れるかゆうのも重要だけど、足の方だけ何度か上げる機能が付いてればいいのになーって。
浮腫むから足だけ上に上げたいんだけど、前のシートには届かないし出来ないでしょ?
↑またありがたい(?)ことに行きも帰りも一番前だったの。
アレ、結構辛いのよね。

なーんて、文句を言ってたけど、ヘルシンキからバルセロナまで(エコノミー)飛行機に乗ってみてここが天国だったことを知ったわ。(笑
狭いのも辛かったけど、配られた食事はうら寂しいものだったわ。
不味い美味しい以前に開けるのも憚られる感じでしょ?
もちろん我らは賢いのでこんなこともあろうかと、セントレアで買って行った天むすを広げましたよ。
後で仲良くなった同じツアーの人から、「あの人達、何食べてるの?」と羨望の眼差しを受けていたらしい。
↑ラウンジでおにぎりを盗んで行ってそれを食べてたと思ってたらしい。
ふふふ、備えあれば憂いナシよ。
帰りのエコノミー区間も行きのことを踏まえて、ホテルの朝ご飯のブッフェでオレンジやらチーズやらパンをもらって乗り込みました。
そしたら、同じツアーであまり仲良くなかったおばちゃんが後ろから
「オレンジのニオイがするわ!あの人達、何食べてるの?ズルイわ」
と大騒ぎよ。
お前はアホか!
ちったあ学習しろよな。
行きのアレを見て、帰りも同じようになるとは思わなかったのか?
人のことを「ズルイ」ゆう前に自分のアホさを反省しろよな。
ったく、勘違いするんじゃないよ。
とんまは許すけど、そのとんま故に被った不利益を「ズルイ」なんて言葉で他人を攻撃するな。
ボケェ~!!例え捨てても分けてやるもんか。
私も底意地が悪いでしょ?ホホホ。

帰りのヘルシンキから名古屋の機内食はこんな感じです。
ディナーになるのかな。
きのこのスープです。
これは文句なしに美味しかったですよ。
お代わりが欲しかったくらい。
前菜はコレ。
魚の佃煮みたいなのは食べてません。
想像するにたぶん苦手な味だと思います。
真ん中の数の子とサワークリームのヤツは私の大好きなもので、ねぇやんの分まで食べました。
もちろん固まった蕎麦もね。ふふふ。
チーズを完食したらもうお腹一杯で、メインはまたパス。
ママが食べたラザニアは美味しかったらしい。
私は食べないものを前に置かれるのも嫌だから断るけど、ママは食べられるかどうかわからなくてもとりあえずもらうタイプなんだよね。(笑
デザートはラズベリーのムースだったけど、これもパスでオレンジと葡萄を少し頂きましたわ。
オレンジが美味しかったんだよねー。
朝ご飯はオムレツみたいでした。
というのも、私達は食べなかったのでわかりません。
↑同じツアーだった71歳のおばあちゃんは、しっかり食べててびっくり!
私は朝は食べないし、さすがのママも起き抜けには食べられないみたいで、断ってジュースだけもらってましたわ。
あ、そうそう。
飛行機の中のコーヒーって、激マズじゃないですか。
それがねぇ、エスプレッソが結構イケたのよ。
これにはびっくりしましたわ。
気圧の関係でエスプレッソは美味しく淹れられるのかなぁ。
朝からコーヒーカップにエスプレッソ2杯も飲んじゃったよ。
わざわざ「コーヒーカップに並々と入れてくれ」と頼んだのだ。(笑

ふふふ、無理に朝ご飯を食べて、お楽しみを減らしたくなかったのよね。
代休を取って迎えに来てくれてたと合流して「鈴波」で少し早い昼食を食べようと目論んでたの。
とろろご飯の付いたセットのお魚を銀だらに変更してもらって、旅の〆のご飯となりました。
あー、やっぱり日本はいいなぁ。
日本って、不味いものにも「限度」つうものがありません?
どこに入っても不味くて口に入っていかないお店って、そうない気がするんです。
つくづく日本って国に生まれてよかったと思うわ。
旅行中の食事があまりに酷かったのか?って!?
ハハハ。
わたくし、久しぶりにひもじい思いをしましたですよ。
また旅行中のことは追々UPしますね。


コメント ( 4 ) | Trackback ( )