宇ち中
宇ち多゛中毒のページ




2006/04/20
(続き)
栄寿司は木曜定休。ほかにもお休みのお店が多いのですが、もともと立石仲見世商店街は木曜日が一斉定休日だったとのこと。以前は宇ち多゛も木曜定休(今は日曜定休)だったそうです。というのを以前、宇ち多゛で並んでいるときに30年来の常連さんから伺ったことを思い出しつつ、蘭州へ向かいます。今日は昼から宇ち多゛→蘭州コースに決めていたので、迷わず直行です。



19:20過ぎ、こんばんはーと入店します。店内は手前カウンターに親子二人、そして奥のテーブルには4人ほどの団体客がこの時間から大盛りあがり。そしてカウンターの右袖の位置で親父さんが食事中でした。厨房では奥さんと、そして今日は娘さんが立ってます。昨年、休業中の10月に偶然お店を開けて空気の入れ換えをしている親父さんに遭遇したとき、娘さんも一緒でしたがそのとき以来です。あったかい紹興酒(300円)と水餃子(300円)をお願いしますと注文すると、娘さんが紹興酒を温めてくれました。そんな娘さんを、カウンターで食事をしながら親父さんが心配そうに見守ります。そしてちょうどいい頃合いというところで、親父さんがおもむろに立ち上がるとあたたまった紹興酒をグラスに注いでくれました。



無言でタイミングを教えているのでしょうか。温かい紹興酒と、温かい光景に心も温まります。そして、奥さんの作った水餃子を娘さんが沸騰した鍋へ入れると、しばらくして親父さんが、またもや無言で立ち上がり鍋へ温度調整のための水を入れます。そんな様子を娘さんも、しっかり真剣に見ていると言うよりは、なんとなく雰囲気でつかんでいるといった感じ。そして3人前の水餃子がゆであがり、娘さんが1人前の餃子の数を数えながらお皿によそって出してくれました。



今まで数えたこと無かったけど、1人前10個なんですね。しかし相変わらずもちもちぷりぷり。中からじゅわっと肉汁が出てきます。一個一個、感激しながらいただきました。カウンターの中では、焼き餃子の仕上げの工程を親父さんと娘さん二人でやってます。そんな光景をにんまりと眺めながら、水餃子を平らげごちそうさまをします。将来は、このお店を継いで親父さんの絶品餃子も継承してくれるといいなぁと思いつつ、19:40頃立石を後にしました。
(おわり)


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