年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

梅干 着色

2006年03月02日 | 趣味としての漬物
梅干と保存料
最近、梅干の通信販売等の宣伝で、梅干に着色は使用しておりません。というのがある。
梅干は江戸時代からシソを使って、赤く染めていて、今は合成着色料の許可がなされていて使用している。
元禄時代の文献・本朝食鑑に梅の実とシソの葉を一緒に塩蔵すると汁は赤くなると記されている。当時から梅を着色するためにシソが使われている。
日露戦争が始まると、軍需用としても梅干の需要が伸び、白いご飯の真ん中に赤く染めた梅干をいれ、日の丸(日章旗)に見立た。「日の丸弁当」の呼び名は、この頃生まれた言葉のようです。急に売れたので、シソで赤く染めるのが間に合わなく、合成着色料を使用したと思われます。赤くなければ日の丸になりません。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする