年寄りの漬物歴史散歩

 東京つけもの史 政治経済に翻弄される
漬物という食品につながるエピソ-ド

正宗 清酒(すみさけ・せいしゅ?)

2006年03月07日 | 宅老のグチ
“櫻正宗”は寛永二年(1625年)に池田荒牧村(現・大阪府池田市)に創醸しておよそ400年、“正宗”ブランドの発祥の日本酒製造会社です。
沢庵和尚の生存の時代とは異なるのですが茶の湯の大徳寺(臨済宗)と関係あるのでしょうか。
 創業享保十二年(1717年)の「桜正宗」は、六代目当主山邑太左衛門が、
西宮に灘の酒の宮水を発見したことでも知られています。“正宗”ブランドは仏教の経典『臨済正宗』(りんざいせいしゅう)にちなんだもので、正宗と清酒のゴロが似ているからつけられたものですが、全国に正宗の名をつける酒蔵が増え、明治十七年に政府は「正宗」の商標権登録を退け、正宗を普通名詞扱いとしたため”櫻正宗”のブランドにしました。
 現代でも商品の名前に“ダジャレ”のようなものがあります。当時として、臨済正宗はどんな言葉として取られていたのでしょうか?資料がないので何ともいえませんが高級感を演出する意図が感じます。茶の湯の大徳寺(臨済宗)は文化人、朝廷、武士の茶会政治のブランドです。
 茶道は飲酒戒のある仏教(臨済宗)と日本酒を結びつけた。茶事の会席料理は酒がつく。香の物の沢庵漬(=酒造の廃棄物で作った漬物)は日本を代表とする漬物となった。
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