どうやら豊洲行きは伸びそうで、建て替えまではいきそうにもない。すでに使った税金は5000億円になる。建て替えとなるとまた10年延びるだろう。やはりジンクスは残っていた。ＩＴの時代でもっとも縁遠い築地市場が衰退することは必死だろう。中国等の勢いで買い負けの日本は水産物価格の高騰で市場機能の必要性が弱くなるだろう。
お盆前に豊洲へ寄ったがまだ工事中でかなり遅れていた。完工していないので内部のことを見れない不満があった。自力引越しを考える築地の人たちにはゼネコンの仕切りに対する不満がある。
長崎奉行の歴史－苦悩する官僚エリート木村直樹／著
このごろ政治と食品の関係ある事例が増えていると感じる。昔のたくわん漬もこの点から見たほうが良いようだ。最近ではキムチの売れ行きが日韓関係が険悪になると見事に影響された。しかし数字的には日本の漬物業者の対応で見た目の数字は動いていないようだが国産原料使用とかの表示に切り替えて、韓国産ではないと強調し、販売額を維持した。然し韓国の貿易統計では数字が悪くなったことを示し、中国からのキムチ輸入が、日本向け輸出を上回りキムチ貿易収支は赤字となったようだ。
長崎奉行の歴史は江戸中期以降の日本砂糖需要のことを知らないといけないようだ。
明日は荒れそうなので今日の入荷が多い。気になるのは北海道産の土もの野菜の入荷が多い気がする。先高感があるのだろうか。今日は為替が動きそうだ。円安へ。
ネット系の引越しの確認をする。午後より保険会社と豊洲の施設の保険料の相談。引っ越し応援人の事故も考えて設定を依頼する。隣の会社は今日より冷蔵庫の工事が始まる。当社は１２日より。机の選定が始まる。今度の築地の引っ越しは現状回復義務がないので新品の事務机を買った方が安い。
二昔前，築地市場の中のタ－レ－走行による排気ガスの汚染は環七大和町交差点より汚染されていた。その時でも水産物に汚染が入って都民の健康に害があって東京都が訴えられたことはなかった。そののちタ－レ－の電動化が進み今ではきれいになったがまた数値では豊洲で検出された数値より築地市場内のほうが汚染されているようだ。
そもそも豊洲の汚染問題は食の安心安全の問題でなく、一日中閉鎖された市場で働く人の健康問題であって、土壌汚染を除去する必要はなく上げ底の施設を作ればよかったと思う。結局利益を得たのは汚染除去工事をした業者かも知れない。
台風予報の中の築地は静か。昨日から気温が下がって２２度位となっている。過ごしやすい。天候不順で秋野菜は高止まりになりそうだが果物が西日本の方で晴れ続きで安そうだ。野菜が高い時は果物が安い。財布の青果にさける費用が一定かもしれない。水産物は中国の人に買い負けて居るようだ。
どうなるかは解らないが日本橋から築地に来た時も不安だったと記録がある。晴天の日が多い１１月でも引っ越し日は雨だろう。
長崎奉行の本を読んでいるが元禄期以降の外貨流出の原因はなんだろう。この件の本はあるのだろうか。
迷走していた台風が動き出した。30日に上陸という。昔ならこのような予想も信じないが最近は数日後の予報が当たるので信じるしかない。
最近ひどくなっている売り場の漏り対策を考える。都知事の会見で豊洲の土壌汚染のことを話していたがその数値は今の築地市場の数値より低いとのこと｡築地の汚染はドウナルノダロウカ｡ガソリンタ－レ－が狭い室内を走駆すれば汚染はある。今まで魚が築地で空気汚染されたという話は聞いていない。
例年なら来年の市場カレンダ－が発表となる。この予定で東日本の農家等が翌年の日程を決める。東京の市場のカレンダ－は生鮮配送業者の日程も決まる。都知事が暴走すれば農家の結婚式の日程も狂うことになる。
2006年（平成18年）8月25日福岡県で公務員が飲酒事故を起こし、幼児が水死した。これは単なる飲酒事故ではなかった。築地の人達には豊洲移転の第一歩となる事故だったと今では言える。当時、2016年の開催地を巡って石原都知事の東京オリンピックと福岡市の開催で国内の統一候補地を選定する日が迫っていた。飲酒事故による影響か最終選考で福岡は僅差で東京に負けた。準備の整っていない東京都は急に動き出した。築地市場の豊洲移転の会議が加速されたのを思い出す。総論ばかりの会議が時間を区切られた会議となった。リオに負けたが豊洲移転のパワ－としてオリンピック開催は会議を加速することを東京都の市場関係者が認識したと思う。「オリンピック開催は錦の御旗になる」
都知事の仕事の大部分は決まった仕事の追認しかない。新たな知事のパフォ－マンスはオリンピック開催が有効であることを確認したとも言える。
今から思うと築地再建案の人達が数回の分割工事案しか提案できなかったのが敗因である。隅田川の川に仮設鉄板駐車場を作り2段階ぐらいで再建しなければ時間がかかって意見のまとまらない築地では無理だったとも言える。ただ隅田川の上を利用するに余程の世論の後押しがなければ無理だったとも言える。
今日より豊洲市場習熟訓練が青果部から始まった。かなりの仲卸の店舗が設備の設置が終わったという。まだ引渡し前につき、傷を付けたら賠償責任があるという。今日のところは市場見学だろう。フォ－クリフト新規購入の補助金のため都税事務所へ行く。京橋税務署も同居している都税事務所も建て替えとなる。もうこの時期になるので今年の税務調査は期限切れとなる。来月になったら書類の梱包が始まる。
東京都中央卸売市場のＨＰにある豊洲市場の動画を見て、青果部の人達の不満が少なく、水産部仲卸の人達の不満が多い理由が解る。狭いとかの問題より、水産部の人達の多様な業態に合わせた施設になっていないからだろう。青果の方は上に上がる階段が設置されているのが動画で解るが水産部は梯子らしきものがある。今の施設にはない買参人通路がある。物流と人の流れを分断するのだろう。馴染みのない施設かもしれない。
トイレは和式から温水便座付洋式トイレとなる。ここが最大の変化だろう。青果部のマンホ－ルにはブドウのマ－クだった。どうやら施設ごとにマンホ－ル図柄が違うようだ。
77日前となった豊洲移転で確認のため東京都中央卸売市場ＨＰのところへ行ったら、豊洲市場の動画があった。事前見学の出来なかったエントランス等はホテルのような風景。市場見学者は今までの汚さと差があるのにびっくりするだろう。比較的綺麗な大田市場と比べていても時代差を感じる。
今日も雨漏りの対処に追われる。豊洲では多分雨漏りはないだろう。
今年の台風は7月上旬まで発生がなく、その後今日までで11号発生し、そのうち3つは上陸したかしそうである。水不足の関東もこれで何とかなりそうである。リオのオリンピックも何とかブラジルの面子を保てそうな結果となりそうだが経済浮揚効果がなさそうである。先進国に引きこもり現象が起きていて、ぱっとしない。
北海道になれない台風で土の下で大きくなる野菜等の被害が心配される。北見はたまねぎの産地で来年が心配だ。今年は国際商品とされる農産物が天候に恵まれて豊作という。農産物もデフレ相場の仲間入り。だだ水産物が乱獲で波乱気味。豊洲の真価が問われるかも知れない。
今年の春には完成した築地魚河岸の施設は予定通り１０月１５日開業となっていると新聞に折り込み広告が入っていた。日曜日の築地場外は豊洲移転を控えてますます混んでいるようだ。観光バスの駐車場も満杯となっている。３個も小さな台風が接近していて、明日は荒れそう。
今年はお盆が年度の締日という感じからオリンピック終了日が年度の締日という感じとなる。秋の商材は２５日から売れるだろう。
台風が３個も東方にあって忙しい天気。盆の在庫もようやく普通在庫となった。暇になるのを予想し、本を借り出す。長崎犯科帳。
築地の場外市場に自転車駐車場が出来そうだ。外国人観光客が自転車で回る風景を見た。週が明ければオリンピックも終わり，築地の移転の決断を都知事が行う。
冷蔵庫の工事が９月中旬に終わる。その後棚の発注となる。図面をみて素人が設計できない。９月から本当にいそがしそうだ。
記録的な18日夕方の雨で売り場には排水能力を超えたため、3ＣＭの浸水。18Ｌ缶で15杯は捨てただろう。本来なら東京都にクレ－ムだろうが移転を控えているので修復時間はないだろう。渇水気味なので恵みの雨だが貯水池には降っていないようだ。盆の売れ行きもオリンピックの影響かパットしないようだ。また1ドル99円台になった。中国に原料代を送金。銀行の中も暇そうだ。
ホ－ムセンタ－でなた豆入り歯磨きが売っていた。1550円。資料として購入。江戸時代浅草で楊枝店というのがあった。今の歯磨き用としての用途があったようだ。浅草の楊枝店が流行ったのは浮世絵に出てくるような美人を揃えて販売競争をしていたりしていた。ある店では売春行為も行われていたという。
当時でも口臭は嫌われていて、もてようとする男の下心をくすぐる楊枝店が浅草で流行ったという。なた豆の本草学の文献では口臭除去はまだ出てこない。今のところ去痰剤として出てくる。山中共古の文献に出てくる遊女の適性検査で使用するなた豆は何を意味するのだろうか。
福神漬の歴史というものがあるならばどうしても上野戦争の経緯とその結果を知らねばならない。特に靖国神社の入り口に立っている大村益次郎を知る必要がある。彼の巧みな戦術で上野戦争は一日で終り、敗者の放火した上野の伽藍も江戸市中にまで広がらなく、西軍の圧勝となった。上野の北東方面の逃亡する道を開け、前日に戦争宣言をし、旧幕府の主力を上野に集結させ、一戦を交えた後砲撃で上野方を敗走させた。梅雨時の雨で（旧暦5月15日は新暦の7月4日頃）放火されても大火にはならないと見越していた。つまり日和見の江戸市民にとって火事による不満が西軍に来ないようにした。
この結果、旧幕府の恩顧を感じる人達が下谷周辺に集まってきたと思われる。新橋・銀座を代表とする新政府の恩恵を受ける人達と幕府を慕う人達が下谷･浅草に集まった。この対立が明治の憲法発布まで続いた。福神漬はこの時期、下谷上野の名産品として創製された。
