年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

リセットデ-

2014年12月31日 | 築地市場にて

大晦日の築地場外市場を散歩したい。来年はラスト築地ということで混む予感がしている。

まだまだ混んでいる築地場外市場のはずれの波除神社に参拝して今年の困難をクリアしつつある状況を感謝して終わりたい。波除神社は震災以後、津波よけの神社として注目されていた。多分豊洲へ築地市場が移転しても神社はここに残るだろう。

 何時も何があるかわからない。ナッツの配り方で逮捕されるとは人生はわからない。マア、何とか今年が終わりそうだ。

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落ち目となると

2014年12月30日 | 築地市場にて

 

消えてゆく産業に身をおいていると今のロシアや一時の夕張市民の立場がよく理解できる。長い低迷で打つ手が悪手になり、冷静さを失って、不適切な行動がさらに悪化を加速さえる。

 漬物原料原産地が決定してから(最初の加工食品表示の中で表示を義務とした。)、国産漬物が有利となると思われたがそれは高収入の人達の声で実際は味より価格を気にする多数派である消費者の選択に低価格の漬物が売り場に増えた。国産品を好む人達は低価格の漬物(中国品)しか選択の余地がなくなり不満が募り低品質となった漬物離れを促進した。長期保存が出来るように限界まで加熱殺菌した漬物がおいしいはずは無い。あるメ-カ-は国内工場で作った漬物が賞味期限が3ヶ月程度であるのに対して中国製造の同ブランドが10ヶ月以上というのがある。安い業務用食品の中国製造は賞味期限が1年以上あるものが多い。これは缶詰食品と同じである。グルメの国のフランスで缶詰製造の基本技術は発券されたが缶詰が発達したのはイギリスとかアメリカである。つまり味より価格、量をを優先する国が缶詰を発達させた。日本は比較的味にこだわる国だがそれに反する食品はいづれ落ちぶれる。

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年内最後の雨

2014年12月29日 | 築地市場にて

 

雨の対応に追われる。前日より天気予報を信じて、雨対策で商品の漬物で外に出さねばならないものにラップまきをして裾に跳ねかえる水濡れを避ける。上部はブル-シ-トで覆う。風除けにプラパレットを載せる。

 露天商に近い作業をする。これも思い出に変わるのは何時のことだろうか。今のところ小雨で大雨の兆候はないようだ。今日のセリ止めで、後は残務整理となる。こっちはまだ終わらない。遅れた仕事をこなすだけである。

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返品文化

2014年12月28日 | 築地市場にて

 

日本でも贈答品を返品交換する文化が始まりつつあるがアメリカほどでもないようである。

漬物が野菜の加工品であることを忘れることがある。野菜が豊富となり過剰により価格暴落時に漬物加工として利用されてきた歴史があった。今年は年末野菜の暴落でイマイチ荷動きが悪い。食べ物の好みの変化が激しい。塩麹のブ-ムも落ち着いてしまったようだ。今は減りつつある漬物業も見直される時期もあるだろうが.今はわからない。加工された漬物が需要の変化で再加工されることも罪悪視される時代となったようだ。

明日は雨か

 

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値上げの春へ ショウガない

2014年12月27日 | 築地市場にて

値上げの春へ

為替が1ドル120円台で安定してきたようだ。銀行の人達の予想も円高の声は聞こえない。原油の安さが気になるが中国原料頼み漬物原料では中国農民の生活向上によって産地の価格が下がることはないだろう。為替が円安では値上げをしなければいけないようだ。節目の100円を越したら低価格漬物の魅力がなくなるので当分は量目を減らして対応するが消費者に目くらましが通じるのだろうか。回転が悪くなる中国産漬物製品も輸入量が減り欠品も増える。いくら賞味期限が長くても回転が悪ければ取り扱い店舗がへる。タイ、中国が原料産地となっているショウガはインド景気の好調とインド国内の天候不順によって、インド人が安定して生産している中国に買い付けに向かっているという。日中関係で産地情報を交換していた時代は終わりつつある。

 ショウガ漬けの販売価格を見るとバブル期の値段になりつつある。

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白菜の6割安

2014年12月26日 | 築地市場にて

 

年末の野菜価格報道で白菜が例年より6割安、大根が2割安という。韓国嫌いがキムチの売れ行き不振となり、キムチ鍋の販売促進もない。従って店舗で購入するキムチ客は必要な人しか購入せず、献立を決めていない人を誘導するパワ-が少ない。売れ行き不振がキムチ売り場の縮小を招き、さらに品目も減る。白菜がちょっと豊作になり価格が安くなっても、高齢者の需要が多い漬物は量を増やしても消費を拡大できないでいる。今年の白菜価格の低迷は韓国嫌いの影響が少しはあったといえる。食品が円安で次々上がる時期に安い米の消費拡大をどうして推進しないのだろうか。

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青と白

2014年12月25日 | 築地市場にて

 

年末の築地はブル-シートで覆われた荷物が目立つ。過入荷した荷物が路上まであふれる。これも30日には捌けて年内の混乱が終わる。青果部のブル-シ-トが目立つが、水産部は屋根で覆われていて気がつかないが発砲スチロ-ルの白だろう。戻ってきた発泡スチロ-ルの山はかなりの高さとなる。再び出戻る発泡もあるが大部分は溶かされて園芸関係の原料となるようだ。

 ブル-シ-トは消耗品で被災地の風景と重なる。どうしてブル-なのだろうか。

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年末の怪我

2014年12月23日 | 築地市場にて

 

作業中、紐に引っかかって転んだ。かばった左手の親指がはれている。困ったもんだ。年寄は小さな事故でも怪我の直りが悪い。今日が年内最後の休みだが休む余裕がない。築地を訪問する観光客も多く、特に大声で話す中国人が目立つ。選挙後、朝日新聞を攻撃する街宣車が少なくなったようだ。築地の内外の渋滞も激しくなったが昔の混雑を知っている者にとっては渋滞と思わない。物の動かし方も変わったが中で働いている人が年をとったようだ。

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鶴の首のような狭さ

2014年12月22日 | 築地市場にて

 

築地市場の入り口の一つである青果門は一昔前の鉄道遺跡によって、トラック輸送に都合の悪い形となって、夜間に荷卸する車によって、場内に入る車がせき止められ渋滞が出来る。その時場内の奥は異常に静かとなる。時が止まったような感じがする。例えればフォ-ク並びの行列が根元で詰まっているので先に進まないこと似ている。あと10日事故もなく、晴れて新年になって欲しい。

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年内最後の雨だったら

2014年12月21日 | 築地市場にて

 

これから年明けのための荷物が大量に入荷する。雨は仕事の妨げで効率も悪い。今年の入荷のピークは27日となるだろう。配送のトラック運転手の不足が次第に現れているようだ。築地のヤマトや佐川の人達に見慣れない初心者が増えるのもこの時期でもある。昨日の雨が年内最後の雨だったら助かる。週間予報では27日まで何とかなりそうだ。

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年末寒波の怖さ

2014年12月20日 | 宅老のグチ

今年最後の入荷の準備が始まっている。日本各地に大雪の被害が出ているようだ。今週末から正月の荷物が発送される。25日までに届いて正月の食卓を賑わすという。この時期道路が雪による障害で遅れると欠品騒動となる。

 週間天気予報がまだ全部出ていないのでわからないが東京は年内晴れて欲しい。しかし東京が晴れると雪の地域が多いことになる。

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Xデ-の噂

2014年12月19日 | 築地市場にて

 

食品関係の信用情報の会社と話す。28年11月上旬の移転日が3日を中心とした臨時休市という。こちらの予想では10月の仲卸の人達の業務請求事務があるので限りなく中旬に近い日になると予想する。つまり11月第二週と考える。692日後が11月10日なる。700日を既に割っている。この二年で何が起こるのだろうか。

 引越し業者が活躍するといっていたが既存の机等は単なる移転でなく廃棄とするところは新品、新古品の購入で対応するところがあるので引越し需要は比較的少ないだろう。不要な机等は東京都がごみ処分として扱うようで現状復帰義務がないので気楽である。当人にとっても不要な品も外部の人にとって骨董価値がある品もあるかもしれない。何しろ80年の歴史が詰まっている。

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築地市場は欲恩園の跡地

2014年12月18日 | 福神漬

平成28年11月上旬の引越しということであとの時間が決まった。そのあと更地にするのだが隠れた難問があるかもしれない・。 

寛政の改革をした松平定信が引退後暮らしたという、欲恩園は今の築地市場の下にあった。

ナポレオンのことを缶詰の関連で今調べているといつの間にか日本に於けるフランス語の始まりを調べるようになった。村上英俊。築地付近に住んでいたこともあったようだ。

 今の栃木県の街道の医者の子として生まれ、複雑な経緯を経て、日本で始めてのフランス語辞書を作った人となった。この村上に慶応3年花香恭次郎がフランス語を習っていた。

 村上英俊の父は地方医者の生活を捨て、江戸に出た。18歳になった村上英俊は宇田川榕菴に蘭学を学んだという。英俊の父は街道の人からの情報で蘭医が興隆していることを知り、江戸で子供を蘭医にするべく行動をとった。

 宇田川榕菴は三菱東京UFJ銀行築地支店のところにあった蘭医桂川家に出入りしていた。築地周辺は江戸に於ける蘭学の中心でもあった。

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朝ガソリンが139円だったが夕方136円になっていた

2014年12月17日 | 宅老のグチ

 

為替と原油の変動が激しく動いている。東京でガソリン価格が136円ということは地域によって120円台のガソリンもありうる。

年明け後漬物価格が為替と原料産地である中国の人件費高騰による大幅な値上げが予定されている。多くは価格を上げることだが中には量目を減らすものがある。ショウガの価格改定は驚く。インドの購買力が日本を上回り、中国、タイからショウガを高価格で買い付けているという。日本の我が儘な漬物業者の意向には沿わなくなったようだ。品質規格にうるさく、さらに日本業者の低価格のオファ-では規格がうるさくないインドの業者に売るのも当然かもしれない。

 日本の人しか食べない漬物が国際経済の影響があるとは40円年前には想像できないことだった。今では誰でも当然のように営業が話している。

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銀行の人の年末の挨拶

2014年12月16日 | 築地市場にて

 

築地市場内の小口の取引を主な仕事をしている銀行の支店長が年末の挨拶にきた。どうやらまだ具体的な移転の日程は知らないようだ。こちらの方針として豊洲市場が完成してから、下見をしてそれから移転の設備を考えると伝えた。簡単に言うと青果は屋根さえあれば何とかなる。ただ水産は衛生の点でそうは行かないだろう。

 日程が決定するまで動いても建築には知識の少ない築地の人にとって設計図を読めない人にとっては考える必要が少ない。建物が完成し、下見をしてから動くしかないように思える。

 様々な儀式ともいえる法的な諸問題をクリアしつつ一日があっという間に過ぎ去ってゆく。

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