すぎちゃんの話
彼女とは高校1年生の時に、隣の席になったのがきっかけで 仲良くなり今も続いている。 2人して勉強もせず、しょうもない「小悪」ばかりをして高校生活を 送った。 卒業写真の「教室風景」には2人の姿はない。 何故かと言うと・・・ 2人して(別のクラスだった)自分達の机を先生の教卓の下に隠し、 (先生は空いてる机を欠席とみなし、出席は取らなかった。故に机がないと出席したことになるのである)、 名古屋に買い物に行っていたのだった。 卒業写真に自分達の姿がないのには気づいた私達は 「なんで、私達の写真がないねん!」と騒いだ。 当然同級生から「おまえら授業サボってたやん!」 と突っ込まれたのは言うまでもない。 さぼったことすら忘れて、自分たちが載ってないことに対して怒る私達。 相当ゆるかったとみえる。トホホな話である。 そんな私達もいまや立派な大人(?)になり、彼女は娘の通う小学校のボランティアをしている。 この頃、つくづく思う。「若気の至り」って続くもんじゃないなって。 しょうもないことばかりしてたあの時間。 だけど、一番に思い出す大切な時間。 彼女のお陰でそんな時間を持てたこと、感謝してる。
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