ピアニスラー

ゴールド・フィンガー、ハイパー・ピアニスト矢沢朋子のブログ

無知は罪

2018年02月11日 | ペット

 

自治会、町内会レベルで取り組まないとなかなか進展しない問題

「猫にエサやらないで 増えるしクサくて」と猫嫌いの住民に言われた猫好きが、隠れてコソコソあげて、結局増えて問題が拡大したり、抱え込んでしまって「多頭飼育崩壊現場」の家となって、やはり社会問題となってしまう。

 

先日と言っても7匹避妊手術する前のこと:

「こんなに猫が来ないようにして家の前にいられるとイヤだしクサくて」と文句言われたので、

 

「このコたちはあっちに10匹で捨てられていて、子猫がすでに2匹餓死したんです。今、餌付けして触れるようになった子から順番に手術してるので、ちょっと待って下さいね。手術しちゃえばオシッコの臭いもしなくなるし、ウンチは拾ってゴミに出せばいいし」

 

と説明したんですが、「ウチの花壇(とは言えない荒れた何も植わってない土)にウンチされたんですよ」とお怒りのようだったので、「あーじゃあ、今度見て拾っておきますね」と言ったら、今度は恐縮したように「そんなことしてくれなくても、猫が来なければいいんです

というように、ヒト(←ヤザワ)の話は聞かないで、自分の言いたいことだけ言うんです。

 

「今、手術してクサくしないために餌付けしてるんですよ?そんなこと言ってたら、この辺・猫だらけになっちゃって、もっとクサくなって大変なことになりますよ」と、私もだんだん口調が強くなっていって・・

 

「じゃあ、それでウンチしないですか」と聞かれるに及んで・ついに

「自分だってしてるくせに。人間のなんか猫のよりずっと大きくてクサいですよ。トイレで流してるからってそんなこと言って」と言ったら、『鳩が豆鉄砲』というヤツかな?という顔をして退散したのでした。

 

ちなみに、そこの飼い犬が・また超絶・感じ悪い犬で、ノエルに噛み付いて追いかけ回したこともあるんですよ。「ああ飼い主そっくりで感じ悪い犬」と当時も思ったものだった。あまりに吠えてうるさいので、駐車場経営の実家に引き取られたんだけど、その実家でも狂犬のように吠えまくってるんです。

 

犬の行儀が悪くても、ドッグトレーナーに訓練させたりする費用は惜しいらしく、「どうしたらいいですかねもう困って・・」と、ノエル、ライトとイイ子に育ててるヤザワに相談だけはする。外猫のことにヤザワが取り組んでると知って、ついでに自分の犬の事も聞いてきたわけだ。この人に以前、「ピアノの音、聞こえます?うるさくないですか?」と聞いた時にも:「他の人はお金払って聞いてるのに、私たちはタダで聞けてるからいいですよ」という返事をされて、別に嬉しくなかったことを思い出した。言う事全てがセコくてセンスがないの。

 

厚かましーオバさんだとは思うけど、ちょうどオマケでもらった犬おやつがあったので、それを差し上げて:「お客さんが来て吠えたら、おやつをあげて注意をそらすんです。何回も根気よくやって『お客さんが来るとおやつがもらえる』と思うようになればイイ子になりますよ」とアドヴァイスをしたんですが・・

 

後日

どうぶつ基金 から取り寄せた「猫にかたづけは出来にゃい」というポスターとか、「命を捨てないで」ポスターやら「桜猫手術」のパンフを、自治会の掲示板に貼って、そのウルサいオバさんにもあげようとしたら・・

 

「もう今、猫いないですよもういいです」と言うので、

「いや、いるんですけど、臭いがしなくなったのと鳴かなくなったのと群れなくなったんです。手術をするとこうなるんです。みんな耳カットされて、このへんの地域猫になってます。啓蒙のためにポスターを貼りたいし、パンフを見て下さい」

 

と言って渡たそうとした時、「そういえばワンちゃんの様子はどうですか?」と聞いてみたら、「ああ。これも返します。やっぱり無理」と言って、封を切ってないおやつを返されたのでした。「猫も関係ないから」と、最初、パンフも受け取り拒否しようとして。

 

やっぱりココロも気持ちも通じないヒトなんだなーとは思いつつ、「ナニがどうダメなんですか?」と聞いてみれば、5人姉妹の中の1人の妹が見張りの時だけ狂犬に変身するので、いつもはいい子だけど、その妹との時だけがダメなんだそう。そしてその妹の悪口を言うのでした。「あの妹に言っても無駄だから」と。

    

いつもならそこで「ああそうですか」で打ち切るんですが、今回は地域猫のこともあるしで、このババァ少し教育したれという気持ちになり、珍しく年配に説法をしてみました(キレました

 

「ワタシはアナタが『困ってる』と電話してきて、トレーナーを教えても・食い下がって電話を切らないから、おやつまであげて・色々と教えて差し上げたんですよ?それで、その失礼なもの言いは何ですか?そんなだから犬も飼い主に似て、狂犬のように吠えるんですよトレーニングをやる気がないなら、声帯除去という手術もあるんですよそれなら声が出なくなるから静かになりますよ

と・動物愛護家にあるまじき発言をしたら、さすがに「ええぇそこまで・・」と青ざめて震えてているので:

 

「ワタシ(←ヤザワ)もそういうことをしたり、猫を殺すのがイヤだから時間がかかっても餌付けして、手術してるんですよ」「だからあれから文句言ってないじゃないですか」「あなたの犬は狂犬みたいで感じ悪い。あなたの考え方がおかしいからです。1円も払わないで手間もかけないで『猫はこっちに来るな』とか『犬は吠えるな』というのは無理なんですよ分かりますか

  

やはり住人同士がこうなる前に、町内会とかで「地域猫について」の話し合いというか勉強会をするべきなんですよね。猫は「てびち」の骨は食べないとか。ケンチキの骨も食べ切れなくて生ゴミなんだとか。猫カリカリとか缶詰をあげたいヒトは隠れずにあげて、お皿やらは片付けて。お金と時間があれば手術もして。なければ自治会でも「どうぶつ基金」や市役所の地域猫無料避妊・去勢手術を利用したり。

 

観察してると、ゴハンをあげる人たちは、伴侶に先立たれて子どもは独立した独り暮らしの老人だったり、生活保護?というような感じのヒトもいるんです。趣味とか交友関係もなさ気で、猫が癒しでもあり楽しみでもあるわけです。

 孤独な人たちを、地域の人が気にかけてる様子は全くなく、そういう点では東京と変わらない

 

こういう人たちの楽しみを奪わずに、共存していく方法を取り入れないと。

 

「自分たちさえ良ければイイ」で世の中は酷いことになってるから。

 

以前、近所に公務員を定年退職した鍼灸師がいて、けっこーツボに刺してくれてたんだけど、自宅兼治療院の花壇に「猫がウンチをしたら、殺虫剤をウンチにふりかける」と言うので、

 

「なんで拾って捨てないんですか?」と聞いたら:「なんで私が猫のウンチなんか拾わなくてはならないんですか」と聞き返されたので、

「だって自分の花壇に殺虫剤撒き散らすよりは土壌汚染がないじゃないですか?その殺虫剤が雨で流れて今度は海に行って公害になるんですよ?」

と言ったら「ウンチする猫が悪い」とやはり怒っていて、花壇で音がすると、治療中にも関わらず血相を変えて飛び出して行って猫を追い払うので、すっかりうんざりして行かなくなってしまいました。腕は悪くなかったけど、殺虫剤を買わせるお金を払いに行くのも公害に加担する気がして。

 

だいたい公務員だったんだから、定年後に少しは地域貢献しなよとも思ったなー

 

同じように、公立大学に通う学生にも地域貢献をさせる時間があったほうがいい。日本はあまりにも社会貢献の意識が低すぎるとは常々感じています。これがアメリカなら、必ず奨学金の出資者との面会があったりして、「こういうサポートがあって自分が今勉強出来ているのか」ということを強く自覚させられて無駄な嫉妬をしなくなる。それが将来のボランティア活動に積極的な社会人を作る土壌となっているんです。

 

「自分の力で生きていけない人を、税金などで国がサポートするべきでない」と考える日本人は3人に1人で、これは先進国の中でも群を抜いた「冷たい国民」なんです。他のフランスとかは100人のうち8人くらいしか、そんな風には考えてないから。アメリカでも12%くらい。30%以上の日本人という人種は、もう冷血なわけですよ。

 

自分たちで自分たちの国を暮らしにくく、生きづらくしてる。

 

ちょっとのお金と愛があれば足りるんです

 

 

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